メインコンテンツへスキップ

目次

【2026年完全版】OBS Studio 完全マスターガイド|ダウンロードから配信設定まで全て解説

【2026年完全版】OBS Studio 完全マスターガイド|ダウンロードから配信設定まで全て解説

公開日
読了目安20

【2026年完全版】OBS Studio 完全マスターガイド|ダウンロードから配信設定まで全て解説

OBS Studioの配信セットアップイメージ

OBS Studioは、ゲーム配信・実況・録画のすべてをこなせる無料のオープンソース配信ソフトです。YouTubeやTwitchで活躍するストリーマーの大多数がOBSを使用しており、2026年現在もっとも信頼できる配信ツールとして広く支持されています。

しかし、OBSは多機能な反面「設定項目が多すぎてどこから手をつければいいかわからない」という声もよく聞きます。初心者は最初の設定で挫折し、中級者は音声や画質の最適化で悩み、上級者はプラグインやシーン管理で効率化を模索しています。

このガイドでは、OBS Studioのダウンロードから配信開始までを一気通貫で解説します。あなたのレベルや目的に合わせて、必要なセクションから読み進めてください。

この記事でわかること - OBS Studioのダウンロード・インストール方法(Windows/Mac/Linux) - 配信に必要な初期設定と自動設定ウィザードの使い方 - ゲームキャプチャ・ウィンドウキャプチャなど映像ソースの正しい設定方法 - マイク音声の設定とノイズ除去フィルターの活用法 - シーンとソースを使った配信画面の構築テクニック - YouTube Live・Twitch・Kickなどプラットフォーム別の配信設定 - 録画設定と配信との同時実行のコツ - おすすめプラグインとツール連携(StreamElements・棒読みちゃん・VTube Studioなど) - よくあるトラブルの原因と解決方法 - 配信機材(マイク・カメラ・キャプチャーボード)との連携ガイド

OBS Studioとは?なぜ配信者に選ばれるのか

OBS Studio(Open Broadcaster Software)は、2012年に登場して以来、ライブ配信と録画のスタンダードであり続けている無料ソフトウェアです。

OBS Studio 基本情報(2026年3月時点)
価格完全無料(オープンソース)
対応OSWindows 10/11、macOS 12以降、Linux
最新バージョンOBS Studio 31.x系
開発OBS Projectコミュニティ
ライセンスGPLv2
対応プラットフォームYouTube Live / Twitch / Kick / ニコニコ生放送 / ツイキャス / ミルダム 等
公式サイトhttps://obsproject.com

OBSが選ばれる理由は明確です。

  • 完全無料で全機能が使える(課金要素なし)
  • Windows/Mac/Linuxのクロスプラットフォーム対応
  • プラグインで機能を自由に拡張できる
  • 配信と録画を同時に実行可能
  • NVIDIA NVENC / AMD AMFなどハードウェアエンコーダ対応
  • コミュニティが活発で情報が豊富
  • 軽量で安定した動作(Streamlabsと比較して低負荷)
OBSとStreamlabsの違いが気になる方は、まず本記事でOBSの基本を理解してから比較検討するのがおすすめです。OBSの操作に慣れていれば、他のツールへの移行も容易です。

OBSのダウンロードとインストール

ダウンロード手順

OBSは公式サイトからのみダウンロードしてください。非公式サイトからのダウンロードはマルウェアのリスクがあります。

OBS Studioのインストール手順
1
公式サイトにアクセス: ブラウザで [https://obsproject.com](https://obsproject.com) を開く
2
OSを選択してダウンロード: Windows / macOS / Linux から自分のOSを選び、インストーラーをダウンロード
3
インストーラーを実行: ダウンロードしたファイルを開き、画面の指示に従ってインストール(デフォルト設定でOK)
4
初回起動: インストール完了後、OBSを起動すると「自動構成ウィザード」が表示される
5
自動構成ウィザードを実行: 使用目的(配信 or 録画)を選択し、ウィザードに従って基本設定を完了する
注意
macOSの場合、初回起動時に「画面収録」と「マイク」のアクセス許可を求められます。必ず許可してください。許可しないと画面キャプチャやマイク入力が動作しません。設定は「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「画面収録」で後からでも変更できます。

推奨PCスペック

OBSを快適に使うためには、以下のスペックを目安にしてください。

OBS Studio 推奨PCスペック
CPUIntel Core i5 第12世代以上 / AMD Ryzen 5 5600以上
GPUNVIDIA GeForce GTX 1660以上(NVENC対応)/ AMD Radeon RX 5600以上
メモリ16GB以上(配信+ゲーム同時なら32GB推奨)
ストレージSSD必須(録画保存用に500GB以上推奨)
OSWindows 10/11(64bit)またはmacOS 12以降
インターネット上り(アップロード)15Mbps以上
PCスペックに不安がある方は「[配信用PCの選び方ガイド](/blog/streaming-pc-guide-2026)」で詳しく解説しています。低スペックPCでもOBSを動かすコツも紹介しています。

初期設定(自動設定ウィザード)

OBSの初回起動時に表示される「自動構成ウィザード」は、あなたのPC環境に合わせた最適な設定を自動で提案してくれる便利な機能です。

配信目的の選択

ウィザードの最初の画面では、OBSの使用目的を選びます。

  • 配信のために最適化し、録画は二次的に行う → ライブ配信がメインの方
  • 録画のために最適化し、配信は行わない → 動画制作がメインの方

ほとんどの配信者は前者を選択してください。

解像度とFPSの設定

ウィザードが自動で検出したベース解像度(モニターの解像度)と出力解像度が表示されます。

設定項目推奨値説明
ベース(キャンバス)解像度1920x1080モニターのネイティブ解像度
出力(スケーリング)解像度1920x1080 or 1280x720配信に送出する解像度
FPS(フレームレート)60fps(ゲーム配信)/ 30fps(雑談配信)高いほど滑らかだがPC負荷増
注意
PCスペックに余裕がない場合は、出力解像度を1280x720(720p)に設定しましょう。720p/60fpsは多くの視聴者にとって十分な画質で、配信の安定性が大幅に向上します。

ビットレート設定

ビットレートは配信の画質を左右する最重要パラメータです。高すぎるとアップロード帯域が不足してカクつき、低すぎると画質が劣化します。

解像度FPS推奨ビットレート
1080p60fps6,000〜8,000 Kbps
1080p30fps4,500〜6,000 Kbps
720p60fps3,500〜5,000 Kbps
720p30fps2,500〜4,000 Kbps

最適なビットレートは回線速度やプラットフォームの上限によって異なります。配信ビットレート計算機 を使えば、あなたの環境に合った値を自動で算出できます。


映像ソースの設定

OBSで配信画面を作るには「ソース」を追加します。ソースとは、配信画面に映す映像や画像の素材のことです。ここでは主要な映像ソースの種類と設定方法を解説します。

ゲームキャプチャ

PCゲームの映像を取り込む最も効率的な方法です。DirectX / OpenGL / Vulkanに対応しています。

ゲームキャプチャの設定手順
1
ソース欄の「+」ボタンをクリック → 「ゲームキャプチャ」を選択
2
名前を入力して「OK」を押す
3
「モード」で「特定のウィンドウをキャプチャ」を選択(推奨)
4
「ウィンドウ」ドロップダウンから配信したいゲームを選択
5
「OK」で設定を確定し、プレビューでゲーム画面が表示されることを確認
ゲームキャプチャがうまく動作しない場合は「ウィンドウキャプチャ」を試してください。特にブラウザゲームやストアアプリのゲームはウィンドウキャプチャの方が安定する場合があります。

ウィンドウキャプチャ

特定のアプリケーションウィンドウを取り込みます。ゲームキャプチャが使えない場合の代替として有効です。

設定方法はゲームキャプチャとほぼ同じですが、「ウィンドウ」ドロップダウンからキャプチャしたいアプリを選択します。

画面キャプチャ(ディスプレイキャプチャ)

モニター全体をそのまま取り込みます。デスクトップ全体を見せたい場合や、複数のアプリケーションを切り替えながら解説する場合に便利です。

注意
画面キャプチャは個人情報(通知、デスクトップアイコン、ブックマークバーなど)が映り込む危険があります。配信前に不要な通知をオフにし、デスクトップを整理しておきましょう。Windows 11では「集中モード」、macOSでは「おやすみモード」を有効にするのがおすすめです。

映像キャプチャデバイス(カメラ)

ウェブカメラやキャプチャーボードの映像を取り込みます。顔出し配信やSwitch・PS5などのコンソールゲーム配信で使用します。

ブラウザソース

HTMLページをOBS内に直接表示する機能です。チャット欄やアラート、ウィジェットの表示に使います。

StreamElementsやStreamlabsのアラートURL、チャットオーバーレイURLをブラウザソースに貼り付けることで、配信画面にリアルタイムのインタラクション要素を追加できます。

チャット表示のカスタマイズについては OBSチャットCSSジェネレーター で簡単にスタイルを生成できます。


音声設定

音声は映像以上に配信の品質を左右します。視聴者は画質の低さは許容しても、音質の悪さはすぐに離脱の原因になります。

マイク設定の基本

OBSの「設定」→「音声」で、マイクデバイスを正しく指定します。

マイクの基本設定
1
OBSメニューから「設定」→「音声」を開く
2
「グローバル音声デバイス」セクションの「マイク音声」に使用するマイクを選択
3
「OK」を押して設定画面を閉じる
4
OBSメイン画面の音声ミキサーで、マイクの音量レベルが反応していることを確認
5
テスト配信または録画をしてマイク音声が正しく入力されているか確認

マイクの音声フィルター設定やゲインの調整など、より詳しい設定は OBSマイク設定完全ガイド で解説しています。

デスクトップ音声

ゲーム音やBGMなど、PC内部の音を配信に乗せるための設定です。

  • Windows: 「設定」→「音声」→「グローバル音声デバイス」→「デスクトップ音声」を「既定」に設定
  • macOS: macOSではデスクトップ音声を直接キャプチャできないため、BlackHoleSoundflowerなどの仮想オーディオデバイスが必要です

音声ミキサーの使い方

OBSメイン画面の下部にある音声ミキサーでは、各音声ソースの音量を個別に調整できます。

操作方法
音量調整スライダーをドラッグ
ミュートスピーカーアイコンをクリック
詳細設定歯車アイコン →「フィルタ」「プロパティ」「オーディオの詳細プロパティ」
音声ミキサーの音量メーターが黄色〜赤色の範囲に常時入っている場合は音量が大きすぎます。通常の話し声で緑〜黄色の境界付近を行き来するのが適正な音量レベルです。

ノイズフィルター

キーボードの打鍵音、エアコンの稼働音、外の環境音など、配信の妨げになるノイズを除去するフィルターをOBSで設定できます。

主なノイズ除去フィルター:

フィルター名特徴おすすめ度
RNNoiseAI ベースのノイズ除去。OBS内蔵。CPU負荷低初心者向け
NVIDIA Noise RemovalNVIDIA GPU専用。高精度NVIDIA GPU所有者向け
Speex従来型のノイズ除去。軽量だが精度は低め低スペックPC向け

ノイズ除去の詳しい設定手順は OBSノイズ除去設定ガイド を参照してください。

BGMの追加

配信にBGMを追加する方法は複数あります。

OBSでBGMを流す基本手順
1
ソース欄の「+」→「メディアソース」を選択
2
ローカルのBGMファイル(mp3/ogg/flac等)を選択
3
「ループ(繰り返し)」にチェックを入れる
4
音声ミキサーでBGMの音量をマイクの邪魔にならないレベル(-20dB〜-30dB程度)に調整

著作権フリーBGMの探し方やOBSでの再生設定の詳細は 配信BGM設定ガイド で解説しています。


シーンとソースの管理

シーンの概念

OBSの「シーン」は、配信画面のレイアウトを保存するプリセットです。複数のシーンを事前に用意しておくことで、配信中にワンクリックで画面構成を切り替えられます。

よく使うシーン構成の例:

シーン名用途含めるソース
待機画面配信開始前待機用画像、BGM、カウントダウンタイマー
ゲーム配信メイン配信画面ゲームキャプチャ、カメラ(PiP)、チャット欄
雑談カメラメイン画面カメラ(全画面)、背景画像
BRB(離席中)一時離席離席画像、BGM
エンディング配信終了エンディング画像、クレジット

シーン切り替えのテクニック

配信中にシーンを切り替える方法はいくつかあります。

  • マウスクリック: シーン欄のシーン名をクリック(最もシンプル)
  • ホットキー: 「設定」→「ホットキー」でシーンごとにショートカットキーを割り当て
  • Stream Deck: 物理ボタンでワンタッチ切り替え(後述)
  • 自動シーンスイッチャー: 「ツール」→「自動シーンスイッチャー」で、アクティブウィンドウに応じた自動切り替え
ホットキーの割り当てが配信画面に影響しないよう、一般的なショートカット(Ctrl+C、Alt+Tabなど)とは被らないキーを選びましょう。F13〜F24キーやNumpadキーの組み合わせが安全です。

トランジション効果

シーン切り替え時のトランジション(移行効果)を設定できます。

  • カット: 瞬時に切り替え(デフォルト)
  • フェード: じわっと切り替わる(300〜500ms推奨)
  • スライド: スライドインで切り替え
  • スティンガー: カスタム動画を使った切り替え(プロ向け)

トランジションの詳細設定は「シーントランジション」欄の歯車アイコンから行えます。


配信プラットフォーム別設定

YouTube Live

YouTube Live配信の接続手順
1
YouTube Studioにログインし、「ライブ配信を開始」→「エンコーダ配信」を選択
2
「ストリームキー」をコピー
3
OBSの「設定」→「配信」で「サービス」を「YouTube - RTMPS」に設定
4
「ストリームキー」欄にコピーしたキーを貼り付け
5
「適用」→「OK」で設定完了
6
OBSメイン画面の「配信開始」ボタンを押すとYouTubeに映像が送信される
設定項目YouTube Live推奨値
ビットレート4,500〜8,000 Kbps(1080p時)
キーフレーム間隔2秒
エンコーダNVENC(NVIDIA)/ x264(CPU)
音声ビットレート128〜320 Kbps

Twitch

Twitch配信の接続手順
1
OBSの「設定」→「配信」で「サービス」を「Twitch」に設定
2
「アカウント接続(推奨)」をクリックしてTwitchアカウントでログイン
3
または「ストリームキーを使う」を選んでTwitchダッシュボードからキーをコピー&ペースト
4
「適用」→「OK」で設定完了
注意
Twitchのビットレート上限は非パートナーの場合6,000 Kbpsです。それ以上に設定すると、一部の視聴者が視聴できなくなる可能性があります。Twitchパートナー以外の方は6,000 Kbps以下を推奨します。

Kick

Kickの配信設定はTwitchと似ています。

  • OBSの「設定」→「配信」→「サービス」で「Kick」を選択(OBS 30以降で対応)
  • またはRTMPサーバーURLとストリームキーを手動入力
  • Kickのビットレート上限は比較的高め(8,000 Kbps推奨)

同時配信の方法

複数のプラットフォームに同時に配信する方法は大きく2つあります。

方法メリットデメリット
Restream.io等の同時配信サービスPCの負荷が増えない一部有料。遅延が増える場合あり
OBSの「出力」設定で複数のRTMP先を指定外部サービス不要PCの上り帯域・CPU負荷が倍増

配信プラットフォームの選び方や各プラットフォームの特徴については 配信の始め方ガイド も参考にしてください。


録画設定

配信と録画の同時実行

OBSでは配信を行いながら同時に録画を保存できます。アーカイブ動画を高画質で残したい場合や、切り抜き動画の素材として使いたい場合に便利です。

「設定」→「出力」→「出力モード:詳細」に切り替えると、「配信」タブと「録画」タブをそれぞれ独立して設定できます。

録画は配信と異なり、帯域の制限がないため高ビットレートで保存できます。配信は6,000 Kbpsでも、録画は20,000〜50,000 Kbpsに設定すれば高画質な素材が残せます。切り抜き動画の作成を考えている方は「[切り抜き動画の編集コスト削減ガイド](/blog/clip-video-editing-cost-saving)」もご覧ください。

録画品質の設定

設定項目推奨値
録画フォーマットMKV(配信中の停電・クラッシュでもファイルが壊れにくい)
エンコーダNVENC(GPU)を推奨。CPUへの追加負荷がほぼゼロ
レート制御CQP(品質固定)- 値は18〜23が目安(小さいほど高画質)
音声ビットレート320 Kbps
注意
録画フォーマットにMP4を選ぶと、配信中にOBSがクラッシュした場合にファイルが破損します。MKVで録画し、配信後に「ファイル」→「録画の再多重化」でMP4に変換する方法が安全です。

リプレイバッファ

リプレイバッファは、常に直近の数十秒〜数分間の映像をメモリに保持し、ホットキーを押した瞬間にその映像を動画ファイルとして保存する機能です。ゲームの名場面やハイライトを逃さず保存できます。

設定方法:「設定」→「出力」→「リプレイバッファ」→「リプレイバッファを有効にする」にチェック → 最大保持時間(秒)を設定


OBSプラグイン・ツール連携

OBSの真価はプラグインや外部ツールとの連携で発揮されます。ここでは配信者に人気のプラグイン・連携ツールを紹介します。

StreamElements / Streamlabs連携

アラート(フォロー通知・投げ銭通知等)やチャットボックスをOBSの配信画面に表示するための定番ツールです。

StreamElementsオーバーレイの追加方法
1
StreamElements(https://streamelements.com)にアカウント登録してログイン
2
「My overlays」からオーバーレイを作成またはテンプレートを選択
3
オーバーレイURLをコピー
4
OBSでソース「+」→「ブラウザ」を追加し、URLを貼り付け
5
幅・高さを配信解像度に合わせて設定(例:1920x1080)

棒読みちゃん連携

視聴者のコメントを音声で読み上げるツールです。ゲームプレイ中でもコメントを確認できるため、多くの日本人配信者が活用しています。

導入から設定までの詳細は 棒読みちゃん設定ガイド で解説しています。

VTube Studio連携

VTuberとしてLive2Dアバターを使って配信する場合は、VTube Studioで表示したアバターをOBSに取り込みます。

VTube StudioをOBSに取り込む方法
1
VTube Studio側で「背景」を透過(緑色)に設定
2
OBSでソース「+」→「ゲームキャプチャ」または「ウィンドウキャプチャ」でVTube Studioを選択
3
右クリック→「フィルタ」→「クロマキー」を追加して緑背景を透過
4
またはVTube Studioの「Spout2」出力を使えばフィルター不要で透過取り込みが可能

VTube Studioの初期設定からOBS連携までは VTube Studio設定ガイド で詳しく解説しています。

Stream Deck連携

Elgato Stream Deckは、物理ボタンでOBSの操作を行える便利デバイスです。シーン切り替え、ミュート、録画の開始/停止などをワンボタンで実行できます。

OBSとの連携はStream Deckソフトウェアの「OBS Studio」プラグインをインストールするだけで完了します。WebSocket経由で接続するため、OBSの「ツール」→「WebSocket サーバー設定」でWebSocketを有効にしてください。


トラブルシューティング

OBSで発生しやすいトラブルとその対処法を一覧にまとめます。

配信が重い・カクつく

配信カクつきの原因チェックリスト
エンコーダが「x264(CPU)」になっていないか → NVENCやAMFに変更
出力解像度が1080pで、PCスペックが不足していないか → 720pに変更
ビットレートがインターネット上り速度を超えていないか → 速度テストで確認
ゲームの描画設定が最高画質になっていないか → 中〜高画質に変更
バックグラウンドで重いアプリ(Chrome多タブ等)が動いていないか → 閉じる
OBSの「プロセス優先度」が「通常」のままになっていないか → 「高」に変更

音声が聞こえない

音声トラブルの主な原因と対策:

症状原因対策
マイクの音が入らないデバイス選択ミス「設定」→「音声」でマイクデバイスを再選択
ゲーム音が入らないデスクトップ音声が無効「設定」→「音声」→「デスクトップ音声」を「既定」に
音が二重に聞こえるモニタリングが有効「編集」→「オーディオの詳細プロパティ」→「音声モニタリング」を「モニターオフ」に
特定のソースだけ音が出ないミュートされている音声ミキサーのスピーカーアイコンを確認

より詳しいトラブル対応は OBSトラブルシューティング完全版 で網羅しています。

画面が真っ暗

ゲームキャプチャや画面キャプチャで映像が映らない場合の対処法:

画面が真っ暗な場合の対処手順
1
OBSを管理者権限で実行してみる(右クリック→「管理者として実行」)
2
ゲームキャプチャの場合:モードを「フルスクリーンアプリケーションをキャプチャ」に変更してみる
3
Windows設定で「グラフィックスの設定」を開き、OBSをゲームと同じGPU(高パフォーマンス)に設定
4
ウィンドウキャプチャまたは画面キャプチャに切り替えて動作確認
5
OBSを最新バージョンに更新する
危険
「管理者として実行」でOBSを起動すると、一部のドラッグ&ドロップ操作が無効になります。画面キャプチャの問題が解決したら、通常起動に戻すことをおすすめします。

OBSで使える便利テクニック

チャットオーバーレイ

配信画面にYouTubeやTwitchのチャットを重ねて表示するテクニックです。視聴者に「自分のコメントが配信に映っている」という一体感を与えられます。

チャット欄のフォント・色・背景透明度などをカスタマイズしたい方は、OBSチャットCSSジェネレーター で簡単にCSSを生成できます。

時計オーバーレイ

配信画面にリアルタイムの時計を表示するテクニックです。長時間配信や耐久配信で活躍します。

OBS時計ツール を使えば、ブラウザソースに貼るだけで配信画面に時計を追加できます。

オーバーレイデザイン

統一感のあるオーバーレイは配信のクオリティを大きく引き上げます。配信画面のフレーム、待機画面、情報パネルなどをデザインで統一しましょう。

デザインのコツについては 配信オーバーレイの作り方 で詳しく解説しています。


配信機材との連携

OBSはソフトウェアですが、配信のクオリティは接続する機材にも大きく左右されます。OBSと組み合わせて使いたい配信機材を紹介します。

おすすめマイク

音質は配信の第一印象を決定づける最重要要素です。USB接続のコンデンサーマイクがコスパと手軽さで入門には最適です。

配信用マイクの選び方ポイント
接続方式USB(初心者向け)/ XLR(上級者向け)
指向性単一指向性(カーディオイド)がおすすめ
周波数特性20Hz〜20kHz以上
サンプリングレート48kHz / 96kHz
必要な周辺機器マイクアーム、ポップフィルター

詳しい選び方とおすすめ製品は OBSマイク設定完全ガイド でOBSでの設定と併せて解説しています。

おすすめキャプチャーボード

Nintendo SwitchやPlayStation 5の映像をOBSに取り込むにはキャプチャーボードが必要です。USB接続型が手軽で、内蔵型(PCIe)はより低遅延です。

キャプチャーボードの選び方と接続方法は キャプチャーボード完全ガイド で詳しく解説しています。

グリーンバック

背景を透過して自分の映像だけを配信画面に合成する「クロマキー合成」には、グリーンバック(グリーンスクリーン)が必要です。OBSの「フィルタ」→「クロマキー」機能と組み合わせて使います。

選び方から設置のコツまでは グリーンバック完全ガイド をご覧ください。

配信環境の整備

長時間の配信では椅子やデスク環境も重要です。疲労は配信パフォーマンスに直結します。

配信に最適なゲーミングチェアの選び方は ゲーミングチェアの選び方ガイド で解説しています。


まとめ

OBS Studio 完全マスターガイドのまとめ

  • OBS Studioは完全無料のオープンソース配信ソフト。Windows/Mac/Linuxに対応
  • 自動構成ウィザードで初期設定は簡単に完了できる。解像度は720p/60fpsから始めるのが安心
  • 映像ソースはゲームキャプチャを第一候補に。うまくいかない場合はウィンドウキャプチャを試す
  • 音声設定はマイクの選択とノイズフィルター設定が最重要。RNNoiseから始めよう
  • シーン管理で待機画面・配信画面・離席画面を事前に用意しておくとプロ感がアップ
  • プラットフォームごとの設定はストリームキーの設定がメイン。ビットレート上限に注意
  • 録画は MKV形式で保存し、後からMP4に変換するのが安全
  • プラグインとツール連携でアラート・読み上げ・VTuberアバターなどを追加
  • トラブルが起きたら本ガイドのトラブルシューティングを確認。それでも解決しない場合はOBS公式フォーラムへ

次のステップ

OBSの基本設定が完了したら、以下のステップで配信をレベルアップしましょう。

OBS設定後のステップ
テスト配信をして映像・音声が正常か確認する
ノイズ除去フィルターを設定して音質を向上させる
配信用のシーンを3つ以上作成する(待機・本編・エンド)
オーバーレイを追加して配信画面のデザインを整える
チャット読み上げ(棒読みちゃん等)を導入して視聴者とのコミュニケーションを強化する
録画設定を最適化して切り抜き動画用の素材も同時に保存する
ホットキーを設定して配信中の操作を効率化する

OBSの操作に慣れてきたら、配信テクニックや視聴者獲得の戦略も学んでいきましょう。配信の始め方完全ガイド では、プラットフォーム選びから最初の視聴者を集めるまでのロードマップを解説しています。


画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • 配信セットアップイメージ: Photo by Cesar Abner Martinez Aguilar on Unsplash

よくある質問

QOBS Studioは完全に無料で使えますか?
A
はい、OBS Studioは100%無料のオープンソースソフトウェアです。Windows・Mac・Linuxすべてで無料で利用でき、機能制限や課金要素は一切ありません。公式サイト(obsproject.com)からダウンロードできます。
QOBSで配信と録画を同時にできますか?
A
はい、OBSでは配信と録画を同時に実行できます。「設定」→「出力」タブで配信と録画をそれぞれ独立して設定でき、録画は配信よりも高ビットレートで保存することも可能です。
QOBSが重くてカクつく場合の対処法は?
A
まずエンコーダをx264からNVENC(NVIDIA GPU)やAMF(AMD GPU)に変更してみてください。それでも改善しない場合は、出力解像度を1280x720に下げる、フレームレートを30fpsに変更する、不要なソースを削除するなどの方法が有効です。
QOBSとStreamlabsの違いは何ですか?
A
OBS Studioは純粋な配信ソフトで軽量・安定性に優れています。Streamlabs(旧Streamlabs OBS)はOBSベースにアラート・チャットボックスなどの機能を統合したもので便利ですが、その分PCへの負荷が高くなります。初心者はまずOBS Studioから始めるのがおすすめです。
QMacでもOBSは問題なく使えますか?
A
はい、macOS版OBSも安定して動作します。ただし初回起動時に画面キャプチャの権限設定(システム環境設定→プライバシーとセキュリティ→画面収録)が必要です。Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)にもネイティブ対応しています。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

この記事と一緒に使いたいツール

あわせて読みたい

こちらの記事もおすすめ