【2026年版】配信オーバーレイの作り方|Canva・Figmaで無料デザイン
序章:配信の「顔」を作ろう
配信を始めたばかりの頃、誰もが一度は思うはずです。
「有名配信者みたいに、かっこいい配信画面にしたい…でもデザインなんてできない」
安心してください。2026年現在、デザイン経験ゼロでも、無料ツールだけでプロ顔負けのオーバーレイが作れる時代です。しかも、専門的な知識は一切不要。テンプレートをカスタマイズするだけでも、十分にオリジナリティあふれる配信画面が完成します。
本記事では、代表的な無料デザインツール「Canva」と「Figma」を使った配信オーバーレイの作り方を、初心者でも分かるように徹底解説します。
- テンプレートのカスタマイズ方法
- ゼロから自作する手順
- OBSへの設定方法
- デザインのコツと注意点
これを読めば、今日から「見られる配信」「覚えてもらえる配信」ができるようになります。
1. オーバーレイとは?配信における役割
オーバーレイの基本概念
「オーバーレイ(Overlay)」とは、配信画面の上に重ねて表示するグラフィック要素のことです。
具体的には以下のような要素を指します:
- ウェブカメラフレーム:顔出し配信の際、カメラ映像を囲む枠
- チャット欄背景:視聴者のコメントを表示するエリアの装飾
- 配信者情報パネル:名前、SNSアカウント、現在のゲームタイトルなど
- 寄付・フォローアラート:スーパーチャットやフォロー通知の演出
- 画面下部バー(ローワーサード):常時表示される情報バー
- トランジション画面:「休憩中」「まもなく開始」などの全画面表示
これらを組み合わせることで、配信画面全体に統一感が生まれ、視聴者にとって見やすく、印象に残る配信になります。
なぜオーバーレイが重要なのか
オーバーレイがもたらす3つの価値
- ブランディング:あなたの配信だと一目で分かる「顔」になる
- 情報伝達:視聴者が知りたい情報をスマートに表示できる
- プロフェッショナル感:「本気でやってる感」が伝わり、信頼度が上がる
逆に、オーバーレイがない配信は「始めたばかりの素人」という印象を与えがちです。特に競争が激しいゲーム配信や雑談配信では、第一印象で視聴者が離脱してしまうこともあります。
2. Canva vs Figma:どちらを選ぶべき?
比較表:CanvaとFigmaの違い
| 項目 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| 難易度 | 初心者向け(直感的) | 中級者向け(やや専門的) |
| テンプレート | 超豊富(配信用も多数) | 少なめ(コミュニティ依存) |
| カスタマイズ性 | 制約あり(グリッド機能が弱い) | 自由度が高い(ピクセル単位) |
| 透過PNG書き出し | ○(無料プランでも可能) | ○(無料プランでも可能) |
| 共同編集 | △(Pro以上) | ◎(無料プランでも可能) |
| 価格 | 無料〜(Pro: 1,500円/月) | 無料〜(有料プランは企業向け) |
| おすすめ用途 | テンプレート活用、スピード重視 | 細部までこだわる、チーム作業 |
どちらを選ぶべきか
こんな人にはCanvaがおすすめ
- デザイン初心者
- とにかく早く配信画面を整えたい
- テンプレートから選びたい
- 他のSNS用素材もまとめて作りたい
こんな人にはFigmaがおすすめ
- 細かいデザイン調整がしたい
- 複数人でデザインを共同編集したい
- 将来的にWebデザインなども学びたい
- 完全オリジナルのデザインを作りたい
結論:迷ったらCanvaから始めましょう。慣れてきたらFigmaに移行するのもアリです。
3. Canvaでオーバーレイを作る(初心者向け)
準備:Canvaアカウント登録
- Canva公式サイトにアクセス
- 「無料で始める」をクリック
- Googleアカウントまたはメールアドレスで登録
- 無料プランのままでOK(Pro版は14日間無料体験あり)
ステップ1:テンプレートを探す
Canvaには「配信オーバーレイ」専用のテンプレートが多数用意されています。
- Canvaのホーム画面で「デザインを作成」をクリック
- 検索バーに「Twitch Overlay」「Stream Overlay」「配信画面」などと入力
- または、カスタムサイズで「1920 x 1080 px」を指定して空白キャンバスを作成
おすすめ検索キーワード
- 「Twitch overlay」
- 「Gaming overlay」
- 「YouTube stream overlay」
- 「配信画面 テンプレート」
気に入ったテンプレートをクリックすると、編集画面が開きます。
ステップ2:テンプレートをカスタマイズする
テンプレートをそのまま使うのではなく、自分だけのオリジナルに変えていきましょう。
色を変える
- 変更したい要素(背景、フレームなど)をクリック
- 画面上部のカラーパレットから好きな色を選択
- または「カラーコード」を直接入力(例:
#FF5733)
配信で映える色選びのコツ
- ゲーム画面と被らない色を選ぶ(暗いゲームなら明るい色、派手なゲームなら落ち着いた色)
- メインカラーは2〜3色に絞る(ごちゃごちゃすると見づらい)
- コントラストを意識(背景が暗いなら文字は明るく)
テキストを変える
- テキスト部分をクリック
- 自分の配信者名、SNSアカウント、キャッチフレーズなどに書き換え
- フォントを変更したい場合は、上部の「フォント」ドロップダウンから選択
不要な要素を削除、追加する
- 不要な要素:クリックして選択 → Delete キー
- 要素を追加:左メニューの「素材」から図形、アイコン、ステッカーなどを検索
ステップ3:透過PNGで書き出す
オーバーレイとして使うには、背景を透明にした画像として保存する必要があります。
- 画面右上の「共有」→「ダウンロード」をクリック
- ファイル形式で「PNG」を選択
- 「透過背景」にチェックを入れる(★重要)
- 「ダウンロード」をクリック
注意:無料プランでも透過背景のPNGは書き出せますが、一部のPro専用素材を使っている場合は書き出せないことがあります。その場合は、素材を無料のものに差し替えてください。
ステップ4:OBSに設定する
ダウンロードしたPNG画像を、配信ソフト(OBS Studio)に読み込みます。
- OBS Studioを開く
- 「ソース」パネルの「+」をクリック
- 「画像」を選択
- 「参照」からダウンロードしたPNGファイルを選択
- プレビュー画面でサイズや位置を調整
これでオーバーレイが配信画面に表示されます!
4. Figmaでオーバーレイを作る(カスタマイズ重視)
準備:Figmaアカウント登録
- Figma公式サイトにアクセス
- 「Get started for free」をクリック
- Googleアカウントまたはメールアドレスで登録
- ブラウザ版でもデスクトップアプリ版でもOK
ステップ1:新規ファイルを作成
- Figmaのダッシュボードで「New design file」をクリック
- 左メニューの「Frame」ツール(または「F」キー)を選択
- 右パネルで幅「1920」、高さ「1080」を入力してフレームを作成
これで1920x1080pxのキャンバスが完成です。
ステップ2:パーツを作る
Figmaでは、図形ツールを組み合わせてデザインを作ります。
長方形でベース を作る
- 「R」キーを押して長方形ツールを選択
- キャンバス上でドラッグして四角形を描く
- 右パネルの「Fill」で色を設定
- 「Stroke」で枠線の色と太さを設定
角丸にする
右パネルの「Corner radius」に数値を入力すると、角が丸くなります(例:20px)。
グラデーションを適用する
- 右パネルの「Fill」カラー選択部分をクリック
- 「Solid」を「Linear」(グラデーション)に変更
- グラデーションの色と方向を調整
テキストを追加する
- 「T」キーを押してテキストツールを選択
- キャンバス上をクリックして文字を入力
- 右パネルでフォント、サイズ、色を調整
Figmaでよく使うショートカット
- R:長方形ツール
- O:円ツール
- T:テキストツール
- V:選択ツール
- Ctrl + D:複製
- Ctrl + G:グループ化
ステップ3:レイヤーを整理する
デザインが複雑になってきたら、レイヤーをグループ化して整理しましょう。
- 複数のレイヤーを選択(Shiftを押しながらクリック)
- 「Ctrl + G」でグループ化
- グループ名を「Webcam Frame」「Chat Box」など分かりやすい名前に変更
ステップ4:透過PNGで書き出す
- 書き出したいフレームまたはレイヤーを選択
- 右パネル下部の「Export」セクションで「+」をクリック
- フォーマットを「PNG」に設定
- 「Export [名前]」をクリック
Figmaは自動的に透過PNGとして書き出されます(背景が透明なら)。
ポイント:背景を透明にしたい場合は、フレームやグループの背景色(Fill)を削除しておいてください。
5. ゼロから作る!実践デザイン例
「テンプレートじゃ物足りない!完全オリジナルを作りたい!」という方のために、具体的なデザイン例を紹介します。
例1:シンプルな配信者情報バー(ローワーサード)
デザインコンセプト:画面下部に常時表示する、配信者名とSNSアカウントを表示するバー
Canvaでの作り方
- カスタムサイズ「1920 x 200 px」で新規作成
- 長方形を配置し、幅を1920px、高さを100pxに設定
- 背景色を半透明の黒(例:
#000000、不透明度70%)に設定 - テキストで配信者名を左側に配置(白文字、太字)
- SNSアイコン(左メニュー「素材」から「Twitter」「YouTube」などを検索)を右側に配置
- 透過PNGで書き出し
Figmaでの作り方
- フレーム作成:1920 x 200 px
- 長方形ツール(R)で背景バーを作成
- Fill:
#000000、Opacity:70% - テキストツール(T)で配信者名を入力
- アイコンは「Plugins」→「Iconify」などで検索して挿入
- Export → PNG
例2:ウェブカメラフレーム
デザインコンセプト:カメラ映像を囲む装飾フレーム(四隅に角丸の枠)
共通の作り方
- キャンバスサイズ:640 x 480 px(またはカメラ映像のサイズに合わせる)
- 中央に長方形を配置し、角丸に設定
- Fillを削除(透明にする)
- Strokeで枠線を設定(色、太さ)
- 四隅に装飾用の小さな図形(三角形、円など)を配置
- 配信者名やロゴを隅に小さく配置
- 透過PNGで書き出し
デザインのコツ
- カメラ映像を遮らないよう、枠は細めに
- 装飾は四隅に限定し、中央は邪魔しない
- 配信全体のカラーテーマと統一する
6. デザインで差をつける!プロ級のコツ
配色理論を味方につける
配信で映える配色の黄金ルール
- 60-30-10の法則:メインカラー60%、サブカラー30%、アクセントカラー10%
- 補色を活用:色相環で反対側の色を組み合わせると目立つ(例:青と橙)
- 明度差をつける:背景とテキストは明度差を大きくして可読性を確保
おすすめの配色ツール:
- Coolors:ランダム配色生成
- Adobe Color:カラーホイールで調和の取れた配色を作成
フォント選びで印象が変わる
配信におすすめのフォント(日本語)
- Noto Sans JP:読みやすく、どんなジャンルにも合う
- 源ノ角ゴシック:力強い印象、ゲーム配信向き
- M PLUS Rounded 1c:柔らかい印象、雑談配信向き
避けたほうが良いフォント
- 明朝体(配信画面では読みにくい)
- 装飾的すぎる手書き風フォント(情報が頭に入りにくい)
- 細すぎるフォント(画面越しでは見えにくい)
レイアウトの基本原則
見やすいレイアウトの4原則
- 近接:関連する要素は近くに配置
- 整列:要素を揃えて配置(左揃え、中央揃えなど)
- 反復:同じデザイン要素を繰り返して統一感を出す
- 対比:重要な要素を大きく、目立つ色にして強調
アニメーションで差をつける(応用編)
静止画オーバーレイに慣れたら、動くオーバーレイにも挑戦してみましょう。
Canvaでできる簡単アニメーション:
- Canvaで作成したデザインに「アニメートを適用」機能を使う
- 「フェード」「スライド」「ポップ」などの動きを選択
- MP4形式で書き出し
- OBSで「メディアソース」として読み込む
本格的なアニメーション:
- After Effects:プロレベルのアニメーションが作れる(有料、学習コスト高)
- Streamlabs:配信者向けウィジェット(アラート、チャットボックスなど)が無料で使える
7. よくあるトラブルと解決法
トラブル1:透過PNGが透過されていない
原因:背景レイヤーが残っている、または書き出し設定が間違っている
解決法:
- Canva:「透過背景」にチェックが入っているか確認
- Figma:フレームの背景Fillを削除してから書き出し
- OBS:画像ソースのプロパティで「透明度」が100%になっているか確認
トラブル2:画質が荒い
原因:書き出し解像度が低い、または圧縮されている
解決法:
- デザイン時のキャンバスサイズを必ず1920x1080px(またはそれ以上)に設定
- 書き出し時の解像度設定を確認(Canva Proなら2倍解像度で書き出し可能)
- OBSで画像ソースのサイズを「元のサイズ」に設定
トラブル3:文字が読みにくい
原因:コントラスト不足、フォントサイズが小さい
解決法:
- 文字の背景に半透明のボックスを配置
- テキストに「縁取り」(Stroke)を追加
- フォントサイズを大きくする(最低でも24px以上推奨)
トラブル4:OBSでオーバーレイの位置がずれる
原因:画像サイズと配信解像度が一致していない
解決法:
- OBSの「設定」→「映像」で出力解像度を確認(1920x1080推奨)
- 画像ソースを右クリック→「変換」→「画面に合わせる」
8. 無料で使える素材・リソース集
デザイン素材サイト
商用利用OKの無料素材サイト
- Unsplash:高品質な写真素材
- Pexels:写真・動画素材
- Flaticon:アイコン素材(要クレジット表記、または有料プラン)
- Google Fonts:無料フォント
配信オーバーレイ専門サイト
- Nerd or Die:無料&有料の配信オーバーレイパック
- OWN3D:プロ品質のオーバーレイ、アラート(一部無料)
- Streamlabs Themes:Streamlabs OBS用のテーマパック
コミュニティ・テンプレート
- Figma Community:他のデザイナーが作ったFigmaテンプレートを無料で複製できる
- Canva Template:Canva内で「Stream Overlay」で検索
9. まとめ:あなただけの配信画面を作ろう
配信オーバーレイは、視聴者に与える第一印象を大きく左右する重要な要素です。しかし、高額なデザイナーに依頼したり、複雑なソフトを学んだりする必要はありません。
CanvaとFigmaという無料ツールを使えば、今日からすぐにプロ級のオーバーレイが作れます。
この記事で学んだこと
- オーバーレイの役割と重要性
- CanvaとFigmaの選び方と使い分け
- テンプレートのカスタマイズ方法
- ゼロから作る実践的な手順
- デザインのコツとプロ級テクニック
- よくあるトラブルの解決法
まずはテンプレートをカスタマイズすることから始めてみてください。慣れてきたら、少しずつ自分だけのオリジナル要素を追加していきましょう。
デザインは「センス」ではなく「知識」と「練習」です。何度も作り直して、視聴者の反応を見ながら改善していくことで、必ず「あなたらしい」配信画面が完成します。
さあ、今日からあなたの配信を、次のレベルへ引き上げましょう!
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