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【保存版】デザイン用語がわからない!初心者が最初に覚えるべき30個の基本用語を解説

【保存版】デザイン用語がわからない!初心者が最初に覚えるべき30個の基本用語を解説

公開日
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デザインの本を読んでも専門用語が多すぎてわからない...」「デザイナーと話していても用語が理解できない」「カーニング?トンマナ?何それ?

そんな悩みを抱えていませんか?

デザインの世界には独特の専門用語がたくさんあり、これを知らないと本を読んでも、動画を見ても、スクールの授業を受けても、なかなか理解が進みません。

この記事では、デザイン初心者が最初に覚えるべき30個の基本用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。

この記事でわかること - 文字・タイポグラフィの基本用語(10個) - 色彩・カラーの基本用語(8個) - レイアウト・構成の基本用語(7個) - Web・UIデザインの基本用語(5個) - 用語を効率的に覚える方法

文字・タイポグラフィの基本用語(10個)

タイポグラフィイメージ

デザインにおいて「文字」は非常に重要な要素です。まずは文字に関する用語を覚えましょう。

1. カーニング(Kerning)

文字と文字の間隔を個別に調整すること。

使用例 「この見出しの『AV』の部分、カーニングを詰めてください」

特定の文字の組み合わせ(AVやWAなど)で隙間が空いて見えるとき、個別に調整します。

2. トラッキング(Tracking)

文字列全体の間隔を均一に調整すること。

カーニングが「個別調整」なのに対し、トラッキングは「全体調整」です。

カーニングとトラッキングの違い
カーニング特定の文字間を個別に調整
トラッキング文字列全体の間隔を均一に調整

3. レディング / 行間(Leading)

行と行の間隔のこと。

行間が狭すぎると読みにくく、広すぎると間延びします。一般的に文字サイズの1.5〜2倍程度が読みやすいとされています。

4. フォント(Font)

文字の書体のこと。

ゴシック体、明朝体、セリフ体、サンセリフ体など、さまざまな種類があります。

5. セリフ / サンセリフ(Serif / Sans-serif)

  • セリフ:文字の端にある飾り(ウロコ)がある書体
  • サンセリフ:飾りがないシンプルな書体
セリフとサンセリフ
セリフ体明朝体のような飾り付き(伝統的・格式)
サンセリフ体ゴシック体のようなシンプル(現代的・読みやすい)

6. ウェイト(Weight)

フォントの太さのこと。

Light、Regular、Medium、Bold、Blackなど、同じフォントでも太さが異なるバリエーションがあります。

7. 可読性(Readability)

文章が読みやすいかどうかの度合い。

フォントの選択、文字サイズ、行間、コントラストなどが可読性に影響します。

8. 視認性(Visibility)

文字やデザインが見やすいかどうかの度合い。

遠くからでも認識できるか、背景との区別がつくか、などを指します。

9. ジャンプ率

本文と見出しのサイズ差のこと。

ジャンプ率が高い(差が大きい)とメリハリのある印象に、低いと落ち着いた印象になります。

10. カラム(Column)

文章を配置する縦の列のこと。

1カラム、2カラム、3カラムなど、レイアウトの基本になります。


色彩・カラーの基本用語(8個)

カラーパレット

色はデザインの印象を大きく左右します。色に関する基本用語を覚えましょう。

11. RGB

光の三原色(Red, Green, Blue)のこと。

画面表示(モニター、スマホ、Web)で使用される色の表現方法です。

RGBの特徴
用途画面表示(Web、アプリ、動画など)
特徴光を混ぜるほど明るくなる(加法混色)
値の範囲各色 0〜255

12. CMYK

印刷の四原色(Cyan, Magenta, Yellow, Key=Black)のこと。

紙への印刷で使用される色の表現方法です。

RGBとCMYKの使い分け - Web・画面用 → RGB - 印刷用 → CMYK

13. 色相・彩度・明度(HSB / HSV)

  • 色相(Hue):色の種類(赤、青、黄など)
  • 彩度(Saturation):色の鮮やかさ
  • 明度(Brightness/Value):色の明るさ

14. コントラスト(Contrast)

明暗や色の差のこと。

コントラストが高いとメリハリがあり、低いと柔らかい印象になります。

15. 補色(Complementary Color)

色相環で反対側に位置する色のこと。

赤と緑、青とオレンジなど。補色同士を組み合わせると、お互いを引き立て合います。

16. トーン(Tone)

色の調子・雰囲気のこと。

ビビッド、パステル、ダーク、ライトなど、彩度と明度の組み合わせで決まります。

17. カラーパレット

デザインで使用する色の組み合わせのこと。

通常、メインカラー、サブカラー、アクセントカラーなどで構成されます。

18. グラデーション(Gradation)

色が徐々に変化していくこと。

2色以上の色を滑らかにつなげる表現方法です。


レイアウト・構成の基本用語(7個)

レイアウトイメージ

要素の配置に関する用語です。美しいデザインには整理されたレイアウトが欠かせません。

19. グリッド(Grid)

要素を整列させるための基準線のこと。

グリッドに沿って配置することで、整った印象のデザインになります。

20. 余白 / ホワイトスペース(White Space)

要素と要素の間の空間のこと。

余白は「何もない空間」ではなく、デザインを整理し、見やすくするための重要な要素です。

余白の重要性 - 情報を整理する - 視線を誘導する - 高級感・洗練された印象を与える - 可読性を高める

21. マージン / パディング

  • マージン(Margin):要素の外側の余白
  • パディング(Padding):要素の内側の余白

22. 整列(Alignment)

要素を揃えること。

左揃え、中央揃え、右揃え、両端揃えなどがあります。

23. 視線誘導

見る人の視線を意図した順番で動かすこと。

Z型、F型、N型など、視線の動きを意識したレイアウトがあります。

24. ヒエラルキー(Hierarchy)

情報の優先順位のこと。

重要な情報を大きく、目立つ位置に配置し、視覚的な優先順位をつけます。

25. トンマナ(Tone & Manner)

デザインの雰囲気や方向性を統一すること。

トンマナに含まれるもの - 配色 - フォント - 写真のテイスト - 言葉遣い - 全体の雰囲気

Web・UIデザインの基本用語(5個)

Webやアプリのデザインでよく使われる用語です。

26. UI(User Interface)

ユーザーが操作する画面・インターフェースのこと。

ボタン、メニュー、フォームなど、ユーザーが触れる部分すべてを指します。

27. UX(User Experience)

ユーザーが得る体験全体のこと。

使いやすさ、わかりやすさ、満足感など、サービスを通じた体験を指します。

UIとUXの違い
UIユーザーが「見る・触る」部分
UXユーザーが「感じる」体験全体

28. レスポンシブデザイン

画面サイズに応じてレイアウトが変わるデザインのこと。

PC、タブレット、スマートフォンなど、どのデバイスでも見やすく表示されます。

29. ワイヤーフレーム

ページの設計図・骨組みのこと。

色や装飾を省き、要素の配置だけを示したシンプルな図です。

30. モックアップ

完成イメージに近い試作品のこと。

ワイヤーフレームより詳細で、実際のデザインに近い見た目になります。


用語を効率的に覚える方法

30個の用語を一度に覚えるのは大変です。効率的に覚える方法をご紹介します。

方法1:カテゴリごとに覚える

この記事のように、カテゴリごとに分けて覚えると整理しやすくなります。

  1. まず文字系の用語を覚える
  2. 次に色彩系の用語を覚える
  3. レイアウト系、Web系と進める

方法2:実際のデザインで確認する

用語を覚えたら、実際のデザイン(Webサイト、ポスター、広告など)で探してみましょう

「このサイトはサンセリフ体を使っているな」「コントラストが高いデザインだな」と意識することで、記憶に定着します。

方法3:アプリで繰り返し学習する

単語帳アプリを使って、繰り返し学習するのが効果的です。

おすすめ:デザイン単語帳

デザイン用語を効率的に学べるアプリ「デザイン単語帳」なら、知らない単語だけを抽出して集中学習できます。

全単語に例文が収録されているので、実際の使い方も一緒に覚えられます。

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デザイン単語帳の特徴 - 1日5分のスキマ時間で学習 - 知らない単語だけを効率学習 - 全単語に例文収録 - 四択テスト&復習機能 - 買い切り約3,000円で導入しやすい

よくある質問

30個全部覚えないとダメですか?
まずは自分が学びたい分野の用語から優先的に覚えましょう。WebデザインならレスポンシブやUI/UX、グラフィックデザインならカーニングやトンマナなど、分野によって重要度が変わります。
用語を覚えたらデザインできるようになりますか?
用語を知っていることと、デザインができることは別です。ただし、用語を知っていると教材の理解が早くなるデザイナーとのコミュニケーションがスムーズになるなど、学習効率が格段に上がります。
英語の用語が多くて覚えにくいです
デザイン用語の多くは英語由来なので、英語のまま覚えることをおすすめします。カタカナ表記と一緒に覚えると、海外の記事やツールを使うときにも役立ちます。

まとめ

まとめ

この記事のポイント
  • デザイン用語は4カテゴリ30個から始めよう
  • 文字系:カーニング、トラッキング、フォント、可読性など
  • 色彩系:RGB、CMYK、コントラスト、トーンなど
  • レイアウト系:グリッド、余白、視線誘導、トンマナなど
  • Web系:UI/UX、レスポンシブ、ワイヤーフレームなど
  • 効率的に覚えるにはアプリの活用がおすすめ

デザイン用語を知っていると、本や動画での学習効率が格段にアップします。

まずはこの30個の基本用語を覚えて、デザイン学習の土台を作りましょう。


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画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • タイポグラフィイメージ: Photo by Clark Van Der Beken on Unsplash
  • カラーパレット: Photo by Dulcey Lima on Unsplash
  • レイアウトイメージ: Photo by Brice Cooper on Unsplash

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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