【完全初心者向け】ゲーム配信・実況の始め方ガイド|必要な機材から配信設定まで
「ゲーム配信を始めてみたいけど、何から手をつければいいかわからない...」
「機材って何を揃えればいいの?高いの?」
この記事では、完全初心者がゲーム配信・実況を始めるために必要なことを、ゼロからわかりやすく解説します。
配信を始める前に知っておくべきこと
配信のスタイルを決めよう
まず、どんな配信をしたいか考えましょう。
| スタイル | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ゲーム実況 | ゲームをプレイしながらトーク | ゲーム好き、話すのが好き |
| 雑談配信 | ゲームなしでトーク中心 | コミュニケーション好き |
| 作業配信 | 絵を描く、勉強するなど | クリエイター、学生 |
| VTuber | アバターを使って配信 | 顔出ししたくない人 |
最初はシンプルな ゲーム実況 から始めるのがおすすめです。
顔出しは必要?
必要ありません。
人気配信者の中にも顔出ししていない方は多くいます。キヨ。さん、レトルトさんなど、声と人柄だけで人気を獲得している実況者はたくさんいます。
顔出しするかどうかは、自分のスタイルに合わせて決めましょう。
配信に必要な機材【予算別】
最低限構成(無料〜1万円)
既にPCとゲーム機を持っているなら、追加投資はほぼ不要です。
| PC | 既存のものでOK(配信できるスペックか確認) |
|---|---|
| マイク | イヤホンマイクやヘッドセットのマイク |
| 配信ソフト | OBS Studio(無料) |
| 予算目安 | 0円〜1万円 |
メリット:
- すぐに始められる
- 失敗しても痛くない
デメリット:
- 音質が悪い可能性
- 配信画質に限界がある
入門構成(3〜5万円)
本格的に続けるつもりなら、最初からこの構成がおすすめ。
| マイク | USBコンデンサーマイク(5,000円〜15,000円) |
|---|---|
| ヘッドホン | モニターヘッドホン(5,000円〜10,000円) |
| Webカメラ | 顔出しする場合(5,000円〜15,000円) |
| 照明 | リングライトなど(3,000円〜5,000円) |
| 予算目安 | 3〜5万円 |
PCスペックの目安
配信するには、ある程度のPCスペックが必要です。
| パーツ | 最低限 | 推奨 |
|---|---|---|
| CPU | Core i5 / Ryzen 5 | Core i7 / Ryzen 7 |
| メモリ | 8GB | 16GB以上 |
| GPU | GTX 1650 | RTX 3060以上 |
| ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB以上 |
最近のゲーミングPCを持っているなら、ほとんどの場合配信可能です。心配なら「PC名 + 配信」で検索して確認しましょう。
プラットフォームの選び方
YouTube vs Twitch
| 項目 | YouTube | Twitch |
|---|---|---|
| ユーザー数 | 非常に多い | ゲーマー中心 |
| アーカイブ | 自動で残る | 14〜60日で消える |
| 収益化条件 | 登録者1,000人+再生4,000時間 | フォロワー50人+配信7日など |
| 雰囲気 | 幅広い年齢層 | ゲーマーコミュニティ |
| 同時配信 | 可能 | 制限あり(パートナー) |
おすすめの選び方
- アーカイブを残して視聴者を増やしたい → YouTube
- リアルタイムの交流を楽しみたい → Twitch
- 迷ったら → 両方で配信(同時配信ツールを使用)
アーカイブが自動で残り、検索からの流入も期待できるため、初心者はYouTubeから始めるのがおすすめです。
OBS Studioの基本設定
OBS Studio(無料)は、配信者の9割以上が使っている配信ソフトです。
インストール
- OBS Studio公式サイトからダウンロード
- インストーラーを実行
- 自動構成ウィザードで基本設定
基本的な画面構成
OBSを開くと、以下の要素があります:
- シーン:配信画面のレイアウト(複数作成可能)
- ソース:ゲーム画面、マイク、Webカメラなど
- 音声ミキサー:音量調整
- コントロール:配信開始/停止ボタン
ゲーム画面をキャプチャする
- ソースの「+」をクリック
- 「ゲームキャプチャ」を選択
- 「特定のウィンドウをキャプチャ」でゲームを選択
マイクを設定する
- 設定 → 音声
- マイク音声に使用するマイクを選択
- 音声ミキサーで音量を調整(-20dB〜-10dBが目安)
配信設定(YouTube向け)
- 設定 → 配信
- サービス:YouTube - RTMPS
- サーバー:Primary YouTube ingest server
- ストリームキー:YouTube Studioから取得して貼り付け
出力設定の目安
| 項目 | 初心者向け設定 |
|---|---|
| 出力モード | 詳細 |
| エンコーダ | x264(GPUがあればNVENC) |
| ビットレート | 4,500〜6,000 Kbps |
| 解像度 | 1920x1080 |
| フレームレート | 30fps(慣れたら60fps) |
最初の配信で気をつけること
著作権に注意
- 市販のCDやSpotifyの音楽をBGMに使う
- 配信禁止のゲームを配信する
- テレビ番組や映画を映す
- 他人の動画を無断で使用する
BGMは著作権フリーのものを使いましょう:
- DOVA-SYNDROME
- 甘茶の音楽工房
- YouTubeオーディオライブラリ
ゲームの配信許可は公式サイトで確認:
- 多くのゲームは「配信ガイドライン」を公開しています
- 確認できない場合は配信を控えるのが無難
個人情報の映り込み
配信前に以下をチェック:
- デスクトップに本名や住所が書かれたファイルがないか
- ゲーム内の名前に個人情報が含まれていないか
- 背景に個人を特定できるものがないか
- 通知で本名が表示されないか
配信のテスト
本番前に必ずテスト配信をしましょう:
- 「非公開」で配信を開始
- 別デバイス(スマホなど)で視聴確認
- 音声、画質、遅延をチェック
- 問題があれば設定を調整
視聴者を増やすコツ
最初の壁を乗り越える
正直に言うと、最初は誰も見に来ません。
これは全ての配信者が通る道です。
半年〜1年続けることで、少しずつ視聴者が増えていきます。最初の100人の登録者を獲得するまでが最も大変です。
伸びるためのポイント
-
配信スケジュールを固定する
- 「毎週金曜21時から」など、視聴者が予定を立てやすく
-
アーカイブを編集してショート動画に
- 面白いシーンを切り抜いてYouTubeショートに投稿
-
SNSを活用する
- X(Twitter)で配信告知、日常ツイート
-
他の配信者と交流する
- コメントを残す、コラボを企画する
-
サムネイルとタイトルにこだわる
- クリックされなければ見てもらえない
やってはいけないこと
- 他の配信者の悪口を言う
- 視聴者数を気にしすぎる
- 最初から収益化を意識しすぎる
- 炎上狙いのコンテンツ
よくあるトラブルと解決法
配信が重い・カクつく
- ビットレートを下げる(4,500Kbps → 3,000Kbps)
- 解像度を下げる(1080p → 720p)
- フレームレートを下げる(60fps → 30fps)
- 不要なアプリを終了する
音声が入らない
- OBSの音声ミキサーでミュートになっていないか確認
- 設定 → 音声で正しいマイクが選択されているか確認
- マイクの接続を確認
配信に遅延がある
- 通常の遅延(10〜30秒)は正常です
- 「低遅延モード」を有効にすると5秒程度に短縮可能
- ただし画質が下がる可能性あり
まとめ:配信を始める5ステップ
まとめ
ステップ1:機材を準備 - 最低限:PC + イヤホンマイク + OBS(無料) - 推奨:USBマイク + ヘッドホン(3〜5万円)ステップ2:プラットフォームを選ぶ
- 初心者はYouTubeがおすすめ
- 慣れたらTwitchも検討
ステップ3:OBSを設定
- ゲームキャプチャ + マイク設定
- テスト配信で確認
ステップ4:著作権・個人情報に注意
- BGMは著作権フリーを使用
- ゲームの配信許可を確認
ステップ5:継続する
- 最初は視聴者0でも気にしない
- 半年〜1年続けることが成功の鍵
配信は誰でも無料で始められます。
完璧な機材や設定を揃えてから...と考えすぎず、まずは一度配信してみることが大切です。
最初の一歩を踏み出しましょう!
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本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。
- ゲーミングセットアップのイメージ: Photo by Florian Olivo on Unsplash
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