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【2025年版】配信者のためのNape Pro完全ガイド|ホームポジションから離れない新発想トラックボール

【2025年版】配信者のためのNape Pro完全ガイド|ホームポジションから離れない新発想トラックボール

公開日
読了目安12

配信中、マウスに手を伸ばすたびにキーボードから手が離れてしまう…。そんな経験はありませんか?

ギズモードとKeychronが共同開発した「Nape Pro(ネイプ プロ)」は、キーボードに添えて使う新発想のトラックボールデバイスです。クラウドファンディング初日で1.2億円を突破し、大きな注目を集めています。

この記事では、配信者の視点からNape Proの特徴、活用方法、購入方法まで徹底解説します。

Nape Proとは?

Nape Proの基本情報

  • 開発:Keychron × ギズモード・ジャパン共同開発
  • 種類:スティック型トラックボールデバイス
  • コンセプト:「ホームポジションから世界が広がる」
  • 価格:超超早割 9,832円〜
  • 出荷予定:2026年4月〜5月

Nape Proは、ギズモード編集部員の個人開発プロジェクトから生まれたデバイスです。トラックボールとキーボードを愛用する開発者が、「ホームポジションから手を離さずに操作したい」という思いから作り上げました。

従来のトラックボールとの違い

従来のトラックボールは、マウスの代替品として単体で使うものでした。Nape Proはキーボードとの共存を前提に設計されています。

  • サイズ:幅約35mm × 全長約135mmのスティック型
  • 配置:キーボードの手前、横、間など自由に置ける
  • 向き:8方向に対応(タテ・ヨコ・ナナメ)

25mmの小さなボールと細長いボディにより、デスクスペースを圧迫せずにキーボードと一緒に使えます。

Nape Proの主な特徴

1. 6つのカスタマイズ可能なボタン

ボタン機能

  • 左右に各3つ、計6つのボタン
  • 個別のキー、ショートカット、マクロを登録可能
  • 高耐久な静音マイクロスイッチ採用
  • わずかな力でコントロール可能

ボタンは静音スイッチを採用しているため、配信中にクリック音が気になることはありません。

2. 回転式ホイール

トラックボールの周囲に回転式ホイールを搭載。クリック感のあるダイヤルで、スクロール操作が快適に行えます。

3. 3種類の接続方式

接続方式特徴
Bluetooth最大3デバイスに接続可能
2.4GHz無線低遅延で安定した接続
有線(USB-C/A)充電しながら使用可能

Bluetoothで最大3台のデバイスに接続できるため、PC、タブレット、スマホなどを切り替えながら使えます。

4. Keychron Launcherでカスタマイズ

Webアプリ「Keychron Launcher」を使って、ボール感度、ボタン割り当て、ホイールの動作などを自由にカスタマイズできます。

カスタマイズのポイント

  • PCへのアプリインストール不要
  • 設定はNape Pro本体に保存
  • 異なるPCでも同じ設定で使用可能
  • ZMK Firmwareベースでオープンソース

5. 8方向の使用向き

Nape Proは置く向きを自由に変えられます。

  • キーボードの手前に横置き
  • キーボードの右側に縦置き
  • キーボードの左側に縦置き(左手デバイスとして)
  • 分割キーボードの間に配置
  • 手に持って操作

自分のデスク環境やプレイスタイルに合わせて、最適な配置を見つけられます。

配信者がNape Proを使うメリット

1. ホームポジションを維持できる

配信中の操作がスムーズに

  • チャット入力からOBS操作へシームレスに切り替え
  • キーボードショートカットとカーソル操作を素早く使い分け
  • マウスに手を伸ばす動作が不要

配信中は、ゲーム操作、チャット確認、配信ソフトの操作など、様々なタスクを並行して行います。Nape Proなら、キーボードから手を離さずにカーソル操作ができるため、配信の流れを止めずに済みます。

2. 省スペースで設置できる

配信デスクは、マイク、キーボード、マウスパッド、モニターなど機材で埋まりがちです。Nape Proの細長いボディなら、わずかなスペースに収まります。

  • 幅約35mm × 全長約135mm
  • マウスパッドの横に置ける
  • ガジェットポーチに入るサイズで持ち運びも可能

3. 長時間配信でも疲れにくい

トラックボールは手首や腕を動かさずに操作できるため、長時間の配信でも疲れにくいのがメリットです。

トラックボールの人間工学的メリット

  • 手首・腕の動きが最小限
  • 腱鞘炎の予防に効果的
  • 肩こりの軽減が期待できる
  • 長時間作業でも負担が少ない

4. 左手デバイスとして活用

Nape Proは左手で操作することも想定されています。

配信での活用例

  • 左手でNape Pro(配信操作)
  • 右手でマウス(ゲーム操作)

この組み合わせなら、ゲームプレイを中断せずに配信の操作が可能です。

5. 静音設計で配信に最適

ボタンには静音マイクロスイッチを採用。クリック音がマイクに入りにくいため、配信中の操作音を気にする必要がありません。

配信での具体的な活用シーン

シーン1:OBSの操作

OBS操作にNape Proを活用

  • シーン切り替えボタンを割り当て
  • マイクミュート/オンの切り替え
  • 録画開始/停止のショートカット
  • ソース選択のカーソル操作

6つのボタンにOBSのショートカットを割り当てれば、キーボードから手を離さずに配信操作が完結します。

シーン2:チャット対応

ゲーム中にチャットを確認・返信する際、Nape Proでカーソルを動かしてチャット欄をクリック。そのままキーボードで返信できます。

マウスに手を伸ばす→マウスで操作→キーボードに戻る、という動作が不要になります。

シーン3:配信管理ダッシュボードの操作

Twitch、YouTube、配信管理ツールなどのダッシュボードを操作する際も、Nape Proが活躍します。

  • タイトル変更
  • カテゴリ設定
  • アラート管理
  • BGM調整

シーン4:雑談配信・作業配信

ゲームをプレイしない雑談配信や作業配信では、Nape Proだけで十分な場合も多いです。

  • ブラウザ操作
  • 画像・動画の表示切り替え
  • コメント読み上げソフトの操作

Nape Proのスペック詳細

項目スペック
サイズ幅約35mm × 全長約135mm
トラックボール25mm
ボタン数6(静音マイクロスイッチ)
ホイール回転式(クリック感あり)
接続Bluetooth(3台)/ 2.4GHz / USB-C&A
バッテリー約45時間(180mAh)
ファームウェアZMK Firmware
カスタマイズKeychron Launcher(Webアプリ)
向き対応8方向

バッテリー持ち

バッテリー持ちは約45時間。週に数回の充電で十分運用できます。USB-Cで充電しながらの使用も可能なので、長時間配信でもバッテリー切れの心配がありません。

ケースの3Dデータ公開

Nape Proのケースの3Dデータはオープンソースとして公開予定です。

  • 自分好みのカラーでケースを3Dプリント
  • オリジナルのボタンキャップを制作
  • カスタマイズの可能性が広がる

Nape Proが向いている人・向いていない人

向いている人

Nape Proがおすすめの配信者

  • 配信中にキーボードとマウスを頻繁に行き来する
  • デスクスペースを節約したい
  • 長時間配信で手首の疲れが気になる
  • 左手デバイスを探している
  • トラックボールに興味がある
  • ガジェットが好き

向いていない人

Nape Proが合わないかもしれない人

  • FPSゲームのエイム操作に使いたい
  • トラックボールの操作感が苦手
  • 新しいデバイスに慣れる時間がない
  • すでに左手デバイスを持っていて満足している

重要:Nape ProはFPSゲームのエイム操作には向いていません。ゲーム用のマウスは別途用意し、Nape Proは配信管理やサブ操作に使うのがおすすめです。

トラックボール初心者へのアドバイス

Nape Proはトラックボール初心者でも使いやすい設計ですが、慣れるまでに少し時間がかかります。

慣れるまでの期間

トラックボールの習熟期間

  • 数分〜1時間:基本操作ができるようになる
  • 1〜3日:ぎこちなさが残る
  • 1週間程度:スムーズに操作できるようになる
  • 1ヶ月以上:完全に自分の手足のように使える

最初の数日は作業効率が落ちることもありますが、1週間もすれば慣れてきます。焦らずに使い続けることが大切です。

慣れるためのコツ

  1. 最初は軽い作業から - ブラウジングやメールなど
  2. 感度を調整する - 自分に合った速度に設定
  3. マウスと併用する - 最初は無理にNape Proだけにしない
  4. 毎日少しずつ使う - 継続が上達の近道

クラウドファンディングの反響

Nape Proのクラウドファンディングは、驚異的な成功を収めています。

初日で1.2億円突破

2025年11月20日にクラウドファンディングが開始され、初日で1.2億円を突破しました。わずか7時間で8,852万円を超え、1日で9,500人以上が購入するという大きな反響がありました。

人気の理由

Nape Proが注目された理由

  1. 日本特有のトラックボール愛 - 日本はトラックボールユーザーが多い
  2. キーボードと共存できる設計 - 既存の環境を変えずに導入可能
  3. Keychronブランドの信頼性 - キーボードで実績のあるメーカー
  4. ギズモードとの共同開発 - メディアの信頼性と認知度
  5. 手頃な価格設定 - 約1万円という導入しやすい価格

よくある質問

Q. 普通のマウスと併用できますか?

A. はい、併用できます。

Nape Proは既存のマウスやキーボードと一緒に使えます。ゲームはマウス、配信操作はNape Proという使い分けが可能です。Bluetoothや2.4GHz接続なので、USBポートも圧迫しません。

Q. Macでも使えますか?

A. はい、対応しています。

Bluetooth、2.4GHz無線、有線(USB-C/A)すべての接続方式でWindows/Macに対応しています。

Q. トラックボールの球は交換できますか?

A. はい、交換可能です。

25mmサイズの一般的なトラックボール球を使用しており、交換が可能です。本体+追加トラックボールのセットも販売されています。

Q. 充電しながら使えますか?

A. はい、有線接続で充電しながら使用できます。

USB-Cケーブルで接続すれば、充電しながらの操作が可能です。長時間配信でもバッテリー切れの心配がありません。

Q. 左利きでも使えますか?

A. はい、左右どちらの手でも使えます。

Nape Proは8方向の向きに対応しており、左手でも右手でも自由に使えます。左手デバイスとしての使用も想定された設計です。

Q. 返品・キャンセルはできますか?

A. クラウドファンディングのため、原則キャンセル不可です。

クラウドファンディング製品のため、購入後のキャンセルや返品は原則としてできません。購入前によく検討してください。

Nape Proを最大限活用するためのTips

Tip 1: 最適な配置を見つける

Nape Proは8方向に対応しているため、様々な配置を試してみましょう。

おすすめ配置パターン

  • キーボード手前横置き:親指で操作、最もスタンダード
  • キーボード右側縦置き:右手での操作、マウスとの切り替えが近い
  • キーボード左側縦置き:左手デバイスとして、右手はマウス専用
  • 分割キーボードの間:両手からアクセス可能

1週間ほど試して、自分に最も合う配置を見つけてください。

Tip 2: 段階的に移行する

いきなり全ての操作をNape Proに移行するのではなく、段階的に慣れていきましょう。

段階的移行のステップ

  1. Week 1:ブラウジングのみNape Proを使う
  2. Week 2:配信中のシーン切り替えを追加
  3. Week 3:OBS操作全般をNape Proに
  4. Week 4:普段の作業もNape Proメインに

Tip 3: ショートカットを整理する

Nape Proを導入する機会に、配信で使うショートカットを整理しましょう。

  • よく使う操作を洗い出す
  • 6つのボタンに優先度順で割り当て
  • 使わないショートカットは削除

Tip 4: バックアップ設定を保存

Keychron Launcherで設定したカスタマイズは、エクスポートして保存しておきましょう。万が一のリセット時や、複数のNape Proを使う場合に役立ちます。

Nape Proと相性の良いキーボード

Nape ProはKeychronが開発に関わっているため、Keychronのキーボードとの相性が抜群です。

おすすめキーボード

Keychron K8 Pro

  • テンキーレスの定番モデル
  • Nape Proを手前に配置しやすい

Keychron Q1

  • カスタマイズ性の高いプレミアムモデル
  • 重厚感のあるデスク環境に

Keychron K3

  • 薄型コンパクト
  • 持ち運びにもNape Proと一緒に

もちろん、Keychron以外のキーボードでも問題なく使えます。

購入方法と価格

クラウドファンディング(CoSTORY)

Nape Proは、ソーシャルコマースプラットフォーム「CoSTORY」でクラウドファンディング中です。

購入手順

  1. CoSTORYに会員登録
  2. Nape Proの購入ページにアクセス
  3. 「購入する」ボタンをクリック
  4. お支払い情報を入力して完了

価格

プラン価格(税込・送料込)
本体のみ(超超早割)9,832円〜
本体+追加トラックボール11,095円〜

超超早割の申込期限は2025年12月14日までです。この期間中は数量制限がありません。

出荷時期

出荷予定は2026年4月〜5月頃です。クラウドファンディング製品のため、通常の製品より届くまでに時間がかかります。

他のデバイスとの比較

vs 一般的なトラックボール

項目Nape Pro一般トラックボール
サイズコンパクト大きめ
配置の自由度8方向対応固定
ボタン数63〜5
キーボードとの共存
携帯性
価格約1万円5,000〜15,000円

vs 左手デバイス(Stream Deck等)

項目Nape ProStream Deck
カーソル操作×
ボタン数66〜32
カスタマイズショートカット/マクロアプリ連携豊富
価格約1万円1.2万〜4万円
用途操作全般配信特化

Nape Proはカーソル操作ができる点がStream Deckとの大きな違いです。配信特化ならStream Deck、汎用的に使いたいならNape Proという選択になります。

配信者におすすめの使い方

基本構成

配信者向けのデスク構成例

  • 右手:ゲーミングマウス(ゲーム操作)
  • 左手前:Nape Pro(配信操作)
  • 正面:キーボード(入力・ショートカット)

この構成なら、ゲーム中でも左手でNape Proを操作して、配信の管理ができます。

ボタン割り当て例

配信向けボタン設定例

  • ボタン1:OBSシーン切り替え
  • ボタン2:マイクミュート
  • ボタン3:BGM再生/停止
  • ボタン4:スクリーンショット
  • ボタン5:左クリック
  • ボタン6:右クリック
  • ホイール:音量調整

よく使う操作をボタンに割り当てることで、配信の効率が大幅に向上します。

まとめ

配信者のためのNape Pro まとめ

Nape Proとは

  • Keychron × ギズモード共同開発のトラックボール
  • キーボードに添えて使う新発想デバイス
  • 6ボタン+ホイール+25mmトラックボール

配信者のメリット

  • ホームポジションを維持したまま操作可能
  • 省スペースで設置できる
  • 静音設計で配信に最適
  • 左手デバイスとしても活用可能

こんな人におすすめ

  • 配信中の操作効率を上げたい
  • デスクスペースを節約したい
  • 長時間配信で手首が疲れる
  • 新しいガジェットを試したい

購入情報

  • 価格:9,832円〜(超超早割)
  • 申込期限:2025年12月14日
  • 出荷予定:2026年4月〜5月

注意点

  • FPSのエイム操作には不向き
  • トラックボールに慣れる期間が必要
  • クラウドファンディング製品(届くまで時間がかかる)

Nape Proは、配信者の作業効率を向上させる可能性を秘めたユニークなデバイスです。特に、キーボード操作が多い配信スタイルの方や、左手デバイスを探している方には魅力的な選択肢になるでしょう。

クラウドファンディングの超超早割は12月14日までなので、気になる方は早めにチェックしてみてください。

よくある質問

QNape Proとは何ですか?
A
Nape Proは、KeychronとギズモードJapanが共同開発したスティック型トラックボールデバイスです。キーボードの手前や横に置いて、ホームポジションから手を離さずにカーソル操作、クリック、スクロールができます。6つのカスタマイズ可能なボタンと回転ホイールを搭載しています。
Q配信者がNape Proを使うメリットは?
A
配信中にマウスに手を伸ばす必要がなく、キーボード操作とカーソル操作をシームレスに切り替えられます。省スペースで手首への負担も少なく、長時間配信でも疲れにくいです。また、左手デバイスとしても使え、配信ソフトの操作にも活用できます。
QNape Proの価格はいくらですか?
A
クラウドファンディングの超超早割価格で9,832円(税込・送料込み)から購入可能です。本体+追加トラックボールのセットは11,095円からです。一般販売価格は未発表ですが、「3万円や4万円にはならない」とされています。
QNape ProはFPSゲームに使えますか?
A
FPSゲームのエイム操作には向いていません。Nape Proは作業効率化やブラウジング、配信管理などの用途に最適化されています。ゲームプレイ自体には従来のマウスを使い、配信操作のサブデバイスとしてNape Proを活用するのがおすすめです。
QNape Proはいつ届きますか?
A
クラウドファンディングで購入した場合、出荷予定は2026年4月〜5月頃です。超超早割の申込期限は2025年12月14日までとなっています。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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