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【2025年版】配信・動画編集向け外付けSSDおすすめ10選|ポータブルSSDの選び方完全ガイド

【2025年版】配信・動画編集向け外付けSSDおすすめ10選|ポータブルSSDの選び方完全ガイド

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配信・動画編集向け外付けSSDおすすめ10選|ポータブルSSDの選び方完全ガイド

「配信のアーカイブがPCの容量を圧迫してきた…」

「動画編集で大容量ファイルを扱うから、高速なストレージが欲しい」

「外付けSSDは種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」

配信者や動画編集者にとって、外付けSSD(ポータブルSSD)はもはや必須アイテムです。配信のアーカイブ保存、動画素材の管理、編集プロジェクトのバックアップなど、大容量データを高速に扱うには、HDDでは力不足です。

しかし、外付けSSDは種類が多く、価格帯も幅広いため、初心者は何を選べばいいか迷ってしまいます。

この記事では、配信・動画編集用途に最適な外付けSSDの選び方と、予算別のおすすめ製品を詳しく解説します。

この記事でわかること - 配信・動画編集に外付けSSDが必要な理由 - 外付けSSDの選び方5つのポイント - 予算別おすすめ外付けSSD - 用途別の必要容量の目安 - SSDを長持ちさせる使い方

なぜ配信・動画編集に外付けSSDが必要なのか

配信活動で増え続けるデータ

配信者が扱うデータ量は、想像以上に膨大です。

配信で発生するデータ量の目安
1時間の配信録画(1080p/60fps)10〜20GB
1時間の4K録画30〜50GB
サムネイル・素材(月間)5〜10GB
編集プロジェクト(1本)20〜50GB

毎日1時間配信して全てアーカイブ保存すると、1ヶ月で300〜600GBものデータが蓄積されます。PCの内蔵ストレージだけでは、すぐに限界が来てしまいます。

HDDではなくSSDを選ぶべき理由

外付けストレージにはHDD(ハードディスク)とSSD(ソリッドステートドライブ)がありますが、配信・動画編集用途にはSSDを強くおすすめします。

SSDのメリット

  • 読み書き速度がHDDの5〜10倍
  • 衝撃に強く、持ち運びに最適
  • 動作音がなく、配信中でも気にならない
  • 消費電力が少ない

SSDが活きる場面

  • 動画編集時のプレビュー再生がスムーズ
  • 書き出し時間の大幅短縮
  • 大量のファイルコピーが高速
  • 外出先でのデータ持ち運び

HDDは容量あたりの価格が安いメリットがありますが、動画編集では速度不足でストレスを感じます。アーカイブ専用のバックアップ保存であればHDDでも良いですが、作業用ストレージにはSSD一択です。

SSDで動画編集が快適になる理由

動画編集ソフト(Premiere Pro、DaVinci Resolve、Final Cutなど)は、常にストレージから素材を読み込みながら作業します。

HDDの場合

  • タイムラインのプレビューがカクカク
  • 素材の読み込みに時間がかかる
  • 書き出しに長時間必要
  • 複数ファイルの同時アクセスで速度低下

SSDの場合

  • タイムラインがスムーズに再生
  • 素材を瞬時に読み込み
  • 書き出し時間が半分以下
  • 複数ファイルの同時アクセスも快適

特に4K動画の編集では、HDDでは話にならないレベルの速度差が出ます。

外付けSSDの選び方5つのポイント

ポイント1:容量の選び方

用途に応じて必要な容量が変わります。

用途推奨容量理由
軽い配信活動500GB月20時間程度の録画なら十分
本格的な配信1TB月50時間以上の録画に対応
動画編集メイン1TB〜2TBプロジェクトファイルが大きい
4K動画編集2TB以上1本で50GB超えも珍しくない
迷ったら1TBを選ぶのがおすすめ。500GBはあっという間に埋まりますが、2TB以上は価格が高くなります。1TBはコスパのバランスが良い容量です。

ポイント2:転送速度の選び方

外付けSSDの速度は、接続インターフェースで決まります。

インターフェース最大速度実効速度の目安
USB 3.0 / 3.1 Gen15Gbps400〜500MB/s
USB 3.1 Gen2 / 3.2 Gen210Gbps800〜1,050MB/s
USB 3.2 Gen2x220Gbps1,500〜2,000MB/s
Thunderbolt 3/440Gbps2,500〜3,000MB/s

配信用途のおすすめは「USB 3.2 Gen2(10Gbps)」

1080p動画の編集なら「USB 3.0」でも十分ですが、4K動画を扱うなら「USB 3.2 Gen2」以上をおすすめします。

ポイント3:接続端子の選び方

外付けSSDの接続端子は主に2種類あります。

USB Type-A

  • 従来のUSB端子
  • ほぼすべてのPCで使える
  • スティック型SSDに多い

USB Type-C

  • 新しい規格の端子
  • 表裏なく挿せて便利
  • 最新PCやMacに搭載

多くの外付けSSDには変換ケーブル・アダプタが付属しているため、どちらの端子でも使えます。

ポイント4:サイズ・形状の選び方

外付けSSDには大きく分けて3つの形状があります。

スティック型(USBメモリ型)

  • 超小型・軽量(10〜20g程度)
  • ケーブル不要で直接挿せる
  • 持ち運びに最適

カード型(名刺サイズ)

  • 薄型でポケットに入る
  • 大容量製品が多い
  • バランスの良い形状

ポータブル型

  • 放熱性が高い
  • 2TB以上の大容量も
  • 長時間の作業向き

ポイント5:耐久性・保証の確認

外付けSSDは精密機器なので、耐久性と保証の確認も重要です。

チェックポイント

  • 耐衝撃性(落下テストの高さ)
  • 防塵・防水性能(IP等級)
  • 保証期間(3年〜5年が標準)
  • メーカーサポートの充実度

予算別おすすめ外付けSSD

【格安】5,000円以下のエントリーモデル

128GBと容量は少ないですが、サムネイル素材の持ち運びやOBS設定のバックアップ用として最適です。

500GBで7,000円台というコスパ最強モデル。国内メーカーのバッファロー製で信頼性も高いです。

【コスパ最強】10,000円〜15,000円の定番モデル

バッファローの1TBモデルは、コスパと信頼性のバランスが絶妙です。

国産フラッシュメモリを採用したKIOXIA(旧東芝メモリ)の高速モデルです。

【高性能】15,000円〜25,000円の高速モデル

世界シェアNo.1のSamsungが誇る定番モデル。信頼性、速度、耐久性のすべてがハイレベルです。

SanDiskのエクストリームシリーズは、屋外撮影が多いYouTuberやVloggerに人気です。

外付けSSDの速度を最大限に活かす方法

USB3.0ポートの見分け方

外付けSSDの速度を最大限に活かすには、PC側も高速なUSBポートを使う必要があります。

USB3.0ポートの特徴

  • ポートの内部が青色になっている
  • 「SS」(SuperSpeed)マークがある
  • ノートPCでは左側に配置されていることが多い

USB2.0(黒いポート)に挿すと、最大480Mbps(約60MB/s)しか出ないため、せっかくの高速SSDが活かせません。

ケーブルにも注意

USB3.0対応のケーブルを使わないと、転送速度が制限されます。

チェックポイント

  • 製品付属のケーブルを使う
  • USB3.0対応ケーブルは端子が青いか「SS」マークあり
  • 長すぎるケーブルは速度低下の原因に(1.5m以内推奨)

PCスペックとの関係

いくら高速なSSDを使っても、PC側の処理が追いつかないと本来の性能が出ません。

最低限必要なPCスペック(動画編集用)

  • CPU:Core i5 / Ryzen 5以上
  • メモリ:16GB以上
  • 内蔵ストレージ:SSD搭載

用途別おすすめの選び方

配信アーカイブの保存用

おすすめスペック

  • 容量:1TB以上
  • 速度:USB 3.0(400MB/s)で十分
  • 形状:据え置きのポータブル型
  • 予算:10,000円〜15,000円

動画編集の作業用

おすすめスペック

  • 容量:1TB以上(4K編集なら2TB)
  • 速度:USB 3.2 Gen2(1,000MB/s)以上
  • 形状:放熱性の高いカード型〜ポータブル型
  • 予算:15,000円〜25,000円

外出先での撮影データ保存

おすすめスペック

  • 容量:500GB〜1TB
  • 速度:USB 3.2 Gen2推奨
  • 耐久性:IP65以上の防塵防水
  • 予算:10,000円〜20,000円

PS5/PS4のゲーム保存用

おすすめスペック

  • 容量:1TB以上
  • 速度:USB 3.0以上
  • 予算:10,000円〜15,000円

バッファローやKIOXIAのPS5動作確認済みモデルを選ぶと安心です。ゲーム1本あたり30〜100GB使用するため、複数のゲームを保存するなら1TB以上は必須です。

OBS録画先としての活用

OBSで配信録画する際、外付けSSDを録画先に設定することで、PC本体の負荷を軽減できます。

設定方法

  1. OBS設定 → 出力 → 録画
  2. 録画ファイルのパスを外付けSSDに変更
  3. 録画フォーマットはMP4またはMKVを選択
録画中は常にデータを書き込むため、USB3.0以上の高速SSDを使用してください。遅いSSDだとコマ落ちの原因になります。

外付けSSDのフォーマット方法

初めて使う前の準備

外付けSSDを購入したら、まずPCに接続してフォーマット(初期化)が必要な場合があります。

Windows向けフォーマット手順

  1. エクスプローラーでドライブを右クリック
  2. 「フォーマット」を選択
  3. ファイルシステムは「NTFS」を選択
  4. 「クイックフォーマット」にチェックを入れて実行

Mac向けフォーマット手順

  1. ディスクユーティリティを開く
  2. サイドバーから外付けSSDを選択
  3. 「消去」をクリック
  4. フォーマットは「APFS」を選択

WindowsとMac両方で使う場合

  • exFATフォーマットを選択
  • 両OSで読み書き可能
  • ファイルサイズ制限なし
多くの外付けSSDはexFATでフォーマット済みで販売されているため、そのまま使えることが多いです。

人気配信者が使っている外付けSSD

定番はSamsung T7シリーズ

多くの配信者に選ばれているのがSamsung T7シリーズです。信頼性、速度、耐久性のバランスが良く、長時間の編集作業でも安定しています。

SanDiskも人気

アウトドアでの撮影が多いVloggerにはSanDisk エクストリームが人気。IP65の防塵防水性能で、雨の中でも安心して使えます。

コスパ重視ならバッファロー

国内メーカーの安心感を求めるならバッファローが定番。サポートが日本語で受けられ、初心者でも安心です。

SSDを長持ちさせる使い方

正しい取り外し手順を守る

SSDを取り外す際は、必ず「安全な取り外し」を実行してください。

Windowsの場合

  1. タスクバーのUSBアイコンをクリック
  2. 取り外すドライブを選択
  3. 「安全に取り外せます」と表示されてから抜く

Macの場合

  1. デスクトップのSSDアイコンを右クリック
  2. 「取り出す」を選択
  3. アイコンが消えてから抜く

適切な温度管理

SSDは高温に弱いため、温度管理も重要です。

注意すべき点

  • 直射日光を避ける
  • 密閉空間での長時間使用を避ける
  • PCの排熱口の近くに置かない
  • 夏場の車内に放置しない

定期的なバックアップ

SSDも永久には壊れないため、大切なデータは複数箇所にバックアップしましょう。

おすすめのバックアップ体制

  • メインSSD:作業用
  • サブSSD/HDD:バックアップ用
  • クラウドストレージ:重要ファイルのみ

外付けSSDと一緒に購入したいアイテム

USBハブ

外付けSSDを複数使う場合や、他のUSB機器と併用する場合はUSBハブがあると便利です。

選び方のポイント

  • USB 3.0以上対応
  • セルフパワー(電源アダプタ付き)タイプ推奨
  • Type-C対応があると便利

SSDケース・ポーチ

持ち運び時の保護には、専用ケースがおすすめです。

あると便利な理由

  • 衝撃からの保護
  • ケーブルと一緒に収納
  • 紛失防止

SDカードリーダー

カメラで撮影したデータを外付けSSDにバックアップするなら、高速なSDカードリーダーがあると便利です。

選び方のポイント

  • USB3.0対応
  • UHS-II対応(高速SDカード用)
  • Type-C接続対応

外付けSSDのよくある質問

配信用の外付けSSDは何GBあれば十分ですか?
最低でも500GB、できれば1TB以上をおすすめします。1時間の配信録画で約10〜20GB使用するため、500GBでは50時間分程度しか保存できません。
SSDとHDDどちらを選ぶべきですか?
配信・動画編集にはSSDを強くおすすめします。SSDはHDDより読み書き速度が5〜10倍速く、動画編集時のプレビュー再生や書き出しが快適になります。
USB3.0とUSB3.2の違いは何ですか?
USB3.0は最大5Gbps(約500MB/s)、USB3.2 Gen2は最大10Gbps(約1,000MB/s)の転送速度に対応しています。4K動画の編集など大容量ファイルを扱うなら、USB3.2 Gen2対応のSSDがおすすめです。
SSDの寿命はどれくらいですか?
一般的な使用では5〜10年以上持ちます。毎日50GBの書き込みをしても約30年持つ計算なので、配信用途では十分です。
外付けSSDは熱くなっても大丈夫ですか?
長時間の使用で多少熱くなるのは正常です。ただし、触れないほど熱い場合は一旦作業を中断してください。放熱性の高いモデルを選ぶか、直射日光を避けて使用しましょう。

まとめ:用途に合った外付けSSDを選ぼう

外付けSSDは、配信者・動画編集者にとって必須のアイテムです。HDDからSSDに変えるだけで、作業効率が劇的に向上します。

まとめ

- 配信・動画編集にはHDDではなくSSD一択 - 容量は最低500GB、おすすめは1TB - 動画編集用途なら速度1,000MB/s以上を選ぶ - バッファロー・KIOXIA・Samsung・SanDiskが定番ブランド - 用途に合わせて形状を選ぶ

初めての外付けSSDなら、バッファローの1TBモデルがコスパ最強でおすすめ。4K編集など高負荷な作業をするなら、Samsung T7やSanDisk エクストリームを検討してください。

外付けSSDを導入するだけで、配信・動画編集の作業効率が劇的に改善されます。データの読み込み待ち、書き出し待ちのストレスから解放されて、クリエイティブな作業に集中しましょう。

よくある質問

Q配信用の外付けSSDは何GBあれば十分ですか?
A
最低でも500GB、できれば1TB以上をおすすめします。1時間の配信録画で約10〜20GB使用するため、500GBでは50時間分程度しか保存できません。長期的な活動を見据えるなら1TB〜2TBが安心です。
QSSDとHDDどちらを選ぶべきですか?
A
配信・動画編集にはSSDを強くおすすめします。SSDはHDDより読み書き速度が5〜10倍速く、動画編集時のプレビュー再生や書き出しが快適になります。また、衝撃に強く持ち運びにも適しています。
QUSB3.0とUSB3.2の違いは何ですか?
A
USB3.0は最大5Gbps(約500MB/s)、USB3.2 Gen2は最大10Gbps(約1,000MB/s)の転送速度に対応しています。4K動画の編集など大容量ファイルを扱うなら、USB3.2 Gen2対応のSSDがおすすめです。
QPS5やSwitchの外付けストレージとしても使えますか?
A
PS5やXboxではUSB3.0以上の外付けSSDでPS4/Xboxゲームの保存・プレイが可能です。ただしPS5専用タイトルは内蔵SSDでのみプレイ可能。Switchは外付けSSDに対応していないため、microSDカードを使用します。
QSSDの寿命はどれくらいですか?
A
一般的な使用では5〜10年以上持ちます。ただし、TBW(総書き込み量)という寿命指標があり、1TB製品で600TBW程度が一般的です。毎日50GBの書き込みをしても約30年持つ計算なので、配信用途では十分です。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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