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【2025年版】配信用ミキサーおすすめ7選|ゲーム実況・歌配信に最適な選び方

【2025年版】配信用ミキサーおすすめ7選|ゲーム実況・歌配信に最適な選び方

公開日
読了目安14

「配信の音質をもっと良くしたい」「マイクとBGMの音量調整が難しい」

そんな悩みを抱えている配信者の方は多いのではないでしょうか。

配信用ミキサーを導入すれば、プロ品質の音声配信が可能になります。この記事では、2025年最新のおすすめ配信用ミキサーを価格帯別に紹介し、選び方のポイントを詳しく解説します。

この記事でわかること - 配信用ミキサーの選び方と必要な機能 - 価格帯別おすすめミキサー7選 - 用途別(ゲーム実況・歌配信)の最適な選択 - 初心者でも失敗しない購入ガイド - OBSとの連携設定方法

配信用ミキサーとは?なぜ必要なのか

オーディオミキサーのイメージ

配信用ミキサーは、マイク音声やBGM、ゲーム音など複数の音声ソースを1つにまとめ、バランスを調整するための機器です。

テレビ局やラジオ局で使われている大型ミキサーを、個人配信者でも扱えるサイズと価格で実現したのが「配信用ミキサー」です。USBでPCに接続するだけで、オーディオインターフェースとしても機能します。

配信用ミキサーの基本的な仕組み

配信用ミキサーは、以下のような流れで音声を処理します。

  1. 入力:マイク、楽器、PC音声などを受け取る
  2. 調整:各入力の音量やEQを個別に調整
  3. エフェクト:リバーブやコンプレッサーを適用
  4. ミックス:すべての音声を1つにまとめる
  5. 出力:PCやヘッドホンに音声を送る

この一連の処理をハードウェアで行うことで、ソフトウェアミキサーよりも低遅延かつ安定した音声処理が可能になります。

ミキサーを使うメリット

  • マイクとBGMの音量を個別に細かく調整できる
  • リバーブやコンプレッサーなどのエフェクトを追加できる
  • ループバック機能でDiscord通話も配信に乗せられる
  • ワンタッチでミュートできる安心感
  • 配信と自分用のモニター音量を別々に設定できる
  • PCの負荷を軽減できる(ハードウェア処理のため)
  • 物理フェーダーで直感的な操作が可能

ミキサーがないと起こる問題

  • マイク音量とBGMのバランス調整が難しい
  • 音声にエフェクトを追加できない
  • とっさのミュートに対応しづらい
  • ゲーム音と通話音声の分離ができない
  • ソフトウェアミキサーはPCに負荷がかかる
  • 音声遅延が発生しやすい

ソフトウェアミキサーとの違い

OBSの音声ミキサーやVoiceMeeterなどのソフトウェアミキサーでも、基本的な音声調整は可能です。しかし、ハードウェアミキサーには以下のような優位性があります。

項目ハードウェアミキサーソフトウェアミキサー
遅延極めて低いやや高い
安定性高いPCの状態に依存
操作性物理フェーダーで直感的マウス操作が必要
PC負荷軽いやや重い
価格有料(5,000円〜)無料〜有料

特に歌配信や音楽配信では、遅延の少なさが重要です。自分の声をモニタリングしながら歌う際、遅延があると非常に歌いにくくなります。

配信用ミキサーの選び方

音声調整のイメージ

配信用ミキサーを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

チェックすべきポイント

ミキサー選びの重要スペック
入力端子XLR/TRS/3.5mm等
出力端子USB/ヘッドホン端子
ファンタム電源48V対応かどうか
エフェクト機能リバーブ/コンプ/EQ等
ループバック配信時の音声ルーティング用
サンプリングレート48kHz以上推奨
ビット深度24bit以上推奨

入力端子の種類と特徴

XLR端子

  • プロ用マイクの標準規格
  • ノイズに強い
  • ファンタム電源に対応

TRS/TS端子(フォーン端子)

  • 楽器やライン入力に使用
  • 6.3mmと3.5mmがある

3.5mmミニジャック

  • PC用ヘッドセットなどに使用
  • 手軽だがノイズに弱い
本格的な配信を目指すなら、XLR端子対応のミキサーを選びましょう。将来的にマイクをアップグレードした際にも対応できます。

ファンタム電源について

ファンタム電源(48V)は、コンデンサーマイクを動作させるために必要な電源です。

  • 必要なマイク:コンデンサーマイク(AT2020、NT1など)
  • 不要なマイク:ダイナミックマイク(SM58、SM7Bなど)、USBマイク

多くの配信用ミキサーはファンタム電源に対応していますが、エントリーモデルの一部は非対応の場合があります。購入前に確認しましょう。

用途別の選び方

ゲーム実況メインの場合

  • ゲーム音とマイク音のバランス調整が重要
  • ミュートボタンの操作性を重視
  • HDMI入力があると便利(ヤマハ ZG01など)
  • ループバック機能でDiscord通話も配信に乗せられる

歌配信・雑談配信の場合

  • リバーブなどのエフェクト機能が充実したモデル
  • 高品質なプリアンプ搭載モデル
  • DSPエフェクト内蔵のYAMAHA AGシリーズが人気
  • 低遅延モニタリングが重要

音楽配信・DTMも行う場合

  • 高サンプリングレート対応(96kHz以上)
  • 複数のマイク入力
  • MIDI入出力があると便利

【エントリークラス】1万円以下のおすすめミキサー

コスパ重視で配信を始めたい方向けのエントリーモデルを紹介します。1万円以下でも十分な機能を持つ製品が増えており、初心者の入門機として最適です。

FIFINE AmpliGame SC3

FIFINEのSC3は、1万円以下で本格的な配信環境を構築できるコスパ最強モデルです。4チャンネル独立スライダーで直感的な音量調整が可能。ボイスチェンジャーやRGB機能など、配信を盛り上げる機能も充実しています。

SC3の特徴的な機能

  1. 4チャンネル独立制御:マイク、ライン入力、モニター、出力をそれぞれ個別に調整
  2. ボイスチェンジャー:12種類の基調と6種類の音声パターンで声を変更可能
  3. カスタム効果音:15秒以内の効果音を4つまで登録可能
  4. RGB照明:5種類のモードと8種類以上の色を選択可能
XLRマイクを使いたい初心者に特におすすめ。48Vファンタム電源対応なので、コンデンサーマイクも使用可能です。ただし、USBマイクには対応していないのでご注意ください。

MAONO G1 NEO

MAONOのG1 NEOは、55dBの高ゲインプリアンプを搭載し、感度の低いダイナミックマイクでもしっかり音を拾えます。2段階のノイズ低減機能で、クリアな音声配信が可能です。

G1 NEOが優れている点

  1. 高ゲインプリアンプ:55dBのゲインでSM7Bなどの感度の低いマイクにも対応
  2. 2段階ノイズ低減:環境に合わせてノイズ低減レベルを選択可能
  3. リバーブ機能:歌配信にも使えるリバーブエフェクト搭載

エントリークラスの選び方まとめ

製品強みおすすめユーザー
FIFINE SC3コスパ・多機能初心者全般
MAONO G1 NEO高ゲイン・ノイズ低減ダイナミックマイク使用者

【スタンダードクラス】2万円台のおすすめミキサー

本格的に配信を続けていきたい方向けのスタンダードモデルです。エフェクト機能や音質が向上し、長期間使える品質を備えています。

ヤマハ AG03MK2

配信者に絶大な人気を誇るヤマハAGシリーズの最新モデル。DSPエフェクトが内蔵されており、リバーブやコンプレッサー、EQをハードウェアで処理できます。ループバック機能も搭載で、Discord通話を配信に乗せることも簡単です。

AG03MK2の魅力

  1. DSPエフェクト内蔵:コンプレッサー、EQ、リバーブをワンタッチで適用
  2. 高品質プリアンプ:ヤマハの音響技術を活かしたクリアな音質
  3. ループバック機能:PC音声を配信に乗せられる
  4. 堅牢な作り:長期間の使用に耐える品質
AG03MK2はホワイトとブラックの2色展開。デスク環境に合わせて選べます。 - [ホワイトモデル](https://www.amazon.co.jp/dp/B0DM5DLQ7J?tag=gekidankata00-22) - [ブラックモデル](https://www.amazon.co.jp/dp/B0DM5Q2KNL?tag=gekidankata00-22)

AG03MK2とAG06MK2の違い

機能AG03MK2AG06MK2
チャンネル数3ch6ch
マイク入力1系統2系統
ライン入力1系統2系統
価格約22,000円約27,000円

1人での配信ならAG03MK2で十分。2人以上での配信や、複数楽器を接続する場合はAG06MK2を検討しましょう。

オーディオテクニカ AT-UMX3

日本の老舗オーディオメーカー、オーディオテクニカが配信者向けに開発したモデル。192kHz/24bitの高解像度対応で、音質にこだわりたい方に最適です。自社マイクとの相性が特に良く、AT2020などと組み合わせると真価を発揮します。

AT-UMX3の特徴

  1. 高音質対応:192kHz/24bitのハイレゾ対応
  2. スマホ対応:USB Type-Cでスマホやタブレットにも接続可能
  3. オーディオテクニカマイク最適化:AT2020、AT2035などとの相性が抜群

【プロクラス】3万円以上のハイエンドミキサー

本格的なスタジオ品質を求める方向けのプロモデルです。機能と音質の両面で妥協のない製品が揃っています。

ヤマハ ZG01

ゲーム配信に特化したヤマハの最新モデル。HDMI入力を2系統搭載しており、ゲーム機の音声を直接取り込めます。PS5やNintendo Switchの配信に最適で、キャプチャーボードなしでもゲーム音声の取り込みが可能です。

ZG01の革新的な機能

  1. HDMI入力:ゲーム機から直接音声を取り込み、遅延なしでモニタリング
  2. ボイスチャット分離:ゲーム音とボイスチャット音を個別に調整
  3. 3Dオーディオ対応:PS5の3Dオーディオをヘッドホンで体験可能
  4. 専用ソフトウェア:ZG Controllerで細かい設定が可能
ZG01はゲーム配信者に特におすすめ。HDMI入力があることで、ゲーム音声のルーティングが格段に楽になります。キャプチャーボードの音声遅延問題も解決できます。

Elgato Stream Deck +

Elgatoの配信コントローラーとオーディオミキサーが融合したハイブリッドモデル。Wave Linkソフトウェアと連携して、ソフトウェアベースの高度な音声ルーティングが可能です。OBSやTwitchとの連携機能も充実しており、配信の効率化に貢献します。

Stream Deck +の活用法

  1. 物理ダイヤル:音量調整をダイヤルで直感的に操作
  2. タッチストリップ:スワイプで素早く設定を切り替え
  3. LCDキー:シーン切り替えやエフェクトをワンタッチで
  4. Wave Link連携:ソフトウェアミキサーとの完全統合

用途別おすすめミキサー比較表

製品名価格おすすめ用途特徴
FIFINE SC3¥7,299初心者・コスパ重視4ch独立スライダー
MAONO G1 NEO¥9,799ゲーム実況入門ノイズ低減機能
ヤマハ AG03MK2¥22,000歌配信・雑談DSPエフェクト内蔵
AT-UMX3¥21,780高音質配信192kHz/24bit対応
ヤマハ ZG01¥29,000ゲーム配信HDMI入力対応
Stream Deck +¥31,001配信効率化配信コントローラー機能

配信用ミキサーの接続方法

基本的な接続手順を解説します。

必要な機材

  1. 配信用ミキサー本体
  2. マイク(XLRまたは3.5mm接続)
  3. XLRケーブル(XLRマイクを使用する場合)
  4. USBケーブル(ミキサー⇔PC接続用)
  5. ヘッドホン(モニタリング用)

接続の流れ

  1. ミキサーとPCをUSBケーブルで接続
  2. マイクをミキサーのXLR/LINE入力に接続
  3. ヘッドホンをミキサーのヘッドホン端子に接続
  4. PCの音声出力をミキサー経由に設定
  5. OBSなどの配信ソフトで音声入力をミキサーに設定
XLRマイクを使用する場合は、コンデンサーマイクならファンタム電源(48V)をONにすることを忘れずに。ダイナミックマイクの場合はOFFのままで問題ありません。

OBSでの設定方法

  1. OBSを起動
  2. 設定 → 音声を開く
  3. マイク音声でミキサーのデバイスを選択
  4. デスクトップ音声を無効化(ループバック使用時)
  5. 適用をクリック

ループバック機能を使用する場合は、OBSのデスクトップ音声を無効にしないと音声が二重になります。

よくあるトラブルと解決方法

音が出ない

  • ミキサーの電源が入っているか確認
  • USBケーブルが正しく接続されているか確認
  • PC側でミキサーが認識されているか確認
  • ドライバーのインストールが必要な場合も

ノイズが乗る

  • ファンタム電源の設定を確認(ダイナミックマイクなら OFF)
  • ゲインが高すぎないか確認
  • USBハブ経由でなく直接接続を試す

音量が小さい

  • ゲインを上げる
  • コンプレッサーを使用する
  • マイクとの距離を調整

配信用ミキサーを使いこなすコツ

ゲイン設定の基本

ゲインは入力信号を増幅する機能です。適切なゲイン設定が音質の鍵となります。

  1. レベルメーターを確認:ピーク時に-6dB〜-3dB程度が目安
  2. クリッピングを避ける:赤いランプが点灯しないように
  3. 余裕を持たせる:急な大声にも対応できるマージンを確保

コンプレッサーの活用

コンプレッサーは、大きな音を抑えて音量を均一化するエフェクトです。

  • 声の安定化:囁き声から大声まで、音量差を抑える
  • 聴きやすさ向上:視聴者が音量調整しなくて済む
  • かけすぎ注意:強くかけすぎると不自然な音になる

リバーブの使い方

リバーブは残響効果を加えるエフェクトです。

  • 歌配信:適度なリバーブで歌声に深みを
  • 雑談配信:かけすぎると聞き取りづらくなるので控えめに
  • ゲーム実況:基本的には不要、素の声が聴きやすい

よくある質問

配信用ミキサーは必要?
本格的な配信を目指すなら必須アイテムです。マイク音量の細かい調整、BGMとの音量バランス、リバーブなどのエフェクト追加が可能になります。特に歌配信やゲーム実況では、視聴者が聴きやすい音声を届けるために重要な役割を果たします。
ミキサーとオーディオインターフェースの違いは?
オーディオインターフェースは主にマイクをPCに接続するための機器で、ミキサーは複数の音声ソースをミックスする機器です。配信用ミキサーはこの両方の機能を兼ね備えており、1台でマイク接続から音声ミックスまで完結できます。
初心者はどの価格帯から始めるべき?
初心者には1万円以下のエントリーモデルがおすすめです。FIFINE SC3やMAONO G1 NEOなど、基本機能が充実した製品で配信を始め、必要に応じてグレードアップするのが賢い選び方です。
ファンタム電源は必要?
コンデンサーマイクを使用する場合は必須です。ダイナミックマイクのみ使用する場合は不要ですが、将来的にマイクをアップグレードする可能性を考えると、ファンタム電源対応のミキサーを選んでおくと安心です。
USBマイクでもミキサーは使える?
基本的にUSBマイクは単体でPCに接続するため、アナログミキサーには接続できません。USBマイクを使用している場合は、ソフトウェアミキサー(VoiceMeeterなど)を使用するか、XLRマイクへのアップグレードを検討してください。
AG03とAG03MK2の違いは?
G03MK2は2022年発売の新モデルで、USB Type-C対応、4極ミニプラグ対応、USB-Cによるスマホ接続対応などが追加されています。機能面でMK2が優れているため、新規購入ならMK2をおすすめします。

まとめ

まとめ

配信用ミキサーは、プロ品質の音声配信を実現するために欠かせない機材です。

予算別おすすめ

  • 1万円以下:FIFINE SC3 / MAONO G1 NEO
  • 2万円台:ヤマハ AG03MK2 / オーディオテクニカ AT-UMX3
  • 3万円以上:ヤマハ ZG01 / Elgato Stream Deck +

用途別おすすめ

  • ゲーム実況:ヤマハ ZG01(HDMI入力対応)
  • 歌配信:ヤマハ AG03MK2(DSPエフェクト内蔵)
  • 初心者:FIFINE SC3(コスパ最強)

自分の配信スタイルと予算に合わせて、最適なミキサーを選んでください。まずはエントリーモデルから始めて、必要に応じてグレードアップしていくのが賢い選び方です。

※価格は変動する場合があります。最新の価格はAmazonでご確認ください。

画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • Audio mixer equipment: Photo by Samuel Ramos on Unsplash
  • person wearing black watch: Photo by Samuel Spagl on Unsplash
  • person playing audio mixer: Photo by Samuel Spagl on Unsplash

よくある質問

Q配信用ミキサーは必要?
A
本格的な配信を目指すなら必須アイテムです。マイク音量の細かい調整、BGMとの音量バランス、リバーブなどのエフェクト追加が可能になります。特に歌配信やゲーム実況では、視聴者が聴きやすい音声を届けるために重要な役割を果たします。
Qミキサーとオーディオインターフェースの違いは?
A
オーディオインターフェースは主にマイクをPCに接続するための機器で、ミキサーは複数の音声ソースをミックスする機器です。配信用ミキサーはこの両方の機能を兼ね備えており、1台でマイク接続から音声ミックスまで完結できます。
Q初心者はどの価格帯から始めるべき?
A
初心者には1万円以下のエントリーモデルがおすすめです。FIFINE SC3やMAONO G1 NEOなど、基本機能が充実した製品で配信を始め、必要に応じてグレードアップするのが賢い選び方です。
Qファンタム電源は必要?
A
コンデンサーマイクを使用する場合は必須です。ダイナミックマイクのみ使用する場合は不要ですが、将来的にマイクをアップグレードする可能性を考えると、ファンタム電源対応のミキサーを選んでおくと安心です。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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