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【2025年版】キャプチャーボードおすすめ10選|Switch・PS5配信に必須の選び方ガイド

【2025年版】キャプチャーボードおすすめ10選|Switch・PS5配信に必須の選び方ガイド

公開日
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キャプチャーボードおすすめ10選|Switch・PS5配信に必須の選び方ガイド

「Switchのゲームを配信したいけど、どうやってPCに映像を取り込むの?」

「PS5の配信をYouTubeでやりたいけど、何を買えばいいかわからない…」

「キャプチャーボードって種類が多すぎて選べない…」

Nintendo SwitchやPlayStation 5などのゲーム機で配信をするには、キャプチャーボードが必須です。ゲーム機のHDMI出力をPCに取り込み、OBSなどの配信ソフトで配信する仕組みです。

しかし、キャプチャーボードは種類が多く、価格も2,000円から5万円以上まで幅広いため、初心者は何を選べばいいか迷ってしまいます。

この記事では、キャプチャーボードの選び方と、用途別のおすすめ製品を紹介します。

この記事でわかること - キャプチャーボードが必要な理由と仕組み - 選び方の5つのポイント - 予算別おすすめキャプチャーボード - Switch・PS5それぞれの設定方法 - よくあるトラブルと対処法

キャプチャーボードとは?なぜ必要なのか

キャプチャーボードの役割

キャプチャーボードは、ゲーム機のHDMI映像をPCに取り込むための機材です。

ゲーム機(Switch、PS5など)はHDMI出力しか持っていないため、そのままではPCに映像を送れません。キャプチャーボードがHDMI信号をUSB信号に変換し、PCで認識できるようにします。

キャプチャーボードの基本構成
入力ゲーム機からのHDMI
出力PCへのUSB接続
パススルーモニターへのHDMI出力(遅延なし)
対応解像度1080p/60fps〜4K/60fps

キャプチャーボードが必要なケース

必要なケース

  • Nintendo Switchの配信
  • PlayStation 5/4の配信
  • Xbox Series X/Sの配信
  • レトロゲーム機の配信
  • 一眼カメラをWebカメラとして使う

不要なケース

  • PCゲームの配信(OBSでそのままキャプチャ可能)
  • スマホゲームの配信(ミラーリングアプリで対応可能な場合も)

キャプチャーボードの選び方5つのポイント

ポイント1:パススルー機能

パススルー機能は、ゲーム機の映像を遅延なくモニターに出力する機能です。

キャプチャーボードを通してPCに取り込んだ映像には、必ず遅延(ラグ)が発生します。この遅延した映像でゲームをプレイすると、操作が遅れてまともにプレイできません。

パススルー機能があれば、キャプチャーボードからモニターに直接映像を出力し、遅延のない映像でプレイしながら、PCでは録画・配信ができます。

アクションゲームやFPSなど、タイミングが重要なゲームを配信する場合、パススルー機能は必須です。RPGなど遅延が気にならないゲームであれば、パススルーなしでも配信可能です。

ポイント2:対応解像度とフレームレート

キャプチャーボードの性能は、対応解像度フレームレート(fps)で決まります。

解像度フレームレート用途
1080p30fps最低限の配信向け
1080p60fps標準的な配信向け(推奨)
1440p60fps高画質配信向け
4K30fps4K配信向け
4K60fps最高画質配信向け

おすすめは1080p/60fps以上

現在のYouTubeやTwitchの主流は1080p/60fpsです。これに対応したキャプチャーボードを選べば、ほとんどの配信で困ることはありません。

ポイント3:接続方式(USB2.0/3.0/内蔵型)

キャプチャーボードの接続方式は大きく3種類あります。

USB2.0接続

  • 安価(2,000円〜)
  • 転送速度が遅い(480Mbps)
  • 1080p/30fpsが限界
  • 遅延が大きめ

USB3.0接続

  • 標準的な価格帯(5,000円〜)
  • 高速転送(5Gbps)
  • 1080p/60fps以上に対応
  • 遅延が少ない

内蔵型(PCIe接続)

  • 高価格帯(15,000円〜)
  • 最高速度
  • 4K/60fpsに対応
  • 最も低遅延
  • デスクトップPC専用
初心者にはUSB3.0接続の外付け型がおすすめです。取り付けが簡単で、ノートPCでも使用可能。性能も十分です。

ポイント4:対応ソフトウェア

キャプチャーボードは、OBS StudioやStreamlabsなどの配信ソフトで使用します。ほとんどの製品はこれらに対応していますが、念のため確認しておきましょう。

主要な配信ソフト

  • OBS Studio(無料・最も人気)
  • Streamlabs Desktop(無料)
  • XSplit(有料)
  • N Air(ニコニコ公式)

ポイント5:エンコード方式

キャプチャーボードには、ソフトウェアエンコードハードウェアエンコードの2種類があります。

ソフトウェアエンコード

  • PCのCPUで映像を処理
  • PCスペックに依存
  • 設定の自由度が高い
  • 低価格帯に多い

ハードウェアエンコード

  • キャプチャーボード内で映像を処理
  • PCの負荷が低い
  • 高価格帯に多い

一般的な配信であれば、ソフトウェアエンコードで十分です。配信PCのスペックが低い場合のみ、ハードウェアエンコード対応を検討してください。

予算別おすすめキャプチャーボード

【格安】2,000円以下のエントリーモデル

とりあえず配信を始めてみたい方向けの格安モデルです。

2,000円以下で購入できる格安キャプチャーボード。入門用として最適で、Switchの配信テストに使うのに丁度いい価格帯です。

【コスパ最強】3,000円〜5,000円の定番モデル

本格的に配信を始めるならこの価格帯がおすすめ。性能と価格のバランスが最も良いです。

Switch用に最適化されたキャプチャーボード。充電しながらの配信が可能で、純正ドックの代わりとしても使えます。

非圧縮映像に対応し、PC負荷を抑えながら高画質な配信が可能。Switch、PS5、Xboxなど幅広いゲーム機に対応しています。

【中価格帯】5,000円〜10,000円の高性能モデル

より高画質・低遅延を求める方向けの中価格帯モデルです。

4Kパススルーに対応し、PS5の4K映像を楽しみながら1080p配信ができます。USB3.0対応で遅延も最小限。

【ハイエンド】10,000円以上のプロ仕様モデル

最高画質・最低遅延を求めるプロ配信者向けのハイエンドモデルです。

UGREENのハイエンドモデルは、4K/60fpsのパススルーに対応し、PS5の性能を最大限に活かした配信が可能。HDR対応で色鮮やかな映像を実現します。

ゲーム機別の接続・設定方法

Nintendo Switchの配信設定

必要なもの

  • キャプチャーボード
  • HDMIケーブル(2本)
  • Switchドック
  • PC(配信用)
  • モニター

接続手順

  1. SwitchをTVモード(ドック装着)にする
  2. ドックのHDMI OUT → キャプチャーボードのHDMI IN
  3. キャプチャーボードのHDMI OUT → モニター
  4. キャプチャーボードのUSB → PC

OBSの設定

  1. OBS Studioを起動
  2. ソース → 「+」 → 「映像キャプチャデバイス」
  3. デバイスでキャプチャーボードを選択
  4. 解像度を1920x1080、fpsを60に設定
Switchの携帯モードでは配信できません。必ずTVモード(ドック装着)で使用してください。

PlayStation 5の配信設定

PS5側の設定

  1. 設定 → システム → HDMI
  2. 「HDCPを有効にする」をオフにする
HDCPは著作権保護技術で、有効のままだとキャプチャーボードで映像を取り込めません。必ずオフにしてください。

接続手順

  1. PS5のHDMI OUT → キャプチャーボードのHDMI IN
  2. キャプチャーボードのHDMI OUT → モニター
  3. キャプチャーボードのUSB → PC

Xbox Series X/Sの配信設定

Xbox側の設定

  1. 設定 → 全般 → テレビとディスプレイのオプション
  2. 「HDMI」でHDCPをオフ

接続手順はPS5と同様です。

人気配信者が使っているキャプチャーボード

プロの配信者や人気YouTuberがどのようなキャプチャーボードを使っているか気になる方も多いでしょう。

定番のElgatoシリーズ

海外・国内問わず、多くのプロ配信者がElgatoのキャプチャーボードを使用しています。特に「HD60 X」や「4K60 Pro MK.2」は定番中の定番です。

Elgatoが選ばれる理由

  • 圧倒的な低遅延
  • 専用ソフトウェアの使いやすさ
  • 長期間の安定動作
  • 充実したサポート体制

ただし、Elgato製品は2万円以上と高価格帯です。まずは本記事で紹介した中価格帯の製品で始めて、物足りなくなったらElgatoにステップアップするのがおすすめです。

AVerMediaも人気

日本の配信者の間ではAVerMediaも人気があります。「Live Gamer EXTREME 3」や「Live Gamer Portable 2 PLUS」などが定番です。

日本語サポートが充実しているため、初心者でも安心して使えます。

配信スタイル別のおすすめ

まったり系・雑談配信

RPGやシミュレーションゲームなど、タイミングがシビアでないゲームの配信なら、格安キャプチャーボードでも十分です。

おすすめスペック

  • 1080p/30fps以上
  • パススルーはなくても可
  • 価格帯:2,000円〜5,000円

アクション・FPS配信

スマブラ、スプラトゥーン、ApexなどFPSやアクションゲームの配信では、遅延が致命的です。

おすすめスペック

  • 1080p/60fps必須
  • パススルー機能必須
  • USB3.0接続推奨
  • 価格帯:5,000円〜15,000円

高画質重視・アーカイブ配信

4K対応ゲームを高画質で配信・録画したい場合は、ハイエンドモデルが必要です。

おすすめスペック

  • 4K/60fps対応
  • HDRパススルー
  • USB3.1以上またはPCIe接続
  • 価格帯:15,000円〜30,000円

複数ゲーム機を使う配信

SwitchとPS5を両方配信する場合、切り替えの手間を減らすためにHDMI切替器との併用がおすすめです。

必要なもの

  • キャプチャーボード
  • HDMI切替器(2入力1出力以上)
  • HDMIケーブル(複数本)

よくあるトラブルと対処法

映像が映らない

原因1:HDCPが有効

  • PS5/Xboxの場合、HDCPをオフにする
  • Switchの場合は問題なし

原因2:ケーブルの接続不良

  • HDMIケーブルを抜き差し
  • USBケーブルを別のポートに接続

原因3:OBSの設定ミス

  • ソースで正しいデバイスが選択されているか確認
  • 解像度設定を確認

映像がカクカクする

原因1:USB2.0ポートに接続している

  • USB3.0対応のポート(青いポート)に接続

原因2:PCスペック不足

  • 解像度やfpsを下げる
  • OBSのエンコード設定を見直す

原因3:ケーブル品質の問題

  • 高品質なHDMIケーブルに交換

音声が出ない・ずれる

原因1:音声設定のミス

  • OBSの音声設定でキャプチャーボードの音声を有効に
  • ゲーム機側の音声出力設定を確認

原因2:音声遅延

  • OBSの音声同期オフセットで調整
  • -50ms〜-200ms程度のオフセットを設定

原因3:音声が二重に聞こえる

  • パススルーモニターとPCの両方から音が出ている場合
  • OBSで「音声モニタリング」をオフにする
  • または、モニターのスピーカーをミュートにする

キャプチャーボードがPCに認識されない

原因1:ドライバの問題

  • メーカー公式サイトから最新ドライバをダウンロード
  • 一度アンインストールしてから再インストール
  • USBポートを変えて試す

原因2:USB電力不足

  • USBハブ経由ではなく、PC本体に直接接続
  • USB3.0ポートに接続しているか確認
  • 他のUSB機器を外して試す

原因3:ゲーム機側の問題

  • ゲーム機を再起動
  • HDMIケーブルを交換して試す
  • 別のHDMI出力端子があれば試す

パススルー映像が遅延する

原因:接続順序の問題

  • キャプチャーボードのHDMI OUTから直接モニターに接続しているか確認
  • 分配器などを経由していないか確認

キャプチャーボードと一緒に購入したいアイテム

HDMIケーブル

キャプチャーボードには通常HDMIケーブルが1本しか付属していません。パススルー機能を使う場合は2本必要です。

選び方のポイント

  • HDMI 2.0以上対応(4Kパススルー用)
  • 長さは1.5m〜2mが使いやすい
  • 高速伝送対応のものを選ぶ

マイク

ゲーム配信では自分の声も重要です。キャプチャーボードと一緒にマイクの購入も検討しましょう。

おすすめのマイクタイプ

  • USB接続のコンデンサーマイク(5,000円〜15,000円)
  • ゲーミングヘッドセットのマイク(手軽に始めたい方向け)

Webカメラ

顔出し配信をする場合はWebカメラも必要です。

おすすめスペック

  • 1080p/30fps以上
  • オートフォーカス対応
  • 暗所補正機能付き

予算別おすすめ構成

【1万円以下】最小構成

1万円以下の最小構成
キャプチャーボードBasicolor(約5,000円)
HDMIケーブル既存のものを流用
合計約5,000円

既に持っているHDMIケーブルを使えば、キャプチャーボードだけの購入で配信を始められます。

【2万円前後】標準構成

2万円前後の標準構成
キャプチャーボードUGREEN 4K対応(約13,000円)
HDMIケーブルHDMI 2.0対応(約1,500円)
USBマイクAmazonベーシック(約3,500円)
合計約18,000円

高画質配信と音声収録ができる標準的な構成です。

【3万円以上】本格構成

3万円以上の本格構成
キャプチャーボードElgato HD60 X(約25,000円)
HDMIケーブル高品質HDMI 2.1(約2,500円)
マイクHyperX SoloCast 2(約9,000円)
合計約36,500円

プロレベルの配信クオリティを目指す方向けの構成です。

まとめ:用途に合ったキャプチャーボードを選ぼう

キャプチャーボードは、Switch・PS5配信の必須アイテムです。選び方のポイントを押さえれば、自分に合った製品が見つかります。

まとめ

- パススルー機能は必須(アクションゲームなら特に) - 1080p/60fps対応を基準に選ぶ - USB3.0接続がおすすめ(初心者は外付け型) - 格安品でも配信は可能だが、本格的にやるなら5,000円以上 - PS5/Xboxは必ずHDCPをオフにする

まずは格安モデルで試してみて、本格的に配信を続けるなら中〜高価格帯にステップアップするのがおすすめです。

キャプチャーボードは配信に必須ですか?
SwitchやPS5などのゲーム機の映像をPCで配信する場合は必須です。ゲーム機のHDMI出力をPCに取り込むための機材がキャプチャーボードです。PCゲームの配信であれば不要です。
安いキャプチャーボードでも配信できますか?
2,000円〜3,000円程度の格安キャプチャーボードでも配信は可能です。ただし、遅延が大きかったり画質が劣ることがあります。本格的に配信を始めるなら5,000円〜10,000円程度の製品がおすすめです。
パススルー機能は必要ですか?
ゲームをプレイしながら配信する場合は必須です。パススルー機能がないと、PCに取り込んだ映像でプレイすることになり、遅延が発生してゲームに支障が出ます。

よくある質問

Qキャプチャーボードは配信に必須ですか?
A
SwitchやPS5などのゲーム機の映像をPCで配信する場合は必須です。ゲーム機のHDMI出力をPCに取り込むための機材がキャプチャーボードです。PCゲームの配信であれば不要です。
Q安いキャプチャーボードでも配信できますか?
A
2,000円〜3,000円程度の格安キャプチャーボードでも配信は可能です。ただし、遅延が大きかったり画質が劣ることがあります。本格的に配信を始めるなら5,000円〜10,000円程度の製品がおすすめです。
Qパススルー機能は必要ですか?
A
ゲームをプレイしながら配信する場合は必須です。パススルー機能がないと、PCに取り込んだ映像でプレイすることになり、遅延が発生してゲームに支障が出ます。
QUSB2.0とUSB3.0、どちらがいいですか?
A
USB3.0対応をおすすめします。USB3.0は転送速度が速いため、高画質な映像を遅延なく取り込めます。USB2.0は1080p/30fpsが限界で、60fps配信には向きません。
Q内蔵型と外付け型、どちらを選ぶべきですか?
A
初心者には外付け型がおすすめです。USB接続で簡単に使え、ノートPCでも利用可能。内蔵型はデスクトップPC専用で、取り付けにPCの知識が必要ですが、安定性は高いです。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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