【OBS Studio入門】初心者向け使い方ガイド|ダウンロードから配信開始まで
ゲーム配信やライブ配信を始めたいけど、OBSの使い方がわからない...。
そんな初心者の方に向けて、OBS Studioの基本的な使い方をダウンロードから配信開始まで、ステップバイステップで解説します。
OBS Studioとは?
OBS Studio(Open Broadcaster Software)は、無料で使えるライブ配信・録画ソフトです。
世界中のストリーマーが愛用しており、YouTube、Twitch、ニコニコ生放送など、ほぼすべての配信プラットフォームに対応しています。
OBS Studioの特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 完全無料 | オープンソースで広告なし |
| マルチプラットフォーム | Windows、Mac、Linux対応 |
| 高機能 | シーン切り替え、フィルター、プラグイン対応 |
| 軽量 | PCへの負荷が比較的少ない |
| 多言語対応 | 日本語で使える |
| 豊富なプラグイン | 機能を自由に拡張できる |
OBS Studio vs 他の配信ソフト
| ソフト名 | 価格 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| OBS Studio | 無料 | 軽量・高機能・プラグイン豊富 | ★★★★★ |
| Streamlabs Desktop | 無料 | ウィジェット統合・初心者向け | ★★★★☆ |
| XSplit | 有料 | 商用利用向け・サポート充実 | ★★★☆☆ |
| Twitch Studio | 無料 | Twitch専用・超初心者向け | ★★★☆☆ |
ダウンロードとインストール
ステップ1:公式サイトからダウンロード
- OBS Studio公式サイト(https://obsproject.com/ja)にアクセス
- 自分のOS(Windows/macOS/Linux)を選択
- インストーラーをダウンロード
ステップ2:インストール
Windowsの場合
- ダウンロードしたインストーラー(OBS-Studio-xx.x.x-Full-Installer-x64.exe)を実行
- ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリック
- 「Next」をクリックしてインストールを進める
- インストール先を確認して「Install」
- 完了したら「Finish」でOBS Studioを起動
Macの場合
- ダウンロードしたdmgファイルを開く
- OBS StudioアイコンをApplicationsフォルダにドラッグ
- Launchpadから起動
- 初回起動時は「開く」をクリック
ステップ3:自動構成ウィザード
初回起動時に「自動構成ウィザード」が表示されます。
- 「配信のために最適化」を選択
- 解像度とFPSを選択(初心者は1080p/30fpsがおすすめ)
- 配信サービスを選択(後から変更可能)
- 「設定を適用」をクリック
OBSの画面構成
OBS Studioの画面は、主に5つのエリアに分かれています。
1. プレビュー画面(中央上部)
配信・録画される映像のプレビューが表示されます。ここで見える映像がそのまま視聴者に届きます。
プレビュー画面の操作
- ソースをクリックで選択
- ドラッグで位置を移動
- 角をドラッグでサイズ変更
- 右クリックで詳細メニュー
2. シーン(左下)
シーンは、配信画面のレイアウトのことです。
- ゲーム画面用シーン
- 雑談用シーン
- 休憩画面用シーン
- オープニング/エンディング用シーン
など、複数のシーンを作成して切り替えることができます。
シーンの使い分け例
| シーン名 | 用途 | 含めるソース |
|---|---|---|
| ゲーム配信 | ゲームプレイ中 | ゲームキャプチャ、Webカメラ、オーバーレイ |
| 雑談 | ゲーム以外のトーク | Webカメラ(大きめ)、背景画像 |
| 休憩中 | 離席時 | 「少々お待ちください」画像、BGM |
| 開始前 | 配信開始前 | カウントダウン、BGM |
3. ソース(左下中央)
ソースは、シーンに配置する要素のことです。
| ソースの種類 | 用途 |
|---|---|
| ゲームキャプチャ | ゲーム画面を取り込む |
| ウィンドウキャプチャ | 特定のウィンドウを取り込む |
| 画面キャプチャ | デスクトップ全体を取り込む |
| 映像キャプチャデバイス | Webカメラ、キャプチャーボード |
| 画像 | 静止画(オーバーレイ、ロゴ) |
| テキスト | 文字を表示 |
| メディアソース | 動画、音声ファイル |
| ブラウザ | Webページ、ウィジェット |
4. 音声ミキサー(中央下部)
マイクやゲーム音などの音量を調整します。
音声ミキサーの見方
- 緑:適正な音量
- 黄:やや大きい
- 赤:音割れ(クリッピング)の危険
5. コントロール(右下)
| ボタン | 機能 |
|---|---|
| 配信開始 | ライブ配信を開始 |
| 録画開始 | ローカル録画を開始 |
| スタジオモード | プレビューと配信画面を分離 |
| 設定 | 各種設定画面を開く |
| 終了 | OBSを終了 |
ソースの追加方法
配信画面に要素を追加する方法を解説します。
ゲーム画面を追加する
- ソース欄の「+」をクリック
- 「ゲームキャプチャ」を選択
- 名前をつけて「OK」
- モードで「特定のウィンドウをキャプチャ」を選択
- ウィンドウでゲームを選択
- 「OK」で完了
ゲームキャプチャの詳細設定
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| モード | 特定のウィンドウをキャプチャ |
| SLIキャプチャモード | オフ |
| カーソルをキャプチャ | 必要に応じてオン |
| アンチチート互換性フック | オン |
Webカメラを追加する
- ソース欄の「+」をクリック
- 「映像キャプチャデバイス」を選択
- 名前をつけて「OK」
- デバイスで使用するWebカメラを選択
- 解像度とFPSを設定
- 「OK」で完了
追加後、プレビュー画面でドラッグしてサイズと位置を調整します。
Webカメラの推奨設定
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| 解像度 | 1280x720(720p) |
| FPS | 30 |
| 映像フォーマット | MJPEG(YUY2より軽い) |
画像を追加する
- ソース欄の「+」をクリック
- 「画像」を選択
- 名前をつけて「OK」
- 画像ファイルを選択
- 「OK」で完了
オーバーレイやフレーム、ロゴなどを追加するときに使います。
対応画像形式
- PNG(透過対応)
- JPG
- BMP
- GIF(アニメーション非対応)
テキストを追加する
- ソース欄の「+」をクリック
- 「テキスト(GDI+)」を選択
- 名前をつけて「OK」
- 表示したいテキストを入力
- フォント、サイズ、色を設定
- 「OK」で完了
テキストの装飾オプション
- 輪郭(アウトライン)
- ドロップシャドウ
- 背景色
- スクロール(テロップ風)
ブラウザソースを追加する
配信画面にWebページやウィジェットを表示できます。
- ソース欄の「+」をクリック
- 「ブラウザ」を選択
- 名前をつけて「OK」
- URLを入力
- 幅と高さを設定
- 「OK」で完了
ブラウザソースの活用例
- チャット表示ウィジェット
- フォロー/サブスク通知
- 時計、カウントダウン
- Spotify再生中の曲表示
音声の設定
マイクの設定
- 「設定」→「音声」を開く
- 「マイク音声」で使用するマイクを選択
- 音声ミキサーで音量を調整
ゲーム音の設定
通常は自動で「デスクトップ音声」として取り込まれます。
- 「設定」→「音声」を開く
- 「デスクトップ音声」で出力デバイスを選択
音量バランスの調整
音声ミキサーで各ソースの音量を調整します。
| ソース | 目安の音量 |
|---|---|
| マイク | -10dB〜-5dB付近 |
| ゲーム音 | マイクより少し小さめ |
| BGM | さらに小さめ |
音声フィルターの設定
マイクの音質を向上させるためのフィルターを設定します。
音声ミキサーのマイクを右クリック → フィルタ
| フィルター | 効果 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| ノイズ抑制 | 環境音を除去 | RNNoiseを推奨 |
| ノイズゲート | 小さい音をカット | 閾値-32dB程度 |
| コンプレッサー | 音量を均一化 | 比率4:1、閾値-18dB |
| ゲイン | 音量を増減 | 必要に応じて |
フィルターの順番(推奨)
- ノイズ抑制
- ノイズゲート
- コンプレッサー
- ゲイン
配信プラットフォームとの連携
YouTubeで配信する場合
- 「設定」→「配信」を開く
- サービスで「YouTube - RTMPS」を選択
- 「アカウント接続」をクリック
- Googleアカウントでログイン
- 認証を許可
YouTube配信の注意点
- 初回配信は24時間前までに有効化が必要
- ライブ配信の有効化はYouTube Studioから
- モバイル認証が必要な場合あり
Twitchで配信する場合
- 「設定」→「配信」を開く
- サービスで「Twitch」を選択
- 「アカウント接続」をクリック
- Twitchアカウントでログイン
- 認証を許可
Twitch配信のおすすめ設定
- サーバー:自動(最適なサーバーを自動選択)
- ビットレート:6000Kbps(パートナー/アフィリエイト)
ニコニコ生放送で配信する場合
- 「設定」→「配信」を開く
- サービスで「niconico」を選択
- ストリームキーを入力
ストリームキーを使う場合
アカウント連携がうまくいかない場合は、ストリームキーを直接入力します。
- 各プラットフォームの配信設定からストリームキーをコピー
- OBSの「設定」→「配信」
- 「ストリームキーを使用する」にチェック
- ストリームキーを貼り付け
おすすめの初期設定
出力設定
「設定」→「出力」で以下を設定します。
配信タブ
| 項目 | おすすめ設定 |
|---|---|
| 出力モード | 詳細 |
| エンコーダ | NVIDIA NVENC H.264(対応GPUがある場合) |
| レート制御 | CBR |
| ビットレート | 4500〜6000 Kbps |
| キーフレーム間隔 | 2 |
| プリセット | Quality |
| プロファイル | high |
録画タブ
| 項目 | おすすめ設定 |
|---|---|
| 録画フォーマット | mkv(後でmp4に変換可能) |
| エンコーダ | 配信と同じ |
| レート制御 | CQP(品質優先) |
| CQレベル | 18〜23 |
映像設定
「設定」→「映像」で以下を設定します。
| 項目 | おすすめ設定 |
|---|---|
| 基本解像度 | 1920x1080 |
| 出力解像度 | 1920x1080(PCスペックが低ければ1280x720) |
| 縮小フィルター | ランチョス(高品質) |
| FPS | 30または60 |
詳細設定
「設定」→「詳細」で以下を設定します。
| 項目 | おすすめ設定 |
|---|---|
| プロセスの優先度 | 通常以上 |
| 色フォーマット | NV12 |
| 色空間 | 709 |
| 色範囲 | 一部 |
ホットキー設定
「設定」→「ホットキー」で、よく使う操作にキーを割り当てます。
| 操作 | おすすめキー |
|---|---|
| 配信開始/停止 | F9 / F10 |
| 録画開始/停止 | F11 / F12 |
| シーン切り替え | F1〜F4 |
| マイクミュート | F5 |
便利な機能
スタジオモード
スタジオモードを使うと、プレビュー画面と配信画面を分離できます。
- 「スタジオモード」ボタンをクリック
- 左側:プレビュー(視聴者に見えない)
- 右側:配信中の画面
- 「トランジション」で切り替え
シーンを事前に確認してから切り替えられるので、放送事故を防げます。
シーンコレクション
複数の設定パターンを保存できます。
- ゲーム配信用
- 雑談配信用
- コラボ配信用
など、用途別に設定を切り替えられます。
プロファイル
配信先ごとに設定を保存できます。
- YouTube用プロファイル
- Twitch用プロファイル
ビットレートやサーバー設定が異なる場合に便利です。
仮想カメラ
OBSの映像を仮想Webカメラとして出力できます。
- 「ツール」→「仮想カメラを開始」
- ZoomやDiscordでカメラとして「OBS Virtual Camera」を選択
オンライン会議でOBSの映像を使いたいときに便利です。
よくあるトラブルと解決法
ゲーム画面が真っ暗
原因と解決法
| 原因 | 解決法 |
|---|---|
| 管理者権限の問題 | OBSを「管理者として実行」 |
| ゲームモードの問題 | ウィンドウモード/ボーダーレスに変更 |
| キャプチャ方法の問題 | ゲームキャプチャ→ウィンドウキャプチャを試す |
| GPU設定の問題 | OBSとゲームを同じGPUで実行 |
音が出ない
チェックリスト
- 音声ミキサーがミュートになっていないか
- 「設定」→「音声」でデバイスが正しく選択されているか
- Windowsの音量ミキサーでOBSがミュートになっていないか
- デバイスが「既定のデバイス」になっているか
配信がカクカクする
対処法(効果が高い順)
- ビットレートを下げる(6000→4500 Kbps)
- 出力解像度を下げる(1080p→720p)
- エンコーダをハードウェア(NVENC)に変更
- FPSを下げる(60→30fps)
- 他のアプリケーションを閉じる
- プリセットを「Performance」に変更
配信が途切れる
原因と解決法
| 原因 | 解決法 |
|---|---|
| 回線速度不足 | ビットレートを下げる |
| Wi-Fi不安定 | 有線LANに変更 |
| サーバー問題 | 別のサーバーを選択 |
| ファイアウォール | OBSを例外に追加 |
エンコーダエラー
「エンコーダを開けません」というエラーが出る場合:
- OBSを再起動
- GPUドライバーを最新版に更新
- 出力解像度を下げる
- x264エンコーダに変更
おすすめプラグイン
OBSの機能を拡張するプラグインを紹介します。
| プラグイン名 | 機能 |
|---|---|
| StreamFX | 高度なエフェクト、ぼかし、シャープ化 |
| Move Transition | ソースのアニメーション移動 |
| Source Dock | ソースを別ウィンドウで表示 |
| Advanced Scene Switcher | 自動シーン切り替え |
| Vertical Canvas | 縦型配信用キャンバス |
よくある質問
まとめ
まとめ
OBS Studio入門のポイント - 公式サイトから無料でダウンロード - シーンとソースの概念を理解する - ゲームキャプチャでゲーム画面を取り込む - 音声フィルターで音質を向上させる - 音声ミキサーで音量バランスを調整 - 配信プラットフォームとアカウント連携 - ビットレートと解像度はPCスペックに合わせて調整 - スタジオモードで放送事故を防止OBS Studioは最初は難しく感じるかもしれませんが、基本を覚えればとても便利なツールです。
まずはこの記事の手順に沿って設定し、テスト配信をしてみましょう。慣れてきたら、フィルターやプラグインなど、より高度な機能にも挑戦してみてください。
よくある質問
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