【2025年】配信機材の選び方ガイド|予算別おすすめ構成と優先順位
「配信を始めたいけど、何を揃えればいいの?」
「予算が限られているけど、どこにお金をかけるべき?」
配信機材は種類が多く、何から揃えればいいか迷いますよね。
この記事では、配信機材の選び方と優先順位 を予算別に解説します。
機材の優先順位
最も重要なのは「音質」
配信で最も重要なのは 音質 です。
視聴者は画質が悪くても見続けますが、音質が悪いと離脱します。
| 1位 | マイク(必須) |
|---|---|
| 2位 | ヘッドホン/イヤホン(必須) |
| 3位 | Webカメラ(顔出しする場合) |
| 4位 | 照明(顔出しする場合) |
| 5位 | キャプチャーボード(ゲーム機配信の場合) |
| 6位 | グリーンスクリーン(背景透過したい場合) |
最低限必要なもの
| 機材 | 必要度 | 代替手段 |
|---|---|---|
| マイク | 必須 | イヤホンマイク(最初だけ) |
| ヘッドホン | 必須 | イヤホン |
| PC | 必須 | なし |
| 配信ソフト | 必須 | OBS Studio(無料) |
| Webカメラ | 顔出しのみ | スマホ(iVCamなど) |
| 照明 | 顔出しのみ | 窓際、スマホライト |
予算別おすすめ構成
【1万円以下】最低限構成
まずは配信を始めることが目標。
| USBマイク | 3,000〜5,000円 |
|---|---|
| マイクスタンド | 1,000〜2,000円 |
| ヘッドホン | 2,000〜3,000円 |
| 合計 | 約6,000〜10,000円 |
この構成のメリット:
- すぐに始められる
- 失敗しても痛手が少ない
- 音質は十分
この構成のデメリット:
- 顔出し配信は厳しい
- 細かい調整が難しい
【3万円】入門構成
本格的に続けるならこの構成。
| USBコンデンサーマイク | 8,000〜15,000円 |
|---|---|
| マイクアーム | 2,000〜3,000円 |
| ポップガード | 1,000〜2,000円 |
| モニターヘッドホン | 5,000〜8,000円 |
| Webカメラ(顔出しの場合) | 5,000〜10,000円 |
| 合計 | 約21,000〜38,000円 |
この構成がおすすめな人:
- 半年以上続ける予定
- 音質にこだわりたい
- 顔出し配信をしたい
【5万円〜】本格構成
配信を仕事にしたい人向け。
| オーディオインターフェース | 10,000〜20,000円 |
|---|---|
| XLRマイク | 10,000〜30,000円 |
| マイクアーム | 5,000〜10,000円 |
| モニターヘッドホン | 10,000〜20,000円 |
| Webカメラ/一眼カメラ | 10,000〜50,000円 |
| 照明(リングライト等) | 5,000〜15,000円 |
| 合計 | 約50,000円〜 |
マイクの選び方
USBマイク vs XLRマイク
| 項目 | USBマイク | XLRマイク |
|---|---|---|
| 接続 | USB直接 | オーディオインターフェース経由 |
| 手軽さ | 簡単 | やや複雑 |
| 音質調整 | 限定的 | 細かく可能 |
| 価格 | 安い | 高い(IF含む) |
| おすすめ | 初心者 | 中級者以上 |
最初はUSBマイクで十分です。慣れてきてから、XLRマイク + オーディオインターフェースにステップアップしましょう。
ダイナミックマイク vs コンデンサーマイク
| 項目 | ダイナミック | コンデンサー |
|---|---|---|
| 感度 | 低い | 高い |
| 周囲の音 | 拾いにくい | 拾いやすい |
| 電源 | 不要 | ファンタム電源 or USB |
| 向いている環境 | 生活音が多い | 静かな部屋 |
| 代表的な製品 | SHURE SM58 | AT2020 |
マイク選びのポイント
- 接続方式(USB or XLR)
- 指向性(単一指向性がおすすめ)
- サンプリングレート(48kHz以上)
- 付属品(スタンド、ポップガード)
Webカメラの選び方
解像度とフレームレート
| スペック | 最低限 | 推奨 |
|---|---|---|
| 解像度 | 720p | 1080p |
| フレームレート | 30fps | 60fps |
1080p/30fps以上あれば、ほとんどの配信で問題ありません。
Webカメラ vs スマホ
スマホをWebカメラとして使うことも可能です。
iVCam、DroidCam などのアプリを使えば、スマホの高画質カメラを配信に使えます。
デメリット
- バッテリー消費が激しい
- 設置が不安定
- アプリの遅延がある場合も
照明の選び方
なぜ照明が重要か
照明があると:
- 顔が明るく見える
- 肌がキレイに見える
- 表情が伝わりやすい
- プロっぽくなる
照明の種類
| 種類 | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| リングライト | 顔全体を均一に照らす | 3,000〜10,000円 |
| パネルライト | 広範囲を照らせる | 5,000〜20,000円 |
| キーライト | 本格的な照明 | 10,000円〜 |
設置が簡単で、顔を均一に照らせます。スマホホルダー付きのものも便利。
照明の配置
基本は 「3点照明」 ですが、最初は1つでOK。
- キーライト:メインの光(斜め前から)
- フィルライト:影を和らげる(反対側から)
- バックライト:立体感を出す(後ろから)
キャプチャーボードの選び方
いつ必要か
キャプチャーボードが必要なケース:
- Nintendo Switchの配信
- PS5/PS4の配信
- レトロゲーム機の配信
PCゲームのみなら不要です。
選び方のポイント
| パススルー | 遅延なくゲームをプレイするために必須 |
|---|---|
| 解像度 | 1080p/60fps以上 |
| 接続 | USB 3.0以上 |
| エンコード | ソフトウェア or ハードウェア |
内蔵型 vs 外付け型
| 項目 | 内蔵型 | 外付け型 |
|---|---|---|
| 安定性 | 高い | 普通 |
| 取り付け | デスクトップPCのみ | ノートPCも可 |
| 持ち運び | 不可 | 可能 |
| 価格 | やや高い | 手頃 |
ノートPCユーザーは外付け型一択です。
ヘッドホン・イヤホンの選び方
なぜ必要か
- 配信の音声をモニタリング
- ゲーム音とマイク音のバランス確認
- エコー・ハウリング防止
開放型 vs 密閉型
| 項目 | 開放型 | 密閉型 |
|---|---|---|
| 音漏れ | あり | 少ない |
| 長時間装着 | 楽 | やや疲れる |
| 外音 | 聞こえる | 遮断 |
| 配信向き | △ | ○ |
配信には 密閉型 がおすすめです。
失敗しない機材選びのコツ
1. 最初から高いものを買わない
最初は安価なもので始め、必要性を感じてからグレードアップしましょう。
2. レビューを複数確認する
1つのレビューだけでなく、複数のレビューを確認。特に低評価レビューは参考になります。
3. 配信者のレビュー動画を見る
実際に配信で使っている人のレビューが最も参考になります。
4. 返品可能か確認する
特にマイクは環境によって合わない場合も。返品可能な店舗で購入すると安心です。
5. 中古品も検討する
人気機材は中古市場も活発。状態の良い中古品なら大幅にコストを抑えられます。
- 有名配信者と同じ機材を揃えようとする
- 一度に全部揃えようとする
- スペック表だけで判断する
- 最安値だけを追求する
まとめ:配信機材の選び方
まとめ
優先順位 1. マイク(最重要) 2. ヘッドホン 3. Webカメラ(顔出しの場合) 4. 照明(顔出しの場合) 5. キャプチャーボード(ゲーム機配信の場合)予算別おすすめ
- 1万円以下:USBマイク + ヘッドホン
- 3万円:上記 + Webカメラ + マイクアーム
- 5万円〜:オーディオインターフェース + XLRマイク
選び方のコツ
- 最初は安価なものから
- レビューを複数確認
- 返品可能か確認
機材は配信を続けながら、少しずつグレードアップしていけばOK。
まずは最低限の機材で、配信を始めてみましょう!
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- 配信機材のイメージ: Photo by ConvertKit on Unsplash
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