【完全版】配信でノイズが入る原因と対策|ブーン音・ホワイトノイズ・電源ノイズを徹底解決
公開日
読了目安約 10 分
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- ノイズの種類と原因の特定方法
- グラウンドループ・電源ノイズの解決策
- OBS/配信ソフトでのノイズ除去設定
- ハードウェア・ケーブルでの対策
:::
配信を始めたら**「ジー」「ブーン」「サー」という謎のノイズが入って音質が最悪…**という経験はありませんか?
ノイズの原因は1つではなく、電源・接続方法・設定・機材など複数の要因が絡み合っています。この記事では、症状別にノイズの原因を特定し、確実に解決する方法を解説します。

## ノイズの種類と聞こえ方で原因を特定
まず、ノイズの種類を把握しましょう。
| ノイズの種類 | 聞こえ方 | 主な原因 |
|------------|---------|---------|
| **ハムノイズ** | 「ブーン」低い音 | グラウンドループ、電源 |
| **ホワイトノイズ** | 「サー」「シャー」 | マイクゲイン過多、低品質マイク |
| **電気ノイズ** | 「ジー」「ビー」 | USB接続、PC内部ノイズ |
| **クリックノイズ** | 「プチプチ」 | バッファ不足、サンプリングレート不一致 |
| **入力ノイズ** | キーボード打鍵音など | マイク感度高すぎ、環境音 |
:::info:::
**ノイズ特定の手順**
1. マイクを無音状態にして録音
2. ノイズの音を確認(ブーン?サー?)
3. 機材を1つずつ切り離して原因を特定
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## 【原因1】グラウンドループ(ハムノイズ)
### 症状
「**ブーーーーン**」という50/60Hzの低い音が常時入る。
### 原因
複数の機器が異なる経路で接地(グランド)され、電位差が発生してノイズが乗る現象。
### 対策
#### 対策1: 電源を統一する
:::point:::
**すべての機材を同じ電源タップに接続**
- PC
- モニター
- オーディオインターフェース
- ミキサー
- 外部機器
これだけで80%のグラウンドループは解消します。
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#### 対策2: グラウンドループアイソレーターを使う
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title: グラウンドループアイソレーター
price: ¥2,000〜4,000
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features:
- グラウンドループを物理的に遮断
- 音質劣化ほぼなし
- 3.5mm/RCA対応
- 配信・レコーディング必須アイテム
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音声ケーブルの間に挿入するだけで、グラウンドループを遮断できます。
#### 対策3: バランス接続に変更(XLR)
アンバランス接続(3.5mm、TSケーブル)からバランス接続(XLR、TRSケーブル)に変更すると、ノイズ耐性が大幅に向上します。
:::merit:::
**バランス接続のメリット**
- グラウンドループに強い
- 長距離配線でもノイズが乗りにくい
- プロ機材の標準規格
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## 【原因2】ホワイトノイズ(サーッというノイズ)
### 症状
「**サーーー**」「**シャーーー**」という高周波ノイズが常時入る。
### 原因
- マイクゲイン(入力レベル)が高すぎる
- マイクと口の距離が遠い
- マイク自体のSN比が低い
### 対策
#### 対策1: マイクゲインを適正値に調整
:::spec:::
title: 適正なマイクゲイン設定
OBS/配信ソフト = 声を出したとき-12dB〜-6dB(黄色ゾーン)
オーディオインターフェース = ゲインツマミ50〜70%程度
Windows音量 = 70〜80%(100%にしない)
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**重要:** マイクを口元に近づけて(10〜15cm)、ゲインを下げるのが基本です。
#### 対策2: OBSのノイズ抑制フィルタを使う
OBSの音声フィルタでホワイトノイズを除去:
1. **音声ミキサー** → マイク音声を右クリック
2. **「フィルタ」** をクリック
3. **「+」** → **「ノイズ抑制」** を追加
4. 方法: **RNNoise**(AI ベース、最も効果的)
5. 強度: -30dB〜-40dB
:::info:::
**RNNoiseとは**
AIを使った最新のノイズ除去技術。ホワイトノイズ・環境音を自動識別して除去します。
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#### 対策3: ノイズゲートを設定
無音時にマイクをミュートすることで、ホワイトノイズを聞こえなくする方法。
1. **フィルタ** → **「ノイズゲート」** を追加
2. **閉鎖閾値**: -40dB〜-50dB(ノイズより少し上)
3. **開放閾値**: -30dB〜-35dB(話し始める音量)
4. **攻撃時間**: 25ms
5. **保持時間**: 200ms
6. **解放時間**: 150ms
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## 【原因3】USB接続ノイズ
### 症状
USB接続のマイクで「**ジーーー**」という電気ノイズが入る。
### 原因
- USBバスパワー由来の電源ノイズ
- PC内部のノイズがUSBを経由してマイクに乗る
- USBハブ経由で複数デバイスが干渉
### 対策
#### 対策1: USB接続場所を変更
:::point:::
**USB接続の優先順位**
1. **PCマザーボード直結の背面USBポート**(最優先)
2. 前面USBポート
3. USBハブ(最後の手段、ノイズ発生リスク大)
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USB 3.0ポートよりUSB 2.0ポートの方がノイズが少ない場合もあります。
#### 対策2: セルフパワーUSBハブを使う
外部電源で動作するUSBハブに変更すると、電源ノイズを大幅に軽減できます。
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title: セルフパワーUSBハブ(電源供給式)
price: ¥3,000〜5,000
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features:
- 外部電源で安定供給
- PCへの負荷軽減
- ノイズ対策に効果的
- 複数デバイス接続OK
:::
#### 対策3: オーディオインターフェースに切り替え
根本的な解決策として、USB接続からXLR接続(オーディオインターフェース経由)に変更するのが最も効果的です。
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## 【原因4】サンプリングレート不一致
### 症状
「**プチプチ**」「**ブツブツ**」というクリックノイズが入る。
### 原因
マイク・OBS・Windowsのサンプリングレートが統一されていない。
### 対策
#### 対策1: すべてのサンプリングレートを48kHzに統一
**OBSの設定:**
1. **設定** → **音声**
2. **サンプリングレート**: **48kHz**
**Windowsの設定:**
1. **サウンド設定** → デバイスのプロパティ
2. **詳細** タブ
3. **既定の形式**: **2チャンネル、24ビット、48000Hz**
**オーディオインターフェースの設定:**
- ドライバソフトで48kHzに設定
:::info:::
**48kHz vs 44.1kHz**
- 48kHz: 動画・配信の標準
- 44.1kHz: CD音質の標準
配信では**48kHz統一**が鉄則です。
:::
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## 【原因5】環境音・物理的ノイズ
### 症状
キーボード打鍵音、マウスクリック音、エアコン音が入る。
### 対策
#### 対策1: マイクの指向性を活用
:::spec:::
title: マイクの指向性別ノイズ対策
単一指向性(カーディオイド) = 正面の音だけ拾う(配信向き)
無指向性(オムニ) = 全方向の音を拾う(避ける)
双指向性 = 前後の音を拾う(対談向き)
:::
配信には**単一指向性(カーディオイド)**マイクを使いましょう。
#### 対策2: ショックマウントを使う
マイクスタンドからの振動を吸収するショックマウントを使うと、机の振動ノイズを大幅に軽減できます。
#### 対策3: ノイズゲート設定を最適化
前述のノイズゲート設定で、キーボード音などの環境音をカットできます。
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## OBS音声フィルタの完全設定
OBSで最高の音質を実現する推奨フィルタ設定:
### 推奨フィルタチェーン(上から順に適用)
1. **ノイズ抑制**(RNNoise、-30dB)
2. **ノイズゲート**(閉鎖-45dB、開放-35dB)
3. **イコライザー**(低音100Hz以下カット)
4. **コンプレッサー**(比率3:1、閾値-18dB)
5. **リミッター**(閾値-6dB)
:::point:::
**フィルタ適用の順番が重要**
ノイズ除去 → ゲート → 音質調整 → 音量調整の順で適用すると最も効果的です。
:::
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## トラブルシューティングチャート
症状から原因を特定するフローチャート:
:::qa:::
q: 「ブーン」という低い音が常時入る
a: → グラウンドループの可能性大。すべての機材を同じ電源タップに接続し、それでも解消しない場合はグラウンドループアイソレーターを使用。
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:::qa:::
q: 「サー」という高い音が常時入る
a: → ホワイトノイズ。マイクゲインを下げ、マイクを口元に近づける。OBSでRNNoiseフィルタを適用。
:::
:::qa:::
q: 「ジー」という電気ノイズが入る
a: → USB電源ノイズ。PCの背面USBポートに接続、セルフパワーUSBハブを使う、またはオーディオインターフェースに切り替え。
:::
:::qa:::
q: 「プチプチ」というクリックノイズが入る
a: → サンプリングレート不一致。OBS・Windows・デバイスすべてを48kHzに統一。
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## まとめ
:::summary:::
**配信ノイズ対策のチェックリスト**
✅ すべての機材を同じ電源タップに接続(グラウンドループ対策)
✅ マイクゲインを適正値に調整(-12dB〜-6dB)
✅ マイクを口元10〜15cmに近づける
✅ PCマザーボード直結のUSBポートを使う
✅ サンプリングレートを48kHzに統一
✅ OBSでRNNoiseフィルタを適用
✅ ノイズゲートで無音時をミュート
✅ 必要ならグラウンドループアイソレーター導入
**根本的な解決策**
USB接続 → XLR接続(オーディオインターフェース経由)に変更
:::
ノイズは必ず原因があります。1つずつ対策を試して、クリアな音質の配信を実現しましょう。
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## 画像クレジット
本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。
- DP cable: Photo by Barry A on Unsplash
- Audio equipment: Photo by Carlos Felipe Ramírez Mesa on Unsplash
- Audio connectors: Photo by Arturo Añez on Unsplash
よくある質問
Q配信中に「ブーン」という低い音が入ります
A
グラウンドループが原因の可能性が高いです。PCと配信機材が異なるコンセントに接続されている、または3ピンコンセントで複数の機器を繋いでいる場合に発生します。同じ電源タップにまとめる、グラウンドループアイソレーターを使用するなどの対策が有効です。
Qマイクから「サー」というホワイトノイズが消えません
A
マイクゲインが高すぎる、またはマイクと口の距離が遠いことが原因です。マイクゲインを下げる、マイクを口元に近づける(10〜15cm)、OBSのノイズ抑制フィルタを適用すると改善します。それでも消えない場合はマイク自体の品質が低い可能性があります。
QUSB接続のマイクでノイズが入ります
A
USB接続では電源ノイズが乗りやすいです。PCの背面USBポート(マザーボード直結)を使う、USBハブを介さない、ノイズフィルター付きUSBケーブルを使う、電源供給付きオーディオインターフェースに切り替えるなどの対策があります。
QOBSでだけノイズが乗ります(他のアプリでは問題なし)
A
OBSの音声設定が原因です。「設定」→「音声」でサンプリングレートを44.1kHzまたは48kHzに統一、音声デバイスのプロパティでノイズ抑制・ゲート・コンプレッサーフィルタを適用してください。
Qゲーム音とマイクを同時に録音するとノイズが入ります
A
複数の音声デバイスが干渉している可能性があります。OBSで各音声ソースを個別トラックに分ける、デスクトップ音声とマイクのサンプリングレートを統一する、不要な音声デバイスを無効化するなどの対策が有効です。
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