配信用マイクアームおすすめ10選｜安い＆高品質モデルを厳選

「マイクをデスクに置くとキーボードの振動を拾ってしまう」

「配信中にマイクが邪魔で画面が見づらい」

「もっとマイクを口元に近づけたいけど、良い位置に固定できない」

マイクアームは、これらの悩みを解決する配信者必須のアイテムです。マイクをデスクから切り離し、空中に固定することで、振動ノイズを軽減し、常に最適な位置でマイクを使えます。

この記事では、配信用マイクアームの選び方と、予算別のおすすめ製品を詳しく解説します。

マイクアームを使うメリット

デスクの振動からマイクを分離

マイクをデスクに直接置くと、キーボードやマウスの振動がマイクに伝わり、タイピング音や操作音を拾ってしまいます。マイクアームでマイクを空中に固定することで、この問題を大幅に軽減できます。

振動ノイズが減る理由

• マイクがデスクから物理的に離れる
• アームがクッションの役割を果たす
• ショックマウントとの併用でさらに効果アップ

最適なマイク位置を維持

マイクは口からの距離と角度で音質が大きく変わります。マイクアームを使えば、常に最適な位置にマイクを固定できます。

理想的なマイク位置

• 口から10〜20cm程度の距離
• 口の正面からやや下向き
• 息が直接当たらない角度

デスクスペースの有効活用

マイクスタンドは場所を取りますが、マイクアームはデスクの端にクランプで固定するため、デスク上のスペースを圧迫しません。

スペース節約のポイント

• デスクの端に固定するため中央が空く
• 使わない時は邪魔にならない位置に退避
• モニター下から出すタイプならさらに省スペース

見た目のプロ感

配信環境の見栄えも重要な要素です。マイクアームを使うことで、本格的な配信環境をアピールできます。

マイクアームの種類と選び方

タイプ1：スプリング式（定番）

スプリングの力でアームを支えるタイプ。最も一般的で、多くの製品がこの方式を採用しています。

こんな人におすすめ

• コスパ重視
• 頻繁にマイク位置を変える
• 一般的なUSBマイクを使用

タイプ2：ロープロファイル式（モニター下）

モニターの下からマイクを出すタイプ。視界を遮らず、スタイリッシュな見た目が特徴です。

こんな人におすすめ

• 配信画面に映り込みたくない
• スタイリッシュなデスク環境を作りたい
• FPSゲームなど視界が重要

タイプ3：フレキシブル式

アーム全体が自由に曲がるタイプ。簡易的な用途に向いています。

こんな人におすすめ

• 軽量なクリップマイクを使う
• とりあえず安く試したい
• Web会議用など軽い用途

選び方のポイント

1. 耐荷重を確認 使用するマイク+ショックマウント+ポップガードの重量を確認し、余裕を持った耐荷重のモデルを選びましょう。

2. クランプの開口幅 デスクの天板厚みに対応しているか確認。一般的なデスクなら50mm開口があれば十分です。

3. アームの長さ デスクの幅や設置場所に応じて、適切な長さのアームを選びましょう。

4. ケーブルマネジメント ケーブルを内蔵できるタイプは見た目がすっきりします。

予算別おすすめマイクアーム

【2,000円以下】とにかく安く始める

2,000円以下で必要なものが全て揃うコスパ最強のセット。初めてマイクアームを試す方に最適です。ショックマウントとポップガードが付属しているので、追加購入の必要がありません。

エレコム製の信頼できるフレキシブルアーム。軽量なUSBマイクやクリップマイクに最適です。ブランド品なので品質も安心。

【3,000円〜5,000円】バランス重視

モニターより高い位置にもマイクを設置できる改良型モデル。追加スタンドにより、通常のマイクアームでは届かない高さまで対応可能です。

【5,000円〜10,000円】本格派モデル

配信者に人気のFIFINE製ロープロファイルアーム。モニター下のデッドスペースを有効活用し、視界を遮らずにマイクを設置できます。ケーブルが内蔵できるのも魅力。

オーディオテクニカの定番マイクアーム。同社のAT2020、AT2035などのマイクとの相性が抜群です。耐荷重2kgで重めのマイクにも対応。日本メーカーならではの品質と信頼性があります。

【10,000円以上】プロ仕様

配信機材メーカーElgatoのプレミアムマイクアーム。視界を遮らないスリム設計と、磁気式で着脱できるケーブルカバーが特徴です。Elgato Waveシリーズのマイクと組み合わせると最高の配信環境が構築できます。

白いデスク環境に合わせたい方向けのホワイトモデル。機能は黒モデルと同じですが、明るい配信環境を作りたい方におすすめです。

マイクアームの便利なアクセサリー

ポールクランプテーブル

モニターアームのポールにマイクアームを取り付けられるアダプター。デスクに新たなクランプ穴を開けずに、モニターアームと一体化できます。

マイクアームとセットで買うと便利なもの

ショックマウント

• マイクをゴムバンドで吊るす
• 振動を吸収してノイズ軽減
• 2,000円〜5,000円程度

ポップガード

• 息が直接マイクに当たるのを防ぐ
• ポップノイズ（破裂音）を軽減
• 500円〜2,000円程度

マイクケーブルホルダー

• ケーブルをアームに固定
• 見た目がすっきり
• 100円〜500円程度

マイクアームの設置方法

基本的な設置手順

手順1：設置場所を決める

• デスクの端、クランプが取り付けられる場所
• マイクが口元に届く位置
• 邪魔にならない場所

手順2：クランプを固定

• 天板の厚みを確認
• 保護パッドを貼る（傷防止）
• しっかりとネジを締める

手順3：アームを組み立て

• 説明書に従ってアームを組み立て
• 各関節のネジを緩めに設定
• マイクを取り付け

手順4：位置調整

• マイクを口元10〜20cmの位置に
• アームの角度を調整
• 各関節を適度に締める

設置のコツ

クランプの位置

• モニターの邪魔にならない位置
• キーボード操作の邪魔にならない位置
• ケーブルが届く範囲

アームの高さ調整

• 座った状態で口元に来る高さ
• モニターの視界を遮らない
• カメラに映り込みすぎない

ケーブルの取り回し

• アームに沿わせて固定
• 余裕を持たせる（動かす時用）
• 見た目もすっきり整理

マイクアーム使用時のトラブルと対処法

アームが下がってくる

原因：マイクが重すぎる

• 対処：耐荷重の高いアームに変更
• 対処：軽いマイクに変更

原因：スプリングの調整不足

• 対処：スプリングのテンションを調整
• 対処：関節のネジを締め直す

原因：経年劣化

• 対処：スプリングの交換（可能な場合）
• 対処：新しいアームに買い替え

クランプが滑る/外れる

原因：デスクの材質

• 対処：滑り止めパッドを追加
• 対処：クランプ位置を変更

原因：天板が薄すぎる

• 対処：補強板を挟む
• 対処：デスクマウント式を検討

アームがギシギシ音がする

原因：関節の摩擦

• 対処：潤滑剤を少量塗布
• 対処：関節を緩めて締め直す

原因：金属同士の接触

• 対処：ゴムワッシャーを追加
• 対処：接触部分にテープを貼る

人気配信者のマイクアーム活用例

ゲーム配信での活用

ゲーム配信者の多くは、ロープロファイル式のマイクアームを愛用しています。

選ばれる理由

• FPSなどで視界を遮らない
• マウス操作の邪魔にならない
• プロゲーマー御用達のスタイリッシュな見た目

人気の組み合わせ

• Elgato Wave Mic Arm LP + Elgato Wave:3
• FIFINE BM88 + FIFINE K688
• オーディオテクニカ AT8700J + AT2020

雑談・トーク配信での活用

雑談配信では、スプリング式の自由度が高いマイクアームが人気です。

選ばれる理由

• 身振り手振りに合わせて調整できる
• コスパが良い
• 様々なマイクに対応

人気の組み合わせ

• YOPIN マイクアーム + Blue Yeti
• CACENCAN M02 + HyperX QuadCast

歌配信・音楽配信での活用

音質重視の配信では、高品質なマイクアームが選ばれます。

選ばれる理由

• 振動ノイズを最小限に
• 安定した位置固定
• プロ仕様の見た目

人気の組み合わせ

• オーディオテクニカ AT8700J + AT4040
• Elgato Wave Mic Arm + Shure SM7B

配信スタイル別おすすめ構成

予算1万円以下のスターター構成

これから配信を始める方向けの、コスパ重視構成です。

構成例

• マイクアーム：YOPIN（¥1,980）
• マイク：FIFINE K669（¥3,000程度）
• 合計：約5,000円

この構成のメリット

• 最小限の投資で本格的な配信環境
• マイクアームにショックマウント付属
• 万が一合わなくても損失が小さい

予算2万円の充実構成

中級者向け、配信を本格的に続けたい方におすすめ。

構成例

• マイクアーム：FIFINE BM88（¥8,099）
• マイク：FIFINE K688（¥8,000程度）
• 合計：約16,000円

この構成のメリット

• ロープロファイル設計で視界すっきり
• USB/XLR両対応で将来のアップグレードも可能
• ケーブル内蔵でデスク周りが綺麗

予算5万円のプロ仕様構成

最高品質を求める方向けの妥協なし構成。

構成例

• マイクアーム：Elgato Wave Mic Arm LP（¥15,681）
• マイク：Shure MV7（¥30,000程度）
• 合計：約45,000円

この構成のメリット

• プロ配信者と同等の環境
• 長期間使える高品質
• 動画映えするスタイリッシュな見た目

デスク環境との組み合わせ

モニターアームとの併用

モニターアームとマイクアームを併用する場合のポイント。

設置場所の選び方

• モニターアーム：デスク中央〜やや利き手の反対側
• マイクアーム：モニターアームと逆側、または手前

干渉を避けるコツ

• クランプ位置を離す（最低10cm以上）
• アームの可動範囲を確認
• ケーブルの取り回しを計画

キーボード・マウスとの位置関係

マイクアームがキーボード操作の邪魔にならないように。

理想的な配置

• マイクは口元正面〜やや斜め前
• アームはモニターの左右どちらか
• キーボードの上空を通らない経路

FPSプレイヤー向け

• ロープロファイル式でモニター下から
• マウス操作範囲外に設置
• 素早い視点移動の邪魔にならない

小さいデスクでの工夫

60cm幅など小さいデスクでもマイクアームは使えます。

省スペースのコツ

• 折りたたみ可能なモデルを選ぶ
• モニターの横ではなく後ろに設置
• クランプ位置を工夫して可動範囲を確保

マイクアーム選びでよくある失敗

失敗1：耐荷重が足りない

問題

• マイクが下がってきて固定できない
• アームがプルプル震える
• 数日でスプリングがヘタる

対策

• 必ずマイクの重量を確認
• 耐荷重はマイク重量の1.5倍以上
• ショックマウント・ポップガードの重量も加算

失敗2：クランプが合わない

問題

• デスクの天板が厚すぎて挟めない
• 天板が薄すぎて安定しない
• 縁の形状が合わない

対策

• デスクの天板厚みを事前に測定
• クランプの開口幅を確認（50mm以上推奨）
• 補強板やアダプターを用意

失敗3：可動範囲が足りない

問題

• 口元までマイクが届かない
• 理想の角度に調整できない
• 使わない時に邪魔になる

対策

• アームの長さを確認
• 設置場所からの距離を測定
• 複数の関節があるモデルを選ぶ

失敗4：見た目を軽視

問題

• 配信画面に映り込んで邪魔
• デスク周りがごちゃごちゃ
• ケーブルが散乱

対策

• ケーブル内蔵モデルを選ぶ
• ロープロファイル式で画面外へ
• カラーをデスク環境に合わせる

マイクアームを長持ちさせるコツ

日常のメンテナンス

定期的な清掃

• 月1回程度、乾いた布で拭く
• 関節部分のホコリを除去
• クランプ部分の緩みをチェック

使用時の注意

• 急激な動きを避ける
• 耐荷重以上の重量をかけない
• 無理な角度で固定しない

長期間使わない時

収納方法

• アームを折りたたんで負荷を減らす
• マイクは外しておく
• ホコリよけのカバーをかける

よくある質問

まとめ：マイクアームで配信環境をアップグレード

マイクアームは、配信の音質と快適性を大きく向上させるアイテムです。デスクの振動ノイズを軽減し、常に最適な位置でマイクを使えるようになります。

まずは安価なモデルで試してみて、配信スタイルに合わせてアップグレードしていくのがおすすめです。