メインコンテンツへスキップ
【2025年版】テレプロンプターおすすめ5選|YouTube・配信で台本を読みながら撮影する方法

【2025年版】テレプロンプターおすすめ5選|YouTube・配信で台本を読みながら撮影する方法

公開日
読了目安12

「台本を見ながらでもカメラ目線で話したい」「原稿を暗記するのが大変」「目線が下がって不自然になってしまう」

YouTubeやライブ配信で台本を使いたいけど、目線が下がってしまう...そんな悩みを解決するのがテレプロンプターです。

テレビのニュースキャスターやプロYouTuberが愛用するこの機材、実は個人でも手頃な価格で導入できます。この記事では、2025年おすすめのテレプロンプターを価格帯別に紹介します。

この記事でわかること - テレプロンプターの仕組みと選び方 - 価格帯別おすすめ製品5選 - スマホ用・タブレット用の違い - 配信スタイル別の最適な選択 - おすすめアプリと設置のコツ

テレプロンプターとは?

カメラ撮影機材

テレプロンプターは、カメラのレンズ前に半透明のガラス(ビームスプリッター)を配置し、そこにスマホやタブレットの画面を反射させて表示する機器です。話者はガラス越しに原稿を読みながら、同時にカメラ目線を維持できます。

テレプロンプターの仕組み

[スマホ/タブレット](画面下向き)
         ↓(映像を反射)
[ビームスプリッター](45度の角度)
         ↓(透過光)
    [カメラレンズ]

ビームスプリッターは特殊なハーフミラーで、片方からは反射した映像が見え、もう片方からは透過して撮影ができます。70/30や50/50といった比率は、反射と透過のバランスを示しています。

なぜテレプロンプターが必要なのか

視聴者にとって、話者の「アイコンタクト」は非常に重要です。目線が下を向いていると、無意識のうちに「この人は自分に話しかけていない」と感じてしまいます。

  • カメラ目線を維持したまま台本を読める
  • 視聴者との「アイコンタクト」を保てる
  • 原稿を暗記する必要がない
  • セリフの言い間違いを減らせる
  • 長時間の撮影でも一定のクオリティを維持
  • 撮り直しの回数が減り、撮影効率アップ
  • 緊張感が軽減され、自然な表情で話せる

こんな配信者・クリエイターにおすすめ

用途テレプロンプターの活用シーン
解説・教育系正確な説明を台本で読み上げ
商品レビュー伝えるべきポイントを漏らさない
ニュース形式プロのキャスターのような配信
プレゼン動画企業のPR動画やセミナー収録
台本ありトークバラエティ風の企画動画
ライブ配信告知事項を正確に伝える

テレプロンプターの選び方

対応デバイスで選ぶ

テレプロンプターは、原稿を表示するデバイス(スマホ/タブレット)のサイズに合わせて選ぶ必要があります。

タイプ特徴メリットデメリット
スマホ専用6〜7インチまで軽量・コンパクト・安価長文が読みにくい
タブレット対応10〜13インチ文字が大きく読みやすいやや大きく重い
モニター内蔵追加機器不要セットアップが簡単高価

チェックすべきスペック

テレプロンプター選びのポイント
対応デバイスサイズスマホのみ / タブレット対応
ビームスプリッター品質70/30(標準)/ 50/50(明るい環境向け)
対応カメラ一眼/ミラーレス/スマホ
リモコンBluetooth対応かどうか
折りたたみ持ち運びの可否
カメラマウント1/4インチネジ穴の有無

ビームスプリッター比率の違い

比率特徴おすすめ環境
70/30反射70%・透過30%標準的な室内撮影
60/40バランス型明るめの室内
50/50反射と透過が同等屋外や明るい環境
一般的な配信や動画撮影には、70/30のビームスプリッターがおすすめです。台本が明るく見え、カメラ側の映像にも十分な光量が届きます。

【エントリークラス】1万円以下のおすすめ

コスパ重視でテレプロンプターを試してみたい方向けです。

Ulanzi RT02

Ulanzi RT02は、スマホ専用のコンパクトなテレプロンプター。価格は1万円以下ながら、Bluetoothリモコンが付属しており、手元でスクロール速度を調整できます。TikTokや短いYouTube動画に最適です。

Ulanzi RT02の仕様

Ulanzi RT02 仕様
対応デバイススマートフォン(〜6.5インチ)
ビームスプリッター70/30
対応カメラスマホ/一眼レフ
リモコンBluetooth対応
本体重量約280g
スマホ専用モデルは軽量コンパクトが魅力ですが、長い台本を読む場合は文字が小さく感じることがあります。まずは短い動画から試してみましょう。

エントリーモデルの選び方

1万円以下のテレプロンプターは、以下のような方におすすめです:

  • 初めてテレプロンプターを使う
  • 短い動画(3分以内)がメイン
  • TikTokやInstagram Reels用
  • 持ち運び重視
  • まずは試してみたい

【スタンダードクラス】タブレット対応モデル

動画撮影スタジオ

本格的にテレプロンプターを活用したい方向けのタブレット対応モデルです。

Moman MT12

12.9インチのiPad Proまで対応する大型モデル。アルミ合金フレームで軽量ながら堅牢な作り。70/30のビームスプリッターは、台本の視認性と撮影映像のバランスが良好です。

タブレット対応のメリット

  • 文字を大きく表示できる(老眼対策にも)
  • 長い台本でも一度に多くの行が見える
  • スクロール速度を遅くできる
  • 目の疲れが軽減される

NEEWER X12B

NEEWERはカメラアクセサリーで有名なブランド。X12Bは一眼レフカメラとスマホの両方に対応しており、撮影機材のアップグレードにも柔軟に対応できます。折りたたみ式で持ち運びも便利です。

NEEWER X12Bの特徴

NEEWER X12B 仕様
対応デバイス〜12インチタブレット
対応カメラDSLR/ミラーレス/スマホ
フレーム素材アルミ合金
リモコンBluetooth対応
折りたたみ対応
カメラマウント1/4インチネジ
  • 一眼レフ・ミラーレス・スマホすべてに対応
  • 折りたたみで持ち運びやすい
  • 有名ブランドで品質が安定
  • 交換パーツが入手しやすい

FEELWORLD TP13A

13インチの大型タブレットに対応したFeelworldの中堅モデル。ガラスの角度調整が可能で、様々な撮影環境に対応できます。長い台本を読む本格的なYouTube撮影に最適です。

FEELWORLD TP13Aの優位点

  • 最大13インチタブレット対応で余裕のある表示
  • 角度調整機能で最適な視認性を確保
  • プロの現場でも使用される信頼性
  • カメラレンズのサイズに合わせたアダプター付属

【プロクラス】モニター内蔵型

最高の使い勝手を求める方向けのプロ仕様モデルです。

Elgato Prompter

Elgato Prompterは、9インチのモニターが内蔵されたオールインワンモデル。スマホやタブレットを用意する必要がなく、USB-CでPCに接続するだけで使えます。

Elgato Prompterの特徴

Elgato Prompter 仕様
内蔵モニター9インチ(1024×600)
接続USB-C(DisplayPort Alt Mode)
対応カメラ最大2.5kgまで
対応レンズ径72mmまで
Stream Deck連携対応
専用ソフトElgato Camera Hub
Elgato Prompterの最大の魅力は、Stream Deckとの連携。ボタン1つでスクリプト表示の開始・停止ができ、配信中の操作がスムーズになります。Elgatoエコシステムをすでに使っている方に特におすすめです。

モニター内蔵型のメリット

項目モニター内蔵型タブレット使用型
セットアップ簡単(USB接続のみ)都度設置が必要
画面サイズ固定(9インチ)使用デバイスに依存
追加コストなしタブレット代
操作性PC/Stream Deckからアプリから
価格高い安い

テレプロンプターアプリのおすすめ

テレプロンプターを使うには、文字スクロール用のアプリが必要です。(モニター内蔵型を除く)

おすすめアプリ一覧

アプリ名対応OS特徴価格
PromptSmart ProiOS/Android音声認識自動スクロール有料(¥2,000程度)
Teleprompter PremiumiOS/Androidシンプルで使いやすい無料版あり
BigVuiOS/Androidビデオ録画機能付き無料版あり
Parrot TeleprompteriOSiPad専用高機能有料
CuePrompterWebブラウザで使える無料

アプリの選び方

初心者におすすめ:Teleprompter Premium

  • 無料版で基本機能が使える
  • 操作がシンプルで迷わない
  • 日本語対応

音声認識を使いたい:PromptSmart Pro

  • 話すスピードに合わせて自動スクロール
  • リモコンなしで操作可能
  • 一人での撮影に最適

録画も一緒にしたい:BigVu

  • アプリ内で撮影まで完結
  • SNS投稿機能付き
  • 短い動画向け
音声認識自動スクロール機能を持つアプリを使えば、話すスピードに合わせて自動で文字が流れます。リモコン操作が不要になり、より自然な話し方ができます。ただし、静かな環境で使用しないと誤認識が起こることがあります。

テレプロンプターの設置方法

基本的なセットアップ

ステップ1:三脚への取り付け

  1. 三脚にテレプロンプター本体を固定
  2. 1/4インチネジでしっかり締める
  3. 安定性を確認

ステップ2:カメラの設置

  1. テレプロンプターのマウントにカメラを取り付け
  2. レンズがビームスプリッターの中央に来るよう調整
  3. カメラのフォーカスを確認

ステップ3:デバイスのセット

  1. スマホ/タブレットをホルダーにセット
  2. 画面が下向きになるよう配置
  3. アプリでスクリプトを表示

ステップ4:最終調整

  1. ガラスの角度を調整して文字が読みやすい位置に
  2. 文字サイズとスクロール速度を調整
  3. 試し撮りで確認

設置のコツとトラブル対策

  • ガラスに照明が映り込まないよう配置
  • 被写体の顔は明るく、ガラス面には光が当たらないように
  • 黒いボードなどで反射を遮ることも有効
文字の設定 - 文字サイズは大きめに(老眼でなくても推奨) - 行間は広めに設定 - 背景は黒、文字は白が基本 - 1行の文字数は少なめに(20文字程度)

適切なカメラとの距離

距離特徴おすすめシーン
50cm文字が大きく見える短い台本
1m自然な視線の動き標準的な撮影
1.5m以上視線の動きが目立たない長い台本

プロが教えるテレプロンプター活用術

自然に見せるテクニック

  1. 文字を追いかけない:文字より少し先を見る意識で
  2. 瞬きを意識:意識的に瞬きすることで自然な表情に
  3. 抑揚をつける:棒読みにならないよう感情を込める
  4. 適度に視線を外す:ずっとカメラ目線だと不自然、時々横を見る

台本の書き方

テレプロンプター用の台本は、通常の原稿とは少し違います。

台本作成のコツ - 話し言葉で書く(書き言葉は読みにくい) - 短い文で区切る - 難読漢字はひらがなに - 強調したい部分は【】で囲む - 息継ぎポイントに/(スラッシュ)を入れる

台本の例

【今日は】テレプロンプターについて/
解説していきます。/

テレプロンプターがあれば/
カメラ目線を/キープしたまま/
台本を読むことができます。/

よくある質問

テレプロンプターとは何ですか?
テレプロンプターは、カメラのレンズ前に透明なガラス/ミラーを配置し、そこに台本やスクリプトを反射表示させる機器です。話者はカメラ目線を維持したまま原稿を読むことができます。テレビのニュースキャスターが使っているあの機器です。
スマホでもテレプロンプターは使える?
はい、使えます。スマホ用のコンパクトなテレプロンプターも多数販売されています。専用アプリで文字スクロールを制御でき、Bluetoothリモコンで手元操作も可能です。
タブレットとスマホ、どちらがおすすめ?
長い台本を読む場合はタブレット(10インチ以上)推奨です。文字が大きく表示でき、読みやすいです。短い配信やTikTokなどではスマホでも十分対応できます。目安として、5分以上の動画ならタブレットをおすすめします。
テレプロンプターアプリのおすすめは?
iOS/Androidともに「PromptSmart」「Teleprompter Premium」「BigVu」などが人気です。無料版でも基本機能は使え、音声認識で自動スクロールする機能を持つアプリもあります。まずは無料版で試してみましょう。
視線の動きがバレませんか?
適切な設定と距離を保てば、視聴者には気づかれません。カメラとの距離を1m以上取り、文字サイズを大きくすることで、視線の動きを最小限に抑えられます。プロのニュースキャスターもテレプロンプターを使っていますが、気づく人はほとんどいません。
一眼レフカメラでも使える?
はい、多くのテレプロンプターは一眼レフ・ミラーレスカメラに対応しています。カメラマウントの耐荷重を確認して、お使いのカメラの重量に対応しているか確認してください。

まとめ

まとめ

テレプロンプターを導入することで、カメラ目線を維持したまま台本を読む「プロ品質」の動画撮影が可能になります。暗記の負担がなくなり、撮影効率も大幅にアップします。

予算別おすすめ

  • 1万円以下:Ulanzi RT02(スマホ専用・入門向け)
  • 1〜2万円:Moman MT12 / NEEWER X12B(タブレット対応)
  • 2万円以上:FEELWORLD TP13A(大型タブレット対応)
  • 4万円以上:Elgato Prompter(モニター内蔵・プロ仕様)

選び方のポイント

  1. 台本の長さでデバイスサイズを決める
  2. 撮影環境に合わせてビームスプリッター比率を選ぶ
  3. 持ち運びの有無で折りたたみ式を検討
  4. 予算と用途に合ったモデルを選択

まずは安価なモデルで試してみて、必要に応じてアップグレードするのがおすすめです。テレプロンプターは一度使うと手放せなくなる便利な機材です。

画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • Camera equipment: Photo by Vanilla Bear Films on Unsplash
  • Video studio setup: Photo by Sam McGhee on Unsplash

よくある質問

Qテレプロンプターとは何ですか?
A
テレプロンプターは、カメラのレンズ前に透明なガラス/ミラーを配置し、そこに台本やスクリプトを反射表示させる機器です。話者はカメラ目線を維持したまま原稿を読むことができます。テレビのニュースキャスターが使っているあの機器です。
Qスマホでもテレプロンプターは使える?
A
はい、使えます。スマホ用のコンパクトなテレプロンプターも多数販売されています。専用アプリで文字スクロールを制御でき、Bluetoothリモコンで手元操作も可能です。
Qタブレットとスマホ、どちらがおすすめ?
A
長い台本を読む場合はタブレット(10インチ以上)推奨です。文字が大きく表示でき、読みやすいです。短い配信やTikTokなどではスマホでも十分対応できます。
Qテレプロンプターアプリのおすすめは?
A
iOS/Androidともに「PromptSmart」「Teleprompter Premium」「BigVu」などが人気です。無料版でも基本機能は使え、音声認識で自動スクロールする機能を持つアプリもあります。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

あわせて読みたい

こちらの記事もおすすめ