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【2025年】配信者・YouTuberの確定申告ガイド|副業収入の申告方法と節税のコツ

【2025年】配信者・YouTuberの確定申告ガイド|副業収入の申告方法と節税のコツ

公開日
読了目安4

「配信で収入が出てきたけど、確定申告って必要なの?」

「副業バレが怖いけど、どうすればいい?」

配信者やYouTuberとして活動していると、税金の問題 は避けて通れません。

この記事では、配信者・YouTuber・ゲーム実況者が知っておくべき 確定申告の基礎知識 を解説します。

この記事でわかること - 確定申告が必要な条件 - 経費にできるもの一覧 - 副業が会社にバレない方法 - 節税のコツ - 確定申告の手順

確定申告が必要な条件

会社員の副業として配信している場合

副業配信者の確定申告条件
確定申告が必要副業所得が年間20万円超
住民税の申告20万円以下でも必要
申告期間毎年2月16日〜3月15日

副業所得 = 収入 − 経費 です。

例えば、YouTubeの広告収入が年間50万円、経費が35万円なら、所得は15万円となり確定申告は不要です(ただし住民税の申告は必要)。

専業配信者の場合

専業の場合は、年間所得が 48万円(基礎控除額) を超えると確定申告が必要です。

注意:住民税は別

所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は必要な場合があります。20万円以下でも市区町村への申告を忘れずに。

配信者が経費にできるもの

配信活動に関連する支出は経費として計上できます。

経費にできるもの一覧

カテゴリ具体例注意点
配信機材PC、マイク、カメラ、照明、キャプチャーボード10万円以上は減価償却
ソフトウェアOBS、Adobe製品、編集ソフトサブスク費用も可
通信費インターネット回線、モバイル回線配信使用分の按分
ゲームソフト実況用に購入したゲーム配信で使用したもの
書籍・教材配信ノウハウ本、プログラミング教材配信に関連するもの
外注費サムネイル制作、動画編集依頼領収書を保管
家賃・光熱費配信部屋の家賃使用面積で按分
  • 私用と区別できない支出
  • 配信と関係のない趣味のゲーム
  • プライベートの食事代
  • 生活費全般

経費計上のコツ

  1. 領収書は必ず保管(7年間)
  2. 配信用とプライベート用を分ける
  3. 按分が必要なものは使用割合を記録
  4. クレジットカードを分けると管理が楽

副業が会社にバレないための対策

副業禁止の会社で配信活動をしている場合、以下の対策が有効です。

住民税を「自分で納付」にする

確定申告書の「住民税の徴収方法」で 「自分で納付」 を選択します。

これにより、副業分の住民税が会社の給与から天引きされず、自分で納付することになります。

ただし100%ではない

市区町村によっては対応が異なる場合があります。また、副業禁止の会社では就業規則違反になる可能性があるため、事前に確認をおすすめします。

その他の対策

  • 配信者名と本名を分ける
  • 顔出ししない
  • SNSで会社の情報を書かない

節税のコツ

青色申告を活用する

開業届を出して 青色申告 にすると、最大65万円の控除が受けられます。

申告方法控除額条件
白色申告なし誰でも可
青色申告(簡易)10万円開業届+青色申告承認申請
青色申告(複式)55万円複式簿記+電子申告で65万円

その他の節税方法

  • 小規模企業共済:掛金が全額所得控除
  • iDeCo:掛金が全額所得控除
  • ふるさと納税:実質2,000円で返礼品

確定申告の手順

必要な書類

  1. 収入がわかる資料(各プラットフォームの支払い明細)
  2. 経費の領収書
  3. マイナンバーカードまたは通知カード
  4. 本人確認書類

申告方法

  1. e-Tax(電子申告):自宅から申告可能、65万円控除の条件
  2. 税務署に持参:直接提出
  3. 郵送:控えが欲しい場合は返信用封筒を同封
おすすめは会計ソフト + e-Tax

freee、マネーフォワードなどの会計ソフトを使えば、日々の記帳から確定申告書の作成まで簡単にできます。

困ったら税理士に相談

収入が増えてきたら、税理士への相談を検討しましょう。

税理士に相談すべき目安:

  • 年間収入が100万円を超えた
  • 経費の判断に迷うことが多い
  • 法人化を検討している
  • 他の収入源がある

まとめ:配信者の確定申告チェックリスト

まとめ

確定申告が必要な条件 - 副業:年間所得20万円超 - 専業:年間所得48万円超

経費にできるもの

  • 配信機材(PC、マイク、カメラ等)
  • ソフトウェア、通信費
  • ゲームソフト(実況用)
  • 外注費

会社にバレない対策

  • 住民税を「自分で納付」に
  • 配信者名と本名を分ける

節税のコツ

  • 青色申告で最大65万円控除
  • 小規模企業共済、iDeCo活用

収入が増えてきたら、早めに税金の知識を身につけておきましょう。

正しく申告することで、安心して配信活動を続けられます。


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画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • 確定申告のイメージ: Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

よくある質問

Q配信収入がいくらから確定申告が必要ですか?
A
会社員の副業の場合、年間の副業所得が20万円を超えると確定申告が必要です。専業配信者の場合は、年間所得が48万円を超えると必要になります。
Q配信機材は経費にできますか?
A
はい、配信活動に使用するPC、マイク、カメラ、照明などの機材は経費として計上できます。10万円以上の機材は減価償却が必要な場合があります。
Q副業が会社にバレないようにするには?
A
確定申告の際に住民税を『自分で納付』に設定することで、会社にバレるリスクを減らせます。ただし、副業禁止の会社では就業規則の確認をおすすめします。
Q投げ銭(スパチャ)も確定申告が必要ですか?
A
はい、投げ銭やスーパーチャットも収入として申告が必要です。プラットフォームから受け取った金額が対象となります。
Q確定申告はいつまでにすればいいですか?
A
毎年2月16日〜3月15日が確定申告期間です。この期間内に前年1月1日〜12月31日の収入を申告します。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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