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【2025年】動画編集フリーランスの確定申告ガイド|経費・請求書・インボイス対応まで解説

【2025年】動画編集フリーランスの確定申告ガイド|経費・請求書・インボイス対応まで解説

公開日
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動画編集のフリーランスとして独立したけど、確定申告や請求書の作り方がわからない...

そんな悩みを抱えている動画編集者は多いのではないでしょうか。

YouTuber・配信者の増加に伴い、動画編集の需要は急増しています。フリーランスとして活躍するチャンスですが、税金や経理の知識がないと損をしてしまう可能性も。

この記事では、動画編集フリーランスに特化した確定申告の方法を徹底解説します。

この記事でわかること - 動画編集フリーランスの収入と確定申告 - 経費にできるもの一覧(ソフト、機材、外注費など) - インボイス制度への対応方法 - 請求書の作り方と管理方法 - おすすめの会計ソフト

動画編集フリーランスの確定申告基礎知識

動画編集のイメージ

確定申告が必要になる基準

動画編集フリーランスとして収入を得ている場合、以下の基準で確定申告が必要になります。

確定申告が必要になる基準
専業フリーランス年間所得48万円超
会社員の副業年間所得20万円超
学生・主婦年間所得48万円超(扶養から外れる場合も)

事業所得と雑所得の違い

動画編集の収入は、継続的に事業として行っているかどうかで区分が変わります。

所得区分の目安
事業所得継続的に複数のクライアントから受注、開業届を提出済み
雑所得単発の案件のみ、趣味の延長程度
事業所得のメリット 事業所得として申告すると、青色申告特別控除(最大65万円)や赤字の繰越(3年間)など、節税上の大きなメリットがあります。継続的に動画編集の仕事をしているなら、開業届を出して事業所得として申告することをおすすめします。

動画編集フリーランスが経費にできるもの

経費を正しく計上することで、納める税金を減らせます。動画編集者が経費にできる主なものを紹介します。

動画編集ソフト

動画編集ソフトの経費計上
Adobe Creative Cloud通信費 or 消耗品費(年額約7万円)
Final Cut Pro消耗品費(買い切り約5万円)
DaVinci Resolve Studio消耗品費(買い切り約5万円)
Premiere Elements消耗品費(買い切り約2万円)

PC・周辺機器

PC・周辺機器の経費計上
動画編集用PC(10万円以上)工具器具備品(4年で減価償却)
動画編集用PC(10万円未満)消耗品費(全額経費)
モニター消耗品費 or 工具器具備品
外付けSSD/HDD消耗品費
マウス・キーボード消耗品費
30万円未満の特例 青色申告をしている場合、30万円未満の資産は「少額減価償却資産の特例」で全額経費にできます。高性能な動画編集PCも、この特例を使えば一括で経費計上可能です。

その他の経費

動画編集者のその他経費
ストック素材(BGM、効果音、画像)消耗品費
フォント購入消耗品費
クラウドストレージ(Dropbox、Google Driveなど)通信費
インターネット回線通信費(按分)
電気代水道光熱費(按分)
家賃(作業スペース)地代家賃(按分)
外注費(一部作業を外注した場合)外注費
書籍・教材新聞図書費
セミナー・講座研修費

経費の按分について

自宅で作業している場合、作業に使っている割合だけを経費にできます

按分の例(1日8時間作業の場合)
電気代作業時間÷24時間×100%
インターネット作業時間÷24時間×100%
家賃作業部屋の面積÷全体面積×100%

インボイス制度への対応

請求書のイメージ

2023年10月からインボイス制度(適格請求書等保存方式)が始まりました。動画編集フリーランスもこの制度を理解しておく必要があります。

インボイス制度とは

インボイス制度とは、消費税の仕入税額控除を受けるために、「適格請求書」の保存が必要になる制度です。

動画編集者への影響 クライアント(YouTuber、企業など)が課税事業者の場合、あなたがインボイス登録をしていないと、クライアントは消費税の仕入税額控除ができなくなります。その結果、取引を敬遠される可能性があります。

インボイス登録すべきかの判断基準

状況登録の判断
年間売上1,000万円以上登録必須(もともと課税事業者のため)
クライアントが主に法人・課税事業者登録を検討
クライアントが主に個人YouTuber登録しなくても影響少ない
売上が少ない副業レベル登録不要(免税事業者のまま)
2割特例を活用しよう インボイス制度を機に課税事業者になった場合、2026年分まで「2割特例」が使えます。消費税の納税額を売上税額の2割に抑えられるため、実質的な負担が軽くなります。

請求書の作り方と管理

動画編集の仕事では、クライアントに請求書を発行する機会が多くあります。

請求書に必要な項目

請求書の必須項目
発行者名自分の名前(屋号がある場合は屋号も)
発行日請求書を発行した日
請求番号管理用の番号
クライアント名請求先の名前
品目・数量・単価動画編集 ○本 × ○○円
合計金額税込・税抜を明記
振込先銀行口座情報
支払期限「○月○日まで」など

インボイス対応の請求書に必要な追加項目

適格請求書の追加項目
登録番号T+13桁の番号
税率ごとの合計額10%対象○○円、8%対象○○円
税率ごとの消費税額10%対象の消費税○○円

請求書作成サービス「Misoca」がおすすめ

請求書を手作りするのは大変です。Misoca(ミソカ)を使えば、インボイス対応の請求書を簡単に作成できます。

  • 請求書をワンクリックで作成
  • インボイス制度対応(適格請求書)
  • PDFダウンロード・メール送信
  • 入金管理・売上レポート
  • 初年度0円キャンペーン実施中

動画編集フリーランスの青色申告

動画編集で継続的に収入を得ているなら、青色申告がおすすめです。

青色申告のメリット

  • 青色申告特別控除(最大65万円)
  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 30万円未満の資産を一括経費にできる
  • 家族への給与を経費にできる(専従者給与)

青色申告に必要な届出

  1. 開業届: 事業を開始した日から1ヶ月以内
  2. 青色申告承認申請書: 申告したい年の3月15日まで(新規開業の場合は開業日から2ヶ月以内)
会計ソフトがあれば複式簿記も簡単 青色申告には複式簿記での記帳が必要ですが、会計ソフトを使えば自動で帳簿を作成してくれます。「やよいの青色申告オンライン」なら、銀行口座やクレジットカードと連携して、仕訳を自動化できます。

動画編集フリーランスにおすすめの会計ソフト

確定申告を効率的に行うには、会計ソフトの利用がおすすめです。

特に動画編集フリーランスには、以下の理由から弥生のクラウド会計ソフトをおすすめします。

  • 26年連続BCN AWARD受賞の信頼性
  • クラウド確定申告ソフトシェアNo.1(53.9%)
  • やよいの青色申告オンラインは「初年度0円」
  • Misoca(請求書作成)との連携が便利
  • 銀行口座・クレジットカード連携で自動仕訳
  • e-Tax連携でオンライン提出

弥生のサービスを組み合わせて使う

サービス用途料金
やよいの青色申告オンライン確定申告・帳簿管理初年度0円
Misoca請求書作成・管理初年度0円
やよいの青色申告 + Misocaの組み合わせがベスト 請求書をMisocaで発行すると、やよいの青色申告オンラインに自動で売上が連携されます。二重入力の手間がなく、請求漏れも防げます。

よくある質問

動画編集の収入は何所得になりますか?
フリーランスとして継続的に動画編集の仕事を受けている場合は「事業所得」、単発の案件のみの場合は「雑所得」として申告します。開業届を出して事業所得にすると、青色申告特別控除などの節税メリットがあります。
動画編集ソフトの月額料金は経費になりますか?
はい、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなど、業務で使用する動画編集ソフトの月額料金は全額経費として計上できます。勘定科目は「通信費」または「消耗品費」が一般的です。
インボイス制度に登録すべきですか?
取引先が法人や課税事業者の場合、インボイス登録をしていないと取引を敬遠される可能性があります。ただし、売上1,000万円以下の免税事業者の場合は、2割特例なども考慮して慎重に検討しましょう。
クライアントへの請求書はどう作ればいいですか?
Misocaなどの請求書作成サービスを使えば、インボイス制度対応の適格請求書を簡単に作成できます。初年度無料で使えるサービスもあるので、まずは試してみることをおすすめします。
動画編集用PCは経費になりますか?
はい、業務用の動画編集PCは経費になります。10万円以上の場合は減価償却(4年)が必要ですが、青色申告なら30万円未満の資産は一括経費にできる特例があります。

まとめ|動画編集フリーランスは会計ソフトで経理効率化

まとめ

動画編集フリーランスの確定申告まとめ
  • 継続的に受注しているなら開業届を出して事業所得に
  • 動画編集ソフト、PC、ストック素材などは経費にできる
  • インボイス制度は取引先に応じて登録を検討
  • 請求書はMisocaで簡単作成(初年度0円)
  • 青色申告+会計ソフトで最大65万円控除

動画編集フリーランスとして活躍するには、編集スキルだけでなく経理の知識も必要です。

弥生の会計ソフト + Misocaを使えば、請求書発行から確定申告まで効率的に管理できます。どちらも初年度無料なので、まずは試してみてください。

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画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • black flat screen computer monitor: Photo by Jakob Owens on Unsplash
  • turned on iMac and Apple Magic Keyboard: Photo by Jakob Owens on Unsplash

よくある質問

Q動画編集の収入は何所得になりますか?
A
フリーランスとして継続的に動画編集の仕事を受けている場合は「事業所得」、単発の案件のみの場合は「雑所得」として申告します。
Q動画編集ソフトの月額料金は経費になりますか?
A
はい、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなど、業務で使用する動画編集ソフトの月額料金は全額経費として計上できます。
Qインボイス制度に登録すべきですか?
A
取引先が法人や課税事業者の場合、インボイス登録をしていないと取引を敬遠される可能性があります。ただし、売上1,000万円以下の場合は慎重に検討しましょう。
Qクライアントへの請求書はどう作ればいいですか?
A
Misocaなどの請求書作成サービスを使えば、インボイス制度対応の適格請求書を簡単に作成できます。初年度無料で使えるサービスもあります。

この記事で紹介したサービス

弥生シリーズ(やよいの青色申告オンライン・Misoca)

※ 詳細な情報は公式サイトでご確認ください

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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