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【2025年版】配信用ゲーミングPC完全ガイド|予算別おすすめ構成とスペックの選び方

【2025年版】配信用ゲーミングPC完全ガイド|予算別おすすめ構成とスペックの選び方

公開日
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配信を始めたいけど、どんなPCを選べばいいかわからない...」 「ゲームと配信を同時に快適に動かせるスペックって?」 「予算内で最適な配信用PCを見つけたい

ゲーム配信を始めるにあたって、PC選びで悩んでいませんか?

Gaming setup with multiple monitors displaying game art.

普通のゲーミングPCと配信用PCでは、必要なスペックが大きく異なります。配信用PCは「ゲームの実行」「映像エンコード」「配信ソフトの動作」を同時処理するため、より高い性能が求められます。

この記事では、配信に特化したPC選びのポイントを徹底解説。予算15万円から50万円まで、4つの価格帯別におすすめ構成を紹介します。

この記事でわかること - 配信方式別の必要スペック(ソフトウェアエンコード/NVEnc) - 予算15万円〜50万円の4つの価格帯別おすすめ構成 - デスクトップ vs ノートPCの徹底比較 - ゲーミングノートPCという選択肢 - 配信用PCで失敗しないための選び方

配信用PCに必要なスペックとは?ゲーミングPCとの違い

Modern computer setup with large monitor and gaming chair.

配信用PCは、通常のゲーミングPCとは異なる特性が求められます。

配信用PCが同時処理する作業

配信中にPCが同時実行する処理 - ゲームの実行:高負荷のゲームを60fps以上で動作 - 映像エンコード:ゲーム画面をリアルタイムで圧縮・配信 - 配信ソフト:OBS Studio、Streamlabs OBSなどの動作 - 音声処理:マイク入力、BGM、ゲーム音声のミキシング - ブラウザ:チャット確認、配信管理画面の表示 - 録画(オプション):配信と同時にローカル録画

これらを全て同時に処理するため、単純なゲーミング性能だけでは不十分です。

ゲーミングPCと配信用PCのスペック比較

項目ゲーミングPC配信用PC
GPU最重要重要(NVEnc使用時)
CPU中程度非常に重要
メモリ16GB32GB推奨
ストレージ500GB〜1TB以上推奨
冷却性能標準高性能推奨

配信用PCでは、CPUとメモリ容量がゲーミングPCより重要になります。


配信方式別の必要スペック|ソフトウェアエンコード vs NVEnc

Gaming setup with laptop, keyboard, and rgb lighting.

配信のエンコード方式は大きく2種類あり、必要なスペックが異なります。

1. ソフトウェアエンコード(x264)

CPUで映像を圧縮する方式です。

  • 画質が非常に良い(同じビットレートでNVEncより高画質)
  • 細かい設定が可能
  • GPU性能に依存しない
  • CPUに非常に高い負荷がかかる
  • ゲームのフレームレートが大幅に低下する
  • 超高性能CPU(Ryzen 9 / Core i9)が必須
  • コスパが悪い
ソフトウェアエンコードに必要なスペック
CPURyzen 9 7900X / Core i9-14900K以上
コア数12コア以上推奨
メモリ32GB必須
GPURTX 4060以上

結論:2025年現在、x264エンコードはコスパが悪くおすすめしません。

2. GPUエンコード(NVEnc / AMF)

GPUで映像を圧縮する方式です。RTX 4000/5000シリーズのNVEncが主流。

  • CPU負荷がほぼゼロ
  • ゲームのフレームレートへの影響が最小限
  • RTX 4000/5000シリーズで画質が大幅向上
  • 配信初心者でも扱いやすい
  • コスパが非常に良い
  • RTX 4000シリーズ以前は画質がx264に劣る
  • 細かい設定ができない
NVEncに必要なスペック
GPURTX 4060以上(RTX 5060推奨)
CPURyzen 5 / Core i5以上
メモリ16GB(32GB推奨)

結論:2025年現在、NVEncエンコードが圧倒的におすすめです。

RTX 4000/5000シリーズのNVEncはx264 Mediumプリセットに近い画質を実現しており、CPU負荷ゼロで高画質配信が可能です。NVIDIA公式のベンチマークテストでも、RTX 5000シリーズのNVEncはx264 Slowプリセットに匹敵する画質と報告されています。

OBS StudioでのNVEnc推奨設定

NVEnc最適設定(OBS Studio)
エンコーダーNVIDIA NVENC H.264 (new)
レート制御CBR(固定ビットレート)
ビットレート6000kbps(Twitch/YouTube 1080p60fps)
キーフレーム間隔2秒
プリセットQuality(P7)
チューニングHigh Quality
マルチパスTwo Passes (Quarter Resolution)

この設定により、CPU使用率5%以下で高画質配信が可能になります。

※出典:配信用PCスペック完全ガイド


予算15万円構成|エントリー配信向け

turned-on laptop computer

配信を試してみたい」「軽めのゲームをフルHD配信」という方向けの構成です。

おすすめ構成スペック

予算15万円構成の推奨スペック
CPURyzen 5 5600 / Core i5-13400
GPURTX 3050 / RTX 4060
メモリ16GB(できれば32GB)
ストレージ500GB SSD
予算15万円前後
配信品質フルHD 30fps〜60fps

おすすめモデル

この構成で快適に配信できるゲーム - Apex Legends(中設定 60fps) - Fortnite(中〜高設定 60fps) - Valorant(高設定 144fps) - マインクラフト(高設定 60fps) - レトロゲーム全般
  • 最新AAAタイトルは設定を下げる必要あり
  • 録画と配信の同時実行は厳しい
  • メモリ16GBだと配信中にブラウザを開くと重くなる場合あり

予算20万円構成|フルHD快適配信向け

black computer tower, two flat screen monitors, keyboard, and headphone

本格的に配信活動を始めたい」「最新ゲームをフルHD高画質配信」という方向けの構成です。

おすすめ構成スペック

予算20万円構成の推奨スペック
CPURyzen 7 5700X / Core i7-12700
GPURTX 4060 / RTX 5060
メモリ32GB必須
ストレージ1TB NVMe SSD
予算20万円前後
配信品質フルHD 60fps高画質

おすすめモデル

  • RTX 5060シリーズの最新NVEncで高画質配信
  • 32GBメモリで配信+録画+ブラウザも余裕
  • 最新ゲームを高設定60fpsで配信可能
  • 将来的な配信設定アップグレードにも対応
この構成で快適に配信できるゲーム - Apex Legends(高設定 144fps) - Fortnite(最高設定 120fps) - Valorant(最高設定 240fps) - PUBG(高設定 60fps) - Cyberpunk 2077(中〜高設定 60fps) - ほぼ全てのゲーム

この価格帯が最もコスパが良く、配信初心者〜中級者に最適です。


予算30万円構成|WQHD・高画質配信向け

a laptop on a desk

WQHDや高画質配信をしたい」「動画編集も快適に行いたい」という方向けの構成です。

おすすめ構成スペック

予算30万円構成の推奨スペック
CPURyzen 7 7700X / Core Ultra 7 265
GPURTX 5060 Ti / RTX 5070
メモリ32GB DDR5
ストレージ1TB NVMe SSD Gen4
冷却水冷CPUクーラー
予算30万円前後
配信品質WQHD 60fps / フルHD 120fps

おすすめモデル

  • RTX 5070で最新ゲームを最高設定で配信可能
  • 水冷クーラーで長時間配信も安定
  • 動画編集、3D制作も快適
  • プロ配信者レベルの配信品質
この構成で快適に配信できるゲーム - すべてのゲームを最高設定で配信可能 - WQHD(2560x1440)60fps高画質配信 - フルHD 120fps超高画質配信 - レイトレーシングONで配信可能

予算50万円構成|4K配信・プロ仕様

a close up of a keyboard and a monitor

4K配信をしたい」「プロレベルの配信環境」という方向けの最高峰構成です。

おすすめ構成スペック

予算50万円構成の推奨スペック
CPURyzen 9 9800X3D / Core Ultra 7 265K
GPURTX 5070 Ti / RX 9070 XT
メモリ32GB DDR5
ストレージ2TB NVMe SSD Gen4
冷却水冷CPUクーラー
予算40万円〜50万円
配信品質4K 60fps / WQHD 144fps

おすすめモデル

  • 4K 60fps配信が可能
  • すべてのゲームを最高設定+レイトレでプレイ可能
  • 動画編集、3DCG制作もプロレベル
  • 将来5年以上使える性能
プロ配信者が求める性能 - 4K 60fps配信 - 144fps以上の超高フレームレート配信 - 複数ゲームの同時起動・配信 - AI生成、3DCG制作

ゲーミングノートPCという選択肢

Office desk with keyboard, monitor, mouse and game controller

持ち運びたい」「場所を取りたくない」という方には、ゲーミングノートPCも選択肢です。

ゲーミングノートPCのメリット・デメリット

  • 持ち運びが可能
  • ディスプレイ・キーボード一体型で省スペース
  • 停電時もバッテリーで動作継続
  • オフライン大会、外出先での配信に対応
  • デスクトップより性能が低い
  • 冷却性能が低く、長時間配信で熱問題
  • 拡張性がほぼゼロ
  • 同性能ならデスクトップより高価
  • バッテリー劣化で性能低下

配信に使えるゲーミングノートPCの条件

配信用ゲーミングノートPCの最低スペック
GPURTX 5060以上
メモリ32GB推奨
ディスプレイ144Hz以上
冷却デュアルファン以上
価格20万円〜30万円

おすすめゲーミングノートPC

ゲーミングノートPCで配信は厳しい?
RTX 5060以上搭載モデルなら十分配信可能です。ただし、長時間配信では冷却パッドの使用を推奨します。また、デスクトップより同性能で5万円〜10万円高くなる点に注意が必要です。

デスクトップ vs ノートPC徹底比較

性能・コスパ比較

項目デスクトップノートPC
同価格での性能⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
冷却性能⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
拡張性⭐⭐⭐⭐⭐
長時間配信⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
持ち運び⭐⭐⭐⭐⭐
省スペース⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
コスパ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐

配信用途別おすすめ

用途おすすめ理由
自宅で固定配信デスクトップ冷却性能・拡張性・コスパすべて優位
外出先でも配信ノートPC持ち運び必須ならノート一択
長時間配信(6時間以上)デスクトップ熱問題が起きにくい
予算重視デスクトップ同性能で5万円〜10万円安い
多くのプロ配信者がデスクトップPCを使用しています。持ち運びが必須でない限り、デスクトップPCを強く推奨します。

※出典:ゲーミングPCおすすめ30選


CPUの選び方詳細|Intel vs AMD徹底比較

a close up of a computer processor on a table

配信用PCのCPU選びは、エンコード方式によって重要度が変わります。

Intel vs AMDの特徴比較

項目Intel CoreAMD Ryzen
シングルスレッド性能⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
マルチスレッド性能⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
消費電力⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
発熱⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
コスパ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
x264エンコード⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
価格やや高め比較的安価

世代別CPU性能ガイド

Intel Core(配信向け推奨モデル)
エントリーCore i5-13400 / Core i5-14400
ミドルCore i7-13700 / Core Ultra 7 265
ハイエンドCore i9-14900K / Core Ultra 7 265K
特徴シングルスレッド性能が高く、ゲーム性能重視
AMD Ryzen(配信向け推奨モデル)
エントリーRyzen 5 5600 / Ryzen 5 7600
ミドルRyzen 7 5700X / Ryzen 7 7700X
ハイエンドRyzen 9 7900X / Ryzen 9 9800X3D
特徴マルチスレッド性能とコスパに優れる

エンコード方式別のCPU推奨

NVEncエンコードの場合(推奨) - エントリー:Ryzen 5 5600 / Core i5-13400(6コア) - ミドル:Ryzen 7 5700X / Core i7-13700(8〜12コア) - GPU負荷が主体のため、CPUはミドルレンジで十分

x264エンコードの場合(非推奨)

  • 最低ライン:Ryzen 9 7900X / Core i9-14900K(12コア以上)
  • 推奨:Ryzen 9 9950X(16コア)
  • CPU負荷が極めて高く、超高性能CPUが必須

GPUの選び方詳細|RTX 5000 vs 4000シリーズ

a close up of a video card on a table

配信用PCにおいて、GPU選びはNVEncの世代が最重要です。

RTX 5000シリーズ vs RTX 4000シリーズ

項目RTX 5000シリーズRTX 4000シリーズ
NVEnc世代第9世代(最新)第8世代
エンコード画質⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
AV1エンコード対応対応
消費電力改善標準
価格やや高いこなれてきた

GPU別配信性能比較

RTX 5060(エントリー配信向け)
NVEnc世代第9世代
推奨解像度フルHD 60fps
ゲーム設定中〜高設定
メモリ8GB GDDR6
価格帯4万円〜5万円
RTX 5060 Ti(ミドル配信向け)
NVEnc世代第9世代
推奨解像度フルHD 144fps / WQHD 60fps
ゲーム設定高〜最高設定
メモリ16GB GDDR6
価格帯6万円〜7万円
RTX 5070(ハイエンド配信向け)
NVEnc世代第9世代
推奨解像度WQHD 144fps / 4K 60fps
ゲーム設定最高設定+レイトレ
メモリ12GB GDDR6X
価格帯9万円〜11万円

配信プラットフォーム別推奨GPU

Twitch配信(最大6000kbps) - 推奨:RTX 5060以上 - 理由:ビットレート制限があり、エントリーGPUでも十分

YouTube配信(最大51000kbps)

  • 推奨:RTX 5060 Ti以上
  • 理由:高ビットレート配信で画質差が出やすい

録画+配信同時実行

  • 推奨:RTX 5070以上
  • 理由:VRAM容量が重要、12GB以上を推奨

メモリの選び方|DDR4 vs DDR5、容量は32GBが鉄則

black and silver laptop computer

配信用PCでは、メモリ容量が配信の安定性に直結します。

配信中のメモリ使用量(実測)

配信中のメモリ使用量(フルHD 60fps配信)
OBS Studio1.5GB〜2GB
ゲーム(Apex Legends)8GB〜10GB
ブラウザ(Chrome、配信管理画面)2GB〜3GB
Discord500MB〜1GB
Windows 11システム4GB〜5GB
合計16GB〜21GB

この実測データから、16GBでは余裕がなく、32GBが必須であることがわかります。

DDR4 vs DDR5比較

項目DDR4DDR5
速度3200MHz〜3600MHz4800MHz〜6400MHz
レイテンシCL16〜CL18(低い)CL30〜CL40(高い)
配信性能への影響⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
価格安い高い
対応CPU旧世代新世代
配信用途でのメモリ選び - DDR4-3200 32GB:コスパ最強、Ryzen 5000/Intel 12〜14世代向け - DDR5-5600 32GB:性能重視、Ryzen 7000/Intel 13世代以降向け - DDR5-6000 32GB:ハイエンド、Ryzen 9000/Intel Core Ultra向け

メモリ速度の影響

  • 配信エンコード:約5〜10%の性能差
  • ゲームフレームレート:約3〜7%の性能差
  • メモリ速度より容量優先が鉄則

メモリ容量別の配信快適度

容量配信快適度できることできないこと
16GB⭐⭐軽いゲーム配信のみブラウザ多数起動、録画同時実行
32GB⭐⭐⭐⭐⭐すべて快適-
64GB⭐⭐⭐⭐⭐プロ仕様-

ストレージ構成のおすすめ|SSD + HDD vs オールSSD

black and silver hard disk drive

配信用PCでは、録画データの保存を考慮したストレージ構成が重要です。

ストレージ構成パターン

パターン1:SSD + HDD構成(コスパ重視)
システム・ゲーム1TB NVMe SSD Gen4
録画データ保存4TB HDD (7200rpm)
メリット大容量録画保存が安価
デメリットHDDの動作音、速度遅い
価格約2.5万円
パターン2:オールSSD構成(性能重視)
システム・ゲーム1TB NVMe SSD Gen4
録画データ保存2TB SATA SSD
メリット静音、高速、耐久性高い
デメリット価格が高い
価格約3.5万円
パターン3:ハイエンド構成(プロ仕様)
システム1TB NVMe SSD Gen5
ゲーム2TB NVMe SSD Gen4
録画保存4TB NVMe SSD Gen4
メリット最高の性能と容量
デメリット非常に高価
価格約8万円

NVMe Gen4 vs Gen5の配信性能差

Gen4(PCIe 4.0) - 読込速度:最大7000MB/s - 書込速度:最大5000MB/s - 配信用途では十分な性能 - 価格:1TB = 1.2万円〜1.5万円

Gen5(PCIe 5.0)

  • 読込速度:最大14000MB/s
  • 書込速度:最大12000MB/s
  • 配信では性能差を体感しにくい
  • 価格:1TB = 2.5万円〜3.5万円

結論:配信用途ではGen4で十分、Gen5は動画編集やクリエイター向け

録画時間とストレージ容量の目安

画質設定1時間の容量1TBで録画可能時間
フルHD 30fps(低品質)5GB約200時間
フルHD 60fps(標準)12GB約83時間
フルHD 60fps(高品質)20GB約50時間
WQHD 60fps(高品質)30GB約33時間
4K 60fps(高品質)60GB約16時間

電源ユニットの選び方|W数と80 PLUS認証

black and gray audio mixer

配信用PCでは、長時間安定動作が求められるため、電源の品質が重要です。

構成別の推奨電源容量

エントリー構成(RTX 5060)
推奨容量650W
最低容量550W
80 PLUSBronze以上
価格8,000円〜12,000円
ミドル構成(RTX 5060 Ti / RTX 5070)
推奨容量750W
最低容量650W
80 PLUSGold推奨
価格12,000円〜18,000円
ハイエンド構成(RTX 5070 Ti / RTX 5080)
推奨容量850W〜1000W
最低容量750W
80 PLUSGold以上必須
価格18,000円〜30,000円

80 PLUS認証とは?

認証ランク変換効率(負荷50%時)おすすめ用途
80 PLUS Standard80%以上エントリー構成
80 PLUS Bronze82%以上エントリー〜ミドル
80 PLUS Silver85%以上ミドル構成
80 PLUS Gold87%以上配信用推奨
80 PLUS Platinum90%以上ハイエンド
80 PLUS Titanium92%以上プロ仕様
配信用PCには80 PLUS Gold以上を推奨

理由

  • 長時間配信での発熱を抑制
  • 電気代の節約(年間2,000円〜3,000円の差)
  • 電源ファンの静音化
  • パーツの寿命延長

BTOメーカー比較|保証とサポートで選ぶ

a computer case sitting on top of a wooden table

配信用PCを購入する際、BTOメーカーの保証・サポート体制も重要な選定ポイントです。

主要BTOメーカー比較

メーカー保証期間サポート納期コスパ特徴
マウスコンピューター3年⭐⭐⭐⭐⭐3〜5日⭐⭐⭐⭐国内生産、手厚いサポート
ドスパラ1年⭐⭐⭐最短翌日⭐⭐⭐⭐納期最速、店舗多数
フロンティア1年⭐⭐⭐7〜10日⭐⭐⭐⭐⭐セール価格が激安
サイコム1年⭐⭐⭐⭐7〜14日⭐⭐⭐カスタマイズ性最強
パソコン工房1年⭐⭐⭐⭐5〜7日⭐⭐⭐⭐店舗サポート充実

おすすめBTOメーカーの選び方

配信初心者におすすめ - マウスコンピューター:3年保証+24時間電話サポート - パソコン工房:全国店舗で直接相談可能

コスパ重視

  • フロンティア:セール時の価格が最安級
  • ドスパラ:最短翌日出荷、すぐに配信開始したい人向け

こだわり派

  • サイコム:パーツ1つ1つを細かく選択可能

保証・サポートの重要性

配信用PCにおける保証の重要性

配信中にPCトラブルが発生すると、視聴者に迷惑をかけるだけでなく、収益機会の損失にもつながります。

  • 1年保証:最低ライン(初期不良対応)
  • 3年保証:配信用途なら必須(長時間稼働による故障リスク)
  • 24時間サポート:深夜配信者には非常に重要
  • オンサイト修理:店舗持ち込みより修理が早い

セール情報の探し方|最大30%オフで購入するコツ

a sign that is on the side of a building

配信用PCは高額なため、セール時期を狙えば5万円〜10万円安く購入可能です。

年間セールカレンダー

BTOメーカーの主要セール時期
1月初売りセール(1/1〜1/10)
3月決算セール(3/20〜3/31)
7月Amazonプライムデー、夏のボーナスセール
11月ブラックフライデー(BTOメーカー最安)
12月年末セール、冬のボーナスセール

おすすめセール時期トップ3

1位:ブラックフライデー(11月下旬) - 割引率:最大30%オフ - 狙い目:マウス、ドスパラ、フロンティア全社がセール実施 - 年間で最もお得

2位:Amazonプライムデー(7月中旬)

  • 割引率:最大25%オフ
  • 狙い目:Amazon限定モデル、ポイント還元併用
  • Prime会員必須

3位:決算セール(3月末)

  • 割引率:最大20%オフ
  • 狙い目:型落ちモデルが大幅値引き
  • 在庫処分で掘り出し物が見つかる

セール購入の注意点

  • 型落ちモデルが中心(RTX 4000シリーズなど)
  • 在庫限りのため、すぐに売り切れる
  • カスタマイズ不可のモデルが多い
  • 返品不可の場合もあり
  • セール開始前に目星をつけておく
  • スペック妥協点を事前に決める
  • セール初日の午前中に購入

ゲームタイトル別の推奨スペック表

配信しながらプレイする場合の推奨スペックを、人気タイトル別にまとめました。

FPS・バトロワゲーム

ゲームタイトル推奨CPU推奨GPUメモリ画質設定
Apex LegendsRyzen 5 5600RTX 506016GB中設定 144fps
ValorantRyzen 5 5600RTX 506016GB高設定 240fps
FortniteRyzen 7 5700XRTX 5060 Ti32GB高設定 120fps
PUBGRyzen 7 5700XRTX 5060 Ti32GB高設定 60fps
Call of DutyRyzen 7 7700XRTX 507032GB高設定 120fps

RPG・アクションゲーム

ゲームタイトル推奨CPU推奨GPUメモリ画質設定
Cyberpunk 2077Ryzen 7 7700XRTX 507032GB高設定 60fps
Elden RingRyzen 5 5600RTX 506016GB高設定 60fps
FF16Ryzen 7 7700XRTX 5060 Ti32GB高設定 60fps
モンハンワールドRyzen 5 5600RTX 506016GB高設定 60fps

MMORPG・オープンワールド

ゲームタイトル推奨CPU推奨GPUメモリ画質設定
FF14Ryzen 5 5600RTX 506016GB最高設定 60fps
原神Ryzen 5 5600RTX 506016GB最高設定 60fps
ブループロトコルRyzen 7 5700XRTX 5060 Ti32GB高設定 60fps

よくある質問

配信用PCとゲーミングPCの違いは?
配信用PCは「ゲームの実行」「映像エンコード」「配信ソフトの動作」を同時処理するため、よりバランスの取れた高性能が求められます。特にCPUのコア数・スレッド数、メモリ容量が重要です。
RTX 5000シリーズは買うべき?
はい、配信用途なら買いです。RTX 5000シリーズのNVEncは画質が大幅に向上しており、CPU負荷ゼロで高画質配信が可能です。長く使うなら5000シリーズを推奨します。
配信に必要なストレージ容量は?
最低500GB、推奨1TB以上です。配信録画を残す場合、1時間のフルHD録画で約10〜20GB消費します。録画を頻繁にする場合は2TB以上を検討しましょう。
自作PCと完成品、どちらがおすすめ?
配信初心者には完成品(BTO)をおすすめします。サポートが充実しており、万が一のトラブル時も安心です。自作はパーツ知識が必要で、初心者には難易度が高いです。
CPUはIntelとAMD、どちらがおすすめ?
配信用途ならどちらでもOKです。コスパ重視ならAMD Ryzen、シングルスレッド性能重視ならIntel Coreを選びましょう。NVEncエンコードを使うなら、CPU性能の差は小さいです。

まとめ

まとめ

配信用ゲーミングPCの選び方まとめ

予算別おすすめ構成

  • 15万円:RTX 3050 + 16GBメモリ(エントリー配信)
  • 20万円:RTX 5060 + 32GBメモリ(フルHD快適配信・最もおすすめ)
  • 30万円:RTX 5070 + 32GBメモリ(WQHD高画質配信)
  • 50万円:RTX 5070 Ti + 32GBメモリ(4K配信・プロ仕様)

エンコード方式

  • NVEnc推奨:RTX 5000シリーズで高画質・CPU負荷ゼロ
  • x264は非推奨:超高性能CPUが必要でコスパ悪い

デスクトップ vs ノート

  • 配信にはデスクトップを強く推奨
  • 持ち運びが必須の場合のみノートPC

配信用PCは通常のゲーミングPCとは異なり、CPUとメモリ容量が重要です。特にRTX 5000シリーズのNVEncを活用すれば、CPU負荷ゼロで高画質配信が実現できます。

予算20万円のRTX 5060 + 32GBメモリ構成が、コスパと性能のバランスが最も良く、配信初心者から中級者におすすめです。


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画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • Gaming setup with multiple monitors displaying game art.: Photo by Branden Skeli on Unsplash
  • Modern computer setup with large monitor and gaming chair.: Photo by Đào Hiếu on Unsplash
  • Gaming setup with laptop, keyboard, and rgb lighting.: Photo by Gavin Phillips on Unsplash
  • turned-on laptop computer: Photo by Diego Romeo on Unsplash
  • black computer tower, two flat screen monitors, keyboard, and headphone: Photo by Ron Hamlin on Unsplash
  • a laptop on a desk: Photo by Itadaki on Unsplash
  • a close up of a keyboard and a monitor: Photo by Nizar Zulmi on Unsplash
  • Office desk with keyboard, monitor, mouse and game controller: Photo by Amr Taha on Unsplash
  • a close up of a computer processor on a table: Photo by Olivier Collet on Unsplash
  • a close up of a video card on a table: Photo by Nana Dua on Unsplash
  • black and silver laptop computer: Photo by Liam Briese on Unsplash
  • black and silver hard disk drive: Photo by Benjamin Lehman on Unsplash
  • black and gray audio mixer: Photo by Pille Kirsi on Unsplash
  • a computer case sitting on top of a wooden table: Photo by Nana Dua on Unsplash
  • a sign that is on the side of a building: Photo by Erik Mclean on Unsplash

よくある質問

Q配信用ゲーミングPCの最低予算は?
A
フルHD配信を快適に行うには最低15万円の予算が必要です。ただし、より快適な配信環境を求める場合は20万円〜30万円の予算を確保することをおすすめします。
QNVEncとx264、どちらのエンコード方式がおすすめ?
A
RTX 4000/5000シリーズのNVEncエンコードがおすすめです。CPU負荷を抑えながら高画質配信が可能で、ゲームのフレームレートへの影響も最小限です。x264は非常に高いCPU性能が必要になります。
QゲーミングノートPCでも配信できる?
A
RTX 5060以上を搭載したゲーミングノートPCなら配信可能です。ただし、長時間配信では熱問題が発生しやすいため、冷却パッドの使用やデスクトップPCの検討をおすすめします。
Q配信用PCに必要なメモリ容量は?
A
16GBが最低ラインですが、32GBを強く推奨します。配信ソフト、ゲーム、ブラウザを同時起動するとメモリ不足になりやすく、配信の安定性に影響します。
Qデスクトップとノート、配信にはどちらがおすすめ?
A
配信にはデスクトップPCを強く推奨します。冷却性能、拡張性、コストパフォーマンスのすべてでデスクトップが優位です。持ち運びが必須でない限り、デスクトップを選びましょう。

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配信用ゲーミングPC完全ガイド|予算別おすすめ構成とスペックの選び方

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この記事を書いた人

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モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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