JSON整形・検証ツール
JSONデータの整形、圧縮、検証を行うツールです。見やすく整形したり、ファイルサイズを最小化したりできます。
- 左側のテキストエリアにJSONデータを入力またはペーストします
- インデントサイズを選択します(2スペース、4スペース、タブ)
- 「整形」ボタンで見やすく整形、「圧縮」ボタンで最小化できます
- 「検証のみ」ボタンでJSONの妥当性だけをチェックできます
- 右側に結果が表示され、コピーボタンでクリップボードにコピーできます
Q: どのようなJSONエラーを検出できますか?
A: 構文エラー、引用符の不一致、カンマの過不足、不正な値などを検出します。
Q: 大きなJSONファイルも処理できますか?
A: ブラウザのメモリ制限内であれば処理可能です。非常に大きなファイル(10MB以上)の場合は処理に時間がかかる場合があります。
Q: データは安全ですか?
A: すべての処理はブラウザ内で完結し、サーバーにデータが送信されることはありません。
Q: JSONPやJSON5には対応していますか?
A: このツールは標準的なJSON(RFC 8259)のみに対応しています。
JSON(JavaScript Object Notation)は、データ交換フォーマットの一つで、 人間が読みやすく、かつコンピュータが処理しやすい形式でデータを表現します。 2001年にDouglas Crockfordによって仕様化され、現在では最も広く使われているデータ形式の一つとなっています。
JSONの基本構造
JSONは以下の6つのデータ型で構成されています:
- オブジェクト: 中括弧で囲まれたキー・バリューのペア
- 配列: 角括弧で囲まれた値のリスト
- 文字列: ダブルクォートで囲まれたテキスト
- 数値: 整数または小数
- 真偽値: true または false
- null: 値が存在しないことを示す
なぜJSONが広く使われるのか
- 可読性が高い: 人間が読んで理解しやすい構造
- 軽量: XMLと比較してデータサイズが小さい
- 言語非依存: ほぼすべてのプログラミング言語でサポート
- JavaScriptとの親和性: Web開発で特に扱いやすい
1. Web API開発・デバッグ
RESTful APIのレスポンスは通常JSON形式です。開発中にAPIから返されるデータを確認する際、 整形されていない1行のJSONは非常に読みづらいため、このツールで整形することで構造を理解しやすくなります。
例: /api/users/123 のレスポンスをChromeのNetwork tabからコピーし、 このツールで整形してデータ構造を確認
2. 設定ファイルの管理
package.json、tsconfig.json、.vscode/settings.json など、 多くの設定ファイルがJSON形式です。手動編集した後に整形することで、可読性とバージョン管理の差分が改善されます。
3. データベースからのエクスポート
MongoDBやFirestoreなどのNoSQLデータベースはJSON形式でデータをエクスポートします。 このツールで検証・整形することで、データの移行やバックアップ作業が容易になります。
4. ログファイルの解析
構造化ログ(Structured Logging)では、ログがJSON形式で出力されることが一般的です。 このツールで整形することで、エラーの原因究明やパフォーマンス分析が効率化されます。
1. カンマの過不足
❌ 誤り(カンマなし)
{
"name": "John"
"age": 30
}✅ 正しい
{
"name": "John",
"age": 30
}2. 引用符の不一致
❌ 誤り(シングルクォート)
{'name': 'John'}✅ 正しい(ダブルクォート必須)
{"name": "John"}3. 末尾カンマ(Trailing Comma)
JavaScript等では許可されることがありますが、標準のJSONでは末尾カンマはエラーとなります。
❌ 誤り
{
"name": "John",
"age": 30,
}4. コメントの使用
標準のJSONではコメントは許可されていません。JSONC(JSON with Comments)やJSON5では可能ですが、 このツールは標準JSONのみ対応しています。
1. JSON Schemaによる検証
より厳密な検証が必要な場合は、JSON Schemaを使用してデータ構造を定義し、 バリデーションを行うことができます。API設計やデータ契約の定義に有効です。
2. jqコマンドとの連携
コマンドラインで大量のJSON処理を行う場合、jqコマンドが強力です。 このツールで整形したJSONをコピーし、ターミナルでjqを使った複雑なクエリが可能です。
3. 大規模JSONの処理
10MB以上の大きなJSONファイルを扱う場合:
- ストリーミングパーサーの使用を検討
- ブラウザのメモリ制限に注意
- 必要な部分だけを抽出してから整形
4. セキュリティ上の注意点
機密情報を含むJSONを処理する際の注意:
- このツールはブラウザ内で完結し、データは外部送信されません
- ただし、ブラウザの履歴やキャッシュには注意が必要
- 本番環境のAPIキーやパスワードを含むJSONは慎重に扱う
- 公共のPCで機密データを処理しない
5. パフォーマンス最適化
圧縮されたJSONはファイルサイズが小さくなり、ネットワーク転送が高速化します。 本番環境では圧縮版を使用し、開発環境では整形版を使用するのがベストプラクティスです。