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【2025年最新】NAS用HDDおすすめ12選|WD Red vs IronWolf徹底比較&選び方完全ガイド
NASを導入したけど、どのHDDを選べばいいかわからない…そんな悩みを抱えていませんか?
「WD RedとSeagate IronWolfってどっちがいいの?」「CMRとSMRって何が違うの?」「容量は何TBがおすすめ?」
実は、NAS用HDDの選び方を間違えると、データ損失や故障リスクが大幅に高まります。普通のデスクトップ用HDDをNASに使うのは、特に危険です。
この記事では、配信者・クリエイター向けにNAS用HDDの選び方の基礎知識から、2025年最新のおすすめHDD12選まで徹底解説します。
NAS用HDDとは?普通のHDDとの違い
NASを購入したら、次に必要なのがHDDです。しかし、「安いHDDでいいや」と適当に選ぶのは絶対にNGです。
NAS用HDDの3つの特徴
NAS用HDDは、一般的なデスクトップ用HDDと比較して、以下の特徴があります。
| 連続稼働 | NAS用:24時間365日対応 / デスクトップ用:8時間×5日想定 |
|---|---|
| 振動対策 | NAS用:RVセンサー搭載 / デスクトップ用:非搭載 |
| MTBF | NAS用:100万時間以上 / デスクトップ用:50万時間程度 |
| 年間ワークロード | NAS用:180〜300TB/年 / デスクトップ用:55TB/年 |
| 保証期間 | NAS用:3〜5年 / デスクトップ用:2年 |
1. 24時間365日の連続稼働に対応
NASは基本的に電源を入れっぱなしで運用します。NAS用HDDは24時間365日の連続稼働を前提に設計されており、長時間の使用でも安定した性能を発揮します。
2. 振動対策(RVセンサー)搭載
複数のHDDを搭載するNASでは、各ドライブの振動が互いに影響し合います。NAS用HDDにはRV(回転振動)センサーが搭載されており、振動を検知・補正して安定したデータ転送を実現します。
3. RAID環境に最適化されたファームウェア
NAS用HDDはTLER(Time-Limited Error Recovery) などのRAID向け機能を搭載。エラー発生時の復旧処理がRAIDコントローラーと連携するよう最適化されています。
- 連続稼働による早期故障
- 振動による読み書きエラー
- RAID再構築の失敗
- データ損失のリスク増大
CMR vs SMR:NASには絶対CMRを選ぶべき理由
NAS用HDDを選ぶ際、最も重要なポイントがCMRとSMRの違いです。
CMR(Conventional Magnetic Recording)とは
CMR(従来型磁気記録)は、トラック同士が重ならないように記録する方式です。
- 安定した書き込み性能
- ランダムライトに強い
- RAID環境での信頼性が高い
- 長期的な耐久性
SMR(Shingled Magnetic Recording)とは
SMR(瓦磁気記録)は、トラックを瓦のように重ねて記録密度を高める方式です。
- ランダムライトで性能低下
- RAID再構築が非常に遅い
- 大量書き込み時にキャッシュ溢れ
- NAS・RAID環境には不向き
なぜNASにはCMRが必須なのか
SMRは瓦のようにデータが重なって記録されているため、特定の場所だけを書き換えると隣接データまで影響してしまいます。
RAIDを組んだHDDを交換する際、SMRでは「RAID再構築が一向に進まない」問題が発生することがあります。これがSMRがNASに向かないと言われる最大の理由です。
結論:NAS用HDDは必ずCMR方式を選びましょう。
現在販売されているWD Red Plus、WD Red Pro、Seagate IronWolf、IronWolf ProはすべてCMR方式なので安心です。
WD Redシリーズの旧モデルには一部SMRが含まれていました。現在は「WD Red Plus」「WD Red Pro」がCMRモデルです。購入時は必ず「Plus」または「Pro」を選びましょう。
WD Red vs Seagate IronWolf 徹底比較
NAS用HDDの2大ブランド、WD(Western Digital)RedとSeagate IronWolf。どちらを選ぶべきか比較してみましょう。
シリーズ別の位置づけ
| シリーズ | 用途 | 保証 | ワークロード |
|---|---|---|---|
| WD Red Plus | 家庭・SOHO向け | 3年 | 180TB/年 |
| WD Red Pro | ビジネス・高負荷向け | 5年 | 300TB/年 |
| Seagate IronWolf | 家庭・SOHO向け | 3年 | 180TB/年 |
| Seagate IronWolf Pro | ビジネス・高負荷向け | 5年 | 300TB/年 |
スペック比較
| 回転数 | WD Red Plus:5640rpm / IronWolf:7200rpm |
|---|---|
| キャッシュ | WD Red Plus:256MB / IronWolf:256MB |
| 記録方式 | 両方CMR |
| MTBF | 両方100万時間 |
| 保証期間 | 両方3年 |
| 年間ワークロード | 両方180TB/年 |
各ブランドの特徴
WD Red Plus / Pro の特徴
- 静音性に優れる
- 低消費電力・低発熱
- NASFlex技術でNAS環境に最適化
- 公式サイトのセールでお得に購入可能
Seagate IronWolf / Pro の特徴
- IronWolf Health Management(IHM)搭載
- AgileArray技術で複数ドライブ環境に強い
- Proはデータ復旧サービス付属
- 大容量モデルのコスパが良い
どちらを選ぶべき?
技術的にはほぼ同等のスペックです。以下の基準で選ぶのがおすすめ:
- 静音性重視 → WD Red Plus
- コスパ重視(小〜中容量) → Seagate IronWolf
- 大容量(16TB以上) → IronWolf Pro(価格優位)
- データ復旧サービス重視 → IronWolf Pro
- セール時 → どちらも価格をチェックして安い方を選択
容量・回転数・キャッシュの選び方
容量の選び方
配信者・クリエイターの場合、最低8TB以上を推奨します。
| 4K動画(60fps) | 約40〜60GB/時間 |
|---|---|
| 1080p動画(60fps) | 約10〜15GB/時間 |
| 配信アーカイブ(4時間) | 約40〜80GB/回 |
| RAW画像(1枚) | 約25〜50MB |
容量別の用途目安
| 容量 | おすすめユーザー | 保存可能な目安 |
|---|---|---|
| 4TB | ライトユーザー | 4K動画 約70時間 |
| 8TB | 一般的な配信者 | 4K動画 約150時間 |
| 12TB | アクティブな配信者 | 4K動画 約220時間 |
| 16TB以上 | プロクリエイター | 4K動画 約300時間以上 |
2ベイNASでRAID1(ミラーリング)を組む場合、実効容量は半分になります。8TB×2本でも使える容量は8TBです。容量重視ならRAID0やシングルドライブも選択肢ですが、データ保護の観点からRAID1をおすすめします。
回転数の選び方
- 5400〜5640rpm:静音・省エネ重視、家庭用NASに最適
- 7200rpm:高速転送重視、動画編集・業務用途に最適
キャッシュの選び方
キャッシュは「作業台」のようなもので、大きいほど一度に多くのデータを処理できます。
- 128MB:一般的な用途に十分
- 256MB以上:大容量ファイルの頻繁な読み書きに有利
【2025年最新】NAS用HDDおすすめ12選
Seagate IronWolfシリーズ(家庭・SOHO向け)
Seagate IronWolf 4TB(ST4000VN006)
こんな人におすすめ:初めてNASを導入する方、2ベイNASで手軽に始めたい方
Seagate IronWolf 8TB(ST8000VN004)
こんな人におすすめ:配信アーカイブを大量に保存したい方、コスパ重視の方
Seagate IronWolf 12TB(ST12000VN0008)
こんな人におすすめ:4K動画を大量に扱う方、長期的なアーカイブ用途
Seagate IronWolf Proシリーズ(ビジネス・高負荷向け)
Seagate IronWolf Pro 8TB(ST8000NT001)
こんな人におすすめ:データの安全性を最優先する方、業務用途
Seagate IronWolf Pro 16TB(ST16000NT001)
こんな人におすすめ:大容量を求めるプロ、長期運用を前提とした方
Seagate IronWolf Pro 20TB(ST20000NT001)
こんな人におすすめ:最大容量を求める方、映像制作プロダクション
WD Red Plusシリーズ(家庭・SOHO向け)
WD Red Plus 4TB(WD40EFPX)
こんな人におすすめ:静かなNAS環境を求める方、リビング設置予定の方
WD Red Plus 8TB(WD80EFPX)
こんな人におすすめ:静音性とコスパのバランスを重視する方
WD Red Plus 12TB(WD120EFBX)
こんな人におすすめ:高速転送と大容量の両立を求める方
WD Red Proシリーズ(ビジネス・高負荷向け)
WD Red Pro 8TB(WD8005FFBX)
こんな人におすすめ:複数人でNASを共有する方、高負荷環境
WD Red Pro 14TB(WD142KFGX)
こんな人におすすめ:大容量+高耐久性を求めるプロ
WD Red Pro 18TB(WD181KFGX)
こんな人におすすめ:WDブランドで最大容量を求める方
容量別コスパ比較まとめ
| 容量 | おすすめモデル | 1TBあたり価格 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 4TB | Seagate IronWolf | 約¥4,495 | △ |
| 8TB | Seagate IronWolf | 約¥3,597 | ◎ |
| 12TB | WD Red Plus | 約¥3,498 | ◎ |
| 16TB | IronWolf Pro | 約¥3,873 | ○ |
| 20TB | IronWolf Pro | 約¥3,699 | ○ |
1TBあたりの価格で見ると、8TB〜12TBが最もコスパが良い容量帯です。4TB以下は割高、16TB以上はProシリーズがお得です。
配信者・クリエイター向けおすすめ構成
入門構成(予算5万円以内)
| NAS | Synology DS223j(約¥26,000) |
|---|---|
| HDD | Seagate IronWolf 4TB × 2(約¥36,000) |
| 合計 | 約¥62,000 |
| 実効容量 | 4TB(RAID1) |
こんな人向け:これからNASを始める方、ライト配信者
スタンダード構成(予算8万円以内)
| NAS | Synology DS224+(約¥50,000) |
|---|---|
| HDD | Seagate IronWolf 8TB × 2(約¥58,000) |
| 合計 | 約¥108,000 |
| 実効容量 | 8TB(RAID1) |
こんな人向け:週数回配信する方、動画編集も行う方
プロ構成(予算15万円以上)
| NAS | Synology DS423+(約¥75,000) |
|---|---|
| HDD | IronWolf Pro 12TB × 4(約¥220,000) |
| 合計 | 約¥295,000 |
| 実効容量 | 36TB(RAID5) |
こんな人向け:プロクリエイター、映像制作チーム
よくある質問
まとめ
まとめ
NAS用HDD選びのポイント 1. 必ずNAS専用HDDを選ぶ:WD Red Plus/Pro または Seagate IronWolf/Pro 2. CMR方式を選ぶ:SMRはNAS・RAID環境に不向き 3. 容量は8TB以上がおすすめ:コスパと実用性のバランスが良い 4. 用途に合わせてシリーズを選択:家庭用はPlus/IronWolf、業務用はPro 5. 予算と保証期間も考慮:長期運用なら5年保証のProシリーズ配信者・クリエイターにとって、データは最も大切な資産です。安価な汎用HDDで済ませようとせず、NAS専用の信頼性の高いHDDを選んで、大切なデータを守りましょう。
※価格は2025年12月時点のものです。最新価格は各ショップでご確認ください。
画像クレジット
本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。
- HDD内部構造画像: Photo by Stephen Holdaway on Unsplash
- HDDプラッター画像: Photo by Art Wall - Kittenprint on Unsplash
- HDD比較画像: Photo by Denny Müller on Unsplash
- 製品イメージ画像: Photo by William Warby on Unsplash
よくある質問
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