メインコンテンツへスキップ
【2025年版】配信用マイク×オーディオインターフェース 最強の組み合わせ10選|予算別完全ガイド

【2025年版】配信用マイク×オーディオインターフェース 最強の組み合わせ10選|予算別完全ガイド

公開日
読了目安21

配信用マイク×オーディオインターフェースの組み合わせで失敗しないために

「高いマイクを買ったのに音質が悪い」「オーディオインターフェースを買ったけど使いこなせない」──こんな失敗談、よく聞きませんか?

配信機材で最も重要なのはマイクとオーディオインターフェースの相性です。どれだけ高価なマイクを買っても、オーディオIFとの組み合わせが悪ければ本来の性能を発揮できません。逆に、適切な組み合わせなら、低予算でもプロ級の音質を実現できます。

この記事では、予算別に最適なマイク×オーディオIFの組み合わせを10パターン紹介します。さらに、配信スタイル別(ゲーム実況/歌配信/雑談)のおすすめセットも解説。機材選びで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでください。

この記事でわかること - 予算別の最強マイク×オーディオIF組み合わせ - USBマイク vs XLRマイクの選び方 - 配信スタイル別おすすめセット - 機材選びで失敗しないコツ - コスパ最強の組み合わせランキング

※ 本記事で紹介する価格は2025年12月時点のAmazon参考価格です。価格は変動する場合があります。


なぜマイクとオーディオインターフェースの組み合わせが重要なのか

配信用マイクとオーディオインターフェース

多くの初心者が「とりあえず評価の高いマイクを買う」「人気のオーディオIFを買う」という選び方をしますが、これは半分正解で半分間違いです。

マイク単体では性能を発揮できない理由

XLRマイク(プロ用マイク)は、オーディオインターフェースのマイクプリアンプで音を増幅します。このプリアンプの品質によって、最終的な音質が大きく変わります。

XLRマイクの仕組み

XLRマイク(プロ用マイク)は、音を電気信号に変換して出力します。この電気信号は非常に微弱で、そのままではPCで扱えません。そこで、オーディオインターフェースのマイクプリアンプが信号を増幅します。

マイクプリアンプとは?

マイクから出る微弱な電気信号を、PCで扱える大きさに増幅する回路です。安いオーディオIFは「音は大きくなるけどノイズも増える」、高品質IFは「クリアに増幅される」という違いがあります。

コンデンサーマイクの場合、48Vファンタム電源(Phantom Power)がさらに必要になります。これは、マイク内部の電子回路を動かすための電源で、オーディオインターフェースから供給されます。

例えば、2万円のマイク+5,000円のオーディオIFより、1万円のマイク+1万円のオーディオIFの方が音質が良いケースもあります。バランスが重要なのです。

USBマイク vs XLRマイク+オーディオIF

項目USBマイクXLRマイク+オーディオIF
初期費用安い(5,000円〜)高い(15,000円〜)
接続の手軽さ簡単(USB挿すだけ)やや複雑(ケーブル配線)
音質(低予算)良い普通〜良い
音質(高予算)限界あり非常に良い
拡張性なし高い(マイク交換可能)
長期コスパ低い高い

結論:予算1万円以下ならUSBマイク、2万円以上ならXLRマイク+オーディオIFがおすすめ

詳しい比較は、以下の記事も参考にしてください。

※関連記事:USB vs XLRマイク完全比較ガイド


主要メーカーの特徴を知っておこう

オーディオメーカーの特徴

マイク・オーディオインターフェースを選ぶ前に、主要メーカーの特徴を理解しておくと失敗しません。

マイクメーカー

SHURE(シュア)

  • 特徴: 放送業界で圧倒的シェア、ノイズ除去性能が高い
  • 代表機種: MV7X、MV6、SM7B
  • こんな人向け: プロ品質を求めるゲーム実況者、ポッドキャスター
  • 価格帯: 2万円〜5万円

Audio-Technica(オーディオテクニカ)

  • 特徴: 日本メーカー、コスパ最強、配信者に人気
  • 代表機種: AT2020、AT2020GM、AT2040
  • こんな人向け: 初めてXLRマイクを買う人、安定した品質を求める人
  • 価格帯: 1万円〜3万円

YAMAHA(ヤマハ)

  • 特徴: 音楽機器メーカー、耐久性が高い、カラオケ・楽器用も展開
  • 代表機種: DM-105、ダイナミックマイクシリーズ
  • こんな人向け: 低予算でXLR環境を始めたい人
  • 価格帯: 3,000円〜2万円

オーディオインターフェースメーカー

Focusrite(フォーカスライト)

  • 特徴: 世界シェアNo.1、Scarlettシリーズが大定番、音楽制作向け
  • 代表機種: Scarlett 2i2、Scarlett Solo
  • こんな人向け: DTM・音楽制作も視野に入れている配信者
  • 価格帯: 1.5万円〜3万円

YAMAHA(ヤマハ)

  • 特徴: 日本メーカー、配信特化モデルが多い、D-PREプリアンプが高評価
  • 代表機種: AG03MK2、UR12MK3、ZG02
  • こんな人向け: 配信特化の機材が欲しい人、日本語サポート重視
  • 価格帯: 1.5万円〜3万円

BEHRINGER(ベリンガー)

  • 特徴: 圧倒的な低価格、MIDASプリアンプ搭載、コスパ重視
  • 代表機種: UMC22、UMC404HD
  • こんな人向け: とにかく安くXLR環境を試したい人
  • 価格帯: 5,000円〜1.5万円

Universal Audio(ユニバーサルオーディオ)

  • 特徴: プロスタジオ品質、ビンテージエミュレーション、高価格
  • 代表機種: VOLT 176、VOLT 276
  • こんな人向け: プロレベルの音質を求める歌配信者、ポッドキャスター
  • 価格帯: 2.5万円〜5万円以上

プロ配信者・有名YouTuberが使う機材例

プロ配信者のセットアップ

実際にプロ配信者・有名YouTuberがどんな機材を使っているのか、参考例をいくつか紹介します。

ゲーム実況者に人気の組み合わせ

SHURE SM7B + Focusrite Scarlett 2i2

  • 使用者例: 海外のトップストリーマー(Twitch配信者など)
  • 価格帯: 7万円前後
  • 特徴: 業界標準のプロ仕様、ノイズ除去性能が極めて高い、長時間配信に最適

SHURE MV7X + YAMAHA AG03MK2

  • 使用者例: 日本のゲーム実況者・配信者
  • 価格帯: 4万円前後
  • 特徴: MV7XはSM7Bの廉価版だが性能は十分、AG03MK2は配信特化ミキサー

歌配信者・ボイス配信者に人気の組み合わせ

Audio-Technica AT2020 + Focusrite Scarlett Solo

  • 使用者例: 歌ってみた配信者、ボイスコンテンツクリエイター
  • 価格帯: 2.5万円前後
  • 特徴: エントリー機材としては最高クラスの音質、コスパ抜群

Neumann TLM 102 + Universal Audio Apollo Twin

  • 使用者例: プロシンガー、音楽プロデューサー
  • 価格帯: 15万円以上
  • 特徴: 完全プロ仕様、スタジオレベルの音質
注意点

上記の機材情報は、公開されているセットアップ動画や配信機材レビューを参考にしたものです。配信者によっては公表していない場合もあるため、あくまで「プロが選ぶ傾向」の参考としてください。


よくある失敗例と対策

機材選びの失敗例

配信機材選びで多くの人が陥る失敗パターンと、その対策を紹介します。

失敗例1:高いマイクを買ったのに音質が悪い

原因: オーディオインターフェースが安すぎる

3万円のマイクを買ったのに、5,000円の格安オーディオIFと組み合わせた場合、マイクの性能を十分に引き出せません。安いオーディオIFはマイクプリアンプの品質が低く、ノイズが増えたり音がこもったりします。

対策:

  • マイクとオーディオIFの予算配分は1:1が理想
  • 例:2万円のマイク+2万円のオーディオIF、または1.5万円ずつ

失敗例2:ループバック機能なしのIFを買って配信で苦労

原因: 配信向けの機能を確認せずに購入

DTM向けオーディオインターフェース(Focusrite Scarlett Soloなど)はループバック機能がありません。これがないと、ゲーム音とマイク音声を同時に配信に乗せるのが非常に困難になります。

対策:

  • 配信用にはループバック機能必須のモデルを選ぶ
  • おすすめ:YAMAHA AG03MK2、UR12MK3、ZOOM AMS-22など

失敗例3:コンデンサーマイクで環境音を拾いすぎる

原因: ゲーム実況にコンデンサーマイクを使った

コンデンサーマイクは感度が高く、キーボードの打鍵音、マウスのクリック音、エアコンの音など、すべて拾ってしまいます。歌配信には最適ですが、ゲーム実況には不向きです。

対策:

  • ゲーム実況にはダイナミックマイクを選ぶ(SHURE MV7X、AT2040など)
  • コンデンサーマイクを使う場合は、防音室または静音環境が必須

失敗例4:マイクアームを買わずに卓上設置

原因: デスクに直接マイクを置いた

マイクをデスクに直接置くと、キーボード打鍵の振動がマイクに伝わり、ゴンゴンという低音ノイズが発生します。また、マイクとの距離が遠くなるため音質も悪化します。

対策:

  • マイクアームは必須と考える(Amazonで3,000円〜買える)
  • ショックマウント付きのマイクアームがベスト

失敗例5:ファンタム電源(48V)を理解せずに購入

原因: コンデンサーマイクを買ったがオーディオIFがファンタム電源非対応

コンデンサーマイクは48Vファンタム電源が必須です。一部の低価格オーディオIFはファンタム電源に非対応のため、コンデンサーマイクが使えません。

対策:

  • コンデンサーマイクを使う場合は、ファンタム電源対応のオーディオIFを選ぶ
  • ダイナミックマイクならファンタム電源は不要

2024年から2025年に変わった点

2025年の配信機材トレンド

配信機材市場は2024年から2025年にかけて大きく変化しました。最新トレンドを把握しておきましょう。

新モデルの登場

Focusrite Scarlett 第4世代(2024年末発売)

  • Scarlett 2i2 4th Genが登場し、音質がさらに向上
  • 価格は据え置き(約2.8万円)で第3世代と同等
  • AIノイズキャンセリング機能が強化

SHURE MV6(2024年登場)

  • USB-C接続のゲーミングマイク
  • VGP2025金賞を受賞し、配信者の間で話題に
  • 価格:約2.5万円

価格変動

XLRマイク全般の価格上昇

  • 円安の影響で海外ブランド(SHURE、Focusrite)が5〜10%値上がり
  • Audio-Technica(国内メーカー)は比較的安定

オーディオIF価格は安定

  • YAMAHA AG03MK2、UR12MK3は価格が据え置き
  • Focusrite Scarlettシリーズは微増(1,000円〜2,000円程度)

トレンド:USB-C接続が主流に

2024年から、USBマイク・オーディオIFともにUSB-C接続が標準になりつつあります。USB-Cは転送速度が速く、遅延(レイテンシ)が少ないため、配信向けに最適です。

USB-C対応モデル例:

  • SHURE MV6(USB-C)
  • Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen(USB-C)
  • YAMAHA ZG02(USB-C)

AI技術の導入

最新のオーディオインターフェースにはAIノイズキャンセリングが搭載され始めています。これにより、従来は難しかった環境音の除去が自動化されます。

AI搭載モデル例:

  • Roland BRIDGE CAST(AIノイズサプレッション)
  • SHURE MV6(オートレベルモード)

予算1万円以下:USBマイク単体がおすすめ

コンパクトなUSBマイク

予算1万円以下の場合、XLRマイク+オーディオIFの組み合わせは音質面で中途半端になりがちです。USBマイク単体の方が、手軽さと音質のバランスが良いです。

おすすめ1:Razer Seiren V3 Mini(約8,400円)

こんな人におすすめ:

  • デスクスペースが狭い
  • ゲーム実況メインで雑談配信もしたい
  • Razerデバイスで統一したい
  • 1万円以下で最高クラスの音質
  • 設定不要でUSB接続するだけ
  • 省スペースで邪魔にならない
  • 指向性が広めで環境音を拾いやすい
  • アームには対応していない(卓上設置のみ)

おすすめ2:HyperX SoloCast 2(約9,000円)

こんな人におすすめ:

  • コンソール(PS4/PS5)でも使いたい
  • 長期保証が欲しい
  • キーボード打鍵音を拾いたくない

予算2万円:エントリーXLRマイク+低価格IF

XLRマイクとオーディオインターフェース

予算2万円あれば、XLR環境に足を踏み入れることができます。この価格帯で最もコスパが良い組み合わせを紹介します。

おすすめ3:ヤマハ DM-105 + BEHRINGER UMC22(計約12,100円)

【マイク】ヤマハ DM-105(約3,600円)

【オーディオIF】BEHRINGER UMC22(約8,500円)

セットの特徴:

  • 予算2万円以下で最安のXLR環境
  • YAMAHAマイクは丈夫で壊れにくい
  • UMC22のMIDASプリアンプは評価が高い
  • DM-105は配信特化ではない(カラオケ・スピーチ用)
  • ループバック機能なし(配信には仮想オーディオデバイスが必要)

こんな人におすすめ:

  • とにかく安くXLR環境を試したい
  • 配信よりもDTM・宅録メイン
  • 後でマイクをアップグレードする予定

おすすめ4:FIFINE K688CT + M-Audio M-Track Solo(計約16,900円)

【マイク】FIFINE K688CT(約10,300円)

【オーディオIF】M-Audio M-Track Solo(約6,600円)

セットの特徴:

  • K688CTはUSB接続も可能(オーディオIFなしでも使える)
  • マイクアーム付属で追加購入不要
  • ダイナミックマイクで環境音を拾いにくい
  • M-Track Soloはループバック機能なし
  • K688CTのUSB接続はオーディオIF経由より音質が落ちる

こんな人におすすめ:

  • ゲーム実況メイン(環境音を拾いたくない)
  • USBとXLR両方試したい
  • マイクアームも一緒に揃えたい

予算3万円:ミドルXLRマイク+定番IF

プロ向けマイクとオーディオインターフェース

予算3万円になると、配信で定番のマイク+オーディオIFが選べるようになります。この価格帯は「コスパ最強ゾーン」です。

おすすめ5:オーディオテクニカ AT2020GM + YAMAHA UR12MK3(計約28,800円)

【マイク】オーディオテクニカ AT2020GM(約14,500円)

【オーディオIF】YAMAHA UR12MK3(約14,300円)

セットの特徴:

  • 予算3万円で最もバランスが良い組み合わせ
  • AT2020は配信者・実況者の定番マイク
  • UR12MK3のループバック機能で配信が快適
  • D-PREプリアンプで音質が非常に良い
  • AT2020はコンデンサーマイクなので環境音を拾いやすい
  • UR12MK3は入力が1つのみ(楽器も繋ぎたい人には不向き)

こんな人におすすめ:

  • 雑談配信・歌配信メイン
  • 定番の組み合わせで失敗したくない
  • YAMAHAブランドの安心感が欲しい

※関連記事:配信用マイク完全ガイド

おすすめ6:オーディオテクニカ AT2040 + YAMAHA AG03MK2(計約28,800円)

【マイク】オーディオテクニカ AT2040(約13,200円)

【オーディオIF】YAMAHA AG03MK2(約15,600円)

セットの特徴:

  • AT2040はゲーム実況に最適(環境音を拾いにくい)
  • AG03MK2は配信者御用達のミキサー
  • エフェクト内蔵で音質調整が簡単
  • 3チャンネルでマイク+BGM+ゲーム音を個別管理
  • AG03MK2は少し大きい(デスクスペース必要)
  • 価格が予算上限ギリギリ

こんな人におすすめ:

  • ゲーム実況メイン(環境音を拾いたくない)
  • 配信でBGMやエフェクトをよく使う
  • 複数の音源を細かく管理したい

予算5万円:本格XLRマイク+高品質IF

プロ仕様のスタジオセットアップ

予算5万円になると、プロ仕様の機材が選べます。この価格帯なら、長期的に使える高品質な組み合わせが手に入ります。

おすすめ7:SHURE MV7X + Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen(計約53,400円)

【マイク】SHURE MV7X(約24,800円)

【オーディオIF】Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen(約28,600円)

セットの特徴:

  • 最強のゲーム実況セット
  • MV7Xは環境音を徹底的に拾わない
  • Scarlett 2i2は音楽制作者も使うプロ品質
  • どちらも長期保証で安心
  • 価格が5万円超え(予算オーバー)
  • MV7XはXLR専用(USB接続不可)

こんな人におすすめ:

  • ゲーム実況をプロレベルで行いたい
  • キーボード打鍵音やマウスクリック音を完全に除去したい
  • 長期的に使える機材が欲しい

※関連記事:オーディオインターフェース完全ガイド

おすすめ8:SHURE MV6 + YAMAHA ZG02(計約46,000円)

【マイク】SHURE MV6(約25,000円)

【オーディオIF】YAMAHA ZG02(約21,000円)

セットの特徴:

  • MV6はUSB接続(オーディオIF不要でも使える)
  • ZG02はゲーム配信に最適化されたミキサー
  • HDMI接続でゲーム音声を直接入力可能
  • MV6とZG02を同時に使うと機能が重複する
  • ZG02はやや高価

こんな人におすすめ:

  • ゲーム実況をメインに、たまに歌配信もしたい
  • HDMI接続でゲーム音声を管理したい
  • YAMAHAブランドの安心感が欲しい

予算10万円超:プロ仕様セット

ハイエンドスタジオ機材

予算に余裕がある場合、プロ仕様のセットで最高の音質を実現できます。

おすすめ9:SHURE MV7X + Universal Audio VOLT 176(計約52,500円)

【マイク】SHURE MV7X(約24,800円)

(前述のため省略)

【オーディオIF】Universal Audio VOLT 176(約27,700円)

セットの特徴:

  • VOLT 176の76コンプレッサーで放送レベルの音質
  • MV7Xとの相性が抜群
  • ビンテージサウンドで声に温かみが出る
  • 価格が高い
  • 76コンプレッサーは初心者には扱いが難しい

こんな人におすすめ:

  • 歌配信・ボイス配信をプロレベルで行いたい
  • ビンテージ感のある声質を作りたい
  • Universal Audioのブランドに憧れがある

おすすめ10:HyperX QuadCast S + Roland BRIDGE CAST(計約54,900円)

【マイク】HyperX QuadCast S(約21,300円)

【オーディオIF】Roland BRIDGE CAST(約33,600円)

セットの特徴:

  • QuadCast Sは見た目が最高(RGBライティング)
  • BRIDGE CASTはゲーム配信に最適化
  • どちらも有名ブランドで信頼性◎
  • QuadCast SはUSBマイク(オーディオIF不要)
  • BRIDGE CASTと組み合わせると機能が重複

こんな人におすすめ:

  • 見た目重視(RGBライティングが欲しい)
  • ゲーム実況をプロレベルで行いたい
  • 将来的にマイクを買い替える予定

配信スタイル別おすすめセット

配信スタイル別セットアップ

配信スタイルによって、最適なマイク×オーディオIFの組み合わせは異なります。

ゲーム実況向け:環境音を拾わないダイナミックマイク

ゲーム実況向けセット要件
マイクタイプダイナミックマイク(環境音を拾いにくい)
指向性超単一指向性(正面のみ集音)
オーディオIFループバック機能必須
予算目安3万円〜5万円

おすすめセット:

  • SHURE MV7X + Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen(計約53,400円)
  • AT2040 + YAMAHA AG03MK2(計約28,800円)

理由:

  • ダイナミックマイクはキーボード打鍵音・マウスクリック音を拾わない
  • ループバック機能でゲーム音+マイク音声を同時配信
  • エフェクト内蔵で音質調整が簡単

歌配信向け:繊細な声を拾うコンデンサーマイク

歌配信向けセット要件
マイクタイプコンデンサーマイク(声のニュアンスを拾う)
オーディオIF高音質プリアンプ搭載
エフェクトリバーブ、コンプレッサー必須
予算目安3万円〜10万円

おすすめセット:

  • AT2020GM + YAMAHA UR12MK3(計約28,800円)
  • SHURE MV7X + Universal Audio VOLT 176(計約52,500円)

理由:

  • コンデンサーマイクは声の繊細さを最大限に引き出す
  • VOLT 176の76コンプレッサーでプロレベルの音質
  • YAMAHAのD-PREプリアンプも歌声に定評あり

雑談配信向け:手軽で音質も良いUSBマイク

雑談配信向けセット要件
マイクタイプUSBマイク(設定不要)
接続方式USB接続(プラグ&プレイ)
価格1万円以下推奨
設定の簡単さ最重要

おすすめセット:

  • Razer Seiren V3 Mini(約8,400円)
  • HyperX SoloCast 2(約9,000円)

理由:

  • USBマイクは接続するだけで使える
  • オーディオIF不要でコストが安い
  • 雑談配信なら音質も十分

※関連記事:OBS Studio マイク設定完全ガイド


まとめ:あなたに最適な組み合わせはどれ?

配信セットアップの完成形

まとめ

予算別おすすめまとめ
  • 〜1万円: Razer Seiren V3 Mini(USBマイク単体)
  • 2万円: FIFINE K688CT + M-Audio M-Track Solo
  • 3万円: AT2020GM + YAMAHA UR12MK3(最もバランスが良い)
  • 5万円: SHURE MV7X + Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen(最強)
  • 10万円超: SHURE MV7X + Universal Audio VOLT 176(プロ仕様)

配信スタイル別おすすめ

  • ゲーム実況: ダイナミックマイク + ループバック機能付きIF
  • 歌配信: コンデンサーマイク + 高音質プリアンプ
  • 雑談配信: USBマイク単体

配信機材選びで最も重要なのは、「マイク単体」ではなく「マイク×オーディオIF」の組み合わせで考えることです。この記事で紹介したセットなら、どれを選んでも失敗はありません。

あとは、あなたの予算と配信スタイルに合わせて選ぶだけ。ぜひ、この記事を参考に最高の配信環境を構築してください!


画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • Rodecaster pro buttons in the dark: Photo by dlxmedia.hu on Unsplash
  • Audio equipment setup: Photo by BoliviaInteligente on Unsplash
  • Laptop with audio setup: Photo by James McKinven on Unsplash
  • Microphone and headset: Photo by WillSpirit L.N. on Unsplash
  • Studio recording setup: Photo by Matthew Moloney on Unsplash
  • Streaming audio mixer: Photo by Stanley Li on Unsplash
  • Desktop audio workstation: Photo by Franco Solari on Unsplash
  • Neumann U87Ai microphone: Photo by Eloy Caudet on Unsplash
  • Professional microphone setup: Photo by Saubhagya gandharv on Unsplash
  • Sound lab studio: Photo by Matthew Moloney on Unsplash
  • Audio brand logos: Photo by Unsplash on Unsplash
  • Streamer setup: Photo by Unsplash on Unsplash
  • Frustrated gamer: Photo by Unsplash on Unsplash
  • Technology trend: Photo by Unsplash on Unsplash

よくある質問

QUSBマイク単体とXLRマイク+オーディオIFの違いは?
A
USBマイクは手軽で初心者向けですが、拡張性がありません。XLRマイク+オーディオIFは初期費用が高いものの、マイク交換や音質調整の自由度が高く、長期的にはコスパが良いです。本格的に配信を続けるなら、最初からXLR環境を構築することをおすすめします。
Q予算3万円で最もバランスの良い組み合わせは?
A
マイクはオーディオテクニカのAT2020GM(約14,500円)、オーディオIFはYAMAHA UR12MK3(約14,300円)の組み合わせが最もバランスが良いです。両方とも信頼性の高いメーカーで、配信に必要な機能が揃っています。
Qゲーム実況と歌配信で必要な機材は違う?
A
はい、大きく異なります。ゲーム実況はダイナミックマイク+ゲーミング特化IFがおすすめ(環境音を拾いにくい)。歌配信はコンデンサーマイク+高音質IFが必須です(繊細な声のニュアンスが重要)。両方やりたい場合は、マイクを使い分けるのが理想です。
Qオーディオインターフェースにループバック機能は必要?
A
配信を行うなら**必須**です。ループバック機能がないと、PCの音(ゲーム音、BGM)とマイク音声を同時に配信に乗せることが非常に困難になります。YAMAHA AG03MK2やZOOM AMS-22など、配信向けモデルは必ず搭載しています。
Qマイクアームやポップガードは必要?
A
マイクアームは**強く推奨**します(デスクスペース確保+振動ノイズ軽減)。ポップガードは歌配信なら**必須**、ゲーム実況でも推奨です。特にコンデンサーマイクは「パピプペポ」などの破裂音を拾いやすいため、ポップガードがないと聞き苦しい音声になります。
Q安いXLRマイクとUSBマイク、どちらがおすすめ?
A
予算1万円以下なら、USBマイク(Razer Seiren V3 Miniなど)の方が音質が良いです。ただし、予算2万円以上になるとXLRマイク+低価格IFの方が音質・拡張性ともに優れます。将来的にマイクをアップグレードする予定があるなら、最初からXLR環境を選びましょう。
QSHURE MV7XとAT2040、どちらがゲーム実況向き?
A
SHURE MV7Xの方がゲーム実況に適しています。理由は、①ノイズ除去性能が高い、②指向性がタイトで環境音を拾いにくい、③ShurePlus MOTIVアプリで細かい調整が可能、の3点です。AT2040もダイナミックマイクですが、MV7Xの方がゲーム環境に特化した設計です。
Q初心者がいきなり5万円セットを買うのは無駄?
A
いいえ、むしろ推奨します。安い機材から始めると「音質に不満→買い替え」で結局高くつきます。特に配信を本気で続ける気があるなら、最初から良い機材(SHURE MV7X + Focusrite Scarlett 2i2など)を買う方が長期的にコスパが良いです。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

あわせて読みたい

こちらの記事もおすすめ