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【お絵描き配信の始め方】液タブ画面・手元の見せ方は?OBS設定と推奨スペックを徹底解説

【お絵描き配信の始め方】液タブ画面・手元の見せ方は?OBS設定と推奨スペックを徹底解説

公開日
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イラストレーターや絵師にとって、「お絵描き配信(作業配信)」は最強のファン獲得ツールです。 完成したイラストをSNSにアップするだけでなく、その「制作過程」を見せることで、あなたの技術やキャラクターにファンがつきます。孤独になりがちな作業時間のモチベーション維持にも最適です。

しかし、「液タブの画面をどうやって映すの?」「Canvasだけ見せたいのにツールバーまで映っちゃう...」といった技術的な悩みでつまずく人も多いはず。

この記事では、お絵描き配信を始めるために必要な機材スペックから、OBSでの画面取り込み設定、手元カメラの導入方法まで、イラストレーター特有の視点で徹底解説します。

この記事でわかること
  • お絵描き配信に必要なPCスペックと機材
  • OBSでキャンバスだけを綺麗に見せる設定(クロップ)
  • 手元を映すためのカメラセッティング
  • 著作権(二次創作・トレス)の注意点

1. お絵描き配信に必要な機材とスペック

ゲーム配信ほど高性能なGPUは不要ですが、レイヤーを多用するイラストソフトとOBSを同時に動かすため、メモリ(RAM)が最重要です。

推奨PCスペック

  • CPU: Core i5 / Ryzen 5 以上(最近の世代なら問題なし)
  • メモリ: 16GB以上必須(32GB推奨)
    • Clip Studio PaintやPhotoshopはメモリを大量に消費します。8GBだと配信中に動作が重くなり、ペンの遅延(ラグ)が発生する原因になります。
  • GPU: エントリー~ミドルクラス(GeForce RTX 3050/4060など)あればOBSのエンコードが安定します。

必須アイテム

  • マイク: キーボード音やペンのタッチ音を拾いすぎないよう、単一指向性のダイナミックマイクや、ノイズキャンセリング機能(NVIDIA Broadcastなど)の活用がおすすめです。
  • 左手デバイス: 配信中はチャット欄を見るために視線が動くので、作業効率を落とさないためにTourBoxなどの左手デバイスがあると便利です。
💡 デュアルモニターのすすめ

「液タブで描いて、メインモニターでコメントとOBSを確認する」というデュアルモニター環境はほぼ必須です。液タブ1枚だけで配信するのは、コメント確認が困難なため推奨しません。

2. OBS設定:キャンバスを綺麗に見せるコツ

お絵描き配信で一番の悩みは「画面のどこを映すか」です。

パターンA:画面全体(ツールバー込み)を見せる

初心者向け講座など、「どのツールを使っているか」も見せたい場合。

  1. OBSの「ソース」→「画面キャプチャ」を選択。
  2. キャプチャするディスプレイに「液タブ」を指定。 これだけでOKです。

パターンB:キャンバス(絵)だけを見せる

ツール類は見せず、絵だけを大きく見せたい場合。

  1. OBSの「ソース」→「ウィンドウキャプチャ」を選択。
  2. Clip Studio Paintなどのソフトを指定。
  3. そのままだとツールバーも映るので、「Altキーを押しながらソースの端をドラッグ」してトリミング(クロップ)します。
  4. 余計な部分が削ぎ落とされ、キャンバス部分だけを表示できます。
プライバシー事故に注意!
  • 「画面キャプチャ」だと、ふいに開いたフォルダやデスクトップの通知まで全部映ります。
  • 可能な限り「ウィンドウキャプチャ」を使うか、通知をオフにする「集中モード」を使いましょう。
  • リファレンス(資料)画像に著作権的に際どいものを表示していないかも注意です。

3. 手元配信のやり方(アナログ・液タブ共通)

「プロの筆使いが見たい!」という需要は根強いです。また、アナログ作画ならカメラは必須です。

Webカメラを使う

ロジクール C920nなどのWebカメラを、アームを使って真上、または斜め上から吊るすのが一般的です。 マイクスタンドや、スマホ用のアームスタンドを流用して固定します。

スマホをWebカメラ化する

高画質なiPhoneなどのカメラを使わない手はありません。

  • iVCam (Windows/iOS/Android)
  • EpocCam (Windows/Mac/iOS) これらのアプリを使えば、スマホをWi-FiまたはUSB接続で高画質WebカメラとしてOBSに認識させることができます。オートフォーカスも優秀なので、手元の細かい描写も綺麗に映ります。

4. 知っておくべき著作権とマナー

配信者として活動する以上、著作権には敏感になりましょう。

  • 二次創作(ファンアート): ガイドラインのある作品(東方Project、原神、ホロライブなど)を選び、ガイドラインの範囲内で楽しみましょう。「二次創作NG」の作品を描くのはBAN対象になり得ます。
  • トレス・模写: 練習として模写配信をする場合は、必ず「模写です」と明記し、元画像を画面に映す場合は引用の要件を満たすか、許可を得るのが無難です。無断転載サイトの画像を資料として映すのは厳禁です。
  • BGM: 好きなJ-POPを流すのは著作権違反(原盤権の侵害)です。「DOVA-SYNDROME」や「しゃろう」さんなど、配信利用OKのフリーBGMを使いましょう。

まとめ:作業時間をコンテンツに変えよう

お絵描き配信は、孤独な作業を「みんなと楽しむ時間」に変えてくれます。 「上手くなってから配信しよう」ではなく、「練習している過程も見せる」のが現代のスタイルです。 まずはOBSの設定をして、1時間だけでも作業配信をしてみませんか?きっと「お疲れ様!」「完成楽しみ!」というコメントが、あなたの筆を軽くしてくれるはずです。

まとめ
  • PCスペックはGPUより「メモリ(16GB以上)」を優先
  • デュアルモニター環境(液タブ+モニター)が推奨
  • OBSの「ウィンドウキャプチャ」+「クロップ(Alt+ドラッグ)」を使いこなす
  • 著作権ガイドラインを守って楽しく配信しよう

よくある質問

Q低スペックPCでもお絵描き配信はできますか?
A
イラストソフト(Clip Studio Paintなど)とOBSを同時に動かすため、メモリは最低16GB、できれば32GB推奨です。CPUはCore i5/Ryzen 5以上のミドルクラスがあれば安心です。
Q手元を映すカメラは必要ですか?
A
必須ではありませんが、アナログ画材を使う場合や、プロの筆捌きを見せたい場合はあると喜ばれます。スマホをWebカメラ化するアプリ(iVCamなど)で代用可能です。

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この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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