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【作業用配信】Study With Meの始め方|ポモドーロタイマー活用と集中できるBGM選び

【作業用配信】Study With Meの始め方|ポモドーロタイマー活用と集中できるBGM選び

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「一人だと勉強や作業になかなか集中できない…」 「誰かが頑張っている姿を見ると、自分もやる気が出る」

そんな悩みを持つ人たちの間で、世界的な人気を集めているのが「Study With Me(一緒に勉強しよう)」という配信ジャンルです。

ゲーム実況や雑談配信とは異なり、配信者自身が黙々と勉強や作業に取り組む姿を映すこのスタイルは、視聴者にとっても「オンライン自習室」のような場所として機能します。特別なトークスキルや高価なゲーミングPCがなくても始められるため、新しい配信の形として注目されています。

この記事では、視聴者と一緒に集中できる「Study With Me」配信の始め方から、ポモドーロ・テクニックを活用した構成作り、そして雰囲気を高めるBGM選びまでを丁寧に解説します。

この記事でわかること
  • Study With Me配信が人気を集める理由
  • 必要な機材と「手元配信」のセッティング
  • OBSを使ったポモドーロタイマーの表示方法
  • 作業に集中できるおすすめBGMジャンル

Study With Me配信とは?人気の秘密

Study With Me配信とは、その名の通り「配信者が勉強や作業をしている様子をリアルタイムで流す」コンテンツです。基本的には会話(トーク)は少なく、ペンの走る音やキーボードのタイピング音(ASMR要素)、そして心地よいBGMがメインとなります。

なぜ、ただ作業しているだけの動画がこれほど人気なのでしょうか?

Study With Meが求められる理由
  • ピア・プレッシャー(仲間からの圧力)効果:誰かに見られている、誰かが頑張っていると感じることで、サボらずに作業できる心理効果があります。
  • 孤独感の解消:深夜の勉強や在宅ワークなど、孤独な環境でも「誰かと繋がっている」安心感を得られます。
  • ペースメーカー機能:配信者が休憩をとるタイミングに合わせて自分も休むなど、生活リズムを整える役に立ちます。

配信者にとっても、「配信することで自分自身の作業が捗る」という大きなメリットがあります。まさに視聴者と配信者がWin-Winの関係になれるコンテンツなのです。

配信環境のセットアップ

Study With Meは、ゲーム実況ほどハイスペックなPCは必要ありません。しかし、視聴者が長時間見ていても疲れない「落ち着いた画面作り」が重要です。

1. 構図を決める(顔出しか、手元のみか)

多くのStudy With Me配信では、プライバシー保護や作業への没入感を高めるために、顔出しをせず「手元」や「横顔のシルエット」だけを映すスタイルが一般的です。

  • 手元配信: デスク上のノート、PC、文房具、飲み物を中心に映します。お気に入りの文房具やガジェットを見せることで、視聴者の興味を惹くことができます。
  • 斜め後ろ/横からのアングル: 作業している背中や横顔を含めることで、より「人がいる気配」を感じさせることができます。

2. 必要な機材

最低限揃えたい機材リスト
  1. Webカメラまたはスマホ:高画質である必要はありませんが、手元を映すためにアームや三脚が必要です。
  2. マイク:環境音(ペンの音、タイピング音)を拾うために重要です。ノイズが入りにくい指向性のものを選びましょう。
  3. 照明(デスクライト):手元を明るく照らすことで、映像のクオリティが一気に上がります。暖色系の明かりはリラックス効果があります。
💡 スマホをWebカメラにする方法

高価なWebカメラを買わなくても、手持ちのスマホをPCに接続してカメラとして使うことができます。「iVCam」や「DroidCam」などのアプリを使えば、高画質な手元カメラが簡単に作れます。

ポモドーロ・テクニックを活用した配信構成

ただ漫然と作業を垂れ流すよりも、時間にメリハリをつけることで視聴者の集中をサポートできます。そこで最強の相性を見せるのが「ポモドーロ・テクニック」です。

25分集中+5分休憩のサイクル

ポモドーロ・テクニックとは、「25分間の作業」と「5分間の短い休憩」を1セット(1ポモドーロ)として繰り返す時間管理術です。4セット(約2時間)ごとに長めの休憩(15〜30分)をとります。

配信に取り入れる際は、以下のような構成がおすすめです。

  1. オープニング(5分): 今日の目標宣言、挨拶。
  2. 作業タイム(25分/50分): マイクをミュートにするか、BGMのみにする。「集中モード」とテロップを出す。
  3. 休憩タイム(5分/10分): マイクをオンにしてチャットと少し交流したり、ストレッチをしたりする。
  4. 2と3を繰り返す
  5. エンディング: 今日の成果報告、次回の予定。

OBSでタイマーを表示する方法

画面上に「残り時間」を表示することで、視聴者との一体感が生まれます。OBS Studioでタイマーを表示させる方法はいくつかあります。

  1. ブラウザソースを使う: オンラインのタイマーサイト(背景が透過できるもの)をOBSのブラウザソースとして読み込む。
  2. Snaz(Windows用ツール): OBS向けのカウントダウンタイマーツール。テキストソースとしてOBSに出力できます。
  3. YouTube上のフリー素材: タイマー動画(グリーンバック素材)をダウンロードし、メディアソースとしてループ再生し、クロマキー合成で背景を抜く。
💡 休憩中の画面演出

休憩中は「Break Time」などのテキストと共に、リラックスできる映像(焚き火、雨の窓辺、コーヒーの湯気など)にシーンを切り替えると、視覚的にも休憩モードに入れます。

集中力を高めるBGMの選び方

Study With Meにおいて、BGMは「空気」のような存在です。主張しすぎず、かといって退屈させない選曲が求められます。

おすすめのジャンル

  • Lo-Fi Hip Hop: チルアウトなビートとノスタルジックな雰囲気が特徴。作業用BGMの定番です。
  • Classical / Piano: 歌詞のないクラシックやピアノソロは、思考を邪魔せず集中力を高めます。
  • Nature Sounds / White Noise: 雨の音、波の音、森の環境音、カフェの雑音など。無音だと落ち着かない人におすすめです。

著作権フリー(ロイヤリティフリー)音源を使おう

市販の楽曲を流すと著作権侵害で配信が停止される可能性があります。必ず配信利用OKな音源を使いましょう。

  • YouTubeオーディオライブラリ: YouTubeが公式に提供している無料音源。
  • DOVA-SYNDROME: 日本のフリーBGMサイトの最大手。
  • SafuWorks: 「Lo-Fi」や「Chill」系の高品質なBGMが豊富。
  • StreamBeats (by Harris Heller): 配信者のために作られた著作権フリー楽曲集。Spotifyなどで再生可能。

まとめ:あなたの作業が誰かの励みになる

Study With Me配信は、特別なエンターテイメントを提供する必要はありません。あなたが真剣に何かに取り組む姿そのものがコンテンツになります。

Study With Me配信のポイント
  • 手元&照明にこだわる:顔出しなしでも、デスク周りの雰囲気作りでファンはつく。
  • ポモドーロを活用する:「25分作業+5分休憩」のサイクルで、視聴者のペースメーカーになる。
  • 心地よいBGM:Lo-Fiや環境音など、歌詞のない著作権フリーBGMを選ぶ。
  • 継続は力なり:決まった曜日・時間に配信することで、視聴者のルーティンの一部になる。

まずは次回の勉強や作業の時間、スマホのカメラをオンにして配信してみてはいかがでしょうか?あなたの頑張りが、画面の向こうの誰かの「やる気スイッチ」を押すかもしれません。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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