【2025年版】PS5配信設定完全ガイド|本体配信vs外部キャプチャーの違い
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PS5を持っているなら、ゲーム配信を始めるチャンスです。
「配信って難しそう...」と思っている方も多いかもしれませんが、PS5には本体だけで配信できる機能が標準搭載されています。
一方で、より本格的な配信を目指すならキャプチャーボードを使った外部配信という選択肢もあります。
こんな方におすすめ
- PS5でゲーム配信を始めたい
- 本体配信とキャプチャーボードの違いを知りたい
- 配信の画質や機能を比較したい
- 自分に合った配信方法を見つけたい
本記事では、PS5の2つの配信方法を徹底比較し、あなたに最適な方法をご紹介します。
PS5配信の2つの方法
PS5でゲーム配信を行う方法は、大きく分けて2つあります。
1. 本体のブロードキャスト機能(内蔵配信)
PS5に標準搭載されているブロードキャスト機能を使う方法です。
本体配信のメリット
- 追加機材が不要(PS5だけでOK)
- 設定が簡単(数分で配信開始)
- コストがかからない
- 初心者でもすぐに始められる
2. キャプチャーボード経由(外部配信)
PCとキャプチャーボードを使って、OBS StudioなどのソフトウェアでPS5の映像を配信する方法です。
キャプチャーボード配信のメリット
- 配信レイアウトを自由にカスタマイズ
- 複数のカメラ・マイクを使用可能
- プラグインで機能拡張が可能
- 配信と録画を同時に行える
- より高画質な配信が可能
詳細比較:どちらを選ぶべき?
| 項目 | 本体配信 | キャプチャーボード配信 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 2万円〜5万円 (キャプチャーボード+PC) |
| 設定の難易度 | ★☆☆☆☆ (超簡単) |
★★★☆☆ (やや複雑) |
| 配信プラットフォーム | Twitch、YouTube | 全てのプラットフォーム対応 |
| 画質 | 最大1080p/60fps | 最大4K/60fps (機材次第) |
| レイアウト | 固定 (カスタマイズ不可) |
自由 (完全カスタマイズ可能) |
| カメラ | PS5カメラのみ | 任意のWebカメラ |
| マイク | コントローラーまたはヘッドセット | 高品質なUSBマイク使用可能 |
| 配信中の操作 | PS5から直接 | PCから操作 |
| プラグイン・エフェクト | なし | 豊富(OBSプラグイン等) |
| 録画 | 配信と同時録画は不可 | 配信と同時録画可能 |
本体配信の設定方法(ステップバイステップ)
必要なもの
- PS5本体
- 安定したインターネット接続(有線LAN推奨)
- 配信アカウント(TwitchまたはYouTube)
- マイク(コントローラー内蔵またはヘッドセット)
- PS5カメラ(顔出し配信する場合、オプション)
設定手順
ステップ1:配信アカウントをリンク
- PS5のホーム画面で設定を開く
- ユーザーとアカウント → 他のサービスとリンクを選択
- TwitchまたはYouTubeを選択
- 画面の指示に従ってアカウントをリンク
ステップ2:配信設定を確認
配信前のチェックポイント
- インターネット接続:有線LAN接続を推奨(Wi-Fiの場合は5GHz帯)
- マイク設定:設定 → サウンド → マイクで入力レベルを確認
- カメラ設定(使用する場合):カメラの位置と角度を調整
- ゲーム音量:配信で聞こえる音量バランスを調整
ステップ3:配信を開始
- ゲームを起動
- クリエイトボタン(コントローラー左側のボタン)を長押し
- ブロードキャストを選択
- 配信先(TwitchまたはYouTube)を選択
- 配信設定を確認:
- タイトル:配信のタイトルを入力
- マイク:オン/オフを選択
- カメラ:オン/オフを選択(PS5カメラ使用時)
- 視聴者のコメント:画面に表示するか選択
- ブロードキャストを開始を選択
配信中の便利機能
- クリエイトボタンを押すと配信中のメニューにアクセス可能
- マイクのミュート/アンミュートを簡単に切り替え
- 視聴者のコメントを画面上で確認
- 配信を一時停止(ゲームは続行可能)
ステップ4:配信を終了
- クリエイトボタンを押す
- ブロードキャストを終了を選択
- 配信統計(視聴者数、配信時間など)を確認
キャプチャーボード配信の設定方法
必要なもの
- PS5本体
- キャプチャーボード(例:Elgato HD60 S+、AVerMedia GC553など)
- PC(Windows 10以降またはmacOS)
- 配信ソフト(OBS Studio、Streamlabs OBSなど)
- HDMIケーブル×2(PS5→キャプチャーボード、キャプチャーボード→モニター)
- USBケーブル(キャプチャーボード→PC)
- Webカメラ(顔出し配信する場合)
- USBマイク(高音質配信する場合)
おすすめキャプチャーボード
| 製品名 | 解像度 | 遅延 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| Elgato HD60 S+ | 1080p/60fps | 超低遅延 | 2万円台 |
| AVerMedia GC553 | 4K/60fps | 超低遅延 | 3万円台 |
| Elgato 4K60 Pro MK.2 | 4K/60fps | ゼロ遅延 | 4万円台 (内蔵型) |
| AVerMedia GC573 | 4K/60fps HDR | ゼロ遅延 | 4万円台 (内蔵型) |
接続方法
- PS5のHDMI出力 → キャプチャーボードのHDMI入力
- キャプチャーボードのHDMI出力 → モニターのHDMI入力(パススルー用)
- キャプチャーボードのUSB → PCのUSB 3.0ポート
接続時の注意点
- HDCPを無効にする:PS5の設定 → システム → HDMI → HDCPを有効にするをオフ
- USB 3.0ポートを使用する(USB 2.0では帯域不足)
- 高品質なHDMIケーブルを使用する(4K対応推奨)
OBS Studioでの配信設定
ステップ1:OBS Studioのダウンロードとインストール
- OBS Studio公式サイトからダウンロード
- インストーラーを実行して、画面の指示に従ってインストール
ステップ2:キャプチャーボードの映像を追加
- OBS Studioを起動
- ソースセクションの+ボタンをクリック
- 映像キャプチャデバイスを選択
- デバイスで使用しているキャプチャーボードを選択
- OKをクリック
ステップ3:シーンをカスタマイズ
シーンに追加できる要素
- ゲーム画面(キャプチャーボード)
- Webカメラ映像
- マイク音声
- テキスト(配信タイトル、SNSアカウントなど)
- 画像(ロゴ、バナーなど)
- ブラウザソース(チャット、アラートなど)
- BGM
ステップ4:配信設定
- 設定 → 配信を開く
- サービスで配信先を選択(Twitch、YouTube、その他)
- ストリームキーを入力(配信プラットフォームから取得)
- 出力設定:
- ビットレート:6000 kbps(1080p/60fps推奨)
- エンコーダー:x264(CPU)またはNVENC(NVIDIA GPU)
- 映像設定:
- 基本解像度:1920x1080
- 出力解像度:1920x1080
- FPS:60
ステップ5:配信開始
- すべての設定を確認
- 配信開始ボタンをクリック
- 配信プラットフォームで配信が開始されたことを確認
よくある問題とトラブルシューティング
本体配信の場合
| 問題 | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 配信が途切れる | ネット回線が不安定 | 有線LAN接続に変更、または他の機器の使用を制限 |
| 画質が悪い | 回線速度不足 | インターネット速度を確認(推奨:上り10Mbps以上) |
| マイクが認識されない | 設定ミス | 設定 → サウンド → マイクで入力デバイスを確認 |
| 視聴者が少ない | 告知不足 | SNSで配信開始を告知、タイトルとタグを工夫 |
キャプチャーボード配信の場合
| 問題 | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 映像が映らない | HDCP保護 | PS5の設定でHDCPを無効化 |
| 映像がカクつく | USB帯域不足 | USB 3.0ポートに接続、または他のUSB機器を外す |
| 音声が遅延する | 音声同期のズレ | OBSの音声詳細設定で同期オフセットを調整 |
| 配信が重い | PC性能不足 | エンコーダーをNVENCに変更、または解像度を下げる |
配信を成功させるためのコツ
1. 定期的な配信スケジュール
視聴者は定期配信を好みます。「毎週水曜日20時から」など、決まった時間に配信することで、リピーターが増えます。
2. コミュニティとの交流
視聴者とのコミュニケーション
- チャットに積極的に反応する
- 視聴者の名前を呼んで挨拶する
- 質問やリクエストに答える
- 配信外でもSNSで交流する
3. 音質と画質にこだわる
視聴者が離脱する理由
- 音質が悪い(特にマイク音質)
- 画質がカクつく
- ゲーム音とマイク音のバランスが悪い
- 背景が散らかっている(顔出し配信の場合)
配信の音質は画質以上に重要です。視聴者は低画質には我慢できても、音割れやノイズには耐えられません。
4. サムネイルとタイトルの工夫
- タイトル:ゲーム名とプレイ内容を明記(例:「【PS5】Elden Ring 初見プレイ #5」)
- サムネイル:目を引くデザイン(TwitchやYouTubeのカスタムサムネイル機能を活用)
- タグ:関連するゲームタグを設定
5. アーカイブを活用
配信後にアーカイブを残すことで、リアルタイムで見られなかった視聴者も後から見ることができます。
- 編集版:ハイライトシーンをまとめてYouTubeにアップ
- 切り抜き:面白い場面を短い動画にしてTikTokやYouTube Shortsに投稿
まとめ:あなたに最適な配信方法は?
本体配信がおすすめな人
- とにかく簡単に配信を始めたい
- 初期費用を抑えたい
- 配信頻度が低い(週1回程度)
- カジュアルに楽しみたい
キャプチャーボード配信がおすすめな人
- 本格的に配信活動をしたい
- レイアウトや演出にこだわりたい
- 高画質(4K)で配信したい
- 配信を収益化したい
- 複数のプラットフォームで配信したい
初心者の方は、まず本体配信で始めてみることをおすすめします。配信に慣れてきて、「もっとこだわりたい」と思ったら、キャプチャーボードを導入すればOKです。
PS5でのゲーム配信は、思っている以上に簡単です。この記事を参考に、ぜひあなたも配信デビューしてみてください!
配信を通じて、世界中のゲーマーとつながり、新しい楽しみ方を見つけられるはずです。
※ 配信プラットフォームの利用規約を遵守し、著作権に配慮した配信を心がけましょう。
よくある質問
QPS5の本体配信機能で十分ですか?
A
簡単に配信を始めたい初心者の方には十分です。画面レイアウトのカスタマイズや複数のカメラ・マイク切り替えなど、本格的な配信を目指す場合はキャプチャーボードの導入をおすすめします。
Qキャプチャーボードは何を選べばいいですか?
A
4K60fps対応のElgato HD60 S+やAVerMedia Live Gamer ULTRA GC553が人気です。予算に応じて選びましょう。フルHD60fpsで十分な場合は、より安価なモデルもあります。
Q配信に必要なネット回線速度はどれくらいですか?
A
フルHD(1080p)で配信する場合、上り速度10Mbps以上を推奨します。4K配信の場合は25Mbps以上が理想的です。安定した配信には有線LAN接続がおすすめです。
QPS5カメラは必須ですか?
A
必須ではありませんが、顔出し配信をしたい場合は便利です。ただし、キャプチャーボード経由の配信ではPS5カメラは使えないため、PCに接続できるWebカメラが必要になります。
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