【注意喚起】企業案件の契約書に「チャンネル運営権委譲」がこっそり追加されていた事例が話題
企業案件の契約書に「チャンネル運営権委譲」がこっそり追加されていた事例が話題
「企業案件が来た!」
配信者・VTuberにとって、企業からのスポンサーシップオファーは嬉しいものです。
しかし、その契約書には思わぬ罠が仕込まれていることがあります。
2026年2月、あるVTuberが体験した「ゾッとする契約書」の話がSNSで大きな話題となりました。
- 話題になった「チャンネル運営権委譲」事件の詳細
- 悪徳企業が使う契約書の手口
- 企業案件を受ける前にチェックすべきポイント
- 配信者が身を守るための具体的な対策
何が起きたのか:修正依頼したら「運営権委譲」が追加された
2026年2月3日、COC-TRPGの配信を行うVTuber「ありゃま」さんが、自身の体験をXに投稿しました。
「先日企業案件が来まして。契約書読んで、一部修正お願いして、再度お出しされた修正契約書を読んだらなんと、ひとっつも修正されてない上に、しれっと「チャンネルの運営権を委譲する」とか追加されてて、即お断りした」
この投稿は瞬く間に拡散され、多くの配信者から驚きと恐怖の声が上がりました。
なぜこれが怖いのか
- チャンネルの完全な支配権を失う
- 過去の動画コンテンツも相手のものに
- 収益化の権利を失う
- 最悪の場合、チャンネルを売却される
- 自分の名前・キャラクターを勝手に使われる
通常の企業案件(プロモーション動画の制作など)で、チャンネル運営権を求められることはまずありません。
これは明らかに、クリエイターを騙してチャンネルを奪おうとする悪意ある契約です。
悪徳企業が使う契約書の手口
この事件から見えてきた、悪徳企業の手口を解説します。
手口1:修正依頼に応じないどころか条項を追加
ありゃまさんのケースでは、修正を依頼したにもかかわらず:
- 依頼した修正は一切反映されていない
- 代わりに不利な条項が追加されていた
修正依頼をすることは「契約書をちゃんと読んでいる」というアピールでもあります。それを無視して条項を追加してくるのは、相手が契約書を読んでいないことを期待している証拠です。
手口2:「向こうから近寄ってくる企業」
SNSで指摘されていたのが、この点です。
- 自社のSNSアカウントがない
- 企業名で検索しても情報が出てこない
- BtoB企業で評判リスクを気にしていない
- 急に連絡してきて契約を急かす
評判リスクを気にしない企業は、炎上を恐れずに悪質な契約を仕掛けてくる可能性があります。
手口3:大量送信で一人でも引っかかればOK
ネット上では「詐欺によくあるやつ」「1000件送って1つ引っかかればOKという手法」という指摘もありました。
- 伸び盛りの個人チャンネルを狙い撃ち
- 企業案件に慣れていないクリエイターをターゲットに
- 法務部を持たない個人なら騙せると考えている
企業案件を受ける前のチェックリスト
企業案件のオファーが来たら、以下のポイントを必ず確認しましょう。
| 企業名で検索 | ウェブサイト・評判を確認 |
|---|---|
| SNSの有無 | 公式アカウントがあるか |
| 契約書の熟読 | 権利譲渡条項がないか |
| 報酬の妥当性 | 相場と比較して異常に高くないか |
| 契約期間 | 不当に長くないか |
| 独占条項 | 他の案件を制限されないか |
特に注意すべき条項
- 「運営権の委譲」「運営権の移転」
- 「独占的な権利を付与」
- 「著作権の譲渡」
- 「競合他社との契約禁止」(長期間の場合)
- 「一方的な契約解除権」(相手側のみ)
- 「違約金」(高額な場合)
配信者が身を守るための対策
1. 契約書は必ず隅々まで読む
ありゃまさんは「父上に契約書は絶対に隅々まで読めと耳にタコができるくらい教え込まれてなかったら危なかった」と述べています。
面倒でも、契約書は一字一句確認することが重要です。
2. 重要な契約は弁護士に相談
「契約は本当に弁護士さんに入ってもらうほうがいい。自分たちに都合いいようにしか作らないから」という声も上がっています。
- 金額が大きい案件(数十万円以上)
- 長期契約
- 権利譲渡が含まれる契約
- 独占条項がある契約
- 少しでも不安を感じる契約
3. 修正依頼して相手の反応を見る
契約書の修正を依頼することで、相手の誠実さを確認できます。
- 誠実な企業:修正に応じる、または理由を説明する
- 悪意ある企業:無視する、条項を追加する、急かす
4. 断る勇気を持つ
「なんか名誉棄損とか難癖つけられても嫌だし…」とありゃまさんは述べていますが、断ることは正当な権利です。
不審な点があれば、理由を説明する必要もなく断って構いません。
大手企業でも油断は禁物
「超大手企業でも糞みたいな契約を突きつけてくるケースがある」という指摘もありました。
企業の規模に関係なく、契約書は必ず確認しましょう。
- 契約書を読まずにサインしない
- 「急いで」と言われても焦らない
- 不明点は質問する
- 少しでも怪しいと思ったら断る
- 困ったら専門家に相談
まとめ:契約書は最後まで読め
この記事のポイント
1. 企業案件の契約書にチャンネル運営権委譲が追加されていた事例が発生
2. 修正依頼を無視し、不利な条項を追加してくる悪徳企業が存在
3. 向こうから近寄ってくる企業は特に警戒が必要
4. 契約書は一字一句確認し、重要な契約は弁護士に相談
5. 不審な点があれば断る勇気を持つ
配信者・VTuberとして活動していると、いつか企業案件のオファーが来るかもしれません。
その時に備えて、今から「契約書を読む習慣」を身につけておきましょう。
あなたの大切なチャンネルは、あなた自身で守るしかありません。
画像クレジット
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- Hand writing with a fountain pen: Photo by Shutter Speed on Unsplash
- Two businessmen discussing documents: Photo by Vitaly Gariev on Unsplash
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