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【2026年版】USB Type-Cケーブルの種類と選び方|映像出力・充電・データ転送の違いを完全解説

【2026年版】USB Type-Cケーブルの種類と選び方|映像出力・充電・データ転送の違いを完全解説

公開日
読了目安9
この記事でわかること
  • USB Type-Cケーブルの種類と性能の違い
  • 映像出力できるケーブルの見分け方
  • 充電W数(PD)の選び方
  • 配信者・クリエイター向けおすすめケーブル

USB Type-Cケーブル、見た目は同じなのに「このケーブルだと充電が遅い」「モニターに映像が出ない」「データ転送が遅すぎる」という経験はありませんか?

実は、Type-Cケーブルは見た目が同じでも性能は全く違いますUSB 2.0からUSB4Thunderbolt 5まで、データ転送速度は480Mbps〜80Gbpsと160倍以上の差があります。また、USB PD対応の有無で充電速度(15W〜240W)、Alt Mode対応で映像出力の可否も変わります。

MacBookの充電が遅い」「外付けSSDの転送が遅い」「Type-Cモニターに映像が出ない」といった問題は、すべてケーブル選びで解決できます。

この記事では、配信者・クリエイター・ビジネスパーソンがケーブル選びで失敗しないために知っておくべき「種類と違い」を徹底解説します。

USB Type-Cケーブルの種類

USB Type-Cケーブルが「ややこしい」理由

USB Type-Cはコネクタの形状を指す名前であり、性能を表しているわけではありません

同じType-C形状でも、中身は以下のように様々:

見た目中身の規格データ速度充電映像出力
Type-CUSB 2.0480Mbps×
Type-CUSB 3.2 Gen15Gbps
Type-CUSB 3.2 Gen210Gbps
Type-CUSB440Gbps
Type-CThunderbolt 440Gbps
重要ポイント 「Type-C」はあくまでコネクタの形。中身の規格(USB 2.0〜Thunderbolt 4)で性能が決まります。

【分類①】データ転送速度で選ぶ

USB規格の一覧と転送速度

USB規格別データ転送速度
USB 2.0480Mbps(0.48Gbps)
USB 3.2 Gen15Gbps
USB 3.2 Gen210Gbps
USB 3.2 Gen2x220Gbps
USB4最大40Gbps
Thunderbolt 3/440Gbps
Thunderbolt 580Gbps(120Gbps)

用途別おすすめ規格

用途必要な規格理由
スマホ充電のみUSB 2.0でOKデータ転送不要
写真・動画をPCに転送USB 3.2 Gen1以上大容量ファイルの高速転送
外付けSSDを使うUSB 3.2 Gen2以上SSDの速度を活かすため
4K動画編集・配信USB4 / Thunderbolt大容量データの高速処理
  • 外付けSSDからの動画読み込みが高速
  • キャプチャーボードの接続に必要な帯域確保
  • 4K素材のスムーズな編集

【分類②】充電能力(USB PD)で選ぶ

USB Type-Cの充電規格「USB Power Delivery(USB PD)」にも段階があります。

USB PD充電の出力一覧

USB PD出力と対応デバイス
15W(5V/3A)スマホ・イヤホン
27W(9V/3A)スマホ急速充電
45W(15V/3A)タブレット・軽量ノートPC
65W(20V/3.25A)MacBook Air・薄型ノートPC
100W(20V/5A)MacBook Pro・ゲーミングノートPC
140W(28V/5A)MacBook Pro 16インチ
240W(48V/5A)ゲーミングノートPC・ワークステーション

ケーブル選びの注意点

  • 一般的なUSB-Cケーブル → 最大60W
  • eMarker内蔵ケーブル → 100W以上対応
  • USB PD 3.1対応ケーブル → 最大240W対応

ノートPCを急速充電したい場合、充電器だけでなくケーブルも100W対応である必要があります。


【分類③】映像出力(Alt Mode)で選ぶ

Type-Cケーブル1本でモニターに映像出力するには「Alternate Mode(Alt Mode)」対応が必要です。

Alt Modeの種類

名称対応映像規格特徴
DisplayPort Alt ModeDisplayPort最も一般的。4K/8K対応
HDMI Alt ModeHDMIHDMI機器との直接接続用
Thunderbolt 3/4DP + PCIe映像+データ+充電を1本で
USB4DP対応(オプション)製品により異なる

映像出力対応ケーブルの見分け方

こう書いてあれば映像出力OK - 「DisplayPort Alt Mode対応」 - 「Thunderbolt 3/4対応」 - 「USB4対応(映像出力対応)」 - 「フル機能USB-Cケーブル」 - 「ビデオ出力対応」
  • 「充電専用」→ 映像出力不可
  • 「USB 2.0」→ 基本的に映像出力不可
  • 特に規格の記載なし → 映像出力不可の可能性大

【完全比較表】USB Type-Cケーブルの規格一覧

規格最大速度最大充電映像出力価格帯
USB 2.0480Mbps15W×100円〜
USB 3.2 Gen15Gbps60W500円〜
USB 3.2 Gen210Gbps100W1,000円〜
USB 3.2 Gen2x220Gbps100W1,500円〜
USB4 Gen220Gbps100W2,000円〜
USB4 Gen340Gbps100W2,500円〜
Thunderbolt 340Gbps100W3,000円〜
Thunderbolt 440Gbps100W4,000円〜
Thunderbolt 580Gbps240W8,000円〜
映像出力の「△」について USB 3.2ケーブルでも「Alt Mode対応」と明記されていれば映像出力可能です。ただし、対応していない製品が多いため購入時は要確認。

配信者・クリエイター向けおすすめケーブル

用途別おすすめ

1. モニター接続用(映像出力)

選ぶポイント:

  • 「Thunderbolt 4」または「USB4(映像出力対応)」と明記
  • 4K60Hz以上の映像出力対応
  • ケーブル長は2m以内推奨(長いと性能低下)

2. 外付けSSD接続用

選ぶポイント:

  • 「USB 3.2 Gen2」または「10Gbps」と明記
  • 短めのケーブル(50cm〜1m)がベスト

3. ノートPC充電用

選ぶポイント:

  • 「100W対応」「eMarker内蔵」と明記
  • 充電器の出力に合わせたW数のケーブルを選ぶ

予算別おすすめUSB Type-Cケーブル

予算おすすめ規格主な用途
〜1,000円USB 3.2 Gen1スマホ充電・データ転送
1,000〜2,000円USB 3.2 Gen2 + PD100WノートPC充電・SSD接続
2,000〜4,000円USB44K映像出力・高速転送
4,000円〜Thunderbolt 4/58K映像・プロ用途
コスパ最強の選択 迷ったら「USB 3.2 Gen2 + PD100W対応」のケーブルがおすすめ。2,000円以下で充電もデータ転送も高速にこなせます。

USB Type-Cケーブルでよくある間違い

間違い1:「Type-Cなら全部同じ」と思っている

  • 100均のケーブル → USB 2.0(480Mbps)で映像出力不可
  • 高価なThunderbolt 4 → 40Gbps + 映像出力対応
  • 見た目は同じでも性能差は80倍以上

間違い2:充電器だけ高出力にしてケーブルを見落とす

100W充電器を買っても、ケーブルが60W上限なら60Wしか出ません。eMarker内蔵ケーブルを選びましょう。

間違い3:長すぎるケーブルを選ぶ

USB 3.2以上の高速通信では、2m以内が推奨。3m以上では速度低下や接続不安定の原因に。


参考リンク

※出典:USB-IF公式 - USB規格一覧

※出典:Intel - Thunderbolt技術


よくある質問

USB Type-CとThunderboltの違いは?
Type-Cはコネクタの「形状」、Thunderboltは「規格」です。Thunderbolt 3以降はType-C形状を採用しているため見た目は同じですが、ThunderboltはUSBより高性能(40Gbps・映像出力必須・100W充電)です。
安いケーブルと高いケーブルの違いは?
主に「対応規格」「素材」「認証」が違います。安いケーブルはUSB 2.0(充電のみ)が多く、高いケーブルはUSB4やThunderbolt対応で高速データ転送・映像出力に対応しています。また、高品質なケーブルは耐久性も高いです。
ケーブルの長さは性能に影響しますか?
はい、影響します。USB 3.2以上の高速通信では、ケーブルが長いほど信号が減衰します。高速データ転送や映像出力には2m以内のケーブルを推奨します。充電のみなら3m程度でも問題ありません。
Type-Aから Type-Cへの変換ケーブルは映像出力できますか?
基本的に映像出力はできません。映像出力(Alt Mode)はType-C同士の接続でのみ機能します。Type-A→Type-Cの変換ケーブルはデータ転送と充電のみ対応です。

まとめ

まとめ

USB Type-Cケーブル選びのポイント
  1. 充電だけなら → USB 2.0ケーブルで十分(100均OK)
  2. データ転送なら → USB 3.2 Gen2以上(10Gbps)
  3. 映像出力なら → Thunderbolt 4 or USB4(Alt Mode対応)
  4. 全部入りなら → Thunderbolt 4ケーブル1本でOK

配信者・クリエイターへのおすすめ

  • メインケーブル:Thunderbolt 4(万能)
  • SSD用:USB 3.2 Gen2(コスパ◎)
  • 充電用:USB PD 100W対応

「見た目同じなのに全然違う」のがUSB Type-Cケーブルの難しいところ。用途に合ったケーブルを選んで、機材のパフォーマンスを最大限に発揮させましょう。


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画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • Different charging cables: Photo by Hal Gatewood on Unsplash
  • USB Cable: Photo by mostafa mahmoudi on Unsplash
  • white usb cable on white surface: Photo by Marcus Urbenz on Unsplash

よくある質問

QUSB Type-Cケーブルは全部同じですか?
A
いいえ、見た目は同じでも性能は大きく異なります。データ転送速度(USB 2.0〜USB4)、充電能力(最大240W)、映像出力対応の有無など、ケーブルによって全く違います。安価なケーブルは充電専用(データ転送不可)の場合もあるので注意が必要です。
Q映像出力できるType-Cケーブルの見分け方は?
A
「DisplayPort Alt Mode対応」「Thunderbolt対応」「USB4対応」と明記されているケーブルを選びましょう。また、映像出力には「フル機能ケーブル」が必要です。パッケージに映像出力対応と書かれていない安価なケーブルは非対応の可能性が高いです。
Q充電用とデータ転送用でケーブルを分ける必要がありますか?
A
必須ではありませんが、用途に特化したケーブルの方が効率的です。急速充電重視なら「USB PD対応・100W以上」のケーブル、データ転送重視なら「USB 3.2以上」のケーブルを選ぶと良いでしょう。万能タイプは「USB4」または「Thunderbolt 4」ケーブルです。
QThunderbolt 4とUSB4の違いは?
A
Thunderbolt 4はIntelの規格で、USB4の上位互換です。Thunderbolt 4は40Gbps・映像出力2画面・100W充電が「必須」ですが、USB4は同じ機能を「オプション」としています。確実な性能を求めるならThunderbolt 4、コスパ重視ならUSB4がおすすめです。
Q100均のType-Cケーブルは使えますか?
A
充電のみなら使えますが、制限があります。多くは「USB 2.0(480Mbps)」「最大15〜18W程度」で、映像出力やPD急速充電には非対応です。スマホの普通充電には問題ありませんが、PC・モニター接続や高速データ転送には向きません。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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