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【2026年版】オーディオケーブルの種類と選び方|XLR/TRS/TS/RCAの違いを徹底解説

【2026年版】オーディオケーブルの種類と選び方|XLR/TRS/TS/RCAの違いを徹底解説

公開日
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この記事でわかること
  • オーディオケーブルの種類(XLR/TRS/TS/RCA)
  • バランス接続とアンバランス接続の違い
  • 配信・歌い手・DTMに最適なケーブル選び
  • ノイズを防ぐケーブル運用のコツ

マイクを買ったけどケーブルは何を選べばいい?」「XLRとTRSって何が違うの?」「バランス接続って何?

オーディオケーブルXLRTRSTSRCA)は種類が多く、初心者にはわかりにくいですよね。しかし、間違ったケーブルを選ぶとノイズの原因になったり、そもそも接続できないこともあります。

配信でマイクにノイズが乗る」「オーディオインターフェースへの接続方法がわからない」といった悩みは、正しいケーブル選びで解決できます。

この記事では、配信者・歌い手・DTMer・ポッドキャスターが知っておくべきオーディオケーブルの基礎知識から、CANAREMOGAMIなどおすすめメーカーまで徹底解説します。

オーディオケーブル


オーディオケーブルの種類一覧

主なコネクタの種類

オーディオコネクタの種類
XLR(キャノン)マイク接続の標準・3ピン
TRS(標準プラグ)ヘッドホン・ライン接続・3極
TS(フォーン)楽器(ギター等)・2極
RCA(ピンプラグ)家庭用オーディオ・2本1組
3.5mm ミニプラグイヤホン・PC音声

コネクタ比較表

コネクタ形状極数主な用途バランス対応
XLR3ピン丸型3極マイク
TRS 6.3mm標準プラグ3極ヘッドホン・ライン
TS 6.3mm標準プラグ2極ギター・楽器×
RCAピンプラグ2極×2家庭用オーディオ×
3.5mm TRSミニプラグ3極イヤホン・PC

バランス接続とアンバランス接続

オーディオケーブル選びで最も重要な概念が「バランス/アンバランス接続」です。

バランス接続とは

バランス接続の仕組み - 3本の信号線(ホット・コールド・グランド)を使用 - ホットとコールドで「位相が逆の同じ信号」を送る - 受け側で位相を反転してノイズをキャンセル - 長距離でもノイズに非常に強い

バランス接続に対応するケーブル:

  • XLRケーブル
  • TRSケーブル(3極)

アンバランス接続とは

アンバランス接続の仕組み - 2本の信号線(シグナル・グランド)を使用 - ノイズキャンセル機能なし - 短距離(3m以内)向け

アンバランス接続のケーブル:

  • TSケーブル(2極)
  • RCAケーブル
  • 3.5mmステレオミニ(機器による)

どちらを選ぶべき?

  • マイクからオーディオインターフェースまでXLRで接続
  • ノイズに強く、クリアな音声を収録できる
  • 長さ5m程度でも問題なし
  • 3m以上ではノイズが乗りやすい
  • 電源ケーブルと並走させるとノイズ増加
  • ギター用シールド(TS)は短めを推奨

各ケーブルの詳細解説

XLRケーブル(キャノンケーブル)

XLRケーブル
用途コンデンサーマイク・ダイナミックマイクの接続
接続方式バランス接続
特徴ロック機構で抜けにくい・業務用標準
ノイズ耐性◎(50mでも問題なし)

XLRケーブルが使われる場面:

  • マイク → オーディオインターフェース
  • マイク → ミキサー
  • ミキサー → パワードスピーカー
  • ノイズに最も強い
  • ロック機構で配信中の抜け防止
  • 業界標準で互換性◎

TRSケーブル(バランス標準プラグ)

TRSケーブル
用途ヘッドホン・モニタースピーカー接続
接続方式バランス接続(ステレオも可)
特徴6.3mm(1/4インチ)プラグ・3極
ノイズ耐性

TRSの「3極」の見分け方: プラグに2本の黒い線(絶縁リング)があればTRS。1本ならTS。

TRSケーブルが使われる場面:

  • オーディオインターフェース → モニタースピーカー
  • ミキサーのライン入出力
  • 一部のヘッドホン接続

TSケーブル(シールドケーブル)

TSケーブル
用途エレキギター・ベース・キーボード
接続方式アンバランス接続
特徴6.3mm(1/4インチ)プラグ・2極
ノイズ耐性△(短距離推奨)

TSケーブルが使われる場面:

  • ギター → アンプ/エフェクター
  • キーボード → ミキサー(モノラル)
  • シンセサイザーの接続
  • アンバランス接続のためノイズに弱い
  • 3m以内の使用を推奨
  • 電源ケーブルと離して配線する

RCAケーブル(ピンケーブル)

RCAケーブル
用途家庭用オーディオ・DJミキサー
接続方式アンバランス接続
特徴赤白2本1組・ステレオ用
ノイズ耐性

RCAケーブルが使われる場面:

  • テレビ → スピーカー/アンプ
  • CDプレイヤー → アンプ
  • DJミキサー → アンプ

配信環境ではあまり使用しませんが、オーディオインターフェースにRCA出力がある場合にスピーカー接続で使うことがあります。


配信者・歌い手向けおすすめケーブル

マイク接続用:XLRケーブル

おすすめメーカー:

  • CANARE(カナレ) - 国産の定番。コスパ◎
  • MOGAMI(モガミ) - スタジオ御用達。高品質
  • Belden(ベルデン) - 海外定番。しっかりした作り

モニタースピーカー用:TRSケーブル


予算別おすすめオーディオケーブル

予算おすすめ製品主な用途
〜1,000円汎用XLRケーブル入門・趣味配信
1,000〜2,000円CANARE製XLR本格配信・歌ってみた
2,000〜4,000円MOGAMI製XLRDTM・レコーディング
4,000円〜MOGAMI/Belden上位スタジオ・プロ用途
コスパ最強の選択 配信者なら「CANARE製XLRケーブル(3m)」がベスト。1,500円前後で十分な品質、ノイズの心配もありません。

オーディオケーブルでよくある間違い

間違い1:「高いケーブル = いい音」と思っている

  • 定番メーカー(CANARE/MOGAMI)なら価格差で音質はほぼ変わらない
  • 重要なのは「バランス/アンバランス」「コネクタ品質」「適切な長さ」
  • 1万円以上のケーブルは趣味の領域

間違い2:TSケーブルでマイクを繋ごうとする

マイクはXLRケーブル(バランス接続)が基本。TS(2極)はギター用で、マイクには使えません。

間違い3:変換アダプタを多用する

XLR→TRS→3.5mm...と変換を重ねると接点が増え、ノイズや接触不良の原因に。なるべく変換なしで接続できるケーブルを選びましょう。


参考リンク

※出典:CANARE公式 - ケーブル製品情報

※出典:MOGAMI公式 - オーディオケーブル


ケーブル選びの注意点

1. 長さは「必要最低限+少し余裕」

ケーブル長の目安
用途推奨長さ
デスク上(マイク→I/F)3m
デスク下を回す場合5m
スタジオ・ステージ10m〜

長すぎるケーブルは取り回しが悪くなるだけでなく、アンバランス接続ではノイズの原因にもなります。

2. コネクタの品質を確認

安価すぎるケーブルはコネクタ部分の品質が悪いことがあります。接触不良やノイズの原因になるため、定番メーカー製を選びましょう。

3. ケーブルの取り回し

  • 電源ケーブルと束ねる → ノイズの原因
  • 急角度で曲げる → 断線の原因
  • 踏んで歩く → 断線・接触不良の原因
  • 電源ケーブルとは離して配線
  • ケーブルクリップで整理
  • 8の字巻きで保管

よくある質問

USBマイクにはオーディオケーブルは必要ですか?
不要です。USBマイクはデジタル変換を内蔵しているため、USBケーブル1本でPCに直接接続できます。XLRケーブルが必要なのは、オーディオインターフェースを使うXLRマイクの場合です。
XLRオス/メスの違いは?
XLRオス(ピンが出ている方)はマイク側、XLRメス(穴がある方)はオーディオインターフェース側です。ケーブル購入時は「XLRオス-XLRメス」を選びましょう。
ギターをオーディオインターフェースに繋ぐケーブルは?
ギターにはTS(2極)シールドケーブルを使います。オーディオインターフェースのHi-Z入力(ギター入力)に接続してください。XLRやTRSでは正常に音が出ません。
変換アダプタを使っても大丈夫?
短期的・一時的な使用なら問題ありませんが、常用は推奨しません。接点が増えるとノイズや接触不良のリスクが上がります。なるべく変換なしで接続できるケーブルを選びましょう。

まとめ

まとめ

オーディオケーブル選びのポイント
用途ケーブル種類接続方式
マイク接続XLRバランス
モニタースピーカーTRSバランス
ヘッドホンTRS-
ギター・楽器TSアンバランス
家庭用オーディオRCAアンバランス

配信者・歌い手への推奨

  • マイク接続はXLRケーブル一択
  • 長さは3〜5mあれば十分
  • CANARE・MOGAMIなど定番メーカーを選ぶ
  • 電源ケーブルと離して配線する

正しいケーブルを選べば、ノイズのないクリアな音声で配信・収録ができます。「なんでもいい」と思わず、用途に合ったケーブルを選びましょう。


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ケーブル選びでお困りの方は、他のケーブルガイドもあわせてご覧ください。

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📖 個別ガイド


画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • condenser microphone on boom arm: Photo by Ritupon Baishya on Unsplash

よくある質問

QXLRケーブルとTRSケーブルの違いは?
A
XLRは3ピンの丸型コネクタで、主にマイク接続に使用されます。TRSは6.3mm(標準プラグ)または3.5mmの3極プラグで、ヘッドホンやライン接続に使います。どちらもバランス接続に対応していますが、XLRの方がロック機構があり抜けにくく、業務用途で標準です。
Q配信用マイクにはどのケーブルが必要?
A
XLRマイク(コンデンサー/ダイナミック)ならXLRケーブルが必要です。オーディオインターフェースのXLR入力に接続します。USBマイクの場合はUSBケーブルのみで、オーディオケーブルは不要です。
Qバランス接続とアンバランス接続の違いは?
A
バランス接続は3本の信号線(ホット・コールド・グランド)で、ノイズをキャンセルする仕組みがあります。長距離でもノイズに強いです。アンバランス接続は2本(シグナル・グランド)で、短距離向き。マイク接続は基本的にバランス接続(XLR/TRS)を使いましょう。
Qケーブルの長さでノイズは増えますか?
A
アンバランス接続では長さに比例してノイズが増えます(3m以内推奨)。バランス接続(XLR/TRS)なら50m程度まで問題ありません。配信デスクなら3〜5mのXLRケーブルで十分です。
Q高いケーブルと安いケーブルで音質は変わりますか?
A
極端な粗悪品でなければ、音質差はほとんどありません。重要なのは「端子の品質」「シールドの有無」「適切な長さ」です。定番メーカー(CANARE、MOGAMI、ベルデンなど)の製品なら安価なものでも十分な品質があります。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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