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「To Be Continued」ミームの作り方|ジョジョの元ネタから編集テクニックまで

「To Be Continued」ミームの作り方|ジョジョの元ネタから編集テクニックまで

公開日
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「To Be Continued」ミームの作り方|ジョジョの元ネタから編集テクニックまで

「To Be Continued」――この矢印ロゴとセピア調のフリーズ演出、そしてあの特徴的なベースラインを聞けば、誰もが「あのミーム」を思い浮かべるでしょう。

2016年頃に海外で生まれ、今でも定期的にバズり続ける不朽のミームフォーマットの作り方を、元ネタの解説から編集テクニックまで徹底的に解説します。

この記事でわかること - 「To Be Continued」ミームの元ネタ(ジョジョ1部ED)と歴史 - なぜこのフォーマットが何年もバズり続けるのか - セピアフィルター・フリーズ・矢印テロップの作り方 - 上手く作るための5つのコツ - 音源の著作権について知っておくべきこと

元ネタ:ジョジョの奇妙な冒険 第1部ED

動画編集のイメージ(2026年3月現在)

「To Be Continued」ミームの元ネタは、2012年に放送されたアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第1部(ファントムブラッド)のエンディングです。

各話のクライマックスで画面がセピア調にフリーズし、左下に「To Be Continued」の矢印ロゴが表示され、Yesの「Roundabout」のイントロが流れ始める――この演出が、ミームの原型になりました。

なぜ「Roundabout」なのか

「Roundabout」はイギリスのプログレッシブ・ロックバンドYesが1971年にリリースした楽曲です。約8分半の大曲で、アコースティックギターの繊細なイントロから始まり、突如として重厚なベースラインが炸裂する展開が特徴的です。

アニメではこのイントロ部分がED曲として使われ、「穏やかなアルペジオ→緊張感のあるベース」という音楽的展開が、映像のフリーズ演出と完璧にマッチしたのです。

ミーム化の経緯

ジョジョのED演出がミームとして広まったのは2016年頃からです。

  1. 2012年: アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第1部が放送、ED演出が話題に
  2. 2015〜2016年: 海外のYouTuberが日常の「ヤバい瞬間」にこの演出を当てはめた動画を制作
  3. 2016〜2017年: 「To Be Continued」ミームが世界的に大流行
  4. 2018年以降: 定番ミームフォーマットとして定着、今でも定期的にバズる

なぜ「To Be Continued」はバズり続けるのか

このミームが何年経っても色あせない理由は、3つの要素の完璧な組み合わせにあります。

1. 予測不能な展開×音楽の緊張感

「何か起こりそう」という映像にRoundaboutのイントロが重なることで、視聴者は結末を想像して笑いが止まらなくなる。実際に「何が起こったか」を見せないからこそ、想像力がかき立てられます。

2. テンプレートとしての完成度

セピアフィルター→フリーズ→矢印ロゴ→BGMという決まった型があるため、どんな映像素材にも適用できます。ペットの面白い瞬間、スポーツのハプニング、日常の失敗シーンなど、素材を選びません。

3. 「続きが気になる」心理効果

「To Be Continued」は「続く」という意味。映像が最もスリリングな瞬間で止まるため、視聴者は無意識に「この後どうなった?」と考える。これがコメント欄での議論やシェアを促進します。

「To Be Continued」ミームの作り方

実際にミームを制作する手順を解説します。

To Be Continuedミーム制作ステップ
1
素材を選ぶ:「これから何かヤバいことが起こる」瞬間が映った動画を用意します。自撮り、ペット、スポーツ中継、監視カメラ映像など、「衝撃の瞬間」の直前が収められた映像がベストです。自分で撮影するなら、スローモーション撮影しておくと編集しやすいです
2
フリーズポイントを決める:映像を再生し、「ここで止めたら最高に面白い」という瞬間を見つけます。ボールが顔に当たる0.5秒前、猫がテーブルから落ちる直前、友達が罠に気づく瞬間など。このタイミングの選び方がミームの面白さの8割を決めます
3
セピアフィルターを適用する:フリーズポイントの少し前(0.5〜1秒前)から徐々にセピア調に変化させます。CapCutの場合は「フィルター」→「レトロ」系を選択。Premiere Proなら「Lumetriカラー」で彩度を下げ、カラーホイールで黄色〜茶色寄りに調整します
4
フリーズフレームと矢印ロゴを追加する:選んだフリーズポイントでフレームを固定(フリーズフレーム)し、画面左下に「To Be Continued」の矢印ロゴ画像を配置します。矢印ロゴのPNG素材は「to be continued arrow png」で画像検索すれば見つかります
5
Roundaboutの音源を合わせる:BGMとしてRoundaboutのイントロ部分を重ねます。アコースティックギターのアルペジオがフリーズの1〜2秒前から始まり、ベースラインのタイミングでフリーズするよう調整するのがポイントです

必要な素材リスト

素材入手方法
元動画(面白い瞬間)自撮り、スマホ撮影、許可を得た映像
「To Be Continued」矢印ロゴ「to be continued arrow png」で検索
セピアフィルター編集ソフトの内蔵フィルター
Roundabout音源後述の著作権ガイド参照

上手く作る5つのコツ

コツ1:フリーズのタイミングが命

ミームの面白さの80%はフリーズのタイミングで決まります。早すぎると「何が起こるかわからない」、遅すぎると「もう結果が見えてしまう」。衝撃の0.3〜0.5秒前がベストです。

コツ2:セピアへの切り替えはグラデーション

いきなりセピアに切り替えるのではなく、0.5〜1秒かけて徐々に色が変わるようにすると、本家のアニメ演出に近づきます。CapCutではキーフレームアニメーション、Premiere ProではLumetriカラーのキーフレームで実現できます。

コツ3:音楽と映像のシンクロ

Roundaboutのイントロは約9秒間のアコースティックギター→ベースのドロップという構成です。ベースが入る瞬間にフリーズフレームが始まるよう合わせると、本家に最も近い仕上がりになります。

コツ4:矢印ロゴの位置とサイズ

画面左下に配置するのが正統派です。サイズは画面幅の30〜40%程度が適切。大きすぎると映像が隠れ、小さすぎると気づかれません。

コツ5:余韻を残す

フリーズ後、3〜5秒間はそのまま静止させましょう。すぐに切らずに余韻を持たせることで、視聴者が「この後どうなった?」と想像する時間を作れます。

上級テクニック:フリーズ直後に一瞬だけ「衝撃の瞬間」をチラ見せ(0.1秒程度)してからセピアフリーズに入る手法もあります。これにより「やっぱりそうなるのか!」という笑いを増幅できます。

以下の動画ではRoundaboutの楽曲を確認できます。イントロの構成を覚えておくと編集に役立ちます。

応用テクニック:さらにクオリティを上げる

基本の「To Be Continued」ミームが作れるようになったら、以下の応用テクニックで差別化を図りましょう。

応用1:複数カメラアングルの活用

1つの「ヤバい瞬間」を複数アングルから撮影し、フリーズ直前にカットを切り替える手法。映画のクライマックスのような臨場感が生まれ、「格が違う」To Be Continuedに仕上がります。

応用2:フリーズ後の展開を追加

フリーズで終わるのではなく、3秒間のフリーズ後に「結果」を見せるパターン。フリーズで「どうなるんだろう?」と思わせてから実際の結果を見せることで、期待と結果のギャップで二重に笑いを取れます。

応用3:連続To Be Continued

1本の動画の中で2〜3回「To Be Continued」を繰り返すパターン。1回目は軽いネタ、2回目は中くらい、3回目で大オチという構成にすると、エスカレーション(段階的な盛り上がり)の効果で最後のインパクトが増します。

応用4:他のミームとの組み合わせ

「To Be Continued」に猫ミーム素材を組み合わせたり、Brainrot Editの高速カットから突然「To Be Continued」に切り替えるなど、他のミームフォーマットとのクロスオーバーも人気です。

投稿プラットフォーム別のTips

TikTok

  • 音源ライブラリに「Roundabout」がある場合はそれを使用するのが最も安全
  • ハッシュタグ: #tobecontinued #jojo #ジョジョ #ミーム
  • 15〜30秒の尺が最適(フリーズ含む)

YouTubeショート

  • Content IDによりRoundaboutが検出される可能性あり
  • 検出された場合も動画削除にはならず、収益の一部が権利者に分配されるケースが多い
  • サムネイルはフリーズ直前の「ヤバい瞬間」が自動選択されると理想的

X(Twitter)

  • 動画は最大2分20秒まで対応
  • 自動再生されるため、冒頭から引き込む映像が重要
  • 「To Be Continued」のオチを期待させるテキストと合わせて投稿すると拡散されやすい

音源の著作権について

注意
Roundaboutの著作権に関する注意
  • 「Roundabout」はYesおよびレコード会社が著作権を保有する商用楽曲です
  • YouTubeに投稿した場合、Content IDにより自動検出され、収益が権利者に分配される可能性があります
  • TikTokの音源ライブラリにRoundaboutがある場合は、TikTok上での使用は許諾済みです
  • 完全に著作権フリーで使いたい場合は、Roundabout風のフリーBGMを探すか、似た雰囲気のオリジナル楽曲を使用しましょう

代替音源の選択肢

Roundaboutの著作権が気になる場合は、以下の代替手段があります。

  1. フリーBGMサイトで「プログレッシブ・ロック」「アコースティックイントロ」を検索: 似た雰囲気の楽曲が見つかることがあります
  2. AI音楽生成ツール: SunoやUdioなどのAI音楽生成サービスで「Roundabout風」の楽曲を生成
  3. TikTok内蔵音源: TikTok投稿限定であれば、アプリ内の音源ライブラリを使用

「To Be Continued」ミームの派生バリエーション

基本形から派生した様々なバリエーションも人気です。

We'll Be Right Back

アメリカのTV番組風に、カラーバーと「We'll Be Right Back」のテロップを表示するバリエーション。BGMにはケビン・マクラウドの楽曲が使われることが多く、「To Be Continued」よりもコメディ色が強い仕上がりになります。

To Be Continued + 猫ミーム

猫の面白い動画にTo Be Continued演出を加えるパターン。猫がテーブルからジャンプしようとする瞬間や、飼い主の食べ物に手を伸ばす瞬間にフリーズさせる定番構成です。猫ミームの親しみやすさとTo Be Continuedの緊張感の組み合わせが相性抜群です。

逆To Be Continued

通常は「ヤバいことが起こる前」でフリーズしますが、逆パターンでは「ヤバいことが起こった後」にフリーズ。「どうしてこうなった」という状況で矢印ロゴが出る演出です。結果を見せてから「この後どうなるのか」を想像させるパターンで、通常版とは違った笑いが生まれます。

スロー再生 + To Be Continued

衝撃の瞬間をスローモーション(0.25倍速程度)で再生しながらセピアに変化させ、フリーズに持っていくパターン。スローモーションにより「これは確実にヤバい」という確信を視聴者に持たせてからフリーズさせることで、笑いと緊張感が増幅されます。

まとめ

この記事のポイント

  • 「To Be Continued」ミームの元ネタはジョジョ第1部のED演出(Yesの「Roundabout」)
  • 「予想外の瞬間×セピアフリーズ×音楽の緊張感」が面白さの核
  • フリーズのタイミングが面白さの80%を決める(衝撃の0.3〜0.5秒前がベスト)
  • セピアへの切り替えはグラデーションで、音楽とフリーズのシンクロを意識する
  • Roundaboutは商用楽曲のため著作権に注意。TikTok音源やフリーBGMも検討を

「To Be Continued」ミームは、シンプルな構造ながらも奥が深いフォーマットです。フリーズのタイミングと音楽のシンクロさえ押さえれば、誰でも面白い動画が作れます。まずは身の回りの面白い瞬間を撮影して、1本チャレンジしてみましょう。

その他のミーム素材やテンプレートはミームテンプレート集もチェックしてみてください。

画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • 動画編集のイメージ: Photo by Jakob Owens on Unsplash

よくある質問

Q「To Be Continued」ミームに使われる曲は何ですか?
A
イギリスのプログレッシブ・ロックバンド Yes の「Roundabout」(1971年)です。アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第1部のエンディングテーマとして使用されたことから、ミームと結びつきました。
QRoundaboutの音源をミーム動画に使っても著作権的に問題ないですか?
A
商用楽曲なので無断使用は著作権侵害になる可能性があります。TikTok内の音源ライブラリにある場合はTikTok上での使用が許諾済みです。YouTubeの場合はContent IDにより収益が権利者に分配される場合があります。
Qフリーズのタイミングはどうやって決めればいいですか?
A
「これからヤバいことが起こる」と視聴者が予感する瞬間がベストです。ボールが顔に当たる直前、階段で足を踏み外す瞬間、猫がテーブルからジャンプしようとする瞬間など、「結果が気になる」瞬間でフリーズさせましょう。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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