【2025年版】配信映えする中国発ゲーム10選|原神からBlack Mythまで注目タイトル紹介
中国発のゲームが世界市場を席巻しています。
2024年にApp Storeセールスランキング上位に入った新作スマホゲームのうち、62.5%が海外発という調査結果があり、その多くが中国産タイトルです。美麗なグラフィック、充実したストーリー、そしてゲーム実況との相性の良さから、配信者にとっても見逃せないジャンルとなっています。
特に近年は、miHoYo(現HoYoverse)の「原神」を皮切りに、AAAクラスの品質を持つ中国発タイトルが次々と登場。これまでの「中国ゲーム=コピー品」というイメージを完全に払拭し、世界中のゲーマーから高い評価を受けています。
配信者にとって、これらのゲームは「見栄えが良い」「視聴者参加型のコンテンツが作りやすい」「無料で始められる」という三拍子が揃った魅力的な選択肢です。
この記事では、配信映えする中国発ゲーム10選を紹介します。
この記事でわかること
- 配信で盛り上がる中国発ゲーム10タイトル
- 各ゲームの配信における特徴と見どころ
- 配信ガイドラインの有無と注意点
- 必要なPCスペックと対応プラットフォーム
中国ゲームが配信で人気な理由
配信との相性が良いポイント
- 圧倒的なビジュアル:アニメ調の美麗グラフィックが映える
- ガチャ演出:視聴者と一緒にドキドキできる
- ストーリー重視:コメントでの考察が盛り上がる
- 無料プレイ可能:視聴者も一緒に始めやすい
- マルチプラットフォーム:PC・スマホ・PS5など幅広い環境に対応
なぜ中国ゲームはクオリティが高いのか?
中国のゲーム産業は、2000年代後半から急成長を遂げてきました。その背景には以下の要因があります。
- 巨大な国内市場:約7億人のゲーマー人口を抱え、開発費を回収しやすい
- 技術者の豊富さ:IT人材の層が厚く、最新技術へのキャッチアップが早い
- 海外市場への野心:国内規制の厳しさから、グローバル展開を前提とした開発が主流に
- 潤沢な開発資金:テンセントやNetEaseなど大手企業の投資が活発
特にmiHoYoは、創業者の劉偉氏が「日本のアニメゲームに影響を受けた」と公言しており、日本のユーザーにも受け入れられやすいテイストのゲームを開発しています。
配信映えする中国発ゲーム10選
1. 原神(Genshin Impact)
開発:miHoYo(HoYoverse)|2020年リリース
中国発ゲームの代表格。オープンワールドRPGとして世界的な大ヒットを記録し、今なお高い人気を維持しています。
miHoYoは2012年に上海で設立されたゲーム会社で、創業者3人は上海交通大学の同級生。「崩壊学園」「崩壊3rd」でファンを獲得した後、満を持してリリースした原神はリリース後2週間で1億ドルの収益を達成。現在までの累計収益は50億ドル以上と推計されています。
配信での見どころ
- 広大なオープンワールドの探索配信
- 新キャラガチャの瞬間
- ストーリークエストの考察
- 螺旋(深境螺旋)攻略のプレイスキル披露
- バージョンアップ直後のイベント実況
原神配信のコツ
6週間ごとの大型アップデート直後は視聴者が集まりやすいタイミング。新マップ探索や新キャラのガチャ配信は特に盛り上がります。また、深境螺旋の攻略配信は、編成の参考にしたい視聴者からの需要が高いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
| 対応機種 | PC / PS4 / PS5 / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 公式ガイドラインあり、収益化可能 |
| 推奨GPU | GTX 1060以上 |
2. 崩壊:スターレイル(Honkai: Star Rail)
開発:miHoYo(HoYoverse)|2023年リリース
宇宙を舞台にしたターン制RPG。原神と同じmiHoYo製で、カジュアルに遊べるゲーム性が特徴です。
原神がアクション重視なのに対し、スターレイルはコマンド選択式のターン制バトルを採用。アクションが苦手な配信者でも安心してプレイでき、バトル中にコメントを読む余裕もあります。リリース初月で2億ドル以上の収益を達成し、原神に続くヒット作となりました。
日本語版は花江夏樹、内田真礼、関智一など豪華声優陣が参加しており、ストーリー配信でも盛り上がります。
配信での見どころ
- 豪華声優陣によるストーリー配信
- 新バージョン実装直後の反応配信
- 限定キャラガチャの結果
- 模擬宇宙(ローグライク)攻略
- 忘却の庭(エンドコンテンツ)の編成考察
スターレイル配信のコツ
ターン制なので、バトル中にコメントを読みながらプレイできるのが強み。「次どの技使おうか?」と視聴者に聞くインタラクティブな配信スタイルが人気です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | ターン制RPG |
| 対応機種 | PC / PS5 / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 公式ガイドラインあり |
| 推奨GPU | GTX 1060以上 |
3. ゼンレスゾーンゼロ(Zenless Zone Zero)
開発:miHoYo(HoYoverse)|2024年7月リリース
都市ファンタジーアクションRPG。「The Game Awards 2023」でBest Mobile Gameを受賞し、事前登録者数4,000万人を突破した注目作。
原神・スターレイルに続くmiHoYoの第3弾タイトル。近未来の都市「新エリー都」を舞台に、超自然的な災害「ホロウ」に立ち向かうストーリーが展開されます。
バトルはスピーディーなアクションで、パリィ(受け流し)システムが特徴。タイミング良くガードすることで大ダメージを与えられるため、上手いプレイは視聴者にも伝わりやすいです。
配信での見どころ
- スタイリッシュなアクションバトル
- ペルソナ風の日常パート
- 個性豊かなキャラクターとの交流
- TVモードの独特な演出
- パリィ成功時の爽快感
ゼンゼロ配信のコツ
日常パートとバトルパートのメリハリがあるので、日常パートでコメントを読み、バトルでは集中するスタイルがおすすめ。キャラクターの掛け合いが面白いので、リアクション配信も盛り上がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 都市ファンタジーアクションRPG |
| 対応機種 | PC / PS5 / Xbox / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 公式ガイドラインあり |
| 推奨GPU | GTX 1060以上 |
4. 黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)
開発:Game Science|2024年8月リリース
『西遊記』を題材にしたアクションRPG。発売初日にSteamの同時接続数で歴代記録を更新し、世界中で話題となりました。
Game Scienceは2014年設立の深圳のスタジオで、元テンセントの開発者が設立。7年以上の開発期間を経て完成した本作は、中国ゲーム史上初の「買い切り型AAA大作」として歴史に名を刻みました。発売3日間で1,000万本販売を達成し、中国だけでなく世界中で高い評価を受けています。
ゲーム性は『ダークソウル』シリーズに近いソウルライク系で、理不尽ではないが歯ごたえのある難易度が特徴。西遊記の世界観を忠実に再現しつつ、独自の解釈も加えられています。
配信での見どころ
- ソウルライクの高難易度ボス戦
- 圧倒的な映像美と中国神話の世界観
- 死にゲー特有のリトライ配信
- 隠しボス・隠しエリアの発見
- 変化の術(変身)を使った戦略
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | アクションRPG |
| 対応機種 | PC / PS5(Xbox版は発売日未定) |
| 価格 | 買い切り(約8,000円) |
| 配信 | 多くの配信者が配信中 |
| 推奨GPU | RTX 3060以上 |
Black Myth配信のコツ
VTuber兎田ぺこらさんが発売初日に配信し、76万回以上再生されるなど、配信との相性は抜群。高難易度ボスへの挑戦が盛り上がります。ボス戦では視聴者からのアドバイスコメントも多く、コミュニケーションが活発になります。
注意点
要求スペックが高いため、配信しながらプレイするにはRTX 3070以上を推奨。また、30時間以上のボリュームがあるため、シリーズ配信として計画的に進めることをおすすめします。
5. 鳴潮(Wuthering Waves)
開発:Kuro Games|2024年5月リリース
原神に似たオープンワールドアクションRPGですが、よりアクション性の高いバトルシステムが特徴。リリース初月で4,800万ドルの収益を記録しました。
Kuro Gamesは「パニシング:グレイレイヴン」で知られる中国の開発会社。鳴潮は同社の最新作で、原神と比較されることが多いですが、バトルのスピード感と難易度は鳴潮の方が高めです。
空中コンボやパリィ、カウンター攻撃など、アクションゲームとしての深みがあり、上手いプレイヤーの配信は見応えがあります。壁走りや高速移動など、探索のアクションも爽快です。
配信での見どころ
- スピード感のあるコンボバトル
- 広大なマップの探索
- 原神との比較トーク
- 新規勢の初見プレイ
- 高難易度コンテンツの攻略
鳴潮配信のコツ
「原神をやっている人」「原神に飽きた人」が視聴者として流入しやすいタイトル。両方プレイしている配信者なら、比較しながらの解説配信も需要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
| 対応機種 | PC / PS5 / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 配信可能 |
| 推奨GPU | GTX 1060以上 |
6. アークナイツ(Arknights)
開発:Hypergryph|2020年リリース
タワーディフェンス×RPGの独自システム。重厚なストーリーとダークな世界観が人気で、根強いファンを持つ作品です。
Hypergryphは2017年設立の上海のスタジオ。アークナイツは同社の代表作で、2024年時点で累計ダウンロード数3,000万以上を記録。タワーディフェンスというニッチなジャンルでありながら、世界中で支持されています。
ストーリーは「鉱石病」というパンデミックに苦しむ世界を描いており、社会派のシリアスな内容が特徴。考察好きの視聴者が多く、ストーリー配信後のコメント欄は考察で盛り上がります。
配信での見どころ
- 高難易度ステージの攻略配信
- メインストーリーの考察
- 限定ガチャの結果
- 統合戦略(ローグライク)モード
- 危機契約(高難易度イベント)への挑戦
アークナイツ配信のコツ
攻略配信と考察配信で視聴者層が異なります。攻略配信なら「低レア攻略」「放置攻略」などの縛りプレイが人気。考察配信ならストーリーを読みながら感想を言うスタイルがおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | タワーディフェンスRPG |
| 対応機種 | PC / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 配信可能 |
7. アズールレーン(Azur Lane)
開発:Manjuu / Yongshi|2017年リリース
艦船擬人化シューティングRPG。日本でも非常に人気が高く、コラボイベントが頻繁に開催されます。
「艦これ」に触発されて開発されたと言われており、日本のIPとのコラボが非常に多いのが特徴。ホロライブ、うたわれるもの、DOA、ブルーアーカイブなど、様々なコラボが実施されています。
課金圧が低めで、無課金でも十分に楽しめる設計が日本のユーザーに好評。2023年には6周年を迎え、累計売上は10億ドル以上と推計されています。
配信での見どころ
- 大型イベントのガチャ配信
- 新キャラ紹介
- コラボイベントの実況
- ケッコン(好感度MAX)の瞬間
- 大艦隊(ギルド)でのマルチプレイ
アズレン配信のコツ
コラボイベント時は新規視聴者が増えるチャンス。コラボ元のファンがアズレンに興味を持って配信を見に来ることがあります。イベント初日のガチャ配信は特に盛り上がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | シューティングRPG |
| 対応機種 | iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 配信可能 |
8. 勝利の女神:NIKKE
開発:Shift Up(韓国)/ パブリッシャー:Level Infinite(テンセント)|2022年リリース
美少女×TPSの組み合わせで世界的ヒット。ド派手な演出と緻密なキャラクターデザインが話題に。
厳密には韓国の開発会社Shift Upが制作していますが、パブリッシャーがテンセント傘下のLevel Infiniteであることから、中国ゲームとして紹介されることも多いタイトルです。
キャラクターデザインは「DESTINY CHILD」を手がけたキム・ヒョンテ氏によるもので、スマホゲーム離れした高品質なビジュアルが特徴。ストーリーも意外と重厚で、感動的なシーンでは視聴者のコメントが一気に増えます。
配信での見どころ
- ガチャ演出のインパクト
- ストーリーの感動シーン
- 高難易度コンテンツの攻略
- キャラクターの掛け合い
- インターセプション(レイドバトル)
NIKKE配信のコツ
ガチャ演出が派手で盛り上がりやすいタイトル。ストーリーは章ごとに区切りがあるので、「今日は○章まで」と決めて配信すると計画的に進められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | シューティングRPG |
| 対応機種 | PC / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 配信可能 |
9. 崩壊3rd(Honkai Impact 3rd)
開発:miHoYo(HoYoverse)|2016年リリース
miHoYoの出世作。スマホとは思えないハイクオリティなアクションと感動的なストーリーが魅力。
2016年のリリースから8年以上経った今でもアップデートが続いており、miHoYoの原点とも言えるタイトル。原神やスターレイルとは世界観が繋がっている部分もあり、他のmiHoYo作品をプレイしている人にもおすすめです。
ストーリーは「泣けるソシャゲ」として有名で、第二部完結時には多くのプレイヤーが涙したとSNSで話題になりました。アニメ「崩壊3rd」も2024年に放送開始し、新規プレイヤーも増えています。
配信での見どころ
- メインストーリーの感動シーン
- 高難易度コンテンツの攻略
- 新バージョンのPV解説
- キャラクターの深掘り配信
- 深淵(ランキングコンテンツ)挑戦
崩壊3rd配信のコツ
ストーリーが長いため、新規で始める場合は「ストーリー配信」として長期シリーズ化するのがおすすめ。古参ファンが多いので、初見プレイへのアドバイスコメントも期待できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | アクションRPG |
| 対応機種 | PC / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 配信可能 |
10. 恋と深空(Love and Deepspace)
開発:Papergames|2024年リリース
女性向け恋愛×アクションRPG。3Dグラフィックの美しさとイケメンキャラクターで大ヒット。2024年の中国市場で上位を記録しました。
Papergamesは「恋とプロデューサー」で知られる女性向けゲームの大手。恋と深空はリリース初月で1億ドル以上の収益を達成し、女性向けゲームとしては異例の大ヒットを記録しています。
特徴的なのは、乙女ゲームでありながら本格的なアクションバトルが楽しめること。恋愛パートだけでなく、戦闘シーンも見応えがあります。声優陣も豪華で、日本語版には島崎信長、梅原裕一郎、高橋広樹など人気声優が参加しています。
配信での見どころ
- イケメンとのストーリー展開
- ガチャでの推しキャラ狙い
- コメント欄での恋愛トーク
- 女性視聴者との共感配信
- 推しキャラへの反応・リアクション
恋と深空配信のコツ
女性視聴者が多いタイトルなので、同性同士での「推し語り」が盛り上がります。ストーリー選択肢を視聴者に選んでもらうインタラクティブ配信も人気です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 恋愛アクションRPG |
| 対応機種 | PC / iOS / Android |
| 基本プレイ | 無料(アイテム課金) |
| 配信 | 配信可能 |
配信時の注意点
中国ゲーム配信で気をつけること
- 配信ガイドラインの確認:必ず公式サイトで最新の規約を確認
- 政治的話題を避ける:コメント欄の管理も重要
- ネタバレ範囲の確認:新ストーリー実装直後は特に注意
- ガチャ配信の表現:射幸心を過度に煽らない
- 著作権のある音楽:ゲーム内BGMは基本OK、外部BGMは注意
配信に必要なPCスペック目安
| ゲーム | 最低GPU | 推奨GPU |
|---|---|---|
| 原神 / 崩スタ / ゼンゼロ | GTX 1050 | GTX 1060以上 |
| 鳴潮 | GTX 1060 | RTX 2060以上 |
| Black Myth: Wukong | GTX 1060 | RTX 3060以上 |
配信時のスペック
ゲームをプレイしながら配信する場合、上記スペックに加えてCPUとメモリにも余裕が必要です。配信エンコードにはRTX系GPUのNVENCが便利です。
まとめ
配信おすすめ中国ゲームまとめ
- 初心者向け:原神、崩壊スターレイル(ガイドライン明確、視聴者も多い)
- アクション好き:Black Myth: Wukong、鳴潮、ゼンレスゾーンゼロ
- ストーリー重視:アークナイツ、崩壊3rd
- 女性配信者:恋と深空(女性視聴者との共感配信に最適)
- ガチャ演出:NIKKE、アズールレーン
中国発ゲームは、その高いクオリティと配信との相性の良さから、今後も注目のジャンルです。まずは無料タイトルから試してみて、自分に合った作品を見つけてみてください!
配信を始める前のチェックリスト
配信を始める前に、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 配信ガイドラインの確認:公式サイトで最新のルールをチェック
- PCスペックの確認:プレイ+配信で必要なスペックを満たしているか
- ネタバレ範囲の把握:どこまで配信してOKかを確認
- 収益化の可否:スーパーチャットやアフィリエイトが許可されているか
- コメント欄の管理方針:政治的な話題への対応を事前に決めておく
中国発ゲームは日本のゲームとは違った魅力があり、配信のバリエーションを広げるのにも最適です。ぜひこの記事を参考に、新しいゲーム配信にチャレンジしてみてください!
画像クレジット
- Photo by Josh Berendes on Unsplash
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