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Brainrot Editの作り方2026|TikTokで流行中のカオス編集テクニック完全解説

Brainrot Editの作り方2026|TikTokで流行中のカオス編集テクニック完全解説

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Brainrot Editの作り方2026|TikTokで流行中のカオス編集テクニック完全解説

画面が高速で切り替わり、音声は歪み、Subway Surfersのゲームプレイが画面の半分を占め、phonkビートが鳴り響く――

Brainrot Edit(ブレインロットエディット)は、2024年頃からTikTokを中心に世界的に流行しているカオスな動画編集スタイルです。「脳が溶ける」ほどの情報過多が逆に中毒性を生み、Gen Z(Z世代)を中心に爆発的な人気を誇っています。

この記事では、Brainrot Editの文化的背景から具体的な作り方まで、2026年最新の情報で徹底解説します。

この記事でわかること - Brainrotとは何か(Internet Brain Rot文化の解説) - Brainrot Editの特徴と構成要素 - CapCut / After Effectsでの作り方(5ステップ) - Twixtorエフェクトの設定方法 - おすすめBGM(phonk remix、sigma music) - Brainrot文化をめぐる倫理的議論

Brainrotとは何か

TikTokのイメージ(2026年3月現在)

Brainrot(ブレインロット) は直訳すると「脳の腐敗」。インターネット上の過剰なコンテンツ消費によって集中力が低下し、短い刺激的なコンテンツしか楽しめなくなる状態を揶揄するスラングです。

しかし、ミーム文化においては「Brainrotコンテンツ」はむしろ褒め言葉として使われます。「脳が溶けるほど面白い」「中毒性が高くて止められない」という意味合いで、Brainrotなコンテンツを作れることはクリエイターとしての一種のステータスになっています。

Brainrot文化の起源

Brainrot文化は以下の流れで発展してきました。

  1. 2020〜2021年: TikTokの短尺動画文化が浸透、15秒の刺激的コンテンツが主流に
  2. 2022年: Subway Surfers + 雑学ナレーション動画が流行。「画面の半分でゲーム、半分で別コンテンツ」フォーマットが定着
  3. 2023年: Skibidi Toiletに代表されるシュールなCGアニメが世界的にバイラル
  4. 2024年: 「Brainrot」がオックスフォード辞書の「今年の言葉」にノミネート
  5. 2025〜2026年: Brainrot Editが動画編集ジャンルとして確立、Sigma Edit、Phonk Editなどの派生も

代表的なBrainrotコンテンツ

  • Skibidi Toilet: CGアニメ。トイレから人間の頭が生えたキャラクターが世界を侵略するシリーズ
  • Sigma Grindset: 「Sigma Male」(独立した男性像)を過剰に称揚するミーム
  • Among Us Drip: Among Usのキャラクターにドリップ(ファッション)を合わせたミーム
  • Ohio memes: 「Only in Ohio」(オハイオ州でしかありえない)という奇妙な出来事のミーム

こちらはインターネットミーム文化の代表例です。Brainrot文化のルーツを理解する参考になります。

Brainrot Editの特徴

Brainrot Editには明確な構成要素があります。すべてを使う必要はありませんが、これらの要素を組み合わせることで「Brainrotっぽさ」が生まれます。

1. 高速カット(Fast Cuts)

1カット0.3〜1秒という超高速でシーンが切り替わります。視聴者の脳が処理しきれないスピードで情報を詰め込むのが特徴です。

2. Twixtorエフェクト(スピードランプ)

映像の一部を超スローモーション(0.1〜0.3倍速)にし、次の瞬間に超高速(3〜5倍速)に切り替える「スピードランプ」テクニック。Twixtorプラグインを使うとAIでフレーム補間され、滑らかなスローモーションが実現できます。

3. Subway Surfers / Minecraft Parkour

画面の下半分にSubway SurfersやMinecraftのパルクール動画を配置する定番構成。「画面の半分は無関係のゲームプレイ」という一見意味不明な構成が、実は視聴者の注意力を引きつけ、最後まで視聴させる効果があります。

4. Phonk BGM

ロシア発のエレクトロニックミュージックジャンル「Phonk」がBrainrot Editの定番BGM。重いベース、歪んだボーカルサンプル、カウベルが特徴的です。

5. 歪んだ音声・テキスト

テキストは回転したり、画面を跳ね回ったり、一瞬だけ表示されたり。音声は低音を強調してピッチを下げ(Deepfried Audio)、意図的に音割れさせることもあります。

6. ミーム素材の大量挿入

Gigachad、Sigma、Patrick Bateman(American Psycho)、Thomas Shelby(Peaky Blinders)などのミーム素材が脈絡なく挿入されます。

Brainrot Editの作り方

ここからは、CapCutとAfter Effectsを使った具体的な作り方を解説します。

Brainrot Edit制作ステップ
1
素材を集める:メインとなる動画素材(アニメクリップ、ゲームプレイ、日常映像など)、Subway Surfers等の背景ゲームプレイ動画、Gigachad・Sigmaなどのミーム画像素材、Phonk BGM(フリー音源またはTikTok音源)を準備します。素材は多ければ多いほど良いので、フォルダに整理しておきましょう
2
BGMに合わせてタイムラインを構成する:まずBGMをタイムラインに配置し、ビートポイント(キック、スネア、ドロップ)をマーキングします。CapCutの場合は「ビート同期」機能が自動でビートを検出してくれます。各ビートポイントにカットを入れることで、音楽と映像が自然にシンクロします
3
スピードランプ(Twixtor風効果)を設定する:映像のハイライト部分にスローモーション(0.2〜0.5倍速)を適用し、その直前と直後を高速(2〜5倍速)にします。CapCutの場合は「速度」→「カーブ」で細かく調整可能。After Effectsの場合はTwixtorプラグインでフレーム補間を有効にし、滑らかなスローモーションを実現します
4
画面分割とミーム素材を配置する:画面を上下に分割し、下部にSubway Surfersのゲームプレイ動画を配置。メインの映像は上部に配置します。さらに、ビートのドロップに合わせてGigachadやSigmaのミーム画像を一瞬(0.1〜0.3秒)だけ挿入。テキストは回転やバウンスのアニメーションを付けて配置します
5
音声を加工して仕上げる:BGMの低音域(ベース)を強調するため、イコライザーで100Hz以下をブーストします。必要に応じて音声をピッチダウン(-2〜-5半音)して「Deepfried」感を出します。最終的に全体の音量を確認し、TikTok向けは9:16(縦長)、YouTube向けは16:9で書き出します

CapCutでのTwixtor風設定

CapCut(無料)でTwixtor風のスピードランプを実現する方法です。

基本設定

  1. クリップを選択し、「速度」をタップ
  2. 「カーブ」を選択(「通常」ではなくカーブモード)
  3. プリセットから「Montage」「Flash In」「Jump Cut」などを選ぶ
  4. カーブのポイントをドラッグして、スロー部分と高速部分を調整

おすすめ設定値

Twixtor風スピードランプの推奨設定
スロー部分の速度0.2〜0.3倍速
高速部分の速度3.0〜5.0倍速
遷移のカーブ急峻(ゆるやかだとBrainrot感が出ない)
スロー部分の長さ0.5〜1.5秒
高速部分の長さ0.1〜0.3秒
CapCutの「スムーズスロー」機能を有効にすると、AIがフレーム補間を行い、低フレームレートの動画でも滑らかなスローモーションになります。これがTwixtorプラグインに近い効果を生みます。

After Effects + Twixtorの場合

After EffectsにTwixtorプラグイン(有料)をインストールすると、より高品質なフレーム補間が可能です。

  1. コンポジションにクリップを配置
  2. エフェクト→RE:Vision Effects→Twixtorを適用
  3. 「Speed」パラメータのキーフレームを打つ
  4. スロー部分は10〜30%、高速部分は300〜500%に設定
  5. 「Motion Vectors」の品質を「Best」に設定

おすすめBGM

Brainrot Editに欠かせないBGMジャンルとおすすめ楽曲を紹介します。

Phonk(フォンク)

Brainrot Editの定番BGMジャンル。ロシア発のダークなエレクトロニックミュージックで、重厚なベースとカウベルが特徴です。

定番のPhonkサブジャンル

サブジャンル特徴用途
Drift Phonkドリフト映像との相性が良い、重いベース車・バイクの映像に
Brazilian Phonkブラジル音楽の要素、アップテンポダンス・アクション映像に
House Phonkハウスミュージック寄り、軽快日常映像のBrainrot化に
Aggressive Phonk攻撃的なベース、ダーク格闘・アクション映像に

Sigma Music

「Sigma Grindset」ミームで使われる楽曲群。自己研鑽や成功をテーマにした力強い楽曲が多いです。

その他のBrainrot定番BGM

  • Hardstyle / Hardtekk: ヨーロッパ発のハードなダンスミュージック
  • Nightcore: 既存楽曲を高速化・高音化したリミックス
  • Trap Remix: ヒップホップのトラップビートをベースにしたリミックス

以下は、ミーム文化で広く使われる楽曲スタイルの参考例です。

注意
BGMの著作権に注意 - フリー音源サイトやYouTube Audio Libraryの楽曲を使うのが最も安全です - TikTok内の音源はTikTok投稿には使えますが、YouTube転載時は別の音源が必要な場合があります - AI音楽生成ツール(Suno、Udio)でオリジナルPhonkを生成する方法もあります

Brainrot Editの種類・派生ジャンル

Brainrot Editにはいくつかの派生ジャンルがあります。

Sigma Edit

Sigma Maleのライフスタイル(孤高、自己研鑽、成功)をテーマにしたEdit。Patrick Bateman(American Psycho)やThomas Shelby(Peaky Blinders)の映像クリップにPhonk BGMを合わせるのが定番です。

Anime Edit

アニメの戦闘シーンや名場面にPhonkやTrapのBGMを合わせ、Twixtor+カラーグレーディングで加工したEdit。呪術廻戦、チェンソーマン、ドラゴンボールなどが定番素材です。

Gaming Edit

ゲームのハイライトシーン(キルシーン、クラッチプレイなど)をBrainrot風に編集。Valorant、Fortnite、Apex Legendsなどが人気です。

IRL(In Real Life)Edit

自撮りや日常映像をBrainrot風に編集。スケートボード、パルクール、ダンスなどの映像と相性が良いです。

カラーグレーディングとビジュアルエフェクト

Brainrot Editのビジュアルには独特の「加工感」があります。以下のエフェクトを組み合わせることで、あの特徴的な見た目を実現できます。

定番カラーグレーディング

スタイル設定用途
Deepfried(揚げ物風)コントラスト最大、彩度高め、シャープネス強ミーム素材の加工に
Teal & Orange影にティール、ハイライトにオレンジSigma Edit系に
高彩度ネオン彩度を極端に上げ、グローを追加Phonk Edit系に
モノクロ+赤白黒にして赤だけ残すドラマチックな演出に

よく使われるエフェクト

  • グリッチ(Glitch): 画面がバグったような効果。カットの切り替えに挿入
  • ズームイン/アウト: ビートに合わせた急速なズーム
  • シェイク(画面振動): インパクトのある瞬間に画面を揺らす
  • ブラー(ぼかし)→シャープ: 動きの緩急を視覚的に強調
  • VHS/CRT風フィルター: レトロ感を演出、走査線やノイズを追加
  • ミラーエフェクト: 画面を左右または上下に反転させて対称に

CapCutでの設定例

  1. 「エフェクト」→「動画エフェクト」→「グリッチ」「VHS」を選択
  2. 「調整」→コントラスト+30、彩度+20、シャープネス+15
  3. 「フィルター」→「VLOG」「シネマ」系を適用
  4. キーフレームでズームイン/アウトのアニメーションを設定

倫理的な議論:Brainrotは「悪」なのか

Brainrot文化は、一方で批判の対象にもなっています。

Brainrotをめぐる議論

批判的な意見

  • 超短尺コンテンツの大量消費が若者の集中力を低下させている
  • Subway Surfers分割画面は「1つのコンテンツに集中できない脳」を助長している
  • 意味のない刺激の連続は創造性を阻害する

肯定的な意見

  • Brainrotは新しい映像表現・芸術形式の一つ
  • 短い時間で視聴者を引きつける高度な編集スキルが必要
  • ミーム文化はインターネット時代の民主的な表現手段
  • Z世代のコミュニケーション手段として機能している

クリエイターとしてのバランス Brainrot Editを制作すること自体は問題ありませんが、視聴者(特に未成年)の視聴時間や影響に配慮することも大切です。面白いBrainrotコンテンツを作りながら、同時に質の高いロングフォームコンテンツも制作するバランスが理想的です。

再生数を最大化するTips

投稿時間のコツ

プラットフォームおすすめ投稿時間理由
TikTok19:00〜22:00Z世代のゴールデンタイム
YouTube Shorts17:00〜21:00帰宅後〜就寝前
Instagram Reels12:00〜13:00, 20:00〜22:00昼休みと夜

ハッシュタグ戦略

必ず付けるべきハッシュタグ:

  • #brainrot #brainrotedit #edit #phonk
  • #sigma #gigachad(Sigma Edit系の場合)
  • #anime #animeedit(Anime Edit系の場合)
  • #fyp #foryou #viral(TikTokのディスカバリー用)

トレンドの追い方

Brainrotミームは非常に移り変わりが激しいジャンルです。最新トレンドを追うには以下の方法がおすすめです。

  1. TikTokの「Discover」タブ: トレンドのサウンドやエフェクトが一覧で確認できる
  2. Redditの r/brainrot: 最新のBrainrotミームが投稿される
  3. YouTubeの「Brainrot compilation」: コンピレーション動画で最新のトレンドを把握

まとめ

この記事のポイント

  • Brainrot Editは高速カット、Twixtor、Phonk BGM、分割画面を組み合わせたカオス編集スタイル
  • CapCutのスピードカーブ機能で、無料でTwixtor風のスピードランプが実現可能
  • BGMはPhonk(Drift Phonk、Brazilian Phonk等)が定番。フリー音源やAI生成も活用できる
  • Sigma Edit、Anime Edit、Gaming Editなどの派生ジャンルも人気
  • 著作権(BGM、映像素材)には十分注意し、フリー素材やオリジナル素材を活用する
  • Brainrot文化には批判もあるが、新しい映像表現として高い編集スキルが求められるジャンル

Brainrot Editは「カオスに見えて、実は計算されたカオス」です。ビートポイントへのカットのシンクロ、スピードランプのタイミング、ミーム素材の選択など、高い編集センスが要求されます。まずはCapCutの基本機能から始めて、徐々にテクニックを磨いていきましょう。

その他のミーム素材やテンプレートはミームテンプレート集をご覧ください。

画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • TikTokアプリのイメージ画像: Photo by Brett Jordan on Unsplash

よくある質問

QBrainrot Editを作るのにPCは必要ですか?
A
スマートフォンのCapCutだけでも基本的なBrainrot Editは作れます。ただし、Twixtorエフェクトやより高度な編集をしたい場合は、PCのAfter EffectsやDaVinci Resolveの方が向いています。
QBrainrot Editに使えるフリーのphonk BGMはありますか?
A
はい、YouTubeのAudio Libraryやフリー音源サイトで「phonk」「drift phonk」と検索すると見つかります。また、TikTokの音源ライブラリにもphonk楽曲が多数収録されています。SunoなどのAI音楽生成ツールで「phonk」プロンプトからオリジナル楽曲を作ることも可能です。
QBrainrot Editは収益化できますか?
A
TikTokのクリエイターファンドやYouTubeショートの収益化プログラムで収益を得ることは可能です。ただし、使用するBGMの著作権、映像素材の権利(映画やアニメのクリップ等)に注意が必要です。完全オリジナルの映像素材とフリーBGMを使用するのが最も安全です。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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