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【2026年版】Adobe Animate終了|後継・代わりになるツール7選と移行ポイント

【2026年版】Adobe Animate終了|後継・代わりになるツール7選と移行ポイント

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Adobe Animate終了へ|代替ツール7選と移行のポイント

Adobe Animate終了のイメージ

2026年2月、Adobeは「Adobe Animate」の提供終了を正式に発表しました。かつて「Flash Professional」として知られ、Web黎明期からアニメーション制作の定番ツールとして愛されてきたソフトウェアが、ついにその歴史に幕を下ろすことになります。

個人のゲーム開発者やアニメ制作関係者からは「まだ使っているのに困る」という悲鳴が上がっており、長年このツールに依存してきたクリエイターにとっては大きな転換点となります。

この記事でわかること
  • Adobe Animate終了の背景と影響
  • 乗り換え先として検討すべき7つの代替ツール
  • スムーズな移行のためのポイント
  • 用途別のおすすめツール

Adobe Animate終了の背景

Flash時代からの歴史

Adobe Animateは、もともと1996年にMacromedia社が開発した「FutureSplash Animator」が起源です。その後「Flash」として広く普及し、2000年代のインターネットを彩るアニメーションやインタラクティブコンテンツの制作に欠かせないツールとなりました。

2016年、Adobeはブランドの刷新とHTML5対応を強化するため、「Flash Professional CC」を「Adobe Animate CC」に改名。しかしFlash Player自体は2020年末にサポートを終了し、徐々にその役割を終えていきました。

終了発表の詳細

Adobeの公式発表によると、Adobe Animateは2026年内にサポートを終了し、Creative Cloudからの提供も停止される予定です。既存ユーザーは終了日までソフトウェアを使用できますが、それ以降はアップデートやサポートが受けられなくなります。

Adobe Animateで作成した.flaファイルは、終了後も他のツールでの読み込みが難しいため、早めの移行準備が推奨されます。

影響を受けるユーザー層

Adobe Animateの終了は、以下のようなクリエイターに影響を与えます:

  • 個人アニメーター:趣味でアニメーション制作を行う方
  • インディーゲーム開発者:2Dゲームのアニメーション素材制作
  • VTuber関連クリエイター:Live2D以外の2Dアニメーション制作
  • 教育コンテンツ制作者:eラーニング教材のアニメーション
  • 広告・Web制作会社:バナーやインタラクティブコンテンツ制作

特に長年Adobe Animateに慣れ親しんできたベテランクリエイターにとっては、新しいツールの学習コストも課題となるでしょう。

代替ツール7選

Adobe Animateからの移行先として検討すべき、代表的なアニメーション制作ツールを紹介します。

1. Toon Boom Harmony(プロ向け・有料)

アニメーション制作のイメージ

プロのアニメスタジオで最も使われているツールです。「進撃の巨人」「ザ・シンプソンズ」など、数多くの商業アニメーション作品で採用されています。

Toon Boom Harmony スペック
対応OSWindows / macOS
価格月額約3,000円〜(プランにより異なる)
特徴リグ機能、カットアウトアニメーション
形式独自形式、各種出力対応
  • 業界標準のプロフェッショナルツール
  • 高度なリグ・ボーンシステム
  • スタジオでのチーム作業に最適
  • 豊富なエフェクト機能
  • 学習コストが高い
  • 月額料金が比較的高価
  • 個人利用にはオーバースペック

2. OpenToonz(無料・オープンソース)

スタジオジブリが開発に関わった無料のアニメーション制作ソフトです。「となりのトトロ」「もののけ姫」などの制作にも使われた「Toonz」をベースにしています。

OpenToonz スペック
対応OSWindows / macOS / Linux
価格無料(オープンソース)
特徴手描きアニメーションに最適
形式独自形式、GIF/MP4等出力対応
  • 完全無料で使える
  • プロ品質のアニメーション制作が可能
  • 日本のアニメスタジオでの実績
  • 活発なコミュニティ
  • UIがやや古い印象
  • ドキュメントが英語中心
  • 初期設定がやや複雑

3. Blender(グリースペンシル)(無料)

3DCGソフトとして有名なBlenderのグリースペンシル機能を使えば、2Dアニメーションも制作できます。3Dと2Dを組み合わせた表現も可能です。

Blender グリースペンシル スペック
対応OSWindows / macOS / Linux
価格無料(オープンソース)
特徴2D/3D統合、VFX対応
形式各種フォーマット対応
  • 完全無料
  • 2Dと3Dのシームレスな統合
  • 動画編集やVFXも一つのソフトで完結
  • 急速に進化する機能
  • 多機能すぎて迷いやすい
  • アニメ特化ツールより学習コスト高
  • メモリ消費が大きい

4. Moho(旧Anime Studio)(有料)

リグベースのアニメーション制作に特化したソフトです。キャラクターの骨格を設定し、効率的にアニメーションを作成できます。

Moho スペック
対応OSWindows / macOS
価格買い切り約40,000円(Pro版)
特徴スマートボーン、リップシンク
形式独自形式、各種出力対応
  • 買い切り型で長期的にお得
  • 直感的なボーンアニメーション
  • 自動リップシンク機能
  • Adobe Animate経験者に馴染みやすいUI
  • 日本語情報が少ない
  • 手描きアニメには不向き
  • アップグレードは別料金

5. Krita(無料)

無料のペイントソフトとして人気のKritaにも、アニメーション機能が搭載されています。イラスト制作からアニメーション作成まで一貫して行えます。

Krita スペック
対応OSWindows / macOS / Linux
価格無料(オープンソース)
特徴ペイント機能充実、タイムライン
形式各種画像形式、GIF/MP4出力
  • 完全無料
  • 高品質なブラシエンジン
  • イラストからアニメまで一貫作業
  • 軽量で動作が快適
  • アニメーション機能は基本的
  • 長尺アニメには不向き
  • リグ機能なし

6. Clip Studio Paint(有料)

イラストレーター・漫画家に人気のClip Studio Paintにも、アニメーション機能があります。特にイラストベースの短いアニメーション制作に適しています。

Clip Studio Paint スペック
対応OSWindows / macOS / iOS / Android
価格月額480円〜 or 買い切り約5,000円〜
特徴豊富なブラシ、3Dモデル活用
形式各種画像形式、GIF/MP4出力
  • イラスト制作との相性抜群
  • 買い切り版あり
  • 日本語サポート充実
  • スマホ・タブレット対応
  • 本格的なアニメには機能不足
  • タイムラインがシンプル
  • 長尺制作には向かない

7. Rive(Web特化・有料)

Webアニメーションやインタラクティブコンテンツに特化した新世代のツールです。コードベースでの制御も可能で、ゲームやアプリへの組み込みに優れています。

Rive スペック
対応OSWebベース(ブラウザで動作)
価格無料プラン〜月額約1,500円
特徴リアルタイムインタラクション
形式Rive形式、Lottie互換
  • Webアプリとの連携が強力
  • 軽量なアニメーション出力
  • 開発者との協業に最適
  • モダンなUI/UX
  • 汎用アニメ制作には不向き
  • オフライン作業ができない
  • 日本語リソースが少ない

用途別おすすめツール

目的に応じて最適なツールは異なります。以下を参考に選んでみてください。

用途おすすめツール理由
商業アニメ制作Toon Boom Harmony業界標準、チーム作業対応
趣味のアニメ制作OpenToonz / Krita無料で高機能
ゲーム用スプライトMoho / Blenderリグ機能が充実
Webバナー・UIRiveWeb特化、軽量出力
イラストアニメClip Studio Paintイラストとの相性◎
2D/3D統合作品Blender両方を一つのソフトで

移行のポイント

1. 早めのデータ書き出し

Adobe Animateの.flaファイルは独自形式のため、他ツールでの直接読み込みが困難です。終了前に以下の形式で書き出しておくことをおすすめします:

  • PNG連番:レイヤーごとに書き出し
  • SVG:ベクターデータの保存
  • SWF:参照用として保存
  • MP4/GIF:完成形として保存

2. 段階的な学習

新しいツールへの移行は一気に行わず、現行プロジェクトを進めながら少しずつ新ツールを学ぶ方法がおすすめです。まずは簡単なテストアニメーションから始めましょう。

3. コミュニティの活用

各ツールには活発なユーザーコミュニティがあります。YouTube tutorials、Discord、Reddit等で情報収集し、分からないことは積極的に質問しましょう。

OpenToonzやBlenderは特にコミュニティが活発で、日本語の解説動画も多数あります。

まとめ

Adobe Animateの終了は、長年愛用してきたクリエイターにとって大きな変化ですが、現在は優秀な代替ツールが多数存在します。

  • プロ品質を求めるなら:Toon Boom Harmony
  • 無料で始めたいなら:OpenToonz、Blender、Krita
  • 買い切りが良いなら:Moho、Clip Studio Paint
  • Web特化なら:Rive

早めに移行先を決めて学習を始めることで、スムーズな移行が可能です。この機会に新しいツールの可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Adobe Animateはいつまで使えますか?
2026年内にサポート終了予定です。具体的な日付はAdobeの公式発表をご確認ください。終了後もインストール済みのソフトは起動できる可能性がありますが、アップデートやサポートは受けられなくなります。
.flaファイルを他のソフトで開けますか?
直接開くことは基本的にできません。Adobe Animate終了前に、PNG連番やSVGなど汎用的な形式で書き出しておくことを強くおすすめします。
無料で使えるおすすめツールは?
OpenToonz、Blender(グリースペンシル)、Kritaが代表的な無料ツールです。特にOpenToonzはスタジオジブリの制作にも使われた実績があり、プロ品質のアニメーション制作が可能です。
Adobe Animateに最も近い操作感のツールは?
Moho(旧Anime Studio)はAdobe Animateに近いUI設計で、移行しやすいと言われています。買い切り型で長期的なコストも抑えられます。
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画像クレジット

本記事で使用している画像は Unsplash より提供されています。

  • Adobe Flash関連イメージ: Photo by Rubaitul Azad on Unsplash
  • アニメーション制作イメージ: Photo by MARIOLA GROBELSKA on Unsplash

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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