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【OPENRECとは】日本発ゲーム配信プラットフォームの特徴と現状を解説

【OPENRECとは】日本発ゲーム配信プラットフォームの特徴と現状を解説

公開日
読了目安7

OPENRECとは

「OPENRECって何?」 「日本の配信プラットフォームを探している」 「TwitchやYouTube以外の選択肢は?」

OPENREC(オープンレック)は、CyberZ社が運営する日本発のゲーム配信プラットフォームです。

2015年にサービスを開始し、日本のeスポーツ大会の公式配信プロゲーマーの配信などを手がけてきました。

この記事では、OPENRECの特徴から現状まで徹底解説します。

この記事でわかること - OPENRECとは何か - サービスの特徴と機能 - クリエイターズプログラムについて - 他の配信プラットフォームとの違い

OPENRECの基本情報

OPENREC 基本データ
正式名称OPENREC.tv(オープンレックティービー)
運営会社株式会社CyberZ(サイバーエージェントグループ)
サービス開始2015年1月29日
本社日本・東京
ジャンルゲーム配信、eスポーツ
対応デバイスPC、スマートフォン(iOS/Android)
価格基本無料(有料会員あり)
公式サイトopenrec.tv

CyberZとは

CyberZは、サイバーエージェントグループの子会社で、スマートフォン広告やeスポーツ事業を展開しています。

CyberZの主な事業 - OPENREC.tv運営 - eスポーツ事業「RAGE」 - スマートフォン広告代理事業 - マーケティング支援

OPENRECの歴史

2015年:サービス開始

2015年1月29日、OPENRECがサービスを開始。

当初からゲーム配信に特化したプラットフォームとして展開しました。

2016年〜2018年:eスポーツ配信で存在感

日本のeスポーツ市場の成長とともに、公式大会の配信プラットフォームとして存在感を高めました。

配信した主なeスポーツ大会 - RAGEシリーズ(シャドウバース、VALORANTなど) - 各種プロリーグ - ゲーム公式大会

2019年〜2020年:競争激化

TwitchやYouTube Liveとの競争が激化。

独自の配信者支援プログラムで差別化を図りました。

2021年〜2025年:現在

グローバルプラットフォームとの競争が続く中、日本市場に特化したサービスとして運営を継続しています。


OPENRECの主な機能

1. ライブ配信視聴

ゲーム実況を中心としたライブ配信を視聴できます。

視聴機能
画質最大1080p
遅延低遅延モードあり
アーカイブ一部有料
コメントリアルタイムチャット
ギフト投げ銭機能

2. エール(投げ銭)

視聴者が配信者にエール(投げ銭)を送ることができます。

エールの仕組み - 有料のエールポイントを購入 - 配信者に送信 - 配信者は収益として受け取り - コメントと一緒に表示

3. サブスクリプション

配信者を月額課金で応援できるサブスクリプション機能があります。

サブスクリプション
月額配信者により異なる
特典バッジ、限定コンテンツなど
配信者収益一定割合を受け取り

4. プレミアム会員

視聴者向けの有料会員制度があります。

機能無料会員プレミアム会員
ライブ視聴
高画質視聴
アーカイブ視聴
広告非表示×
限定コンテンツ×

5. eスポーツ大会配信

RAGEをはじめとするeスポーツ大会の公式配信を行っています。

RAGEとは - CyberZが主催するeスポーツ大会ブランド - シャドウバース、VALORANT、ストリートファイターなど - オフラインイベントも開催 - OPENRECで生配信

OPENRECクリエイターズプログラム

概要

OPENRECクリエイターズプログラムは、配信者向けの公式プログラムです。

クリエイターズプログラム
参加条件審査制
配信権限プログラム参加者のみ
収益化エール、サブスクなど
サポート運営からのサポートあり

審査制の配信

OPENRECでは誰でも自由に配信できるわけではありません

  • クリエイターズプログラムへの参加が必要
  • 審査を通過する必要がある
  • Twitchのように誰でも即配信は不可

これは配信の質を担保するためですが、参入障壁となる側面もあります。

収益化の仕組み

プログラム参加者は以下の方法で収益化できます。

収益源内容
エール視聴者からの投げ銭
サブスクリプション月額課金
広告収益動画広告収入

OPENRECと他プラットフォームの比較

Twitchとの比較

比較項目OPENRECTwitch
運営日本企業(CyberZ)Amazon
主な市場日本グローバル
配信者数少ない非常に多い
視聴者数限定的圧倒的
配信開始審査制誰でも可能
日本語サポート充実普通
eスポーツ日本大会に強い世界大会に強い

YouTube Liveとの比較

比較項目OPENRECYouTube Live
運営日本企業Google
視聴者層ゲーマー中心幅広い
検索流入限定的強い
アーカイブ一部有料基本無料
収益化条件審査条件達成

Mildomとの比較

比較項目OPENRECMildom
運営CyberZDouYu Japan
配信者獲得審査制積極的スカウト
収益還元一般的高還元率
現状運営継続2023年サービス終了

OPENRECの強みと弱み

強み

  • 日本企業運営で日本市場に最適化
  • eスポーツ大会の公式配信
  • RAGEとの連携
  • 日本語サポートが充実
  • 審査制で一定の配信品質

弱み

  • グローバルプラットフォームに比べユーザー数が少ない
  • 配信開始のハードルが高い(審査制)
  • 海外視聴者へのリーチが難しい
  • 一部機能が有料

OPENRECの使い方

視聴方法

  1. OPENREC.tvにアクセス
  2. 見たい配信を選択
  3. 無料会員登録(任意)
  4. 視聴開始

配信を始めるには

  1. OPENRECでアカウント作成
  2. クリエイターズプログラムに応募
  3. 審査を待つ
  4. 審査通過後、配信設定
  5. OBSなどの配信ソフトと連携
  6. 配信開始
配信に必要なもの - OPENRECアカウント - クリエイターズプログラム参加 - 配信ソフト(OBS推奨) - 配信用PC・機材

OPENRECで活躍する配信者

主な配信者カテゴリ

OPENRECでは以下のような配信者が活動しています。

配信者のカテゴリ
プロゲーマーeスポーツ選手の配信
ストリーマー専業配信者
ゲーム実況者ゲーム実況中心
公式チャンネルゲーム会社、大会主催者

eスポーツとの連携

RAGEなどのeスポーツイベントとの連携が強みで、大会期間中は多くの視聴者が集まります。


よくある質問

OPENRECは無料で使えますか?
基本的な視聴は無料です。ただし、高画質視聴や一部アーカイブの視聴にはプレミアム会員への登録が必要な場合があります。
OPENRECで配信するにはどうすればいい?
クリエイターズプログラムへの参加申請が必要です。審査を通過すると配信が可能になります。誰でもすぐに配信を始められるわけではありません。
OPENRECはTwitchより良いですか?
一概には言えません。日本のeスポーツ大会を見たいならOPENREC、グローバルな配信者を見たい・海外にも発信したいならTwitchが向いています。目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
OPENRECはスマホで見られますか?
はい、iOS・Androidアプリがあり、スマートフォンでの視聴に対応しています。
OPENRECは今後も続きますか?
2025年現在もサービスは継続しています。CyberZのeスポーツ事業の一環として運営されており、RAGEなどのイベントと連携しながらサービスを提供しています。

まとめ

まとめ

OPENREC まとめ
  1. 概要:CyberZ運営の日本発ゲーム配信プラットフォーム
  2. 強み:eスポーツ大会の公式配信、日本市場への最適化
  3. 配信:審査制のクリエイターズプログラム参加が必要
  4. 収益化:エール、サブスクリプション、広告
  5. 課題:グローバルプラットフォームとの競争

日本のeスポーツシーンを支える国産配信プラットフォーム。それがOPENRECです。


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※ 本記事の情報は2025年12月時点のものです。 ※ 画像出典:Unsplash

よくある質問

QOPENRECとは何ですか?
A
OPENREC(オープンレック)は、CyberZ社が運営する日本発のゲーム配信プラットフォームです。2015年にサービスを開始し、eスポーツ大会の公式配信なども手がけています。
QOPENRECは無料で見られますか?
A
基本的な視聴は無料です。ただし、一部のプレミアム配信や過去のアーカイブ視聴には有料会員(プレミアム会員)への登録が必要な場合があります。
QOPENRECで配信するには?
A
OPENRECで配信するには審査制の「OPENRECクリエイターズプログラム」への参加が必要です。審査に通過すると配信が可能になり、収益化の道も開けます。
QOPENRECとTwitchの違いは?
A
OPENRECは日本企業が運営する日本向けサービスで、日本のeスポーツ大会の公式配信に強みがあります。Twitchはグローバルなプラットフォームで、ユーザー数や配信者数で大きな差があります。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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