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【非デザイナー向け】デザイナーとの打ち合わせで恥をかかない!覚えておくべき用語20選

【非デザイナー向け】デザイナーとの打ち合わせで恥をかかない!覚えておくべき用語20選

公開日
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デザイナーの説明、専門用語が多くて全然わからない...」「フィードバックしたいけど、どう伝えればいいかわからない」「打ち合わせで『?』が頭に浮かんで恥ずかしい

そんな経験、ありませんか?

ディレクター、マーケター、営業担当など、デザイナーではないけどデザイナーと仕事をする立場の方は少なくありません。

用語がわからないと、デザイナーとのコミュニケーションにストレスを感じますよね。

この記事では、デザイナーとの打ち合わせで最低限知っておくべき用語20選を解説します。

この記事でわかること - 打ち合わせでよく出る用語20選 - 各用語の意味と使われるシーン - フィードバックで使える表現 - 効率的な用語の覚え方

なぜ非デザイナーがデザイン用語を覚えるべきなのか

打ち合わせイメージ

「デザイナーじゃないから、用語を知らなくても仕方ない」

そう思うかもしれません。でも、用語を知っているメリットは大きいです。

用語を知っているメリット

  • デザイナーの説明がスッと理解できる
  • 的確なフィードバックができる
  • 修正依頼が一発で伝わる
  • デザイナーからの信頼を得られる
  • プロジェクトがスムーズに進む

用語を知らないデメリット

  • 「なんとなくこうしてほしい」しか言えない
  • 何度も聞き返して時間を浪費
  • デザイナーにイライラされる
  • 結果的に納品物の質が下がる

【基本編】絶対覚えるべき10語

まずは、どの打ち合わせでも出てくる基本用語を10個紹介します。

1. トンマナ(トーン&マナー)

デザインの雰囲気・方向性の統一感のこと。

打ち合わせでの使われ方 - 「このサイトのトンマナに合わせてください」 - 「トンマナがブランドイメージと合っていないですね」 - 「トンマナを揃えて、統一感を出しましょう」

自分で使うなら: 「全体のトンマナをもう少しカジュアルにできますか?」

2. ワイヤーフレーム

ページの設計図・骨組みのこと。

色やデザインを省き、要素の配置だけを示したシンプルな図です。

ワイヤーフレームとは
目的ページ構成を確認する
特徴色やデザインなし、配置のみ
タイミングデザイン制作前の確認段階

自分で使うなら: 「まずワイヤーフレームで確認させてください」

3. モックアップ

完成イメージに近い試作品のこと。

ワイヤーフレームより詳細で、実際のデザインに近い見た目です。

4. カンプ(デザインカンプ)

完成イメージのデザイン案のこと。

クライアントに見せる「これで良いですか?」の確認用デザインです。

ワイヤーフレーム → モックアップ → カンプの流れ 1. ワイヤーフレーム:骨組みの確認 2. モックアップ:見た目のイメージ確認 3. カンプ:最終デザインの確認

5. 余白(ホワイトスペース)

要素と要素の間の空間のこと。

余白は「何もない」ではなく、デザインの重要な要素です。

自分で使うなら: 「ここの余白をもう少し広げられますか?窮屈に見えるので」

6. 視線誘導

見る人の視線を意図した順番で動かすこと。

視線誘導の例
Z型左上→右上→左下→右下
F型左上→右→左下→右(Webでよく使う)
N型右上→左下→右下

自分で使うなら: 「CTAボタンへの視線誘導を強化できますか?」

7. コントラスト

明暗や色の差のこと。

コントラストが高いとメリハリがあり、低いと柔らかい印象になります。

自分で使うなら: 「見出しのコントラストを上げて、もっと目立たせてほしいです」

8. 可読性

文章が読みやすいかどうかの度合い。

可読性に影響する要素
フォントサイズ小さすぎると読みにくい
行間狭すぎると読みにくい
背景との色差コントラストが低いと読みにくい
文字間隔詰まりすぎると読みにくい

自分で使うなら: 「本文の可読性が低いので、フォントサイズを上げてもらえますか?」

9. CTA(Call To Action)

ユーザーに行動を促すボタンや要素のこと。

「今すぐ購入」「お問い合わせはこちら」などのボタンです。

自分で使うなら: 「CTAをもっと目立たせたいです」

10. UI / UX

UI = ユーザーが見る・触る部分 UX = ユーザーが感じる体験全体

UIとUXの違い
UIボタン、メニュー、フォームなど
UX使いやすさ、満足感、体験全体

【実践編】フィードバックで使える10語

フィードバックイメージ

次に、フィードバックで使えると便利な用語を10個紹介します。

11. ジャンプ率

見出しと本文のサイズ差のこと。

ジャンプ率が高い(差が大きい)とメリハリのある印象に。

自分で使うなら: 「ジャンプ率を上げて、見出しをもっと目立たせてください」

12. フォントウェイト

フォントの太さのこと。

Light、Regular、Medium、Bold、Blackなど。

自分で使うなら: 「見出しのフォントウェイトをBoldにできますか?」

13. カーニング

文字と文字の間隔を個別に調整すること。

使用例 「この見出しのカーニングを少し詰めてもらえますか?」 「AVの部分、カーニングが空きすぎている気がします」

14. レスポンシブ

画面サイズに応じてレイアウトが変わること。

PC、タブレット、スマホでそれぞれ最適な表示になります。

自分で使うなら: 「スマホでのレスポンシブ対応は大丈夫ですか?」

15. アイキャッチ

目を引く画像やビジュアルのこと。

記事のサムネイルやバナーの主要ビジュアルを指します。

自分で使うなら: 「アイキャッチをもう少しインパクトのあるものにできますか?」

16. グリッド

要素を整列させるための基準線のこと。

自分で使うなら: 「グリッドを揃えて、もう少し整理された印象にしたいです」

17. トリミング

画像の一部を切り取ること。

自分で使うなら: 「この写真、もう少しタイトにトリミングしてください」

18. ブリード(塗り足し)

印刷物で端まで色を印刷するための余分な領域。

印刷を依頼するときに知っておくと便利です。

19. 入稿

印刷会社にデータを渡すこと。

入稿に関連する用語 - 入稿データ:印刷会社に渡すデータ - 入稿規定:印刷会社が定めるデータ形式のルール - CMYK:印刷用の色指定

20. 解像度(dpi)

画像の細かさを表す単位。

解像度の目安
Web用72dpi
印刷用300〜350dpi

自分で使うなら: 「印刷するので、画像は300dpi以上でお願いします」


シーン別:使えるフレーズ集

修正依頼をするとき

修正依頼のフレーズ例 - 「ここの余白をもう少し広げてください」 - 「CTAのコントラストを上げて、目立たせたいです」 - 「見出しのジャンプ率を上げて、メリハリをつけてほしいです」 - 「全体のトンマナをもう少し〇〇な印象にしたいのですが」 - 「このセクションへの視線誘導を強化できますか?」

質問するとき

質問のフレーズ例 - 「ワイヤーフレームの段階で確認できますか?」 - 「レスポンシブ対応の確認はいつできますか?」 - 「入稿データの形式を教えてください」 - 「このフォントのウェイトは変更可能ですか?」

効率的に用語を覚える方法

20個の用語を紹介しましたが、「覚えられるかな...」と思った方もいるかもしれません。

効率的に覚えるなら専用アプリ

【非デザイナー向け】デザイナーとの打ち合わせで恥をかかない!覚えておくべき用語20選 - 画像1【非デザイナー向け】デザイナーとの打ち合わせで恥をかかない!覚えておくべき用語20選 - 画像2

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デザイン単語帳の特徴 - 1日5分のスキマ時間で学習できる - 知らない単語だけを効率的に学習 - 全単語に例文収録(実際の使われ方がわかる) - 四択テスト&復習機能で確実に定着 - 買い切り約3,000円

特に例文付きなのがポイント。「カーニング」という言葉だけでなく、「このタイトルのカーニングを詰めて」という実際の使われ方もセットで学べます。


よくある質問

用語を間違えて使うのが怖いのですが...
最初は間違えても大丈夫です。むしろ「用語を学ぼうとしている姿勢」はデザイナーに好印象を与えます。わからないときは素直に「これって〇〇のことですか?」と確認しましょう。
専門的な話はデザイナーに任せればいいのでは?
もちろんデザインの専門判断はデザイナーに任せるべきです。ただ、用語を知っていると「何を依頼しているのか」「何を確認しているのか」が明確になり、プロジェクトがスムーズに進みます。
どれくらいの時間で覚えられる?
1日5〜10分の学習を2週間続ければ、基本的な用語は覚えられます。デザイン単語帳を使えば、スキマ時間で効率的に学習できます。
20語以上覚える必要はある?
日常的にデザイナーと仕事をするなら、50〜100語程度覚えておくと安心です。ただし、まずはこの記事の20語を覚えれば、ほとんどの打ち合わせで困ることはありません。

まとめ

まとめ

非デザイナーが覚えるべき用語20選

基本編(10語)

  1. トンマナ - 雰囲気の統一感
  2. ワイヤーフレーム - ページの骨組み
  3. モックアップ - 完成に近い試作
  4. カンプ - 最終デザイン案
  5. 余白 - 要素間の空間
  6. 視線誘導 - 視線を導く設計
  7. コントラスト - 明暗の差
  8. 可読性 - 読みやすさ
  9. CTA - 行動を促すボタン
  10. UI/UX - 見た目と体験

フィードバック編(10語) 11. ジャンプ率 - 見出しと本文の差 12. フォントウェイト - 文字の太さ 13. カーニング - 文字間隔の調整 14. レスポンシブ - 画面対応 15. アイキャッチ - 目を引く画像 16. グリッド - 整列の基準線 17. トリミング - 画像の切り取り 18. ブリード - 印刷の塗り足し 19. 入稿 - データ納品 20. 解像度 - 画像の細かさ

デザイナーと仕事をするなら、用語を知っているだけでコミュニケーションが劇的に改善します。

まずは基本の20語から覚えてみましょう。

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画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • 打ち合わせイメージ: Photo by Austin Distel on Unsplash
  • フィードバックイメージ: Photo by Headway on Unsplash

よくある質問

Qデザイナーではないのですが、デザイン用語を覚える必要はありますか?
A
デザイナーと仕事をする立場なら、基本用語を知っておくと大きなメリットがあります。的確なフィードバックができる、デザイナーとの信頼関係が築ける、プロジェクトがスムーズに進むなどの効果があります。
Qどれくらいの用語を覚えればいい?
A
まずは20〜30語程度の基本用語を覚えれば十分です。この記事で紹介する20語を覚えれば、ほとんどの打ち合わせで困ることはありません。
Q用語を間違えて使うのが怖いのですが...
A
最初は間違えても大丈夫です。むしろ「用語を学ぼうとしている姿勢」はデザイナーに好印象を与えます。わからないときは素直に聞くことも重要です。

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この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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