メインコンテンツへスキップ
【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選

【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選

公開日
読了目安6

サムネイルやテロップ、なんとなく作っていませんか?

「再生回数が伸びない」「テロップがダサいと言われた」

その原因は、デザインの基礎知識が不足しているからかもしれません。

動画編集者にとって、デザイン用語の理解はクオリティアップの近道です。サムネイル、テロップ、モーショングラフィックス...すべてにデザインの知識が活きてきます。

:::point この記事でわかること:

  • サムネイル制作の基本用語
  • テロップ・フォントの用語
  • 色・配色の用語
  • レイアウト・構図の用語 :::

【サムネイル】クリック率を上げる8用語

1. サムネイル(Thumbnail)

動画の表紙画像。YouTube検索結果や関連動画に表示され、クリック率を大きく左右する。

:::info YouTubeの推奨サムネイルサイズ:1280×720px(アスペクト比16:9) :::

2. CTR(Click Through Rate)

クリック率。インプレッション(表示回数)のうち、実際にクリックされた割合。

3. コントラスト(Contrast)

明暗や色の差。背景と文字のコントラストを高くすると、サムネイルが目立つ。

4. 可読性(Readability)

テキストの読みやすさ。小さいサムネイルでも読めるフォントサイズと色が重要。

5. セーフエリア(Safe Area)

YouTubeのUI(再生時間表示など)で隠れない領域。右下は避けるのが基本。

6. 視線誘導(Visual Flow)

見る人の視線を意図した順序で導く配置。人物の顔→テキスト→ロゴの流れなど。

7. フォーカルポイント(Focal Point)

最も目を引く部分。サムネイルでは顔やキャッチコピーがフォーカルポイントになることが多い。

8. 余白/ホワイトスペース(White Space)

要素の周りの空間。詰め込みすぎず余白を取ると、見やすくなる。


:::spec クリックされるサムネイルの要素

  • 人物の顔(特に目が見えている)
  • 大きく読みやすいテキスト
  • 高いコントラスト
  • 鮮やかな色使い
  • 右下を避けた配置 :::

【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選 - 画像1【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選 - 画像2


【テロップ・フォント】読みやすさを上げる8用語

9. テロップ(Telop)

動画内に表示する文字情報。話している内容を補足したり、強調したりする。

10. フォント(Font)

文字の書体。動画のジャンルやトーンに合ったフォントを選ぶことが重要。

11. ゴシック体/サンセリフ(Gothic/Sans-serif)

線の端に飾りがないフォント。視認性が高く、動画テロップに最適。

12. ウェイト(Weight)

フォントの太さ。強調したい部分はBoldやHeavyを使う。

13. アウトライン/縁取り(Outline/Stroke)

文字の外側に付ける線。背景との区別を明確にし、可読性を上げる。

:::merit 縁取りを使うメリット

  • どんな背景でも読みやすい
  • 文字が目立つ
  • 素人感が減る
  • ブランディングに使える :::

14. ドロップシャドウ(Drop Shadow)

文字の背後に付ける影。立体感を出し、背景から浮き出させる効果。

15. カーニング(Kerning)

特定の文字間の距離を調整すること。タイトルテロップで重要。

16. 行間/リーディング(Leading)

行と行の間隔。複数行のテロップで読みやすさに影響。


【色・配色】印象を決める5用語

17. カラーパレット(Color Palette)

動画全体で使う色の組み合わせ。統一感を出すために重要。

18. 補色(Complementary Color)

色相環で反対側に位置する色。組み合わせると互いが際立つ。例:青と黄色。

19. 彩度(Saturation)

色の鮮やかさ。YouTubeサムネイルは高彩度が好まれる傾向。

20. 明度(Brightness)

色の明るさ。テロップは背景より明るいか暗いか、どちらかにはっきりさせる。

21. グラデーション(Gradient)

色が徐々に変化する表現。サムネイルの背景やテロップに使用されることが多い。


【レイアウト・構図】バランスの良い配置4用語

22. 三分割法(Rule of Thirds)

画面を縦横3等分し、交点や線上に重要な要素を配置する構図テクニック。

23. シンメトリー(Symmetry)

左右または上下が対称なデザイン。安定感や信頼感を与える。

24. アシンメトリー(Asymmetry)

意図的に非対称にしたデザイン。動きや緊張感を与える。

25. ジャンプ率(Jump Rate)

大きい要素と小さい要素のサイズ差。差が大きいとメリハリが出る。


:::demerit デザイン用語を知らないと起こる問題

  • サムネイルのクリック率が上がらない
  • テロップが読みにくいと言われる
  • 「なんかダサい」の原因がわからない
  • 修正の指示が理解できない :::

動画編集者がデザイン用語を学ぶ3つのメリット

1. サムネイルのCTRが上がる

なぜクリックされるのかを理論的に理解できるようになり、効果的なサムネイルが作れます。

2. テロップのクオリティが上がる

フォント選び、縁取り、配置など、プロっぽいテロップが作れるようになります。

3. 他のクリエイターと差がつく

デザイン知識のある動画編集者は希少価値が高いです。単価アップにもつながります。

【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選 - 画像3【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選 - 画像4


よくある質問

:::qa Q. 動画編集ソフトだけでデザインは学べませんか?

A. ツールの操作と、デザインの知識は別物です。Premiere ProやAfter Effectsの使い方を覚えても、「なぜこの配置がいいのか」「なぜこの色が目立つのか」はわかりません。用語と理論を学ぶことで、ツールの使い方も意味のある使い方になります。 :::

:::qa Q. サムネイルはPhotoshopで作るべきですか?

A. Photoshopが最も自由度が高いですが、Canvaでも十分なクオリティのサムネイルが作れます。重要なのはツールではなく、デザインの知識です。用語を理解していれば、どのツールでも効果的なサムネイルが作れます。 :::

:::qa Q. 動画編集者がまず覚えるべき用語は?

A. コントラスト、可読性、フォント、余白の4つが最優先です。これらはサムネイルでもテロップでも使う基本概念だからです。 :::


まとめ

:::summary 動画編集者が覚えるべきデザイン用語

  1. サムネイル用語(コントラスト、可読性、セーフエリア)でCTRアップ
  2. テロップ用語(フォント、縁取り、ドロップシャドウ)で読みやすさ向上
  3. 配色用語(カラーパレット、補色、彩度)で印象的なビジュアルに
  4. 構図用語(三分割法、シンメトリー)でバランスの良い配置

デザイン用語を知っているだけで、サムネイルもテロップも格段にクオリティが上がります。 :::

:::cta 動画編集者のためのスキマ時間学習 デザ単:デザイン単語帳 App【動画編集者向け】サムネイル・テロップで使うデザイン用語25選 - 画像5 :::


関連記事


※ 画像出典:Unsplash(Jakob Owens)

よくある質問

Q動画編集者にデザイン用語は必要ですか?
A
非常に重要です。YouTube サムネイルやテロップのクオリティは、視聴回数やエンゲージメントに直結します。デザインの基礎用語を知っていると、より効果的なビジュアルが作れるようになります。
QPhotoshopとPremiere、どちらの用語を覚えるべき?
A
両方覚えることをおすすめします。サムネイル制作にはPhotoshop、テロップやモーショングラフィックスにはPremiere ProやAfter Effectsを使うため、両方のツールに関連するデザイン用語が必要になります。
Q再生回数が伸びるサムネイルのポイントは?
A
「コントラスト」「可読性」「視線誘導」の3つが重要です。背景と文字のコントラストを高め、テキストを読みやすくし、見る人の目を引く配置にすることで、クリック率が上がります。
Qデザイン用語をどう学べばいいですか?
A
デザイン単語帳で基礎用語を覚えながら、実際にサムネイルを作る練習をするのが効果的です。クリック率の高いサムネイルを分析する際にも、用語を知っていると「なぜ良いのか」が理解できます。

この記事で紹介したサービス

デザ単:デザイン単語帳

※ 詳細な情報は公式サイトでご確認ください

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

あわせて読みたい

こちらの記事もおすすめ