メインコンテンツへスキップ
AIがブラウザを自動操作する時代|Vercel「agent-browser」に見る配信者のワークフロー革命

AIがブラウザを自動操作する時代|Vercel「agent-browser」に見る配信者のワークフロー革命

公開日
読了目安4

AIがブラウザを自動操作する時代|Vercel「agent-browser」に見る配信者のワークフロー革命

ブラウザ自動化のイメージ

毎日の配信準備で、こんな作業に時間を取られていませんか?

  • SNS各プラットフォームに配信告知を投稿
  • YouTubeアナリティクスで数字を確認
  • 競合チャンネルの動向チェック
  • 配信プラットフォームのタイトル・カテゴリ設定

これらすべてを、AIが自動でやってくれる時代が来つつあります。

Next.jsの開発元として知られるVercelが、AIエージェント向けブラウザ自動操作ツール「agent-browser」をオープンソースで公開しました。Rustで書かれた高速CLIで、AIがWebブラウザを人間のように操作できるようになります。

この記事でわかること
  • agent-browserの仕組みと特徴
  • AIブラウザ自動化で配信者が自動化できること
  • 具体的な活用シーン5選
  • 導入のハードルと始め方

agent-browserとは|AIの「手」になるツール

agent-browserは、AIエージェントがWebブラウザを操作するためのCLIツールです。これまでAIは「テキストを生成する」ことはできても、「Webサイトのボタンをクリックする」「フォームに入力する」といったブラウザ操作は苦手でした。

agent-browserはその壁を壊すツールです。

agent-browser基本情報
開発元Vercel Labs
ライセンスオープンソース
言語Rust(高速)+ Node.jsフォールバック
対応ブラウザChromium
インストールnpm install -g agent-browser
核心機能snapshot + refs(アクセシビリティツリーから要素を参照)

何がすごいのか

従来のブラウザ自動操作ツール(Selenium、Puppeteerなど)は、要素のCSSセレクタやXPathを指定する必要があり、プログラマー向けでした。

agent-browserの画期的な点はsnapshot + refsシステムです。

snapshot + refsの仕組み 1. `agent-browser snapshot` でページのアクセシビリティツリーを取得 2. 各要素に `@e1`、`@e2` のような参照IDが自動付与される 3. AIがツリーを読んで「@e3をクリック」と判断し実行 4. CSSセレクタの知識が不要で、AIが「見た目」で操作対象を判断できる

配信者が自動化できること5選

テクノロジー

1. SNS一括投稿の自動化

配信告知をX、Discord、Instagram、YouTubeコミュニティに一括投稿。それぞれのプラットフォームにログインし、テキストと画像を投稿するまでの操作をスクリプト化できます。

  • 5つのSNSに投稿する作業が15分→1分
  • 投稿時間を予約設定にすれば、完全自動化も可能
  • 各プラットフォームに合わせた文面の自動調整もAIと組み合わせ可能

2. アナリティクスデータの自動収集

YouTube Studio、Twitch Dashboard、X Analyticsなど複数のダッシュボードから数字を自動取得し、スプレッドシートにまとめます。

3. 配信プラットフォームの事前設定

Twitch/YouTubeの配信タイトル、カテゴリ、タグを事前に設定。配信開始前の「おまじない作業」をゼロにできます。

4. 競合分析の自動化

他の配信者のチャンネルページを定期巡回し、タイトルの付け方、サムネイルのトレンド、配信時間帯などのデータを自動収集。

5. コンテンツ素材の自動ダウンロード

フリー素材サイトから配信に使う画像・音楽を自動検索・ダウンロード。サムネイル制作の素材集めを効率化します。

AIブラウザ自動化の注意点

  • 規約違反のリスク: 各プラットフォームの利用規約で自動操作が禁止されている場合がある
  • アカウントBANの可能性: 過度な自動操作はスパムと判定されるリスク
  • 2段階認証の壁: ログイン時に2FAが求められる場合、完全自動化は難しい
  • UIの変更に弱い: プラットフォーム側のデザイン変更で動作しなくなることがある
重要: 自動化ツールを使う際は、各プラットフォームの利用規約を必ず確認してください。特にSNSへの自動投稿は、公式APIを使う方が安全です。agent-browserは、APIが提供されていない操作の自動化に最適です。

始め方|AIコーディングツールとの組み合わせ

agent-browser単体でも使えますが、Claude CodeやCursorと組み合わせるのが最強です。

    AIエージェント時代の配信者像

    まとめ

    Vercelのagent-browserは、AIが「見て、判断して、操作する」能力を配信者にも開放するツールです。

    配信者にとってのポイント:

    1. 日常のルーティン作業を自動化して、コンテンツ制作に集中できる
    2. データ収集・分析を自動化して、戦略的なチャンネル運営が可能に
    3. 技術的なハードルは低下中:AIコーディングツールと組み合わせれば非エンジニアでも活用可能
    4. ただし規約順守は必須:自動化の対象と範囲は慎重に選ぶ

    「配信者はコンテンツを作る人」——その本質に集中するために、それ以外の作業はAIに任せる。agent-browserのようなツールは、そんな未来を現実のものにしつつあります。

    画像クレジット

    本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

    • ブラウザ自動化のイメージ: Photo by Unsplash contributor on Unsplash
    • テクノロジー: Photo by Unsplash contributor on Unsplash

    よくある質問

    Qagent-browserとは何ですか?
    A
    Vercel Labsが公開したオープンソースのブラウザ自動操作CLIツールです。AIエージェントがWebブラウザを人間のように操作できるよう設計されており、Rustで高速に動作します。スクリーンショット取得、要素のクリック、テキスト入力などをコマンドラインから実行できます。
    Qプログラミングができなくても使えますか?
    A
    gent-browser自体はCLIツールなので、コマンドラインの基本操作が必要です。ただし、Claude CodeなどのAIコーディングツールと組み合わせれば、日本語の指示だけで自動化スクリプトを作成できます。
    Q配信者の作業をどのように自動化できますか?
    A
    SNSへの定期投稿、YouTubeアナリティクスのデータ自動収集、配信プラットフォームの設定変更、競合チャンネルの分析、サムネイル用素材の自動ダウンロードなど、ブラウザで行う作業の多くを自動化できます。

    この記事を書いた人

    TK

    モリミー

    Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

    都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

    この記事と一緒に使いたいツール

    あわせて読みたい

    こちらの記事もおすすめ