【2025年版】動画編集用PCスペック完全ガイド|用途別おすすめ構成と選び方
動画編集用PCスペック完全ガイド|用途別おすすめ構成と選び方
「動画編集を始めたいけど、どんなPCが必要なの?」「今のPCで4K編集できる?」
YouTube動画の制作やゲーム実況、VTuber活動など、動画編集の需要は年々高まっています。しかし、動画編集には相応のPCスペックが必要で、選び方を間違えると「編集中にカクカクする」「書き出しに何時間もかかる」といった問題に悩まされることになります。
この記事では、動画編集に必要なPCスペックを用途別に徹底解説します。予算に合わせた最適な構成の選び方がわかります。
- 動画編集に必要なPCスペックの基礎知識
- CPU・GPU・メモリなど各パーツの選び方
- 用途別(フルHD/4K/ゲーム実況)推奨スペック
- 予算別おすすめPC構成
- デスクトップ vs ノートPCの選択基準
動画編集PCに必要なスペックの基本
動画編集の快適さは、PC各パーツの性能バランスで決まります。まずは基本となるパーツの役割を理解しましょう。
各パーツの役割と重要度
| パーツ | 役割 | 動画編集での重要度 |
|---|---|---|
| CPU | 編集作業全般、エフェクト処理、エンコード | ★★★★★ |
| GPU | プレビュー再生、カラーグレーディング、エンコード支援 | ★★★★☆ |
| メモリ | 編集データの一時保存、マルチタスク | ★★★★☆ |
| ストレージ | 素材・プロジェクトの保存、読み書き速度 | ★★★★☆ |
| 電源 | 安定した電力供給 | ★★★☆☆ |
解像度別の負荷の違い
動画の解像度が上がるほど、必要なスペックも高くなります。
| 解像度 | ピクセル数 | データ量(目安) | 必要スペック |
|---|---|---|---|
| フルHD(1080p) | 約207万 | 基準 | エントリー〜ミドル |
| WQHD(1440p) | 約368万 | 1.8倍 | ミドル |
| 4K(2160p) | 約829万 | 4倍 | ミドル〜ハイエンド |
| 8K(4320p) | 約3,318万 | 16倍 | ハイエンド |
CPU(プロセッサ)の選び方
CPUは動画編集において最も重要なパーツです。編集作業、エフェクト適用、書き出しなど、あらゆる処理に影響します。
2025年おすすめCPU一覧
| ランク | Intel | AMD | 用途目安 |
|---|---|---|---|
| エントリー | Core i5-14400F | Ryzen 5 7600 | フルHD編集 |
| ミドル | Core i7-14700F | Ryzen 7 7700X | 4K編集入門 |
| ハイエンド | Core i9-14900K | Ryzen 9 7950X | 4K本格編集 |
| プロ向け | Core i9-14900KS | Ryzen 9 7950X3D | 8K・複雑なエフェクト |
Intel vs AMD どちらを選ぶ?
Intelがおすすめの人
- Premiere Proをメインで使う(最適化が進んでいる)
- 安定性を重視する
- Quick Sync(ハードウェアエンコード)を活用したい
AMDがおすすめの人
- コストパフォーマンスを重視する
- DaVinci Resolveをメインで使う
- マルチスレッド性能を重視する
コア数とクロック周波数の考え方
| 処理内容 | 重要な要素 |
|---|---|
| タイムライン編集 | シングルスレッド性能 |
| エフェクト適用 | マルチスレッド性能 |
| プレビュー再生 | シングル + GPU |
| 書き出し(エンコード) | マルチスレッド性能 |
動画編集ではマルチスレッド性能が重要ですが、編集中のレスポンスにはシングルスレッド性能も影響します。コア数とクロック周波数のバランスが取れたCPUを選びましょう。
GPU(グラフィックボード)の選び方
GPUは動画編集において、プレビュー再生の滑らかさやカラーグレーディング、エンコード時間に大きく影響します。
2025年おすすめGPU一覧
| ランク | NVIDIA | 用途目安 | VRAM |
|---|---|---|---|
| エントリー | RTX 4060 | フルHD編集 | 8GB |
| ミドル | RTX 4070 | 4K編集 | 12GB |
| ハイエンド | RTX 4080 | 4K本格編集 | 16GB |
| プロ向け | RTX 4090 | 8K・3DCG | 24GB |
NVIDIA vs AMD:動画編集ではNVIDIAが有利
動画編集においては、NVIDIAのGPUが圧倒的に有利です。
| 機能 | NVIDIA | AMD |
|---|---|---|
| CUDA対応 | ◎ | × |
| Premiere Pro最適化 | ◎ | △ |
| DaVinci Resolve対応 | ◎ | ○ |
| NVENC(ハードウェアエンコード) | ◎ | △(AMF) |
| AI機能(ノイズ除去等) | ◎ | △ |
VRAMの目安
| 編集内容 | 必要VRAM |
|---|---|
| フルHD編集 | 4GB〜 |
| 4K編集 | 8GB〜 |
| 4K + カラーグレーディング | 12GB〜 |
| 8K編集・3DCG合成 | 16GB〜 |
メモリ(RAM)の選び方
メモリは編集中のデータを一時的に保存する場所です。不足すると動作が重くなったり、フリーズの原因になります。
用途別メモリ容量の目安
| 用途 | 推奨容量 | 備考 |
|---|---|---|
| フルHD編集のみ | 16GB | 最低限の目安 |
| 4K編集 | 32GB | 余裕を持った運用 |
| 4K + After Effects | 64GB | 複雑なエフェクト処理 |
| 8K編集・プロ用途 | 128GB | 大規模プロジェクト |
メモリの規格と速度
| 規格 | 速度(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| DDR4-3200 | 3200MHz | コスパ◎、十分な性能 |
| DDR5-4800 | 4800MHz | 新規格、将来性◎ |
| DDR5-6000 | 6000MHz | 高速、Ryzen向け |
DDR5の方が高速ですが、DDR4でも動画編集には十分な性能があります。新規でPC組む場合はDDR5対応マザーボードがおすすめです。
ストレージの選び方
動画編集では大量のデータを読み書きするため、ストレージの速度と容量が重要です。
ストレージの種類と特徴
| 種類 | 読み込み速度 | 用途 | 価格(1TBあたり) |
|---|---|---|---|
| NVMe SSD(Gen4) | 〜7,000MB/s | システム・編集用 | 10,000〜15,000円 |
| NVMe SSD(Gen3) | 〜3,500MB/s | システム・編集用 | 8,000〜12,000円 |
| SATA SSD | 〜550MB/s | 素材保存 | 7,000〜10,000円 |
| HDD | 〜200MB/s | アーカイブ用 | 3,000〜5,000円 |
おすすめのストレージ構成
動画編集には複数ドライブ構成がおすすめです。
| ドライブ | 用途 | 推奨容量 |
|---|---|---|
| Cドライブ(NVMe) | OS・ソフト | 500GB〜1TB |
| Dドライブ(NVMe/SATA SSD) | 編集中プロジェクト | 1TB〜2TB |
| Eドライブ(HDD/外付け) | 素材アーカイブ | 4TB〜 |
用途別おすすめスペック
フルHD編集(YouTube入門者向け)
| パーツ | スペック |
|---|---|
| CPU | Core i5-14400F / Ryzen 5 7600 |
| GPU | RTX 4060(8GB) |
| メモリ | 16GB DDR4/DDR5 |
| ストレージ | NVMe SSD 500GB + HDD 2TB |
| 予算目安 | 12〜18万円 |
このスペックで可能なこと:
- フルHD 60fps動画編集
- 基本的なカット編集・テロップ入れ
- 簡単なエフェクト・トランジション
- 書き出し時間:10分動画で5〜10分程度
4K編集(本格YouTuber向け)
| パーツ | スペック |
|---|---|
| CPU | Core i7-14700F / Ryzen 7 7700X |
| GPU | RTX 4070(12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB + SSD 2TB |
| 予算目安 | 25〜35万円 |
このスペックで可能なこと:
- 4K 60fps動画編集
- カラーグレーディング
- モーショングラフィックス
- 書き出し時間:10分4K動画で10〜15分程度
ゲーム実況者向け
| パーツ | スペック |
|---|---|
| CPU | Core i7-14700KF / Ryzen 7 7800X3D |
| GPU | RTX 4070 Ti SUPER(16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB + HDD 4TB |
| 予算目安 | 30〜40万円 |
ゲーム実況者はゲームプレイ + 録画 + 配信を同時に行うため、通常の動画編集よりも高いスペックが必要です。
VTuber向け
| パーツ | スペック |
|---|---|
| CPU | Core i9-14900K / Ryzen 9 7950X |
| GPU | RTX 4080(16GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB + SSD 4TB |
| 予算目安 | 45〜60万円 |
VTuber活動では以下を同時に処理する必要があります:
- Live2D/3Dアバター描画
- ゲームプレイ
- 配信ソフト(OBS)
- 音声処理(ボイスチェンジャー等)
プロ・業務用途
| パーツ | スペック |
|---|---|
| CPU | Core i9-14900KS / Ryzen 9 7950X3D |
| GPU | RTX 4090(24GB) |
| メモリ | 128GB DDR5 |
| ストレージ | NVMe SSD 2TB x2(RAID) + NAS |
| 予算目安 | 80万円〜 |
映像制作会社、映画制作、8K編集などプロ用途向けのスペックです。
予算別おすすめ構成
10万円台:入門者向け構成
CPU: Core i5-14400F(約25,000円)
GPU: RTX 4060(約45,000円)
メモリ: DDR4-3200 16GB(約6,000円)
マザーボード: B660チップセット(約12,000円)
ストレージ: NVMe SSD 500GB(約6,000円)
ケース: ミドルタワー(約6,000円)
電源: 650W 80+ Bronze(約8,000円)
---
合計: 約108,000円
20万円台:4K編集対応構成
CPU: Core i7-14700F(約55,000円)
GPU: RTX 4070(約85,000円)
メモリ: DDR5-5600 32GB(約15,000円)
マザーボード: B760チップセット(約18,000円)
ストレージ: NVMe SSD 1TB(約10,000円)
ケース: ミドルタワー(約8,000円)
電源: 750W 80+ Gold(約12,000円)
---
合計: 約203,000円
30万円台:ハイエンド構成
CPU: Core i9-14900K(約85,000円)
GPU: RTX 4080(約160,000円)
メモリ: DDR5-6000 64GB(約30,000円)
マザーボード: Z790チップセット(約35,000円)
ストレージ: NVMe SSD 2TB(約18,000円)
ケース: フルタワー(約15,000円)
電源: 1000W 80+ Gold(約20,000円)
CPUクーラー: 簡易水冷360mm(約15,000円)
---
合計: 約378,000円
デスクトップ vs ノートPC
比較表
| 項目 | デスクトップ | ノートPC |
|---|---|---|
| 性能(同価格) | ◎ 高い | △ やや低い |
| 拡張性 | ◎ 高い | × ほぼなし |
| 携帯性 | × なし | ◎ 高い |
| 冷却性能 | ◎ 高い | △ 制限あり |
| コスパ | ◎ 良い | △ やや悪い |
| 省スペース | △ 場所必要 | ◎ 省スペース |
ノートPCを選ぶべき人
- 外出先で編集作業が必要
- 自宅に設置スペースがない
- 打ち合わせで画面を見せる機会が多い
ノートPCおすすめスペック
| パーツ | 推奨スペック |
|---|---|
| CPU | Core i7-13700H / Ryzen 7 7840HS以上 |
| GPU | RTX 4060 Laptop以上 |
| メモリ | 32GB以上 |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB以上 |
| ディスプレイ | 15.6インチ以上、sRGB 100%以上 |
BTOパソコン vs 自作PC
BTOパソコンのメリット・デメリット
- 組み立て不要、すぐ使える
- 保証・サポートが充実
- パーツ相性問題を心配しなくていい
- 電話やチャットでサポート受けられる
- 自作より少し割高
- カスタマイズに制限がある
- パーツメーカーを選べないことが多い
自作PCのメリット・デメリット
- パーツを自由に選べる
- コストを抑えやすい
- 知識がつく
- アップグレードしやすい
- 組み立て作業が必要
- トラブル時は自己解決
- パーツ相性問題のリスク
初心者にはBTOがおすすめ
動画編集用PCを初めて購入する場合は、BTOパソコンがおすすめです。主なBTOショップ:
- ドスパラ(GALLERIA)
- マウスコンピューター(G-Tune)
- パソコン工房(LEVEL∞)
- FRONTIER
動画編集ソフト別の推奨スペック
Adobe Premiere Pro
| レベル | CPU | GPU | メモリ |
|---|---|---|---|
| 最小 | 第8世代以降 | GTX 1650 | 8GB |
| 推奨 | Core i7以上 | RTX 3060以上 | 16GB |
| 快適 | Core i9 / Ryzen 9 | RTX 4070以上 | 32GB |
DaVinci Resolve
| レベル | CPU | GPU | メモリ |
|---|---|---|---|
| 最小 | 第7世代以降 | GTX 1060 | 16GB |
| 推奨 | Core i7以上 | RTX 3070以上 | 32GB |
| 快適 | Core i9 / Ryzen 9 | RTX 4080以上 | 64GB |
DaVinci Resolveは特にGPU依存が高いソフトです。カラーグレーディングを本格的に行う場合はVRAM 12GB以上のGPUをおすすめします。
各ソフトの詳細ガイド
動画編集ソフトの詳しい使い方は以下の記事をご覧ください:
よくある質問
まとめ
まとめ
動画編集用PCのスペック選びで重要なポイントをまとめます。基本原則
- CPUとGPUのバランスが重要
- メモリは余裕を持って32GB以上推奨
- ストレージはSSD必須、できれば複数構成
予算別の目安
- 10〜15万円:フルHD編集入門
- 20〜30万円:4K編集対応
- 40万円〜:プロ・業務用途
初心者へのアドバイス
- 迷ったらBTOパソコンから始める
- 最初から高スペックすぎる必要はない
- あとからGPUやメモリは増設可能
動画編集の世界は日々進化しています。最新のPCスペック情報や編集テクニックについては、当サイトの他の記事もぜひ参考にしてください。
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