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【2025年最新】Kling AIの使い方完全ガイド|登録から動画生成まで初心者向けに徹底解説

公開日
読了目安16

動画生成AI「Kling AI(クリンAI)」を使ってみたいけど、使い方がわからない...そんな初心者の方に向けて、登録方法から実際の動画生成までを画像付きで徹底解説します。

Kling AIは無料で始められ、テキストや画像から高品質な動画を自動生成できる便利なサービスです。本記事を読めば、今日からKling AIで動画を作れるようになります。

Kling AIの登録方法【3ステップで完了】

まずはKling AIのアカウントを作成しましょう。メールアドレスだけで簡単に登録できます。

ステップ1:公式サイトにアクセス

Kling AI公式サイトhttps://klingai.com/)にアクセスします。

トップページが表示されたら、右上の「Sign Up」ボタンをクリックします。

登録前の確認事項
- 登録に中国の電話番号は不要(以前は必要でしたが、現在は不要) - メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録可能 - 18歳以上であることが利用条件

ステップ2:アカウント情報を入力

登録方法は以下の3つから選べます。

登録方法手順おすすめ度
Googleアカウント「Continue with Google」をクリック★★★(最も簡単)
Appleアカウント「Continue with Apple」をクリック★★☆
メールアドレスメールアドレスとパスワードを入力★★☆

Googleアカウントでの登録が最も簡単です。ワンクリックで登録が完了します。

メールアドレスで登録する場合:

  1. メールアドレスを入力
  2. パスワードを設定(8文字以上推奨)
  3. 「Send Code」をクリックして認証コードを取得
  4. メールに届いた認証コードを入力
  5. 「Sign Up」をクリック

ステップ3:プランを選択

【重要】無料クレジット廃止について

    登録が完了すると、ダッシュボードに移動します。新規ユーザーの場合は、動画を生成するために有料プランへの加入が必要です。

    おすすめの有料プラン
    プラン月額料金クレジットおすすめ度
    Standard$6.99〜$10660/月初心者におすすめ
    Pro$25.99〜$373,000/月頻繁に使う方向け

    これで登録完了です!有料プランに加入したら、さっそく動画を生成してみましょう。

    Kling AIの基本画面の見方

    ダッシュボードの基本的な構成を理解しておきましょう。

    メインメニュー

    メニュー機能
    AI Videos動画生成機能(メイン機能)
    AI Images画像生成機能
    AI Effectsエフェクト機能
    My Creations生成した作品の一覧
    Membershipプランの確認・変更

    動画生成モードの種類

    「AI Videos」を選択すると、以下の生成モードが表示されます。

    動画生成モードの種類
    モード概要用途
    Text to Videoテキストから動画を生成アイデアを映像化
    Image to Video画像から動画を生成写真に動きを付ける
    Lip Sync口パクを音声に同期解説動画、キャラクター動画
    Video Extension既存動画を延長動画を長くしたい時
    Elementsキャラクター・オブジェクト指定一貫性のある動画制作

    Text to Video(テキストから動画)の使い方

    最も基本的な機能「Text to Video」の使い方を解説します。

    基本的な手順

    1. 「AI Videos」→「Text to Video」を選択
    2. プロンプト欄に動画の説明を入力(英語推奨)
    3. 各種設定を調整
    4. 「Generate」をクリック

    プロンプト入力のコツ

    効果的なプロンプトの書き方
    5W1Hを意識する: - Who(誰が):「A young woman with long brown hair」 - What(何を):「walking through the street」 - Where(どこで):「in Tokyo at night」 - When(いつ):「during sunset」 - Why(なぜ):(動機があれば追加) - How(どのように):「slowly and elegantly」

    プロンプト例文集

    以下は、実際に使えるプロンプト例です。

    1. 人物系

    A beautiful Japanese woman in her 20s with long black hair, wearing a white summer dress, walking along the beach at sunset. The wind gently blows her hair. Cinematic lighting, 4K quality.
    

    2. 風景系

    Aerial drone shot of Mount Fuji at sunrise, with clouds flowing around the peak. Cherry blossoms in the foreground. Peaceful and majestic atmosphere. 8K ultra HD.
    

    3. 商品・プロダクト系

    A sleek smartphone rotating slowly on a white pedestal, with soft studio lighting. Product advertisement style, professional, clean background.
    

    4. アニメ・イラスト系

    Anime style, a cat girl character with pink hair and blue eyes, sitting by the window in a cozy cafe, reading a book. Warm afternoon light, ghibli inspired art style.
    

    設定オプションの解説

    Text to Video 設定項目
    設定項目選択肢おすすめ
    ModelKling 1.0 / 1.5 / 1.6 / 2.0 / 2.12.1(最新)
    ModeStandard / ProfessionalまずはStandard
    Duration5秒 / 10秒5秒(初心者向け)
    Aspect Ratio16:9 / 9:16 / 1:1用途に合わせて
    Creativity0.0〜1.00.5(デフォルト)

    Creativity(創造性)の目安:

    • 0.3以下:プロンプトに忠実
    • 0.5(推奨):バランス良い
    • 0.7以上:AIの自由度が高い(破綻リスクも上がる)

    ネガティブプロンプトの活用

    Negative Prompt」欄に、動画に含めたくない要素を指定できます。

    blur, low quality, distorted face, extra fingers, watermark, text, logo
    

    よく使うネガティブプロンプト:

    • blur - ぼやけ防止
    • low quality - 低品質防止
    • distorted face - 顔の歪み防止
    • extra fingers - 指の異常防止
    • watermark - 透かし防止

    Image to Video(画像から動画)の使い方

    静止画に動きを付ける「Image to Video」機能の使い方です。

    基本的な手順

    1. 「AI Videos」→「Image to Video」を選択
    2. 画像をアップロード(ドラッグ&ドロップまたはクリック)
    3. プロンプトで動きを指定
    4. 必要に応じてMotion Brush/Camera Controlを設定
    5. 「Generate」をクリック

    対応画像形式

    形式対応
    JPG/JPEG
    PNG
    WebP
    GIF(静止画として)

    推奨サイズ:1024×1024ピクセル以上、アスペクト比は出力と合わせる

    プロンプトの書き方(Image to Video)

    画像から動画を生成する場合、プロンプトは「どう動いてほしいか」を指定します。

    例1:人物の写真を動かす

    The woman smiles gently and turns her head slightly to the left, then looks directly at the camera.
    

    例2:風景写真を動かす

    Clouds slowly moving across the sky, leaves gently swaying in the breeze.
    

    例3:商品写真を動かす

    The product rotates 360 degrees slowly, with soft reflections on the surface.
    

    Motion Brush(モーションブラシ)の使い方

    Motion Brushは、画像の特定の部分だけに動きを付けられる機能です。

    Motion Brushの対応モデル
    Motion Brush機能はKling 1.0およびKling 1.5モデルでのみ使用可能です。Kling 1.6以降では現在非対応です。

    使い方の手順

    1. Image to Videoで画像をアップロード
    2. モデルを「Kling 1.5」に設定
    3. 「Motion Brush」をクリック
    4. 「Draw Motions」をクリック
    5. Area1〜6を選択して、動かしたい部分を塗る
    6. 矢印で動きの方向を指定
    7. 動かしたくない部分があれば「Static Area」で指定
    8. 「Generate」をクリック

    活用例

    シーンMotion Brushの使い方
    人物の写真で髪だけ揺らす髪の部分だけをArea1で塗り、風になびく方向の矢印を指定
    風景で雲だけ動かす雲の部分をArea1で塗り、横方向の矢印を指定
    水面だけ揺らす水面をArea1で塗り、波紋の動きを指定
    Motion Brushのコツ
    - 最大6つのエリア(Area1〜6)を指定可能 - 異なる方向に動かしたい部位は別のエリアで指定 - 動かしたくない部分はStatic Areaで固定 - 塗りは大まかでOK(AIが自動で認識)

    Camera Control(カメラコントロール)の使い方

    Camera Controlは、カメラワークを指定して動画を生成する機能です。

    Camera Controlの対応モデル
    Camera Control機能はKling 1.5モデルのProfessional Modeでのみ使用可能です。

    利用可能なカメラワーク

    カメラコントロールの種類
    カメラワーク効果活用シーン
    Horizontal(水平移動)カメラが左右に移動パノラマ風景
    Vertical(垂直移動)カメラが上下に移動建物の全景
    Zoom In被写体に近づく注目させたい時
    Zoom Out被写体から遠ざかる全体を見せたい時
    Pan(パン)水平方向に回転広い空間の紹介
    Tilt(チルト)垂直方向に回転高さのある被写体
    Roll(ロール)カメラが被写体を追うダイナミックな演出

    使い方の手順

    1. Image to Videoで画像をアップロード
    2. モデルを「Kling 1.5」に設定
    3. Modeを「Professional」に設定
    4. 「Camera Movement」セクションを開く
    5. 希望のカメラワークを選択
    6. 強度(Intensity)を調整(弱・中・強)
    7. 「Generate」をクリック

    Lip Sync(リップシンク)の使い方

    Lip Sync機能を使えば、キャラクターや人物の口の動きを音声に同期させることができます。

    基本的な手順

    1. 「AI Videos」→「Lip Sync」を選択
    2. 画像または動画をアップロード
    3. 音声を入力(テキスト入力 or 音声ファイル)
    4. 感情を選択
    5. 「Generate」をクリック

    音声入力の方法

    方法手順対応言語
    Text to Speechテキストを入力→自動で音声生成英語・中国語
    Audio Upload音声ファイルをアップロード各種言語

    選択可能な感情

    Lip Sync 感情設定
    感情英語名特徴
    中立Neutral無表情
    幸せHappy笑顔
    悲しみSad悲しい表情
    怒りAngry怒った表情
    恐怖Fear怖がった表情
    嫌悪Disgust嫌悪の表情
    驚きSurprise驚いた表情
    Lip Syncのコツ
    - 顔がはっきり見える画像を使用 - 口元が隠れていない画像を選ぶ - テキストは短いフレーズに区切ると自然 - 日本語音声はAudio Uploadで対応

    クレジット消費量と節約のコツ

    効率的にクレジットを使うためのポイントを解説します。

    クレジット消費量一覧

    機能別クレジット消費量
    機能モード5秒10秒
    Text to Video(Kling 1.0)Standard1020
    Text to Video(Kling 2.1)Standard2040
    Text to Video(全バージョン)Professional3570
    Image to Video(Kling 1.5)Professional3570
    Image(画像生成)-1.8-

    クレジット節約のコツ

    クレジットを節約する方法
      クレジットの無駄遣いを避ける
      • 10秒動画は失敗時のダメージが大きい
      • Professional + 10秒(70クレジット)は慎重に
      • 不明確なプロンプトでの試行錯誤は避ける

      生成した動画のダウンロード方法

      生成が完了した動画は、以下の手順でダウンロードできます。

      1. 「My Creations」タブをクリック
      2. ダウンロードしたい動画を選択
      3. 「Download」ボタンをクリック
      4. MP4形式でダウンロード開始
      ダウンロードの注意点
      - 無料プランの動画には透かし(ウォーターマーク)が入ります - 生成した動画は一定期間後に削除される可能性があるため、早めにダウンロードしましょう - 高画質でダウンロードするには有料プランが必要な場合があります

      よくあるトラブルと解決方法

      動画が生成されない

      「Generate」を押しても動画が生成されません
      クレジットが足りているか確認 プロンプトが空になっていないか確認 禁止ワードが含まれていないか確認 サーバー混雑時は時間をおいて再試行

      生成結果が期待と違う

      思ったような動画になりません
      プロンプトをより具体的に書き直す ネガティブプロンプトで不要な要素を除外 Creativity値を調整(0.5前後がおすすめ) 別のモデルを試す(Kling 1.5、2.0など)

      人物の顔が歪む

      生成された人物の顔が不自然です
      ネガティブプロンプトに`distorted face, deformed`を追加 正面を向いた画像を使用(Image to Videoの場合) Professional モードを使用 Creativity値を下げる(0.3〜0.4)

      日本語でプロンプトを書きたい

      日本語でプロンプトを入力できますか?
      日本語でも入力可能ですが、英語の方が精度が高いです。日本語で書いたプロンプトを翻訳ツール(DeepLなど)で英語に変換してから入力することをおすすめします。

      プロンプトテンプレート集

      すぐに使えるプロンプトテンプレートをまとめました。コピーして使ってください。

      人物・ポートレート

      A [年齢] [性別] with [髪の色/スタイル], wearing [服装], [動作]. [場所]. [雰囲気/照明]. Cinematic, 4K quality.
      

      例:

      A 25-year-old woman with long black hair, wearing a red dress, smiling and waving her hand. In a flower garden during golden hour. Warm and romantic atmosphere. Cinematic, 4K quality.
      

      風景・自然

      [シーン] at [時間帯]. [天気/季節]. [カメラアングル]. [雰囲気]. 8K ultra HD, cinematic.
      

      例:

      A serene lake surrounded by autumn trees at sunrise. Light fog over the water. Drone shot slowly moving forward. Peaceful and majestic atmosphere. 8K ultra HD, cinematic.
      

      商品・プロダクト

      A [商品] [動き/回転] on a [背景]. [照明スタイル]. Professional product advertisement, clean and modern.
      

      例:

      A luxury watch rotating slowly on a white marble pedestal. Soft studio lighting with subtle reflections. Professional product advertisement, clean and modern.
      

      アニメ・イラスト

      Anime style, [キャラクター描写], [動作], [場所]. [アートスタイル]. High quality anime, vibrant colors.
      

      例:

      Anime style, a young girl with blue twintails wearing a school uniform, running through cherry blossom petals. Japanese high school setting. Makoto Shinkai art style. High quality anime, vibrant colors.
      

      よくある質問(FAQ)

      Kling AIは日本語に対応していますか?
      UIは英語ですが、ブラウザの翻訳機能で日本語表示は可能です。プロンプトは英語での入力が推奨されますが、日本語でも動作します。
      生成にはどれくらい時間がかかりますか?
      5秒動画で約2〜5分10秒動画で約5〜10分が目安です。サーバー混雑時はさらに時間がかかることがあります。
      スマートフォンでも使えますか?
      はい、ブラウザ版スマホアプリ版の両方で利用可能です。App StoreまたはGoogle Playからダウンロードできます。
      生成した動画をSNSに投稿できますか?
      有料プランであれば投稿可能です。無料プランの場合は透かしが入り、商用利用(収益化)は禁止されています。
      1日に何本まで動画を作れますか?
      クレジットの範囲内で無制限です。例えばStandardプラン(660クレジット/月)の場合、Standard 5秒動画なら約66本/月生成できます。※2025年2月20日以降の新規登録者には無料クレジットは付与されません。
      作った動画の著作権は誰のものですか?
      有料プランの場合、生成したコンテンツの著作権はユーザーに帰属します(入力素材の権利がある場合)。詳しくは利用規約をご確認ください。

      まとめ

      Kling AI使い方まとめ

      登録方法: 1. 公式サイト(klingai.com)にアクセス 2. GoogleアカウントまたはメールアドレスでSign Up 3. 有料プラン(Standard $6.99〜)に加入 ※2025年2月20日以降の新規登録者には無料クレジットは付与されません

      主な機能:

      • Text to Video:テキストから動画を生成
      • Image to Video:画像から動画を生成
      • Motion Brush:特定部分だけに動きを付ける
      • Camera Control:カメラワークを指定
      • Lip Sync:口パクを音声に同期

      プロンプトのコツ:

      • 5W1Hを意識して具体的に記述
      • 英語で入力すると精度が向上
      • ネガティブプロンプトで不要要素を除外
      • Creativity値は0.5がおすすめ

      クレジット節約のコツ:

      • まずは5秒動画から始める
      • Standardモードを活用
      • プロンプトを練ってから生成(やり直しを減らす)

      Kling AIは初心者でも簡単に使える動画生成AIです。最も手頃なStandardプラン($6.99〜/月)から始めて、使い方に慣れたら上位プランへのアップグレードを検討してみてください。


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      この記事を書いた人

      TK

      モリミー

      Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

      都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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