【完全版】ビットコインの歴史|0.07円から1800万円へ、17年間の軌跡を徹底解説
ビットコインの歴史|0.07円から1800万円へ、17年間の軌跡
「1BTC = 0.07円」——2009年、ビットコインに初めて価格がついた時の値段です。
それから17年。2025年10月には約1,800万円(12万6000ドル)という史上最高値を記録しました。実に約2億6000万倍の上昇です。
- ビットコイン誕生の経緯(サトシ・ナカモトの論文)
- 2009年〜2026年の価格推移と主要事件
- 4回のバブルと暴落のサイクル
- 歴史的な事件(Mt.Gox、FTX破綻など)
- ビットコインが変えた金融の常識
ビットコインの歴史を知ることは、暗号資産の本質を理解する第一歩です。これまでの17年間を、時系列で振り返っていきましょう。
第1章:誕生期(2008年〜2010年)
2008年10月31日:サトシ・ナカモトの論文発表
すべてはこの日から始まりました。
「Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)」と名乗る人物(または集団)が、暗号技術のメーリングリストに「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン:P2P電子通貨システム)と題した論文を投稿しました。
わずか9ページの論文が、金融の常識を根本から覆すことになります。
2009年1月3日:ジェネシスブロックの誕生
2009年1月3日、ビットコインのネットワークが稼働を開始。最初のブロック「ジェネシスブロック(Genesis Block)」が生成されました。
このブロックには、サトシ・ナカモトによる謎めいたメッセージが埋め込まれています:
"The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for banks" (タイムズ紙 2009年1月3日 財務大臣、銀行への2度目の救済措置を検討)
これは当時のイギリスの新聞の見出しであり、既存の金融システムへの批判と解釈されています。
2009年10月:初めて価格がつく
2009年10月12日、BitcoinTalkフォーラムで初めてビットコインに価格がつきました。
| 取引日 | 2009年10月12日 |
|---|---|
| 取引量 | 5,050 BTC |
| 取引金額 | $5.02 |
| 1BTCあたり | $0.00099(約0.07円) |
当時は「ほぼ無価値」と考えられていた時代です。
2010年5月22日:ビットコイン・ピザデー
2010年5月22日、プログラマーのラズロ・ハニェツ氏が、10,000BTCでピザ2枚を購入しました。
これは、ビットコインが実世界で使用された最初の取引として知られています。
この日は「ビットコイン・ピザデー」として、毎年5月22日にコミュニティで祝われています。
2010年7月:Mt.Gox開設
日本の渋谷に拠点を置くMt.Gox(マウントゴックス)が、ビットコイン取引所としてサービスを開始。後に世界最大の取引所となりますが、2014年に破綻することになります。
第2章:黎明期(2011年〜2013年)
2011年:初の1ドル突破
2011年2月、ビットコインは初めて1ドル(約80円)を突破しました。
同年6月には31ドル(約2,500円)まで上昇し、最初の「バブル」と「暴落」を経験。その後、2ドル台まで下落しました。
2011年4月:サトシ・ナカモトの消失
サトシ・ナカモトは2011年4月26日を最後に、一切の活動を停止しました。
「私は他のことに移る。ビットコインはギャビン(アンドレセン)とみんなの手に委ねられた」
以降、サトシ・ナカモトの正体は謎のままです。候補者として多くの人物が挙げられていますが、確定した情報はありません。
2013年:初の1,000ドル突破
2013年は、ビットコインにとって飛躍の年となりました。
- 3月:キプロス金融危機でビットコインが注目される
- 10月:中国での取引が急増
- 11月:初めて1,000ドル(約10万円)を突破
1年で約90倍の上昇を記録しました。
| 年初 | 約13ドル |
|---|---|
| 最高値(11月) | 約1,150ドル |
| 上昇率 | 約90倍 |
第3章:試練の時代(2014年〜2016年)
2014年2月:Mt.Gox破綻
2014年2月、世界最大のビットコイン取引所Mt.Goxが突如サービスを停止。約85万BTC(当時約470億円相当)が消失したと発表されました。
これは、ビットコイン史上最大の事件の一つです。
- ビットコイン価格が約50%下落
- 「ビットコイン=危険」のイメージが定着
- 規制強化の議論が加速
- 多くの投資家が資産を失う
事件後、ビットコイン価格は長期低迷期に入り、2015年初頭には200ドル台まで下落しました。
2015年〜2016年:回復と成長
Mt.Gox事件から徐々に回復し、ビットコインは着実に価値を高めていきます。
- 2015年:200〜500ドルのレンジで推移
- 2016年:500〜1,000ドルまで回復
- 2016年7月:2回目の「半減期」(マイニング報酬が半減)
半減期とは、ビットコインの新規発行量が4年に1度半減するイベントです。供給量の減少により、価格上昇の期待が高まります。
第4章:第1次バブル(2017年)
2017年:ICOブームと価格高騰
2017年は、ビットコインにとって歴史的な年となりました。
- 1月:1,000ドルを再突破
- 5月:2,000ドル突破
- 8月:ビットコインキャッシュ(BCH)の分裂
- 12月:約20,000ドル(約220万円)の史上最高値
1年で約20倍の上昇を記録しました。
同時期に「ICO(Initial Coin Offering)」ブームが発生。多くの新しい暗号資産(アルトコイン)が誕生し、市場全体が過熱しました。
2018年:バブル崩壊
2018年、ビットコインは急落。年初の約17,000ドルから、年末には約3,000ドルまで下落しました。約80%の暴落です。
多くの投資家が資産を失い、「仮想通貨バブルは終わった」と言われました。
第5章:機関投資家の参入(2019年〜2021年)
2019年〜2020年:静かな成長
2019年〜2020年は、価格は比較的安定しつつ、インフラ整備が進んだ時期です。
- 規制環境の整備
- 機関投資家向けサービスの拡充
- ビットコイン先物・オプション取引の拡大
2020年3月:コロナショック
2020年3月、新型コロナウイルスのパンデミックにより、金融市場が大暴落。ビットコインも一時50%下落し、約4,000ドルまで急落しました。
しかし、その後は急回復。各国の金融緩和政策を背景に、「デジタルゴールド」としての地位を確立していきます。
2020年〜2021年:機関投資家の本格参入
2020年後半から2021年にかけて、機関投資家が本格的にビットコインに参入しました。
- MicroStrategy:企業として大量のビットコインを購入
- Tesla:15億ドル相当のビットコインを購入
- PayPal:ビットコイン売買サービスを開始
2021年4月には約64,000ドル(約700万円)の史上最高値を更新。11月には約69,000ドル(約780万円)まで上昇しました。
第6章:冬の時代と復活(2022年〜2024年)
2022年:FTX破綻と暴落
2022年は、暗号資産業界にとって厳しい年となりました。
- 5月:Terra/Luna崩壊(約4兆円が消失)
- 6月:Three Arrows Capital破綻
- 11月:FTX破綻(世界第2位の取引所)
FTX破綻は、Mt.Gox事件に匹敵する衝撃を市場に与えました。ビットコインは約15,000ドルまで下落し、約77%の暴落となりました。
2023年:回復の始まり
2023年は、ビットコインが徐々に回復した年です。
- 規制環境の明確化
- ビットコインETF承認への期待
- 「デジタルゴールド」としての再評価
年末には約42,000ドルまで回復しました。
2024年:ETF承認とトランプ再選
2024年は、ビットコインにとって転換点となりました。
- 1月:米国でビットコイン現物ETF承認
- 4月:4回目の半減期
- 11月:トランプ大統領再選
ETF承認により、機関投資家が正式にビットコインに投資できるようになり、大量の資金が流入しました。
第7章:現在と未来(2025年〜2026年)
2025年10月:史上最高値更新
2025年10月、ビットコインは約12万6000ドル(約1,800万円)という史上最高値を記録しました。
ETFへの継続的な資金流入、トランプ政権による規制緩和期待、機関投資家の本格参入が背景にあります。
2026年2月:50%暴落
しかし、2026年2月には約50%の暴落が発生。7万ドル(約1,000万円)を割り込む場面もありました。
これは、マクロ経済の不透明感、AIブームへの疑念、レバレッジポジションの解消が重なった結果です。
| 2009年 | 約0.07円(最初の価格) |
|---|---|
| 2011年 | 約2,500円(初の1ドル突破) |
| 2013年 | 約12万円(初の1,000ドル突破) |
| 2017年 | 約220万円(第1次バブル) |
| 2021年 | 約780万円(機関投資家参入) |
| 2025年 | 約1,800万円(史上最高値) |
| 2026年2月 | 約1,000万円(暴落後) |
ビットコインの歴史から学ぶこと
1. バブルと暴落は繰り返す
ビットコインは過去に4回の大きなバブルと暴落を経験しています。
| 時期 | バブル高値 | 暴落率 | 回復期間 |
|---|---|---|---|
| 2011年 | 31ドル | -94% | 約2年 |
| 2013年 | 1,150ドル | -87% | 約3年 |
| 2017年 | 20,000ドル | -84% | 約3年 |
| 2021年 | 69,000ドル | -77% | 約2年 |
すべての暴落から回復し、新たな高値を更新してきた歴史があります。
2. 長期的には上昇トレンド
短期的な暴落はあっても、長期的には一貫して上昇しています。
- 2009年:0.07円
- 2026年:約1,000万円
- 上昇率:約1億4000万倍
3. 技術と制度は進化している
初期のビットコインと現在では、技術やインフラが大きく異なります。
- 取引所のセキュリティ向上
- 規制環境の整備
- 機関投資家向けサービスの充実
- ETFによる正式な投資手段の確立
まとめ:ビットコインの17年間
まとめ
ビットコインの歴史 まとめ誕生期(2008年〜2010年)
- 2008年:サトシ・ナカモトが論文発表
- 2009年:ジェネシスブロック誕生、初の価格は0.07円
- 2010年:ピザ2枚が10,000BTCで購入される
成長期(2011年〜2017年)
- 2011年:初の1ドル突破
- 2013年:初の1,000ドル突破
- 2014年:Mt.Gox破綻
- 2017年:第1次バブル、約20,000ドル到達
試練と復活(2018年〜2024年)
- 2018年:バブル崩壊、約80%下落
- 2022年:FTX破綻、約77%下落
- 2024年:ビットコインETF承認
現在(2025年〜2026年)
- 2025年10月:史上最高値12万6000ドル
- 2026年2月:約50%暴落、7万ドル前後
ビットコインの歴史は、バブルと暴落を繰り返しながらも、長期的には成長を続けてきた歴史です。
今回の暴落も、過去の歴史に照らせば「サイクルの一部」である可能性が高いでしょう。ただし、投資は自己責任で行ってください。
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