Twitch動画保存100時間制限への対策ガイド|ハイライト・アーカイブの管理方法【2026年版】
Twitch動画保存100時間制限への対策ガイド|ハイライト・アーカイブの管理方法
「Twitchのアーカイブが勝手に消えていた…」
「100時間制限って聞いたけど、今までの配信はどうなるの?」
「大事な配信のアーカイブを残す方法を教えてほしい…」
2026年、TwitchはVOD(Video on Demand)ストレージに100時間の上限を設けるポリシー変更を実施しました。これまでは保存期間(アフィリエイト14日、パートナー60日)さえ守れば無制限に保存できていたVODに、新たにストレージ容量の制限が加わったのです。
この変更は、長期にわたって配信を続けてきた配信者にとって大きな影響があります。特に毎日数時間の配信を行っているストリーマーは、数週間分のアーカイブしか保存できなくなる可能性があります。
本記事では、100時間ストレージ制限の詳細、影響範囲、そして大切なアーカイブを守るための具体的な対策を、ツールの使い方まで含めて徹底的に解説します。
1. VODストレージ100時間制限の詳細
制限の概要
2026年に導入されたTwitchのVODストレージ制限は、以下のルールに基づいています。
| 対象 | 全ての配信者(ベーシック・アフィリエイト・パートナー) |
|---|---|
| ストレージ上限 | 累計100時間(パートナーは200時間) |
| 保存期間 | ベーシック:7日、アフィリエイト:14日、パートナー:60日 |
| 削除順序 | 最も古いVODから自動削除 |
| ハイライト | ストレージ制限の対象外(別枠で保存) |
| クリップ | ストレージ制限の対象外 |
| 削除通知 | 削除の7日前にメール通知 |
| 移行期間 | 2026年3月末まで(既存VODの整理猶予期間) |
具体的な影響シミュレーション
この制限が実際にどの程度の影響を与えるのか、配信パターン別にシミュレーションしてみましょう。
| 配信パターン | 1回の配信時間 | 週の配信回数 | 100時間に達する期間 |
|---|---|---|---|
| ライトストリーマー | 2時間 | 3回 | 約16週(4ヶ月) |
| レギュラーストリーマー | 4時間 | 5回 | 5週(約1ヶ月) |
| ヘビーストリーマー | 6時間 | 7回 | 約2.4週 |
| フルタイムストリーマー | 8時間 | 7回 | 約1.8週 |
レギュラーストリーマー以上の配信頻度であれば、1ヶ月以内にストレージ上限に達してしまいます。これまで保存期間内であれば全てのVODが閲覧可能でしたが、今後は古いVODが自動的に削除されるため、重要なアーカイブの管理が必須になります。
なぜストレージ制限が導入されたのか
Twitchがストレージ制限を導入した背景には、以下の理由があると考えられています。
2. ハイライト機能を活用した永久保存戦略
ハイライトはストレージ制限の対象外であり、重要なアーカイブを永久保存するための最も手軽な方法です。
ハイライトの基本仕様
| 項目 | ベーシック | アフィリエイト | パートナー |
|---|---|---|---|
| ハイライト保存数 | 10個 | 25個 | 無制限 |
| 1つのハイライト最大長 | 2時間 | 4時間 | 無制限 |
| 保存期間 | 無期限 | 無期限 | 無期限 |
| ストレージ制限 | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
ハイライトの作成手順
ステップ1:VODマネージャーにアクセス
- Twitchダッシュボードにログイン
- 左メニューから「コンテンツ」>「ビデオプロデューサー」を選択
- ハイライトにしたいVODの右側にある「ハイライト」ボタンをクリック
ステップ2:ハイライト範囲の選択
- タイムラインが表示されるので、ハイライトにしたい開始点と終了点をドラッグで選択
- 複数のセグメントを選択することも可能(不要な部分をスキップ)
- プレビューで確認
ステップ3:メタデータの設定
- タイトル:検索されやすいキーワードを含めたタイトルを設定
- 説明文:ハイライトの内容を簡潔に記述
- カテゴリ:配信時のカテゴリが自動設定される(変更可能)
- タグ:関連するタグを追加
- サムネイル:自動生成またはカスタムサムネイルをアップロード
ステップ4:公開設定
- 公開範囲を選択(公開/限定公開/非公開)
- 「ハイライトを作成」をクリック
- 処理完了後、自動的にチャンネルの「動画」タブに表示
ハイライトの優先順位付け
ベーシックは10個、アフィリエイトは25個というハイライト数の制限があるため、何をハイライトにするかの優先順位付けが重要です。
優先度:高
- 大会やイベントの配信
- コラボ配信
- 初見プレイのリアクションが良いシーン
- バズった配信のベストシーン
- 視聴者数が多かった配信
優先度:中
- 定期企画の配信
- 上達が見える練習配信のダイジェスト
- 新ゲームの初見プレイ
優先度:低(他の方法で保存を検討)
- 通常の配信アーカイブ
- 雑談配信
- テスト配信
3. VODの自動ダウンロード方法
ハイライトだけでは全てのアーカイブを保存できません。全配信をバックアップしたい場合は、VODをダウンロードする必要があります。
方法1:OBS Studioでの同時録画(最も推奨)
配信と同時にローカルPCに録画する方法が、最も確実で品質も高いバックアップ方法です。
OBS Studioでの設定手順:
- OBS Studioを開き「設定」>「出力」を選択
- 「録画」タブで以下を設定
| 録画フォーマット | MKV(配信中の異常終了時のファイル破損防止) |
|---|---|
| エンコーダー | x264またはNVENC(GPUエンコード) |
| レート制御 | CRF(品質基準) |
| CRF値 | 18-23(低いほど高品質・大容量) |
| 出力解像度 | 1920x1080(配信と同じ) |
| FPS | 30または60 |
| 録画パス | 外付けSSDまたはNAS |
- 「一般」>「出力」で「配信時に自動的に録画」にチェック
これにより、配信を開始するたびに自動的にローカルにも録画されます。
月に100時間配信する場合、1080p/30fpsで約200-300GBのストレージが必要です。4TB以上の外付けHDDまたはNASの用意を推奨します。
方法2:Twitch Leecherを使った手動ダウンロード
Twitch Leecherは、TwitchのVODを高速にダウンロードできるデスクトップアプリケーションです。
使い方:
- Twitch Leecherをインストール(Windows対応)
- アプリを起動し、Twitchアカウントでログイン
- 「Search」タブでダウンロードしたいVODを検索
- ダウンロード品質を選択(Source/High/Medium/Low)
- 保存先を指定してダウンロード開始
メリット:
- ダウンロード速度が速い(マルチスレッド対応)
- 品質を選択してダウンロードできる
- 一括ダウンロード機能あり
デメリット:
- Windows専用
- 手動でダウンロードする必要がある
- Twitchの仕様変更で動作しなくなる場合がある
方法3:TwitchDownloader(CLI版)で自動化
TwitchDownloaderのCLI(コマンドライン)版を使えば、スクリプトによるVODの自動ダウンロードが可能です。
自動ダウンロードスクリプトの概要:
- Twitch APIを使って新しいVODを定期的にチェック
- 新しいVODが見つかったら自動的にダウンロード開始
- ダウンロード完了後にチャットログも取得
- 完了通知をDiscordやメールで送信
方法4:クラウドストレージへの自動バックアップ
ローカルストレージの容量に限りがある場合、クラウドストレージへの自動バックアップが有効です。
| サービス | 容量 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Google Drive | 2TB | 約1,300円 | Google連携が便利 |
| OneDrive | 1TB | Microsoft 365に含む | Office連携 |
| Dropbox | 2TB | 約1,500円 | 同期が高速 |
| Backblaze B2 | 無制限(従量課金) | 約0.7円/GB/月 | 大容量に最適 |
| Amazon S3 Glacier | 無制限(従量課金) | 約0.5円/GB/月 | 長期保管に最適 |
長期的にアーカイブを保存する場合、Backblaze B2やAmazon S3 Glacierのような従量課金型のストレージサービスが最もコスト効率が良いです。
- ローカルストレージの容量を気にしなくて良い
- ハードウェア故障によるデータ損失のリスクがない
- どこからでもアクセス可能
- 自動同期で手間がかからない
- 従量課金型なら使った分だけの支払いで済む
- 月額コストが継続的にかかる
- アップロードに時間がかかる(特に大容量ファイル)
- インターネット回線の帯域を消費する
- サービス終了のリスクがある
- ダウンロード時に追加料金が発生する場合がある(S3 Glacierなど)
4. YouTubeへのアーカイブ移行ガイド
Twitchの配信アーカイブをYouTubeにアップロードすることで、長期的な保存と追加の収益化が可能になります。多くのトップストリーマーが採用している戦略です。
YouTubeへの移行が有効な理由
1. 無制限のストレージ YouTubeには実質的なストレージ制限がありません。1日あたりのアップロード本数の制限はありますが、容量制限はなく、全てのアーカイブを無期限で保存できます。
2. 追加の収益化 YouTubeにアップロードした動画は、YouTube Partnerプログラムの条件を満たしていれば広告収益を得られます。Twitchの配信をYouTubeでも収益化するのは、現代のストリーマーにとって基本戦略の一つです。
3. 検索経由の新規視聴者獲得 YouTube動画はGoogle検索にも表示されるため、Twitchでは出会えなかった新しい視聴者を獲得できます。
4. コンテンツの長期的な資産化 Twitch VODは期間限定ですが、YouTubeの動画は半永久的に視聴可能です。数年後に過去のアーカイブが再評価されるケースも珍しくありません。
YouTube移行の具体的な手順
ステップ1:VODのダウンロード 前セクションで解説した方法でVODをダウンロードします。
ステップ2:動画の編集(推奨)
そのままアップロードすることも可能ですが、以下の編集を行うとYouTubeでのパフォーマンスが向上します。
ステップ3:アップロード設定
YouTubeにアップロードする際の最適な設定は以下の通りです。
| タイトル形式 | 【ゲーム名】内容の要約|日付(例:【VALORANT】ランク戦 ダイヤ目指す|2026.02.08) |
|---|---|
| 説明文 | Twitch配信のアーカイブであることを明記 + タイムスタンプ |
| タグ | ゲーム名、配信者名、関連キーワード |
| カテゴリ | ゲーム |
| プレイリスト | ゲームタイトル別、シリーズ別に整理 |
| サムネイル | カスタムサムネイルを作成(テキスト入り推奨) |
| 公開設定 | 限定公開→スケジュール設定で順次公開 |
ステップ4:アップロードの自動化
YouTubeへのアップロードを効率化するために、以下のツールが活用できます。
- YouTube Studio一括アップロード:複数の動画を一度にアップロード
- YouTube Data API:スクリプトでアップロード処理を自動化
- Restream:Twitchの配信を同時にYouTubeにも配信(リアルタイム移行)
Restream/Multistream による同時配信
VODのダウンロードとアップロードの手間を省く最も効率的な方法は、TwitchとYouTubeへの同時配信です。
| Restream | 月額$16〜、30以上のプラットフォーム対応 |
|---|---|
| Streamyard | 月額$20〜、ブラウザベース |
| OBS + プラグイン | 無料、技術的知識が必要 |
| Prism Live | 無料、モバイル対応 |
ただし、Twitchのアフィリエイト/パートナー契約には同時配信の制限がある場合があります。2026年のTwitchポリシーでは、ライブ配信の同時配信は禁止されていますが、配信終了後にVODをYouTubeにアップロードすることは許可されています。
5. ストレージ制限の管理ダッシュボード
Twitchは2026年のポリシー変更に合わせて、VODストレージの管理ダッシュボードも刷新しました。
ストレージ使用状況の確認方法
- クリエイターダッシュボードにアクセス
- 「コンテンツ」>「ビデオプロデューサー」を選択
- 上部に表示される「ストレージ使用状況」バーで現在の使用量を確認
- 「詳細」をクリックすると、各VODの容量が一覧で表示される
アラート設定
ストレージ残量が少なくなった際にアラートを受け取る設定ができます。
- 80%到達時:メール通知(デフォルトでオン)
- 90%到達時:メールとダッシュボード通知
- 95%到達時:メール、ダッシュボード、モバイル通知
- 削除7日前:全チャネルでの通知
手動でのVOD管理
不要なVODを手動で削除することで、ストレージ容量を確保できます。
- ビデオプロデューサーでVOD一覧を表示
- 削除したいVODにチェックを入れる
- 「一括操作」>「削除」を選択
- 確認ダイアログで「削除」をクリック
6. 運用パターン別のおすすめ対策
配信スタイルや規模に応じた、最適な対策パターンを提案します。
パターン1:趣味の配信者(週3回・2時間/回)
月間のVOD生成量:約24時間 ストレージ上限到達:約4ヶ月後
おすすめ対策:
- OBS同時録画をオンにして全配信をローカル保存
- 月1回、特に良かった配信をハイライト化
- 外付けHDD(2TB程度)で十分
コスト目安: 外付けHDD購入費のみ(約8,000-12,000円)
パターン2:成長中の配信者(週5回・4時間/回)
月間のVOD生成量:約80時間 ストレージ上限到達:約5週間
おすすめ対策:
- OBS同時録画 + 外付けSSD
- 重要な配信はハイライト化
- 月に1-2本の編集済みアーカイブをYouTubeにアップ
- TwitchDownloaderで週次バックアップ
コスト目安: 外付けSSD(約15,000-20,000円)+ YouTube運用の時間コスト
パターン3:フルタイム配信者(毎日・6-8時間/回)
月間のVOD生成量:約180-240時間 ストレージ上限到達:約2-3週間
おすすめ対策:
- OBS同時録画 + NAS(ネットワークストレージ)
- 自動バックアップスクリプトの導入
- YouTubeへの定期アップロード(編集済み)
- Backblaze B2での長期クラウドアーカイブ
- ハイライトの積極活用(パートナーなら無制限)
コスト目安: NAS本体(約30,000-50,000円)+ HDD(約20,000-40,000円)+ クラウドストレージ(月額約1,000-3,000円)
| 趣味の配信者 | 外付けHDD 2TB(約1万円) |
|---|---|
| 成長中の配信者 | 外付けSSD 4TB(約2万円)+ YouTube |
| フルタイム配信者 | NAS 8TB以上(約5-7万円)+ クラウドバックアップ |
| プロ配信事務所 | NAS 16TB+ RAID構成 + マルチクラウド |
7. チャットログとクリップの保存
VODだけでなく、配信に付随するチャットログやクリップの保存も重要です。
チャットログの保存
Twitchのチャットログは、VODと連動しているため、VODが削除されるとチャットリプレイも失われます。
チャットログの保存方法:
- TwitchDownloader:VODダウンロード時にチャットログも同時に保存可能(JSON形式)
- Chatty:リアルタイムでチャットログをテキストファイルに保存
- Twitch API:プログラムでチャットログを取得・保存
チャットログは容量が小さい(1時間あたり数MB程度)ため、全ての配信のログを保存しても負担になりません。
クリップの管理
クリップはストレージ制限の対象外ですが、整理しておくことでコンテンツの再利用がしやすくなります。
8. 将来への備え|ストレージ制限の今後の見通し
Twitchのストレージポリシーは今後も変更される可能性があります。現時点で予想される動向と、それに備えた戦略を考えましょう。
予想される今後の変化
1. ストレージ上限の段階的引き下げ 100時間の上限がさらに引き下げられる可能性があります。コスト削減圧力が続く限り、ストレージポリシーは厳しくなる方向に動く可能性が高いです。
2. 有料ストレージオプションの導入 追加ストレージを有料で購入できるオプションが導入される可能性があります。例えば「月額$9.99で+100時間」のようなプランです。
3. サードパーティとの連携強化 クラウドストレージサービスとの公式連携(例:VODの自動Google Driveバックアップ)が実装される可能性があります。
長期的な備えのポイント
9. トラブルシューティング
VODが予期せず削除された場合
VODが予想外のタイミングで削除された場合、以下を確認してください。
- ストレージ使用状況の確認:100時間を超えていないか
- 保存期間の確認:アフィリエイトは14日、パートナーは60日を過ぎていないか
- コミュニティガイドライン違反:DMCA申し立てや著作権侵害によるVOD削除
- Twitch側の障害:Twitchのステータスページでサービス障害を確認
ダウンロードに失敗する場合
- ネットワーク接続の確認:安定した回線で再試行
- ツールのアップデート:最新版のダウンロードツールを使用
- Twitchの一時的な問題:時間をおいて再試行
- VODの状態確認:処理中のVODはダウンロードできない場合がある
OBS同時録画で映像が乱れる場合
- PCスペックの確認:配信+録画はCPU/GPUに負荷がかかる
- 録画品質の調整:CRF値を上げて負荷を軽減(品質は少し下がる)
- エンコーダーの変更:NVENCなどGPUエンコーダーを使用
- ストレージの速度確認:SSD(またはNVMe)の使用を推奨
よくある質問
まとめ
まとめ
Twitch VODストレージ100時間制限への対策まとめ2026年のTwitch VODストレージ制限は、全ての配信者に影響する重大なポリシー変更です。しかし、適切な対策を講じることで大切なアーカイブを守ることができます。
対策の優先順位は以下の通りです。
- OBS同時録画の有効化(最優先):配信と同時にローカルに録画することで、確実にバックアップを取れます
- ハイライトの即時作成:重要な配信はすぐにハイライト化して永久保存
- YouTubeへの定期アップロード:アーカイブの長期保存と追加収益化を同時に実現
- クラウドバックアップの導入:ローカルストレージだけでなくクラウドにも二重バックアップ
Twitchの配信アーカイブは、配信者にとってかけがえのない資産です。「いつか消える」という前提で、日頃からバックアップの習慣を身につけておきましょう。
画像クレジット
本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。
- データストレージのイメージ: Photo by Taylor Vick on Unsplash
- 動画編集の作業: Photo by Wahid Khene on Unsplash
- バックアップのイメージ: Photo by Markus Spiske on Unsplash
- YouTubeプラットフォーム: Photo by Alexander Shatov on Unsplash
- ダッシュボードの管理画面: Photo by Luke Chesser on Unsplash
- 配信機材のセットアップ: Photo by Caspar Camille Rubin on Unsplash
- テクノロジーの未来: Photo by NASA on Unsplash
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