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【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方
デザイン提案、なかなか通らない...
「デザインには自信があるのに、提案が承認されない」 「感覚的な説明になってしまい、説得力に欠ける」
デザインの良し悪しと、提案の通りやすさは別物です。
この記事では、説得力のあるデザイン提案書の作り方を、テンプレート付きで解説します。
:::point この記事でわかること:
- デザイン提案書に必要な要素
- 説得力を高める書き方のコツ
- 用語を使った論理的な説明方法
- すぐ使えるテンプレート :::
デザイン提案書の目的
「作る」と「通す」は別スキル
良いデザインを作れることと、そのデザインを承認してもらうことは、まったく別のスキルです。
:::info どんなに素晴らしいデザインでも、その価値を伝えられなければ採用されません。提案書は「デザインの価値を伝える」ための重要なツールです。 :::
提案書の3つの役割
- デザインの意図を説明する
- 期待できる効果を示す
- 意思決定者の承認を得る
デザイン提案書に必要な7つの要素
1. 表紙
プロジェクト名、日付、提案者名を記載。シンプルで印象的なデザインに。
2. 目次
ページ数が多い場合は必須。内容の全体像がわかるように。
3. 課題の整理
現状の問題点を明確にします。データがあれば添付。
4. ターゲット・目的の確認
誰に、何を伝えたいのかを明確に。クライアントとの認識合わせにもなります。
5. デザインコンセプト
デザインの方向性を言葉で説明。なぜこのコンセプトなのかの根拠も示す。
6. デザイン案
ビジュアルを見せながら解説。各要素のデザイン意図を用語を使って説明。
7. まとめ・次のステップ
提案のポイントと、承認後の進め方を示す。
:::spec 提案書の構成例
- 表紙(1ページ)
- 目次(1ページ)
- 課題の整理(1〜2ページ)
- ターゲット・目的(1ページ)
- デザインコンセプト(1〜2ページ)
- デザイン案(3〜5ページ)
- まとめ・次のステップ(1ページ) → 合計10〜13ページ :::
説得力を高める3つのテクニック
テクニック1:デザイン用語で論理的に説明
感覚的な説明ではなく、デザイン用語を使って論理的に説明します。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| スッキリさせました | 余白を増やし、ホワイトスペースを確保しました |
| 目立つようにしました | CTAのコントラストを高め、視認性を向上させました |
| オシャレにしました | モダンなサンセリフフォントで、現代的な印象を演出しました |
テクニック2:Before/Afterで比較
現状との比較を見せることで、改善効果が一目でわかります。
テクニック3:データ・事例で裏付け
「なぜそうするのか」の根拠を示します。
- 競合分析:「競合A社は〇〇を採用して成功」
- 調査データ:「〇〇によると、□□は△△の効果がある」
- 過去事例:「前回のプロジェクトでは、〇〇により△△%改善」
デザイン案の説明テンプレート
【レイアウトの説明】
■ レイアウトのポイント
【意図】
ファーストビューに重要情報を集約し、
スクロールせずに要点が伝わるよう設計しました。
【詳細】
- 余白(ホワイトスペース)を十分に確保し、読みやすさを向上
- グリッドシステムで要素を整列させ、統一感を演出
- 視線誘導を意識し、ロゴ→見出し→CTAの流れを作成
【期待効果】
- 離脱率の低下
- CTRの向上
【配色の説明】
■ 配色のポイント
【意図】
ブランドカラーを基調に、信頼感と先進性を両立した配色にしました。
【詳細】
- メインカラー:ブランドカラー(#XXXXXX)を基調
- アクセントカラー:補色を使用し、CTAを際立たせる
- 背景色:彩度を抑えてテキストの可読性を確保
【期待効果】
- ブランド認知の向上
- CTAのクリック率向上
【フォントの説明】
■ フォントのポイント
【意図】
モダンで可読性の高いフォントを選定し、
プロフェッショナルな印象を与えます。
【詳細】
- 見出し:〇〇(サンセリフ/ウェイト:Bold)
- 本文:△△(サンセリフ/ウェイト:Regular)
- 行間:1.6で読みやすさを確保
- カーニングを調整し、タイトルの美しさを向上
【期待効果】
- 読了率の向上
- ブランドイメージの向上
:::merit 用語を使うメリット
- プロフェッショナルに見える
- 論理的な根拠を示せる
- 修正指示も具体的にもらえる
- デザインの価値を正確に伝えられる :::
提案書作成の5ステップ
STEP1:課題を整理する
クライアントの課題やプロジェクトの目的を明確にします。
STEP2:デザインコンセプトを言語化する
「なぜこのデザインなのか」を言葉で説明できるようにします。
STEP3:デザイン案を作成する
コンセプトに基づいてデザインを制作します。
STEP4:各要素の意図を用語で説明する
レイアウト、配色、フォントなど、各要素の意図を言語化します。
STEP5:期待効果をまとめる
このデザインを採用することで得られる効果を示します。
よくある質問
:::qa Q. 提案書のデザインにこだわるべきですか?
A. 内容が伝わることが最優先です。ただし、デザイン提案書が雑だと説得力がなくなります。シンプルで見やすく、内容が理解しやすいデザインを心がけましょう。 :::
:::qa Q. 複数案を提示するべきですか?
A. 2〜3案提示するのがおすすめです。1案だけだと比較対象がなく判断しにくく、多すぎると迷わせてしまいます。各案の違いを明確にして提示しましょう。 :::
:::qa Q. 提案が却下されたらどうすれば?
A. 却下理由を具体的に聞いてください。「なんとなく」では改善できません。用語を使って「〇〇の部分が気になる」と言ってもらえると、次の提案に活かせます。 :::
まとめ
:::summary デザイン提案書のポイント
- 7つの要素(表紙、目次、課題、ターゲット、コンセプト、デザイン案、まとめ)を含める
- デザイン用語を使って論理的に説明する
- Before/After比較で改善効果を示す
- データ・事例で根拠を裏付ける
デザイン用語を使えるかどうかで、提案の説得力は大きく変わります。 :::
:::cta
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※ 画像出典:Unsplash(Scott Graham)
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