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【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方

【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方

公開日
読了目安5

デザイン提案、なかなか通らない...

「デザインには自信があるのに、提案が承認されない」 「感覚的な説明になってしまい、説得力に欠ける」

デザインの良し悪しと、提案の通りやすさは別物です。

この記事では、説得力のあるデザイン提案書の作り方を、テンプレート付きで解説します。

:::point この記事でわかること:

  • デザイン提案書に必要な要素
  • 説得力を高める書き方のコツ
  • 用語を使った論理的な説明方法
  • すぐ使えるテンプレート :::

デザイン提案書の目的

「作る」と「通す」は別スキル

良いデザインを作れることと、そのデザインを承認してもらうことは、まったく別のスキルです。

:::info どんなに素晴らしいデザインでも、その価値を伝えられなければ採用されません。提案書は「デザインの価値を伝える」ための重要なツールです。 :::

提案書の3つの役割

  1. デザインの意図を説明する
  2. 期待できる効果を示す
  3. 意思決定者の承認を得る

デザイン提案書に必要な7つの要素

1. 表紙

プロジェクト名、日付、提案者名を記載。シンプルで印象的なデザインに。

2. 目次

ページ数が多い場合は必須。内容の全体像がわかるように。

3. 課題の整理

現状の問題点を明確にします。データがあれば添付。

4. ターゲット・目的の確認

誰に、何を伝えたいのかを明確に。クライアントとの認識合わせにもなります。

5. デザインコンセプト

デザインの方向性を言葉で説明。なぜこのコンセプトなのかの根拠も示す。

6. デザイン案

ビジュアルを見せながら解説。各要素のデザイン意図を用語を使って説明。

7. まとめ・次のステップ

提案のポイントと、承認後の進め方を示す。


:::spec 提案書の構成例

  1. 表紙(1ページ)
  2. 目次(1ページ)
  3. 課題の整理(1〜2ページ)
  4. ターゲット・目的(1ページ)
  5. デザインコンセプト(1〜2ページ)
  6. デザイン案(3〜5ページ)
  7. まとめ・次のステップ(1ページ) → 合計10〜13ページ :::

【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方 - 画像1【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方 - 画像2


説得力を高める3つのテクニック

テクニック1:デザイン用語で論理的に説明

感覚的な説明ではなく、デザイン用語を使って論理的に説明します。

悪い例良い例
スッキリさせました余白を増やし、ホワイトスペースを確保しました
目立つようにしましたCTAのコントラストを高め、視認性を向上させました
オシャレにしましたモダンなサンセリフフォントで、現代的な印象を演出しました

テクニック2:Before/Afterで比較

現状との比較を見せることで、改善効果が一目でわかります。

テクニック3:データ・事例で裏付け

「なぜそうするのか」の根拠を示します。

  • 競合分析:「競合A社は〇〇を採用して成功」
  • 調査データ:「〇〇によると、□□は△△の効果がある」
  • 過去事例:「前回のプロジェクトでは、〇〇により△△%改善」

デザイン案の説明テンプレート

【レイアウトの説明】

■ レイアウトのポイント

【意図】
ファーストビューに重要情報を集約し、
スクロールせずに要点が伝わるよう設計しました。

【詳細】
- 余白(ホワイトスペース)を十分に確保し、読みやすさを向上
- グリッドシステムで要素を整列させ、統一感を演出
- 視線誘導を意識し、ロゴ→見出し→CTAの流れを作成

【期待効果】
- 離脱率の低下
- CTRの向上

【配色の説明】

■ 配色のポイント

【意図】
ブランドカラーを基調に、信頼感と先進性を両立した配色にしました。

【詳細】
- メインカラー:ブランドカラー(#XXXXXX)を基調
- アクセントカラー:補色を使用し、CTAを際立たせる
- 背景色:彩度を抑えてテキストの可読性を確保

【期待効果】
- ブランド認知の向上
- CTAのクリック率向上

【フォントの説明】

■ フォントのポイント

【意図】
モダンで可読性の高いフォントを選定し、
プロフェッショナルな印象を与えます。

【詳細】
- 見出し:〇〇(サンセリフ/ウェイト:Bold)
- 本文:△△(サンセリフ/ウェイト:Regular)
- 行間:1.6で読みやすさを確保
- カーニングを調整し、タイトルの美しさを向上

【期待効果】
- 読了率の向上
- ブランドイメージの向上

:::merit 用語を使うメリット

  • プロフェッショナルに見える
  • 論理的な根拠を示せる
  • 修正指示も具体的にもらえる
  • デザインの価値を正確に伝えられる :::

提案書作成の5ステップ

STEP1:課題を整理する

クライアントの課題やプロジェクトの目的を明確にします。

STEP2:デザインコンセプトを言語化する

「なぜこのデザインなのか」を言葉で説明できるようにします。

STEP3:デザイン案を作成する

コンセプトに基づいてデザインを制作します。

STEP4:各要素の意図を用語で説明する

レイアウト、配色、フォントなど、各要素の意図を言語化します。

STEP5:期待効果をまとめる

このデザインを採用することで得られる効果を示します。

【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方 - 画像3【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方 - 画像4


よくある質問

:::qa Q. 提案書のデザインにこだわるべきですか?

A. 内容が伝わることが最優先です。ただし、デザイン提案書が雑だと説得力がなくなります。シンプルで見やすく、内容が理解しやすいデザインを心がけましょう。 :::

:::qa Q. 複数案を提示するべきですか?

A. 2〜3案提示するのがおすすめです。1案だけだと比較対象がなく判断しにくく、多すぎると迷わせてしまいます。各案の違いを明確にして提示しましょう。 :::

:::qa Q. 提案が却下されたらどうすれば?

A. 却下理由を具体的に聞いてください。「なんとなく」では改善できません。用語を使って「〇〇の部分が気になる」と言ってもらえると、次の提案に活かせます。 :::


まとめ

:::summary デザイン提案書のポイント

  1. 7つの要素(表紙、目次、課題、ターゲット、コンセプト、デザイン案、まとめ)を含める
  2. デザイン用語を使って論理的に説明する
  3. Before/After比較で改善効果を示す
  4. データ・事例で根拠を裏付ける

デザイン用語を使えるかどうかで、提案の説得力は大きく変わります。 :::

:::cta 提案書で使えるデザイン用語をマスター デザ単:デザイン単語帳 App【テンプレート付き】説得力のあるデザイン提案書の作り方 - 画像5 :::


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※ 画像出典:Unsplash(Scott Graham)

よくある質問

Qデザイン提案書とは何ですか?
A
クライアントや社内にデザインの方向性を提案する資料です。なぜそのデザインにしたのか、どんな効果が期待できるのかを論理的に説明し、承認を得るために使います。
Qデザインを提案するときに用語は必要ですか?
A
非常に重要です。「余白を広げてホワイトスペースを確保」「CTAのコントラストを高めてコンバージョンを改善」など、デザイン用語を使うと説得力が増し、プロフェッショナルな印象を与えられます。
Q提案書は何ページくらいがいいですか?
A
内容によりますが、5〜15ページが目安です。短すぎると説得力に欠け、長すぎると読まれません。重要なポイントに絞って、簡潔にまとめましょう。
Qデザイン提案が通らないときはどうすれば?
A
提案の「根拠」が弱い可能性があります。デザインの意図を用語を使って論理的に説明し、競合分析やデータを添えると通りやすくなります。

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※ 詳細な情報は公式サイトでご確認ください

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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