【ECサイト担当者向け】売上に直結するデザイン用語25選

ECサイトの売上、デザインで損していませんか？

「商品はいいのに、なぜか売れない」 「カートに入れるところまでは行くのに、購入されない」

その原因、デザインにあるかもしれません。

ECサイトでは、デザインの良し悪しが売上に直結します。商品画像のクオリティ、ボタンの配置、色使い...これらを的確に改善するには、デザイン用語の知識が必須です。

:::point この記事でわかること：

• ECサイトで重要なUI/UX用語
• 商品画像に関する用語
• CV（コンバージョン）を上げる用語
• LP・バナー制作の用語 :::

【最重要】EC担当者が最初に覚える8用語

1. CTA（Call To Action）

「購入する」「カートに入れる」など、ユーザーに行動を促すボタンやリンク。

:::info CTAボタンの色、サイズ、位置でCVR（コンバージョン率）が大きく変わります。A/Bテストで最適化しましょう。 :::

2. ファーストビュー（First View）

ページを開いたときにスクロールせずに見える範囲。最も重要な情報を配置すべき場所。

3. ヒーロー画像（Hero Image）

ページ上部に大きく表示されるメインビジュアル。商品の魅力を一瞬で伝える役割。

4. CVR（Conversion Rate）

訪問者のうち購入に至った割合。デザイン改善の効果を測る最重要指標。

5. 余白/ホワイトスペース（White Space）

要素と要素の間のスペース。余白があると読みやすく、商品が引き立つ。

6. コントラスト（Contrast）

明暗や色の差。CTAボタンは背景とのコントラストを高くすると目立つ。

7. 視線誘導（Visual Flow）

ユーザーの視線を意図した順序で導くデザイン技法。商品→特徴→価格→CTAの流れを作る。

8. モバイルファースト（Mobile First）

スマホでの表示を最優先に設計する考え方。EC売上の70%以上がスマホ経由。

:::spec ECサイト改善の優先順位

1. CTAボタンの視認性を上げる
2. ファーストビューに重要情報を配置
3. 商品画像のクオリティを上げる
4. ページの読み込み速度を改善 :::

【商品画像】売れる画像を作る6用語

9. 白抜き（Knockout/Silhouette）

商品を背景から切り抜いて白背景にすること。ECモールで必須の画像形式。

10. シズル感（Sizzle）

食品や飲料のおいしそう・新鮮そうな表現。湯気、水滴、ツヤなど。

11. ライティング（Lighting）

光の当て方。商品の質感や立体感を表現するのに重要。

12. レタッチ（Retouch）

商品画像の色補正やゴミ取りなどの加工。Photoshopで行うことが多い。

13. 解像度（Resolution）

画像のきめ細かさ。ECモールは最低1000px以上を推奨することが多い。

14. アスペクト比（Aspect Ratio）

画像の縦横比。ECモールは1:1（正方形）が基本だが、モールによって異なる。

:::merit 商品画像を改善するメリット

• 商品の魅力が正確に伝わる
• 返品率が下がる
• 他商品との差別化ができる
• 検索結果でクリックされやすくなる :::

【LP・バナー】売上を伸ばすデザイン6用語

15. LP（Landing Page）

広告から最初にたどり着くページ。商品説明から購入までを1ページで完結させることが多い。

16. バナー（Banner）

広告やキャンペーンを告知する画像。クリック率（CTR）が重要な指標。

17. キャッチコピー（Catchphrase）

商品の魅力を一言で伝える文章。「〇〇な方へ」「△△を解決」など。

18. マイクロコピー（Microcopy）

ボタンやフォーム周辺の小さなテキスト。「送料無料」「在庫残りわずか」など。

19. 信頼性要素（Trust Elements）

購入の不安を解消する要素。レビュー、実績数、返品保証、セキュリティバッジなど。

20. 緊急性（Urgency）

「期間限定」「残り○個」など、今すぐ買う理由を作る表現。

【UI/UX】ユーザー体験を良くする5用語

21. UI（User Interface）

ユーザーが操作する部分のデザイン。ボタン、フォーム、ナビゲーションなど。

22. UX（User Experience）

ユーザーがサイトを使う全体の体験。使いやすさ、満足度、感情など。

23. ナビゲーション（Navigation）

サイト内を移動するためのメニュー。わかりやすいナビゲーションは離脱を防ぐ。

24. パンくずリスト（Breadcrumb）

現在地を示す階層リンク。「トップ > カテゴリ > 商品」のような表示。

25. カート放棄率（Cart Abandonment Rate）

カートに入れたのに購入せず離脱した割合。デザイン改善で下げられる。

:::demerit デザイン用語を知らないと起こる問題

• デザイナーへの指示が曖昧になる
• 改善ポイントが特定できない
• A/Bテストの設計ができない
• 競合サイトの分析ができない :::

EC担当者がデザイン用語を学ぶ3つのメリット

1. デザイナーとの会話がスムーズに

「CTAのコントラストを上げて」「ファーストビューにヒーロー画像を配置して」など、具体的な指示ができるようになります。

2. 改善ポイントを自分で発見できる

「なぜこのページは売れないのか」をデザインの観点から分析できるようになります。

3. 外注コストを削減できる

簡単な修正は自分でできるようになり、デザイナーへの依頼は本当に必要なものだけに絞れます。

よくある質問

:::qa Q. ECモールごとに覚えるべき用語は違いますか？

A. 基本用語は共通です。ただし、各モール（Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング）で画像サイズの規定や禁止事項が異なるため、出店しているモールのガイドラインは確認しましょう。 :::

:::qa Q. 自社ECとモール出店で必要な知識は違いますか？

A. 自社ECはUI/UX全般の知識が必要、モール出店は画像とバナーの知識が重要という傾向があります。モールはテンプレートが決まっているため、商品画像とバナーのクオリティが勝負になります。 :::

:::qa Q. デザイン用語をどのくらいで覚えられますか？

A. 今回紹介した25用語は1〜2週間で習得できます。デザイン単語帳を使えば、業務の合間に効率よく学習できます。 :::

まとめ

:::summary EC担当者が覚えるべきデザイン用語

1. 基本8用語（CTA、ファーストビュー、余白など）でCV改善の土台を作る
2. 商品画像用語（白抜き、シズル感、解像度）で魅力的な商品ページを作る
3. LP・バナー用語（キャッチコピー、信頼性要素）で広告効果を上げる
4. UI/UX用語（ナビゲーション、カート放棄率）でサイト全体を改善

デザイン用語を知っているだけで、ECサイトの売上改善に直結する施策が打てるようになります。 :::

:::cta EC担当者のためのスキマ時間学習 デザ単：デザイン単語帳 App :::

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※ 画像出典：Unsplash（rupixen.com）