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ASUS TUF Gaming VG32UQA1A レビュー|32インチ4K VA 160Hz コスパ最強の4Kゲーミングモニター【2026年】

ASUS TUF Gaming VG32UQA1A レビュー|32インチ4K VA 160Hz コスパ最強の4Kゲーミングモニター【2026年】

公開日
読了目安20

「4Kでゲームをしたいけど、OLEDモニターは高すぎる」

「PS5やXbox Series Xの4K/120fps出力を活かせるモニターが欲しい」

「コスパの良い4Kゲーミングモニターで、画質にも妥協したくない」

4Kゲーミングは、最新のグラフィックカードやゲーム機の性能向上により、ついに一般ゲーマーの手の届く範囲になってきました。しかし、その美しい映像を余すところなく表示できるモニターとなると、OLEDモデルは10万円以上、高リフレッシュレートのIPSモデルでも7〜8万円以上と、まだまだ高価なのが現状です。

ASUS TUF Gaming VG32UQA1Aは、そんな4Kゲーミングモニター市場の価格障壁を打ち破るコスパ最強モデルです。32インチ4K VAパネルに160Hzリフレッシュレート、1ms応答速度、ELMB Sync、FreeSync Premium、HDMI 2.1対応、DisplayHDR 400を搭載しながら、約4〜6万円($280〜$400前後)という圧倒的な価格を実現しています。

この記事では、VG32UQA1Aの全スペックと実際のゲーミング性能を徹底レビューし、コスパ重視の4Kゲーマーにとっての真の実力を検証します。

この記事でわかること - ASUS TUF Gaming VG32UQA1Aの全スペックと特徴 - VAパネルの深い黒が4Kゲーミングにもたらすメリット - 160Hz・1ms・ELMB Syncの実際のゲーミング性能 - PS5/Xbox Series XでのHDMI 2.1接続の実用性 - 同価格帯の競合4Kゲーミングモニターとの比較 - 購入前に知っておくべき注意点

ASUS TUF Gaming VG32UQA1Aの概要

ゲーミング環境のイメージ(2026年2月現在)

ASUS TUF Gaming VG32UQA1Aは、ASUSのゲーミングブランド「TUF Gaming」シリーズに属する4Kゲーミングモニターです。TUF Gamingは「The Ultimate Force」の略で、耐久性とコストパフォーマンスを重視するゲーマー向けのラインナップです。

上位ブランドのROG(Republic of Gamers)がプレミアムな機能と最高峰の性能を追求するのに対し、TUF Gamingは実用的な性能を手頃な価格で提供することをコンセプトとしています。VG32UQA1Aは、まさにそのコンセプトを体現する製品で、4Kゲーミングに必要な機能を厳選しつつ、不要なプレミアム機能を省くことで価格を抑えています。

2024年に登場して以来、コストパフォーマンスの高さから4Kゲーミングモニター市場で高い評価を受けており、多くのゲーマーの「初めての4Kゲーミングモニター」として選ばれています。2026年現在も、この価格帯の4Kゲーミングモニターとしてはトップクラスの性能を維持しています。

TUF Gamingブランドの特徴

TUF Gamingシリーズのモニターは、すべてのモデルで軍用グレードの耐久性テスト(MIL-STD-810H準拠)をクリアしています。これは温度変化、湿度、振動などの過酷な環境条件下での動作を保証するもので、長期間の安定した使用を約束します。

また、TUF Gamingシリーズはすべてのモデルでフリッカーフリー技術とブルーライト軽減フィルターを搭載しており、長時間のゲーミングセッションでの目の疲労を軽減します。

スペック詳細

ASUS TUF Gaming VG32UQA1A 主要スペック
パネルタイプVA(Vertical Alignment)
画面サイズ31.5インチ
解像度3840 x 2160(4K UHD)
リフレッシュレート160Hz(オーバークロック時)
応答速度1ms(MPRT)
色域90% DCI-P3 / 125% sRGB
色精度ΔE < 2
HDRDisplayHDR 400
最大輝度400nits(ピーク)/ 350nits(標準)
コントラスト比3000:1(ネイティブ)
映像入力HDMI 2.1 x2 / DisplayPort 1.4(DSC対応)x1
USB端子なし
特殊機能ELMB Sync / FreeSync Premium / G-SYNC Compatible
スピーカー内蔵(2W x2)
VESA100x100mm
重量約7.0kg(スタンド込み約10.5kg)
参考価格約4〜6万円($280〜$400前後)

VG32UQA1Aのスペックで最も際立っているのは、約4〜6万円という価格帯で160Hz/1ms/HDMI 2.1/ELMB Syncというゲーミングに必要な機能をすべて備えている点です。特にHDMI 2.1対応は、PS5やXbox Series Xとの接続を考えるゲーマーにとって必須の機能であり、この価格帯で搭載しているモニターは限られています。

VAパネルならではのネイティブ3000:1のコントラスト比も大きな強みです。一般的なIPSパネルのコントラスト比が1000:1前後であることを考えると、3倍の差があります。暗いシーンの多いゲーム(ホラー、ダークファンタジーなど)では、この差が映像体験に直結します。

VAパネルの深い黒とコントラスト

深い黒表現のイメージ(2026年2月現在)

VG32UQA1Aが採用するVAパネルは、ゲーミングモニター市場ではIPSに次いで人気のパネル技術です。VAパネルの最大の特徴は、IPSパネルの3倍にあたるネイティブ3000:1のコントラスト比です。

暗部表現の圧倒的な差

ゲームにおいて、暗いシーンの表現は没入感に直結する重要な要素です。IPSパネルではコントラスト比が低いため、暗いシーンで全体的に黒が浮いてしまい(いわゆるIPSグロー)、本来真っ暗であるべき場所が灰色がかって見えてしまうことがあります。

VG32UQA1AのVAパネルは、ネイティブ3000:1のコントラスト比により、暗い部分をしっかりと沈め、明るい部分との差をくっきりと表現します。これにより、以下のようなゲームで特に大きな恩恵が得られます。

  • ホラーゲーム(バイオハザード、サイレントヒルなど):暗闘の中で真の暗さを体感でき、恐怖感が格段に増す
  • ダークファンタジー(エルデンリング、ダークソウルなど):地下洞窟や夜のシーンでの雰囲気が圧倒的に向上
  • 宇宙系ゲーム(スターフィールド、No Man's Skyなど):宇宙空間の黒さと星の輝きのコントラストが美しい
  • ステルスゲーム(メタルギアソリッド、スプリンターセルなど):暗闘での視認性が向上

VAパネルの視野角と色再現

VAパネルの弱点として、視野角がIPSパネルよりも狭いことが挙げられます。正面から離れた角度で見ると、コントラストが低下し、色味が変化するVAパネル特有の現象が発生します。しかし、32インチモニターを正面で使用する一般的なゲーミング環境では、画面端でのわずかな色変化が気になるケースは少ないです。

色域については、DCI-P3 90%をカバーしており、ゲーミングモニターとしては十分な広色域です。sRGBも125%をカバーしているため、HDRコンテンツの表示でも鮮やかな色彩を楽しめます。

VAパネルとIPSパネルの違い(ゲーミング向け) - コントラスト比:VA 3000:1 >> IPS 1000:1(3倍の差) - 黒の深さ:VAが圧倒的に有利(暗いシーンの没入感に直結) - 視野角:IPSが有利(正面以外からの視認性) - 色再現性:IPSがやや有利(プロの色管理向き) - 応答速度:IPSがやや有利(VAは暗部の応答がやや遅い傾向) - VG32UQA1AのELMB Syncで、VA特有の暗部残像を効果的に軽減

160Hzリフレッシュレートと1ms応答速度

高速ゲーミングのイメージ(2026年2月現在)

VG32UQA1Aは、4K解像度で160Hzのリフレッシュレートを実現しています。通常の4Kモニターが60Hzであることを考えると、約2.7倍の滑らかさで映像が表示されます。

160Hzの実際のゲーム体験

4K@160Hzの映像は、一般的な4K@60Hzと比較して明らかに滑らかです。特にカメラを素早く動かすシーン(FPSでの振り向き、レースゲームのコーナリングなど)で、映像のカクつきが大幅に軽減されます。

ただし、4K@160Hzで安定したフレームレートを出すには、相応のグラフィックカード性能が必要です。以下が主要タイトルでの推奨GPUの目安です。

  • 4K@160fps安定:NVIDIA RTX 4080以上 / AMD RX 7900 XT以上
  • 4K@120fps前後:NVIDIA RTX 4070 Ti / AMD RX 7800 XT
  • 4K@60-80fps:NVIDIA RTX 4060 Ti / AMD RX 7700 XT

現実的には、最新AAAタイトルを4K@160fpsで安定動作させるのはRTX 4090クラスが必要になるケースもあり、多くのゲーマーは4K@80〜120fps程度で使用することになるでしょう。それでも60Hzモニターと比較すると大きな差を体感できます。

ELMB Sync技術

ASUS独自のELMB(Extreme Low Motion Blur)Sync技術は、VG32UQA1Aの大きなアドバンテージのひとつです。

一般的なモーションブラー低減技術(黒フレーム挿入やバックライトストロービング)は、アダプティブシンク(FreeSyncやG-SYNC)と同時に使用できないのが通常です。つまり、テアリング防止かモーションブラー低減か、どちらかを選ぶ必要がありました。

ELMB Syncでは、FreeSyncによるテアリング防止とELMBによるモーションブラー低減を同時に有効化できます。これにより、テアリングのない滑らかな映像に加えて、動きの速いオブジェクトの残像も最小限に抑えられます。

FPSゲームでは、敵キャラクターの動きがより鮮明に見えるようになり、エイム精度の向上に貢献します。レースゲームでは、コーナリング時の背景の流れがよりシャープになり、没入感が向上します。

1ms MPRT応答速度

VG32UQA1Aの応答速度は1ms MPRT(Motion Picture Response Time)です。MPRTは映像の動きに対する見かけ上の応答速度を示す指標で、GtG(Gray to Gray)よりも実際のゲーム体験に近い測定方法です。

VAパネルは一般的にIPSパネルよりもGtG応答速度が遅い傾向がありますが、VG32UQA1AではELMB技術との組み合わせにより、体感的な残像感を大幅に軽減しています。競技FPSでプロレベルの応答性を求めるのでなければ、十分に快適なゲーミング体験が得られます。

VG32UQA1Aのゲーミング性能まとめ - 160Hzで4K@60Hzの2.7倍滑らかな映像 - ELMB SyncでFreeSyncとモーションブラー低減を同時利用可能 - 1ms MPRTで動きの速いゲームでも残像感を軽減 - FreeSync Premium + G-SYNC Compatible対応でテアリングフリー - VAパネルの深い黒でホラー・ダークファンタジーの没入感が格段に向上

HDMI 2.1対応とコンソールゲーミング

コンソールゲーミング環境のイメージ(2026年2月現在)

VG32UQA1AはHDMI 2.1ポートを2基搭載しており、PS5やXbox Series Xの4K/120fps出力にフル対応しています。

PS5との接続

PS5は、対応タイトルで4K/120fpsの出力が可能です。VG32UQA1AのHDMI 2.1ポートに接続することで、この最高画質の映像をそのまま表示できます。VRR(可変リフレッシュレート)にも対応しているため、フレームレートが変動するゲームでもテアリングのない滑らかな映像を楽しめます。

PS5の4K/120fps対応タイトルには、以下のような人気作品が含まれます。

  • Fortnite:4K/120fps対応
  • Call of Duty: Warzone:4K/120fps対応
  • Rocket League:4K/120fps対応
  • Devil May Cry 5 Special Edition:4K/120fps対応
  • Ratchet & Clank: Rift Apart:パフォーマンスRTモードで120fps

Xbox Series Xとの接続

Xbox Series Xも、VG32UQA1AのHDMI 2.1接続により4K/120fps表示に対応します。Xbox Series Xは、FreeSync Premiumにネイティブ対応しているため、VG32UQA1AとのVRR互換性は万全です。

Xbox Series Xの4K/120fps対応タイトルは非常に多く、FPSタイトルを中心に幅広いジャンルで高フレームレートを楽しめます。また、Xbox Game Passを利用すれば、多くのタイトルを追加費用なしで4K/120fpsで楽しめます。

HDMI 2.1の帯域幅

HDMI 2.1は最大48Gbpsの帯域幅を持ち、4K@120Hz(10bit)の映像信号を非圧縮で伝送できます。VG32UQA1Aの160Hzフルスペックを活かすにはDisplayPort接続が必要ですが、コンソールゲーミングの4K/120fpsであればHDMI 2.1で十分対応可能です。

HDMI 2.1ポートを2基搭載しているため、PS5とXbox Series Xを同時に接続し、ソース切り替えだけで両方のゲーム機を使い分けることができます。

DisplayHDR 400とHDR体験

VG32UQA1AはVESA DisplayHDR 400認証に対応しています。HDR対応としてはエントリーレベルですが、VAパネルの高コントラスト比との組み合わせにより、実際のHDR体験はスペック以上の満足度を提供します。

VAパネル + HDRの相乗効果

VAパネルのネイティブ3000:1のコントラスト比は、HDR表示において大きなアドバンテージとなります。IPSパネルの1000:1ではHDRの明暗差を表現しきれず、暗部が浮いてしまうことがありますが、VAパネルならHDRの暗部をしっかりと沈めることができます。

結果として、DisplayHDR 400というスペック上はエントリーレベルのHDR認証であっても、IPSパネル搭載のDisplayHDR 400モニターと比較して、明らかに優れたHDR体験が得られます。

HDR対応ゲームでの体験

HDR対応ゲームでは、太陽光、爆発、マズルフラッシュなどのハイライト表現と、洞窟や夜のシーンなどの暗部表現の両方が向上します。特にVG32UQA1Aでは、暗部のコントラストが優れているため、ホラーゲームやオープンワールドゲームの昼夜サイクルでの体験が格段に改善されます。

ただし、ピーク輝度400nitsは本格的なHDR表現(DisplayHDR 1000レベル)には及ばないため、ハイライトの輝度感には限界があります。予算が許すなら、HDR表示により優れたモニターへのアップグレードも選択肢のひとつです。

DSC対応とPC接続

PCゲーミングデスクのイメージ(2026年2月現在)

VG32UQA1AのDisplayPort 1.4ポートはDSC(Display Stream Compression)に対応しており、4K@160Hzのフルスペック表示を実現します。

DSCとは何か

DisplayPort 1.4の帯域幅は32.4Gbpsで、非圧縮の4K@144Hz(8bit)が上限です。VG32UQA1Aの160Hzフルスペック表示には、非圧縮では帯域幅が不足します。

DSCは、VESAが策定した映像圧縮規格で、視覚的にロスレス(見た目に劣化がない)な圧縮を行うことで、DisplayPort 1.4の帯域幅内で4K@160Hzの映像信号を伝送可能にします。

実際のゲーム映像において、DSC有効時と無効時(低リフレッシュレート)で画質を比較しても、違いを見分けることはほぼ不可能です。安心してDSC有効で使用できます。

DSC対応グラフィックカード

DSCを使用するには、グラフィックカード側もDSC対応である必要があります。

  • NVIDIA:GTX 16シリーズ以降のすべてのGeForceカード
  • AMD:RX 5000シリーズ以降のすべてのRadeonカード
  • Intel:Arc A770/A750以降

2020年以降に発売されたほとんどのグラフィックカードがDSC対応であるため、最近のPCであれば問題なく4K@160Hzで使用できます。

デザインとスタンド

ゲーミングデスクセットアップのイメージ(2026年2月現在)

VG32UQA1Aは、TUF Gamingシリーズ共通のデザインランゲージを採用しています。

外観デザイン

マットブラックの筐体に、TUF Gamingのロゴがさりげなく配置されたデザインです。ROGシリーズのような派手なRGBライティングはなく、シンプルで落ち着いた印象です。ゲーミング部屋だけでなく、一般的なデスク環境にも違和感なく設置できます。

背面にはV字型のデザインパターンが施されており、TUF Gamingシリーズとしてのアイデンティティを主張しています。ケーブルマネジメント用のホールも設けられているため、配線を背面でまとめることができます。

スタンドの可動域

付属スタンドは以下の調整に対応しています。

  • 高さ調整:120mm
  • 前後チルト:-5度~+20度
  • 左右スイベル:非対応
  • ピボット回転:非対応

上位モデルと比較するとスイベルとピボットが非対応ですが、高さ調整とチルト調整で一般的なゲーミング環境には十分対応できます。スイベルやピボットが必要な場合は、VESA 100x100mmに対応しているため、モニターアームの使用を推奨します。

内蔵スピーカー

2W x2の内蔵スピーカーを搭載しています。音質は補助的なレベルですが、ヘッドセットを外した状態でちょっとした動画視聴やBGM再生に使用する分には実用的です。ゲーミングではヘッドセットやゲーミングスピーカーの使用を推奨します。

メリット・デメリット

  • 約4〜6万円で4K/160Hz/HDMI 2.1/ELMB Syncを実現する圧倒的なコスパ
  • VAパネルのネイティブ3000:1コントラスト比で深い黒表現
  • ELMB SyncとFreeSync Premiumの同時使用が可能
  • HDMI 2.1 x2搭載でPS5とXbox Series Xを同時接続可能
  • G-SYNC Compatible認定でNVIDIA環境でもVRR対応
  • DisplayHDR 400 + 高コントラストVAパネルで満足度の高いHDR体験
  • DSC対応DisplayPort 1.4で4K@160Hzフルスペック表示
  • TUF Gamingの軍用グレード耐久性テストクリア
  • フリッカーフリー・ブルーライト軽減で長時間プレイに配慮
  • VAパネル特有の視野角の狭さ(画面端での色変化)
  • VAパネルの暗部での応答速度がIPSより遅い(スメア現象)
  • スタンドにスイベル・ピボット機能がない
  • USB端子を搭載していない(USBハブ機能なし)
  • DisplayHDR 400はHDRとしてはエントリーレベル
  • 色精度はクリエイター向けモニターには及ばない
  • DCI-P3 90%はプロの映像制作には不十分な場合がある

競合製品との比較

vs Gigabyte M32U

Gigabyte M32Uは、32インチ4K IPS 144Hz HDMI 2.1対応のゲーミングモニターで、VG32UQA1Aと直接競合する製品です。IPSパネルのため視野角と色再現性で有利ですが、コントラスト比はVG32UQA1Aの3000:1に対して1000:1と大幅に劣ります。価格はほぼ同等か、やや高め。暗いシーンの表現を重視するならVG32UQA1A、視野角と色の正確さを重視するならM32Uが適しています。

vs MSI MAG 321UPX

MSI MAG 321UPXは、32インチ4K Rapid IPS 240Hz HDMI 2.1対応のゲーミングモニターで、リフレッシュレートではVG32UQA1Aを大幅に上回ります。しかし価格は7万円前後と約2倍であり、コスパではVG32UQA1Aが圧倒的に有利です。競技FPSで最高のリフレッシュレートを求めるならMAG 321UPX、コスパ重視ならVG32UQA1Aが最適です。

vs LG 32GR93U

LG 32GR93Uは、32インチ4K IPS 144Hz HDMI 2.1対応のゲーミングモニターです。LGのNano IPS技術による広色域とDCI-P3 95%のカバー率が特徴で、色の鮮やかさではVG32UQA1Aを上回ります。ただし、コントラスト比とHDR体験ではVA搭載のVG32UQA1Aが有利であり、価格もVG32UQA1Aのほうが手頃です。

競合比較のポイント - コスパ最優先:VG32UQA1A(4〜6万円で充実した機能) - 暗部表現重視:VG32UQA1A(VA 3000:1コントラスト) - 色再現性重視:LG 32GR93U(Nano IPS DCI-P3 95%) - リフレッシュレート最優先:MSI MAG 321UPX(240Hz) - バランス型:Gigabyte M32U(IPS 144Hz)

どんな人におすすめか

ゲーミングセットアップのイメージ(2026年2月現在)

VG32UQA1Aは以下のようなゲーマーに特におすすめです。

コスパ重視の4Kゲーマー

「4Kゲーミングを始めたいけど、モニターに10万円以上は出せない」というゲーマーにとって、VG32UQA1Aは最適な選択肢です。4K/160Hz/HDMI 2.1/ELMB Syncという充実した機能を4〜6万円で手に入れられるコストパフォーマンスは、競合製品の中でも頭ひとつ抜けています。

PS5/Xbox Series Xユーザー

次世代ゲーム機の4K/120fps出力を最大限に活かしたいコンソールゲーマーにとって、HDMI 2.1対応のVG32UQA1Aは非常に魅力的です。HDMI 2.1ポートを2基搭載しているため、PS5とXbox Series Xの両方を接続できるのも大きなメリットです。

暗いシーンの多いゲームを好むゲーマー

ホラーゲーム、ダークファンタジー、ステルスゲームなど、暗いシーンが重要な役割を果たすゲームを好むゲーマーには、VAパネルの深い黒表現が大きなアドバンテージとなります。IPSパネルでは味わえない漆黒の世界観を体験できます。

ゲーム配信者

ゲーム配信をメインに行うストリーマーにとって、VG32UQA1Aは実用的な選択肢です。4K解像度でゲームをプレイしながら、OBS Studioなどの配信ソフトウェアを操作するための十分な作業領域が確保できます。160Hzリフレッシュレートにより、視聴者に滑らかなゲームプレイを届けることができます。

購入前の確認ポイント

グラフィックカードの性能

4K@160Hzのフルスペックを活かすには、高性能なグラフィックカードが必要です。RTX 4070以上、RX 7800 XT以上が推奨されますが、4K@60〜80fpsでもFHD@60Hzとは比較にならない映像体験が得られるため、ミドルレンジGPUでも十分に価値があります。

VAパネルの特性

VAパネルは暗部の応答速度がIPSより遅い傾向があり、暗い色から明るい色への遷移時にスメア(黒引き)が発生することがあります。ELMB Syncである程度軽減されますが、完全に解消されるわけではありません。FPSゲームでの微細な映像品質を最優先する場合は、IPSパネルやOLEDモニターの検討も推奨します。

設置スペースとデスク環境

32インチモニターは、横幅約72cm程度のスペースが必要です。視聴距離は60〜80cmが推奨され、デスクの奥行きが70cm以上あると快適に使用できます。デスク環境が狭い場合は、27インチモデルの検討も選択肢に入れてください。

よくある質問

PS5やXbox Series Xで4K 120Hzは使えますか?
はい、HDMI 2.1ポートを搭載しているため、PS5やXbox Series Xの4K/120fps出力に対応しています。VRRにも対応しているため、フレームレートが変動するゲームでもテアリングのない滑らかな映像を楽しめます。ただし、すべてのゲームが4K/120fpsに対応しているわけではないため、対応タイトルの事前確認をおすすめします。
VAパネルとIPSパネル、ゲーミングにはどちらが良いですか?
VAパネルはコントラスト比が高く、黒の深さと暗いシーンの表現力に優れています。ホラーゲームやダークな世界観のゲームでは有利です。一方、IPSパネルは視野角が広く色再現性に優れています。VG32UQA1Aの1ms応答速度とELMB Syncにより、FPSゲームでも十分な性能を発揮しますが、競技FPSの最高レベルを求めるならIPS 240Hzモデルも検討してください。
ELMB SyncとFreeSync Premiumは同時に使えますか?
はい、VG32UQA1AはELMB SyncとFreeSync Premiumの同時使用に対応しています。通常、モーションブラー低減とアダプティブシンクは排他的に動作しますが、ASUS独自のELMB Sync技術により両方を同時に有効化できます。ティアリング防止とモーションブラー低減を両立させることで、最も滑らかなゲーム体験が得られます。
DSC対応とは何ですか?
DSC(Display Stream Compression)は、映像信号を視覚的に劣化させずに圧縮する技術です。4K@160Hzの大容量映像データを、DisplayPort 1.4の帯域幅内で伝送可能にします。圧縮は視覚的にロスレスなので画質への影響はありません。NVIDIA GTX 16シリーズ以降、AMD RX 5000シリーズ以降のGPUが対応しています。

まとめ

まとめ

ASUS TUF Gaming VG32UQA1Aは、32インチ4K VAパネルに160Hz/1ms/ELMB Sync/FreeSync Premium/HDMI 2.1/DisplayHDR 400を搭載し、約4〜6万円という驚異的な価格を実現した、コスパ最強の4Kゲーミングモニターです。VAパネルのネイティブ3000:1コントラスト比は、暗いシーンの多いゲームで圧倒的な没入感を提供し、ELMB SyncとFreeSync Premiumの同時利用により、テアリングのない滑らかなゲーム体験を実現します。PS5やXbox Series XのHDMI 2.1接続にも対応し、コンソールゲーマーにも最適。「4Kゲーミングの入門機」として、これ以上のコストパフォーマンスを持つモニターは他に見当たりません。

※ 価格は変動する場合があります。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。

画像クレジット

本記事で使用している画像の一部は Unsplash より提供されています。

  • ゲーミング環境のイメージ: Photo by Fábio Magalhães on Unsplash
  • 深い黒表現のイメージ: Photo by Sean Do on Unsplash
  • 高速ゲーミングのイメージ: Photo by Florian Olivo on Unsplash
  • コンソールゲーミング環境のイメージ: Photo by Nikita Kachanovsky on Unsplash
  • PCゲーミングデスクのイメージ: Photo by Fredrick Tendong on Unsplash
  • ゲーミングデスクセットアップのイメージ: Photo by Ella Don on Unsplash
  • ゲーミングセットアップのイメージ: Photo by Axville on Unsplash

よくある質問

QPS5やXbox Series Xで4K 120Hzは使えますか?
A
はい、HDMI 2.1ポートを搭載しているため、PS5やXbox Series Xの4K/120fps出力に対応しています。VRR(可変リフレッシュレート)にも対応しているため、フレームレートが変動するゲームでもテアリングのない滑らかな映像を楽しめます。ただし、すべてのゲームが4K/120fpsに対応しているわけではないため、対応タイトルを事前に確認することをおすすめします。
QVAパネルとIPSパネル、ゲーミングにはどちらが良いですか?
A
VAパネルはコントラスト比が高く(VG32UQA1Aは3000:1)、黒の深さと暗いシーンの表現力に優れています。ホラーゲームやダークな世界観のゲームでは有利です。一方、IPSパネルは視野角が広く、色再現性に優れています。FPSゲームでの視認性を最重視する場合はIPSが有利な場合もありますが、VG32UQA1Aの1ms応答速度とELMB Syncにより、FPSゲームでも十分な性能を発揮します。
QELMB SyncとFreeSync Premiumは同時に使えますか?
A
はい、VG32UQA1AはELMB SyncとFreeSync Premiumの同時使用に対応しています。通常、モーションブラー低減技術(ELMB)とアダプティブシンク(FreeSync)は排他的に動作するモニターが多いですが、ASUS独自のELMB Sync技術により、両方を同時に有効化できます。ティアリング防止とモーションブラー低減を両立させることで、最も滑らかなゲーム体験が得られます。
QDSC対応とは何ですか?
A
DSC(Display Stream Compression)は、映像信号を視覚的に劣化させずに圧縮する技術です。4K@160Hzの映像データは非常に大容量ですが、DSCを使用することでDisplayPort 1.4の帯域幅内で伝送可能になります。圧縮は視覚的にロスレス(見た目に違いがわからない)なので、画質への影響はありません。DSC対応のグラフィックカード(NVIDIA GTX 16シリーズ以降、AMD RX 5000シリーズ以降)が必要です。

この記事を書いた人

TK

モリミー

Webエンジニア / テクニカルライター / マーケター

都内で働くWebエンジニア。テクニカルライターをしています。 映画やゲームが好きです。

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