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医療・医学の歴史

病気との闘いと医学の進歩

240 events-31000 - 2024
BC
-31000

世界最古の手術

ボルネオで下肢切断術の痕跡、患者は6-9年生存

手術
-10000

穿頭術の始まり

頭蓋骨に穴を開ける外科手術、圧力軽減目的

手術
-7000

薬草利用の証拠

シャニダール洞窟で薬草の使用痕跡発見

歴史
-4000

最古の薬方

液体調剤の医薬処方、固形薬より早期発達

薬品
-3500

古代メソポタミア医学

楔形文字による医学記録、植物療法中心

歴史
-3000

古代エジプト医学の発達

エドウィン・スミス・パピルスに外科手術記録

歴史
-2900

ヘシー・ラー医師

歴史上最古の医師、「歯科医・内科医長」

歴史
-2700

イムホテプ神格化

ジョセル王の宮廷医師、後に医学の神として崇拝

歴史
-2600

ペセシェト女医

歴史上最古の女性医師、第4王朝時代

歴史
-2000

ハンムラビ法典医学規定

医師の責任と医療費規定、世界初の医療法制化

歴史
-1800

古代中国医学記録

甲骨文字に疾病・治療記録、鍼灸の起源

歴史
-1600

エドウィン・スミス・パピルス

世界初の外科教科書、48の症例記録

手術
-1550

エーベルス・パピルス

古代エジプトの医学文書、700の薬方記載、糖尿病・がん記載

歴史
-1500

ハーストパピルス

産科・婦人科医学、避妊薬・堕胎薬記載

歴史
-1200

アーユルヴェーダ起源

ヴェーダ文献にハーブ医学、「病気予防」概念

歴史
-1000

スシュルタ・サンヒター

インド古代外科学、白内障・結石手術記載

手術
-800

チャラカ・サンヒター

インド内科学大典、診断学・薬理学体系化

歴史
-700

古代ギリシャ医学神殿

アスクレピオス神殿での神殿医学、夢治療

歴史
-500

アルクマイオン解剖学

視神経・脳解剖、「脳は感覚・知性の座」説

科学
-460

ヒポクラテス誕生

医学の父、ヒポクラテスの誓い、四体液説・自然治癒力

歴史
-430

アテネ疫病

ペロポネソス戦争中、アテネ人口1/4死亡

疫病
-400

ヒポクラテス集成完成

70巻の医学全集、臨床観察重視

歴史
-350

アリストテレス動物学

「動物誌」で比較解剖学・胚発生学確立

科学
-335

リュケイオン創設

アリストテレスの学園、医学研究拠点

歴史
-300

テオフラストス植物学

「植物誌」薬草学の父、植物分類学

薬品
-280

アレクサンドリア医学校

ヘロフィロス人体解剖体系化、エラシストラトス生理学

歴史
-250

ヘロフィロス神経系発見

脳解剖、運動・感覚神経区別、脈診確立

科学
-200

エラシストラトス循環説

心臓弁構造解明、血液循環仮説提唱

科学
-100

アスクレピアデス医学

ローマ医学の父、原子論的医学、精神療法

歴史
-50

ディオスコリデス薬草学

「薬物誌」5巻、600植物・1000薬剤記載

薬品
0s
23

アウルス・ケルスス

「医学について」8巻、外科手術詳細記録

歴史
50

プリニウス博物誌

自然誌37巻、薬物・医学知識集大成

歴史
100s
129

ガレノス誕生

古代最大の医師、解剖学・生理学・薬理学確立

歴史
165

アントニヌス疫病

ローマ帝国全土に天然痘流行、500万人死亡

疫病
180

ガレノス医学体系

動物解剖による人体理論、1400年間支配

科学
200s
220

華佗神医

中国名医、麻沸散による世界初全身麻酔手術

手術
249

キプリアヌス疫病

ローマ帝国天然痘大流行、政治・軍事崩壊

疫病
300s
300

オリバシオス医学集

ビザンツ医学、ガレノス理論継承・発展

歴史
390

ファビオラ病院

ローマ初のキリスト教慈善病院設立

歴史
500s
541

ユスティニアヌス疫病

第一次ペスト流行、ビザンツ帝国2500万人死亡

疫病
600s
625

パウロス・アイギネタス

「医学要覧」7巻、外科学発展

歴史
700s
754

世界初薬局

バグダードに国家管理薬局設立

歴史
800s
825

バイト・アル・ヒクマ

バグダード知恵の館、翻訳運動・医学研究中心

歴史
850

フナイン・イブン・イスハーク

ギリシャ医学書アラビア語翻訳、眼科学発展

歴史
865

アル・ラーズィー誕生

イスラム医学の巨人、天然痘・麻疹鑑別、臨床記録

科学
869

シャープール・イブン・サハル

世界初薬局方「アクラバーディーン」編纂

薬品
900s
900

アル・ラーズィー「医学全書」

25巻医学百科事典、臨床観察重視

歴史
936

アル・ラーズィー病院管理

バグダード病院長、医学教育・病院制度確立

歴史
980

イブン・スィーナー誕生

アヴィセンナ、「医学典範」著者、「医学の王子」

歴史
1000s
1000

アル・ザフラーウィー外科

「医術」30巻、外科器具200種開発、止血法

手術
1025

医学典範完成

イブン・スィーナー「カノン」、医学・薬学統合理論

歴史
1100s
1100

サレルノ医学校全盛

西欧最古の医学校、「ヒポクラテス誓詞」制度化

歴史
1140

イブン・ルシュド

アヴェロエス、アリストテレス医学注釈

歴史
1180

マイモニデス医学

「医師の祈り」「医学格言」、ユダヤ医学大成

歴史
1200s
1200

イブン・アン・ナフィース

肺小循環発見、ガレノス心臓理論批判

科学
1220

フリードリヒ2世令

解剖学必修化、医師免許制度確立

歴史
1240

イブン・アル・バイタール

「薬草大全」1400植物記載、薬草学集大成

薬品
1250

サレルノ養生訓

「サレルノ医学校の養生訓」、予防医学先駆

歴史
1280

ランフランコ大外科学

パリ大学外科教授、外科学教科書「大外科学」

手術
1300s
1300

アンリ・ド・モンドヴィル

「外科学」著述、清潔な創傷治癒法

手術
1315

人体解剖合法化

ボローニャ大学で公式解剖開始

歴史
1316

モンディーノ解剖書

「解剖学」世界初の解剖学教科書

科学
1340

ペスト東方起源

中央アジアで腺ペスト発生、シルクロード沿い西進

疫病
1347

黒死病ヨーロッパ上陸

シチリア島経由、ヨーロッパ人口の30-60%死亡

疫病
1348

ギ・ド・ショーリアック

アヴィニョン教皇医師、ペスト症状詳細記録

歴史
1349

ペスト対策法制化

各都市で公衆衛生法、死体処理・清潔維持義務

公衆衛生
1363

検疫制度確立

ベネチア・ラグーザで40日隔離(Quarantena)

公衆衛生
1374

ウィーン医学部

神聖ローマ帝国初の医学部設立

歴史
1390

ジョン・アーダーン外科

英国外科学の父、「外科実践論」

手術
1400s
1403

ヴェネツィア検疫所

ラザレット島に世界初の検疫病院建設

公衆衛生
1410

眼鏡普及

凸レンズによる老眼鏡、医師の診療技術向上

技術
1440

グーテンベルク印刷

医学書量産可能、医学知識普及革命

歴史
1457

初の印刷医学書

「プルガンティウム」腸内洗浄薬本

歴史
1478

梅毒ヨーロッパ流行

「フランス病」「ナポリ病」新大陸由来説

疫病
1489

発疹チフス初記録

スペインでタブス・フィーバー流行

疫病
1495

梅毒パンデミック

フランス軍イタリア侵攻で全欧州拡散

疫病
1500s
1510

パラケルスス登場

医化学創始、アルケミー医学からの脱却

薬品
1518

ロンドン王立医師会

世界初の医師専門職業団体設立

歴史
1530

フラカストロ感染論

「梅毒または仏蘭西病」感染理論先駆

科学
1537

パラケルスス医化学

「毒と薬は量で決まる」、化学療法概念

薬品
1540

ジエチルエーテル合成

ヴァレリウス・コルドゥス、麻酔薬先駆物質

薬品
1543

ヴェサリウス「ファブリカ」

人体構造7巻、ガレノス解剖学訂正

科学
1545

フラカストロ感染説

「感染について」接触・飛沫・媒介物感染

科学
1546

コロンブス肺循環

肺静脈血流発見、心臓生理学進歩

科学
1553

セルヴェトゥス肺循環

「キリスト教の復元」で肺循環記述

科学
1559

ファロピウス解剖学

卵管(ファロピウス管)発見、生殖器解剖

科学
1565

エウスタキウス解剖図

「解剖学図譜」最精密な人体図

科学
1570

ファブリツィウス静脈弁

静脈弁発見、血液循環解明への道筋

科学
1580

産科学の発達

ギュルデン「出産術」帝王切開技術

手術
1590

複合顕微鏡発明

ヤンセン父子、医学観察技術革命

技術
1600s
1600

ファブリツィウス師弟関係

ハーヴェイがファブリツィウスに師事、循環発見準備

歴史
1603

ファブリツィウス「静脈弁」

静脈逆流防止弁、血液循環理論基盤

科学
1614

サンクトリウス医学計測

「医学統計学」体重・脈拍・体温定量測定

技術
1628

ハーヴェイ血液循環

「心臓血液運動論」動脈・静脈循環系確立

科学
1640

英国内戦と軍陣医学

戦場外科技術発展、外傷治療進歩

手術
1650

デカルト医学哲学

機械論的人体観、「人間論」で身心二元論

歴史
1661

マルピーギ毛細血管

カエル肺で毛細血管発見、循環系完成

科学
1664

ロンドン疫病大流行

腺ペスト10万人死亡、都市封鎖実施

疫病
1665

フック細胞命名

「ミクログラフィア」コルク組織で「細胞」命名

科学
1666

ロンドン大火と公衆衛生

大火後の都市改造、衛生環境改善

公衆衛生
1670

レーウェンフック赤血球

単式顕微鏡で赤血球・精子観察

科学
1674

ド・グラーフ卵胞

卵巣濾胞発見、生殖生理学進歩

科学
1676

レーウェンフック細菌

微小動物(微生物)世界初観察記録

科学
1679

ボルデット腺発見

ボレッリ医化学、呼吸・筋肉運動解析

科学
1683

歯垢細菌観察

レーウェンフック口腔細菌詳細記録

科学
1693

疫病統計学開始

ハレー死亡表、人口統計・保険数理

公衆衛生
1700s
1700

ラマッツィーニ職業病

「労働者の疾病」産業医学・職業病学創始

公衆衛生
1701

ノーフォーク・ホスピタル

英国地方初の総合病院、近代病院制度

歴史
1714

ファーレンハイト温度計

水銀体温計開発、医学計測器具進歩

技術
1720

マルセイユ疫病

西欧最後のペスト大流行、10万人死亡

疫病
1735

世界初虫垂切除

クローディウス・アマンドが虫垂炎手術

手術
1736

ラ・ペイロニー外科学院

パリ王立外科学院、外科医地位向上

歴史
1740

ハンター兄弟解剖

ウィリアム・ハンター産科学、ジョン・ハンター外科学

歴史
1747

リンド壊血病実験

HMS船上での対照実験、近代臨床試験先駆

治療
1751

ペンシルバニア病院

米国初の総合病院、植民地医療向上

歴史
1761

モルガーニ病理学

「疾病の座と原因」臓器病理学確立

科学
1765

スポルディング産科

産科鉗子普及、母子死亡率激減

手術
1772

ラヴォアジエ呼吸

呼吸=燃焼説、酸素代謝理論

科学
1774

プリーストリー酸素

「脱フロギストン気体」酸素単離成功

科学
1778

ジョン・ハンター外科

「銃創の治療」外科学を科学へ

手術
1784

ガルヴァーニ電気

動物電気現象発見、神経生理学進歩

科学
1785

ウィザリング強心薬

ジギタリス心不全治療、植物療法進歩

薬品
1793

フィラデルフィア黄熱

米国史上最悪の疫病、都市機能麻痺

疫病
1796

ジェンナー牛痘接種

世界初ワクチン、免疫学革命開始

技術
1798

マルサス人口論

人口・食糧・疫病関係、公衆衛生理論基盤

公衆衛生
1800s
1816

聴診器発明

ルネ・ラエネックが聴診器を発明

技術
1818

輸血成功

ジェームズ・ブランデルが初の人間輸血成功

手術
1831

コレラ大流行

第1回コレラパンデミック、インドから世界へ拡散

疫病
1838

細胞説確立

シュライデンとシュワンが細胞説を提唱

科学
1842

エーテル麻酔

クロフォード・ロングが初のエーテル麻酔手術

手術
1846

公開麻酔手術

ウィリアム・モートンによる世界初公開エーテル麻酔

手術
1847

クロロホルム麻酔

ジェームズ・シンプソンがクロロホルム麻酔導入

手術
1847

手洗いの重要性

ゼンメルワイスが産褥熱予防で手洗い重要性発見

衛生
1849

コレラ感染経路特定

ジョン・スノーがコレラの水系感染を証明

公衆衛生
1858

細胞分裂観察

ルドルフ・ウィルヒョウが「細胞は細胞から」を証明

科学
1865

消毒法導入

ジョセフ・リスターが外科手術に消毒法導入

衛生
1865

遺伝法則発見

グレゴール・メンデルが遺伝の法則発見

科学
1867

細菌説確立

ルイ・パスツールが細菌による感染症理論確立

科学
1876

炭疽菌発見

ロベルト・コッホが炭疽菌を分離・培養

科学
1882

結核菌発見

ロベルト・コッホが結核菌を発見、コッホの原則確立

科学
1883

コレラ菌発見

ロベルト・コッホがコレラ菌を発見

科学
1885

狂犬病ワクチン

ルイ・パスツールが狂犬病ワクチン開発・人体応用

技術
1886

精神分析学

ジグムント・フロイトが精神分析学の基礎確立

科学
1890

破傷風・ジフテリア抗毒素

エミール・フォン・ベーリングが血清療法開発

治療
1892

ウイルス発見

ドミトリ・イワノフスキーがタバコモザイクウイルス発見

科学
1895

X線発見

ヴィルヘルム・レントゲンがX線発見、医療画像診断革命

技術
1897

アスピリン合成

フェリックス・ホフマンがアスピリンを合成

薬品
1898

放射能発見

マリー・キュリーがラジウム発見、放射線治療の始まり

科学
1900s
1901

血液型発見

カール・ラントシュタイナーがABO式血液型発見(ノーベル賞)

科学
1903

心電図

ウィレム・アイントーフェンが心電図法開発(ノーベル賞)

技術
1906

アレルギー概念

クレメンス・フォン・ピルケがアレルギー概念確立

科学
1907

化学療法開始

パウル・エーリッヒがサルバルサンで梅毒治療

治療
1910s
1910

血液型遺伝

ABO式血液型の遺伝様式解明

科学
1912

大陸移動とビタミン

鈴木梅太郎がビタミンB1(オリザニン)発見

薬品
1918

スペイン風邪パンデミック

世界人口の1/3が感染、5000万人以上死亡

疫病
1920s
1921

インスリン発見

バンティング・ベストがインスリン発見(ノーベル賞)

薬品
1924

脳波測定

ハンス・ベルガーが人間の脳波測定成功

技術
1928

ペニシリン発見

アレクサンダー・フレミングが抗生物質ペニシリン発見

薬品
1929

心臓カテーテル

ヴェルナー・フォルスマンが自分の心臓カテーテル検査実施

技術
1930s
1932

電子顕微鏡

エルンスト・ルスカが電子顕微鏡開発

技術
1935

サルファ剤

ゲルハルト・ドーマクがプロントジル開発

薬品
1938

電気痙攣療法

ウーゴ・チェルレッティが電気痙攣療法導入

治療
1940s
1940

Rh因子発見

カール・ラントシュタイナーがRh因子発見

科学
1943

ストレプトマイシン

セルマン・ワクスマンが結核治療薬開発

薬品
1944

腎臓透析成功

ウィレム・コルフが人工腎臓による透析成功

技術
1945

ペニシリン量産

ペニシリンの大量生産技術確立、戦後医療革命

薬品
1950s
1950

心肺バイパス

ジョン・ギボンが人工心肺装置開発

技術
1951

HeLa細胞

ヘンリエッタ・ラックスの不死化細胞株確立

科学
1952

人工呼吸器

ポリオ流行でアイアンラング人工呼吸器普及

技術
1953

DNA二重らせん

ワトソン・クリック・フランクリンがDNA構造解明

科学
1954

腎臓移植成功

ジョセフ・マレーが一卵性双生児間で初の臓器移植成功

手術
1955

ポリオワクチン

ジョナス・ソークがポリオ不活化ワクチン開発

技術
1956

染色体数確定

ヒトの染色体数が46本と確定

科学
1958

超音波診断

イアン・ドナルドが産科超音波診断開発

技術
1960s
1960

経口避妊薬承認

ピル(エノビッド)がFDAで承認、生殖医学革命

薬品
1962

サリドマイド事件

催奇形性発覚、薬事法・治験制度見直しの契機

薬品
1963

肝炎B型発見

バルーク・ブルンバーグがB型肝炎ウイルス発見

科学
1964

がん化学療法

シドニー・ファーバーが小児白血病化学療法成功

治療
1965

免疫系理解

ニールス・カイ・イェルネが免疫応答理論提唱

科学
1967

心臓移植手術

クリスチャン・バーナードが世界初心臓移植成功

手術
1969

人工関節

ジョン・チャーンリーが人工股関節置換術確立

手術
1970s
1971

CTスキャン

ゴッドフリー・ハウンズフィールドがCTスキャナー開発

技術
1972

遺伝子組換え技術

ポール・バーグらが遺伝子組換え技術開発

技術
1973

PET装置

ポジトロン断層撮影装置実用化

技術
1975

モノクローナル抗体

ケーラー・ミルシュタインがモノクローナル抗体技術開発

技術
1977

MRI実用化

レイモンド・ダマディアンが磁気共鳴画像診断実用化

技術
1978

世界初体外受精児

ルイーズ・ブラウンが体外受精により誕生

技術
1980s
1980

天然痘根絶宣言

WHOが天然痘の世界根絶を公式宣言

公衆衛生
1981

AIDS発見

CDC が5例の症例からAIDSを確認・報告

疫病
1982

人工心臓移植

バーニー・クラークに初の恒久的人工心臓移植

手術
1983

HIVウイルス発見

リュック・モンタニエ・ロバート・ギャロがHIV発見

科学
1984

H.pylori発見

バリー・マーシャルが胃潰瘍の細菌原因発見

科学
1985

PCR法開発

キャリー・マリスがDNA増幅PCR法開発

技術
1986

初のがん遺伝子治療

がん原遺伝子・がん抑制遺伝子概念確立

治療
1987

AZT承認

初のHIV治療薬AZT(ジドブジン)承認

薬品
1990s
1990

ヒトゲノム計画開始

人間の全遺伝子解読プロジェクト国際共同開始

科学
1990

初の遺伝子治療

ADA欠損症患者に初の遺伝子治療実施

治療
1992

腹腔鏡手術普及

低侵襲手術技術が広く普及開始

手術
1993

ハンチントン舞踏病遺伝子

ハンチントン病の原因遺伝子発見

科学
1994

BRCA1遺伝子発見

乳がん・卵巣がん感受性遺伝子BRCA1発見

科学
1995

プロテアーゼ阻害薬

HIV治療におけるカクテル療法確立

薬品
1996

クローン羊ドリー

ロスリン研究所が哺乳類体細胞クローン成功

技術
1997

分子標的治療薬

リツキシマブ(抗CD20抗体)承認

薬品
1998

ヒト胚性幹細胞

ジェームズ・トムソンがES細胞培養成功

技術
1998

バイアグラ承認

シルデナフィル(バイアグラ)がED治療薬として承認

薬品
2000s
2001

ヒトゲノム概要完成

ヒトゲノム計画とセレラ社が概要配列発表

科学
2001

イマチニブ承認

分子標的治療薬グリベック(CML治療)承認

薬品
2003

SARS流行

重症急性呼吸器症候群、世界32か国に拡散

疫病
2003

ヒトゲノム解読完了

ヒトゲノム計画が99.99%の精度で完了宣言

科学
2004

顔面移植手術

フランスで世界初部分顔面移植成功

手術
2005

HapMap計画完了

ヒトの遺伝的多様性マッピング完了

科学
2006

iPS細胞作製

山中伸弥が人工多能性幹細胞作製成功(ノーベル賞)

技術
2006

HPVワクチン

子宮頸がん予防HPVワクチン承認

技術
2007

個人ゲノム解読

ジェームズ・ワトソンの個人ゲノム初完全解読

科学
2009

新型インフルエンザH1N1

豚由来H1N1型インフルエンザパンデミック宣言

疫病
2010s
2010

世界初人工生命

クレイグ・ベンターが合成細菌作製成功

技術
2011

免疫チェックポイント阻害薬

イピリムマブ(ヤーボイ)承認

薬品
2012

CRISPR-Cas9

ジェニファー・ダウドナ・エマニュエル・シャルパンティエがゲノム編集技術開発

技術
2013

ヒト脳コネクトーム

ヒト脳神経回路マッピングプロジェクト開始

科学
2014

西アフリカエボラ流行

史上最大規模のエボラ出血熱流行

疫病
2014

子宮移植出産

スウェーデンで子宮移植による初出産成功

手術
2015

CRISPR臨床応用

中国でCRISPR技術の初臨床応用

治療
2016

ジカウイルス流行

中南米でジカウイルス感染症拡大、小頭症関連確認

疫病
2017

CAR-T細胞療法承認

キムリア(白血病CAR-T療法)FDA承認

治療
2017

世界初頭部移植

中国で脊髄損傷患者への頭部移植試行

手術
2018

ゲノム編集ベビー

中国で世界初CRISPR編集児誕生発表(倫理問題)

技術
2018

CAR-T療法承認

FDA・EMAがCAR-T細胞療法を悪性リンパ腫に承認

治療
2019

COVID-19発生

中国武漢で新型コロナウイルス感染症初確認

疫病
2019

エボラワクチン承認

rVSV-ZEBOV エボラワクチンWHO承認

技術
2020s
2020

COVID-19パンデミック

WHO がCOVID-19パンデミック宣言

疫病
2020

mRNAワクチン承認

ファイザー・ビオンテック、モデルナCOVID-19 mRNAワクチン承認

技術
2020

リモート医療拡大

パンデミックによりテレヘルス・遠隔医療急速普及

技術
2021

アルツハイマー新薬

アデュカヌマブ(アデュヘルム)FDA承認

薬品
2021

マラリアワクチン承認

RTS,S/AS01(モスクイリックス)マラリアワクチンWHO推奨

技術
2022

異種移植成功

遺伝子改変豚腎臓の人体移植成功

手術
2022

サル痘流行

サル痘(mpox)の国際的拡散、緊急事態宣言

疫病
2023

AI診断システム

ChatGPT・GPT-4等の医療診断支援本格導入

技術
2023

RSVワクチン承認

高齢者・乳児向けRSウイルスワクチン承認

技術
2024

CRISPR治療薬承認

カスゲビー(CTX001)鎌状赤血球症・β地中海貧血治療承認

治療
2024

次世代mRNAワクチン

がん治療用個別化mRNAワクチン臨床試験進展

技術